リヴ・モーガンがロイヤルランブル制覇!カイリ・セインとアスカが同士討ち

WWEのビッグ5と呼ばれるPLE大会のひとつである”ロイヤルランブル”が北米以外では初となるサウジアラビアのリアドで開催された。この模様はABEMAのPPVで日本時間2月1日の朝4時から生配信されたが、プロレス業界では世界最大のイベントである”レッスルマニア”に向けての重要な大会であり、これからWWEを楽しもうとする人に向けても絶好の機会として視聴してみるのはいかがだろうか。
大会タイトルでもある”ロイヤルランブル”は初代インターコンチネンタル王者でもあるパット・パターソン氏が考案した時間差バトルロイヤルで、入場順はその選手のテーマ曲でわかるという形式となっている。1988年の初開催から実に39回目となるが、第31回大会である2018年からは女子のロイヤルランブルもスタートし、この大会では女子はアスカ、男子は中邑真輔が優勝している。
今回はサウジアラビアが会場となることから、イスラム文化への敬意と尊重として女性が肌をなるべく露出しないことをテーマとしたリングギアで女性選手は参戦している。いつもとは違うデザインのコスチュームを見るというのも楽しみのひとつと言えるだろう。

30人参加の女子ロイヤルランブルの最初の入場者は前回大会の優勝者でもあるシャーロット・フレアー。前日のスマックダウンではタッグパートナーであるアレクサ・ブリスと共闘ともフレンドリー・ファイトとも言える申し出をしたものの、二番手として出てきたのがそのアレクサ。お互いの必殺技を繰り出すそぶりまでは見せるものの、結局は2人仲良く3人目の出場者であるキアナ・ジェームスを待つこととなる。
キアナは現在はジュリアの代理人兼タッグパートナーとして活躍しているが、2人相手にその実力を発揮していく。続けて登場したのはナイア・ジャックス。ロイヤルランブルではこれまで延べ29人もの選手たちを葬っているナイアの登場に3人とも翻弄されてしまうが、それでもキアナが意地を見せていく。5人目の登場者はアイビー・ナイル。MMA出身らしいキック攻撃をナイア相手に見せていく。続けてはNXTからローラ・ヴァイスが登場。アメリカの総合格闘技団体ベラトールでは4勝しているという実績があり、テコンドーではアメリカ代表に選ばれたという強者だ。華麗さもあるキック攻撃、得意の対角線ヒップアタックで会場を湧かせていく。さらにキアナがナイアを抱え上げ、サモアンドロップで叩きつけると会場は熱狂的な反応を見せていく。
7人目の登場はキャンディス・レラエ。かつてはナイアのパートナーとして活動していただけに、すぐさまナイアに加勢を申し出る。しかしその後に出てきたジョーディン・グレースがパワー殺法を一通り見せた直後にキャンディスを落とすことに成功する。返す刀でアイビー・ナイルも落としていくが、パートナーを落とされたナイアの怒りを買ってしまう。
そのナイアをアレクサがウラカン・ラナの要領で同時にエプロンに立っていくと、ナイアを狙ったシャーロットのビッグブーツに巻き込まれてしまい、よもやの同士討ちのかたちとなってしまう。続けて登場したのはベッキー・リンチ。因縁浅からぬ2人だけに痛恨の表情を浮かべていたシャーロットも気を取り直してベッキーに向かっていく。
ふたりが場外にまでもつれて乱闘するさなかに登場したのはNXT期待の新星、ソル・ルカ。
次元の違うハイフライヤーとも呼ばれるソルは、スプリングボード式の前方回転を加えたクローズラインでリングイン。その後も独創的な動きの数々で観客を驚かせていく。
続けては前回大会の準優勝者であり、1時間7分47秒という生存記録を更新したロクサーヌ・ペレス。サトムラ・スペシャルも含めそのキレの良さを見せていく。
そして続いての登場はベッキーとの抗争が続くマキシン・デュプリ。その長いリーチとコンパスを利した攻撃を繰り出していく。しかしその流れを断ち切るかのように登場したのがナタリア改めナッティー。
先日のインターコンチネンタル戦にマキシンのセコンドして付いていたものの、終盤になって裏切り行為に及び、そのままマキシンに攻撃を加えるという暴挙に出たのだが、ベッキーによるマキシンの転落に助勢すると続けて裏切ろうとしたベッキーを逆に落としてしまう。
14番目の登場はリヴ・モーガン。今回のロイヤルランブルではジャッジメント・デイから3人が出場ということで、共同戦線を張ることが事前に確認されているだけに自信満々の表情で姿を現した。
リヴはキアナにオブリビオン。ソルにスリー・アミーゴスといきなり飛ばしていく。すでにリングインしてまだ残っている同じジャッジメント・デイのロクサーヌとの連携技とハグを見せていく。
続けてはラッシュ・レジェンドが登場。パートナーであるナイアをほうふつさせる暴れっぷりでまずはジョーディンを脱落させる。16番目の登場はゼリーナ・ヴェガ。そして17番目はラケル・ロドリゲス。
ラケルの登場でジャッジメント・デイは3人がリングに揃うこととなる。3人の連携でここまで善戦していたキアナをいきなり脱落させ、次に登場したチェルシー・グリーンを迎え入れることとなる。チェルシーはシークレット・ハービスのアルバ・ファイアを帯同して登場し、リングインするとすかさずジャッジメント・デイに共闘を申し出る。
一応円陣を組んで相談したジャッジメント・デイの3人だが、即刻に却下されたチェルシーは腹いせの平手打ちをリヴに食らわせ、すぐに猛反撃を受けてしまう。
ここで19番目に登場したのがジュリア。ジャッジメント・デイの3人とゼリーナに攻撃を加え、続けてチェルシーをリング外に落とそうとするも、これはアルバが懸命のサポートでチェルシーを助けることに成功する。
20番目に登場したのはイヨ・スカイ。掌底攻撃を連発するとミサイルキックから「わたしを見て!」のポーズで会場を湧かせていく。そのポーズを披露した直後に登場したのがアスカ。そのアスカをイヨとジュリアは仁王立ちでリングに迎え入れる。
アスカは最初にジュリアに共闘を申し出るがこれはジュリアが拒否。その流れからイヨをキャメルクラッチで捉えたジュリアがイヨへの攻撃をうながすもアスカはジュリアにキック。続けてジュリアにブルドッグしたままイヨへのランニングネックブリーカードロップの複合技を決めるが、ここで鳴り響いたのがリア・リプリーのテーマ曲。

リアの登場は会場を爆発させるが、リングインするとまずはジャッジメント・デイの3人をなぎ倒し、ゆっくりとリング内を見渡していく。ここでチェルシーがリアに共闘を申し出るかのように敬礼ポーズ、これにリアが笑顔での敬礼ポーズで返すと願いが通じたと思ったチェルシーが歓喜の表情を見せる。しかしそんなはずもなくあっさりと強烈なエルボーを食らってしまい、そのまま場外に叩き出されてしまう。
リアはその後もロクサーヌのポップ・ロックスを踏ん張ってからレイザーズ・エッジで場外に投げ捨てる。23番目として登場したベイリーはパートナーであるライラ・バリュキリアがリングにいないこともあって、当たるを幸いとフルに動き回ってリングをかき回していく。
続けてはNXTの現役女子王者であるジェイシー・ジェイン。様子を見ることもなく次々と得意のムーブを披露していく。エプロンに立ったナッティーをリヴがオブリビオンの要領で転落させ、ラケルとリヴがハイファイブ。
続けて登場したのはニッキー・ベラ。ラケル相手にトルネードDDTを繰り出すなど動きの良さを見せていく。続けてベイリーのパートナーであるライラが登場。ジュリアをベイリーとの連携で転落させる。
27番目の登場はNXTのケラニ・ジョーダン。体操選手としての確かな実績を持つケラニはいきなりフェニックス・スプラッシュでリングイン。

そして4人目の日本人選手であるカイリ・セインがここで登場。「アスカ姐さんをなんとしても優勝させる」という誓いを立てての参戦だが、まずはイヨにトップロープからのエルボーでリングイン。
しかしエプロン上の攻防でアスカを自らの手で落とすかたちとなってしまい、それを誘発したイヨでさえ気の毒そうな表情を浮かべることとなる。イヨは気の毒そうには思いつつもやんわりとリング外にカイリを落とし、アスカによる恐怖の説教タイムを予感させるように2人は退場していった。

そしてこの試合では最大のサプライズとしてブリー・ベラが29番目に登場。夫であるブライアン・ダニエルソンがAEWのスタッフとして働いていることもあり、姉であるニッキーの願いはともかくとしてもWWE参戦は難しいと思われていただけに、観客から歓喜の「YES!」チャントでブリーを迎え入れる。
その後も「YES!」チャントが鳴り響く中でのキック攻撃。ニッキーとのリング内でのハグはラケルとリヴに引き剥がされるが、そこで起きたブーイングを掻き消したのが30番目に登場したティファニー・ストラットンの帰還。スワントーン・アタックで5人をなぎ倒し、ケラニへのアラバマ・スラムからジェイシーにダブル・ストンピング。そして昨年のレッスルマニアで対戦したシャーロットと向かい合う。

この時点で残っているのは14人。ベラ・ツインズがベイリーとライラを同時に転落させ、ジェイシーがケラニを落とすとすかさずソルがソル・スナッチャーでジェイシーに大きなダメージを与えておいて転落させる。
続けてラッシュがベラ・ツインズを2人同時に転落させ、続けてエプロン上の攻防でシャーロットを叩き落とす。
ラッシュは続けてイヨも落とすがパートナーを失格させられたリアが怒りの表情でラッシュに向き合っていく。しかし勢いに乗るラッシュはリアをバイシクルキックで叩き伏せると、続けてラケルにもぶつかり合いの後のフォールアウェイ・スラムで叩きつける。しかしリアが乱戦のさなかにクローズラインでラッシュを転落させるが、ラケルは油断したリアをテハナ・ボムの要領で担ぎ上げてリング外に落としていく。リアに対して勝ち誇るラケルを場外に落としたのは同じジャッジメント•デイ仲間であるはずのリヴ。観客もラケルもまさかの表情を見せるが、リヴは笑顔でラケルを見つめている。
これで残ったのはリヴ、ティファニー、ソルの3人。リヴのコード・ブレイカー、ソルのロープ越しのXファクター、そのソルを踏み台にしてのティファニーのドロップキック、ロンダート・エルボーとレッスルマニアでの王座挑戦という栄冠を目指して、一段と試合はヒートアップしていく。
2人まとめてのプリティエスト・ムーンサルト・エバーはソルには逃げられたが、リヴのオブリビオンからは逃れたティファニー。
この乱戦の中でソルはダブルのソル・スナッチャーを決めるが、ふたりまとめてリング外に落とそうとするも三人ともがロープに宙づり状態になってしまう。この状態からは三人とも逃れたものの、ソルはエプロンでのソル・スナッチャー狙いをかわされて転落。すかさずリヴがオブリビオンをティファニーに決めて2026年のロイヤルランブル覇者となった。
















