【インタビュー】「自分は弱いって気付いたんですよ」2.8代々木大会でタイトルマッチに挑む大久保琉唯インタビュー!

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 2025年は3連続KO勝利、誰もが納得する形で王者:金子晃大に挑む大久保琉唯。スピードにフィジカルが加わり、もはや覚醒した感のあるスイーツ男子に突撃してまいりました!(聞き手:スレンダー川口 @slender_kg リンク→https://x.com/slender_kg

――うちの女性スタッフが「今日の取材はK-POPの人ですか?」って(笑)
大久保「ははは、まさか!」

――相手を“自分が一番やられたくない状態”にやっつける人ですよって教えときました。
大久保「はい、当たってます(笑)」

――いよいよ2月にタイトルマッチです。去年11月に実現とも思えました。
大久保「まあ僕のタイミングではあったんですけど、やっぱり金子選手の都合というのもあるので、そこは。2月でも良かったのかなっていうのは、今になって感じる理由があって。」

――2試合連続KOで更にもう1試合挟んだわけですが。
大久保「もし11月にタイトルやってたら、少し早いんじゃないかっていう声もあるのかなと客観視した時に感じてて。それこそ11月に中国の選手と戦ってKOで勝って、結果去年は全試合KOでしっかり勝った。だからこの2月っていうのは一番良いタイミングなのかなって感じてます。」

――誰もが納得のタイミングですね。僕は個人的に璃明武選手のテクニックで封じ込める感じが好きなんですけど、2024年12月にお二人が対戦。
大久保「はい、璃明武選手とやりましたね。璃明武選手、まあプライベートじゃないですけど、会場で会った時は唯一同じ階級で話す選手の一人なんですよね。」

――次期挑戦者決定戦、イス取りゲームみたいな試合だなと。しかし完全に押さえ込んでの3-0完封勝ち。
大久保「人柄の良さだったり。でもああ見えて意外と毒舌だったり。なんか面白いなって話してて。でもいつかまたやるタイミングがあるんで、そこはまあまた割り切ってやんないとな、というのはあります。 」

――ファンの中では「大久保はスピードあるが仕留める武器が無い」と言われ。
大久保「まあ言われてましたね(苦笑)それは自分でも思ってたところだし。」

――そして2025年は3連続KO勝ち、背中がすごい変わってる感じがします。
大久保「そうですね。背中をめちゃくちゃ鍛えてます。」

――やっぱり注力されてますか。
大久保「元々腕とかはそんなに太くもないし、めちゃくちゃごついっていうわけじゃないんですけど、背中を意識してパンチを打ったりすることで、最近すごいキレだったりパワーがついてきたなって感じてて。背中を意識的にすごいやってます。 」

――相手の顎が上がるようなジャブをずっと打ってて、パワーアップしたなと。
大久保「まあでも、もうちょっとなんかこう変わったのをやりたいなと思ってます。自分の中では。」

――まだ身体としては完成形ではない。
大久保「そうですね。でも減量がちょっとキツくはなってきたなっていうのがあって、この55キロっていう階級は長くはできないと思うんです。タイトルに挑戦するのは正直、今回がラストかなっていう。」

――おお、なるほど。
大久保「ここを逃したらもう正直回ってこないし、なんか自分の中では55キロまで落とすことができないんじゃないかなとも思っているので、今回に懸ける想いはすごく大きい。」

――筋トレ好きの友達は腕とか胸とか鍛えてますけど、戦いには背中。
大久保「僕は背中です、背中ですね(繰り返して微笑む) 」

――あの、スイーツ大好きじゃないですか。
大久保「はい(にっこり)」

――あんだけ身体を仕上げてパワーも上がってる。『これよっぽどスイーツ我慢してるな…』と思ってるんです。
大久保「もちろんそうですね。試合が決まって 1ヶ月ちょっと前くらいからは、今もそうですけど、食べてないですね。」

――もう一切のスイーツ断ち。
大久保「なんかこう、試合が決まってこの期間からしっかりやるぞってなったら、もう自然と我慢できるような感じになるんです。試合が終わったらまた自然と食べたいなって思い始めます。で、食べ始めると止まらなくなっちゃう時もあるんですけど。」

――切り替えが素晴らしいですね。我々おじさんはもう夜中のポテチとビールとNetflixがやめられないんだ(汗)
大久保「でもなんかそれが幸せだなっていうのも思いますし、我慢してる時も『なんか今良いな』って思えます。状況によって幸せが変わるなっていう。すごく最近感じます。」

――確かにストレンジャー・シングス見ながらバリバリゴクゴクしてるの幸せです(笑)
大久保「あ、そうだ、僕ポテトチップスとかはあんま食べないんです。甘いものばっかで、スナックはあんま食べないんです。」

――“お菓子好き”ではなくほんとの“スイーツ好き”ですね。
大久保「お菓子の方には行かないですね。」

――ご自身でもおっしゃってたと思いますが、昨年は覚醒したというか。
大久保「そうですね。あと最近すごく自分のことを分かってきたなっていうのがあります。人って根に持ってるものが変わらない気がしてます。もともと僕、気持ちが弱くて勝負事とか、痛いのも嫌いですし。自分自身すごい弱いんだなっていうのを感じてて、なんかそれを理解できるようになってから、弱いから倒しに行かなきゃいけないとか、弱いから行かないといけないとか、自分をしっかり理解することが出来たからこそ、行けるようになったなってすごく感じてて。」

――リングで全くその弱さを感じません(汗)
大久保「できれば練習もちょっと緩い方にいっちゃうとか、ちょっと遊びたいなっていうのもあるんですけど、そういう自分のことを理解できてたからこそ、厳しい方向に行けるし、倒しにも行ける。何でも必ず選択があると思うんですよ。今行くか行かないかっていうのはやっぱ意志なんで、そういうのが変わってきたのかなっていうのはあります。」

――覚醒したのは「意思の強さ」
大久保「もちろんちょっとパワーが上がったり、身体が変わってきたっていうのもそうだと思うんですけど、一番はその意思とか考え方が変わってきたっていうのはありますね。」

――何かきっかけが?
大久保「最近こうポンポンKOで勝ってきて、ちょっと自分自身を過信してたというか。この間出稽古に行った時、お父さんと二人で行ったんですけど、その時は若干動きが悪かったんですよね。全然負けたとか負けてないとかそういう話じゃなくて、ちょっとこう、相手に合わせるような戦い方をしたんです。そん時に「お前って弱いんだぞ」っていうのを親に言われて。弱いっていうことに気づいたら自然と涙が出てきたんですよね。 」

――お父さんの一言で泣けて来ちゃったんですね。
大久保「でも悔しいとかじゃなくてその通りだなっていうか。やっぱ21年間一緒に親と過ごしてきて、一番身近で自分のことが分かられてるからこそ、弱いんだって言われた時に『あ、その通りだな』って思えて。なんか自然と涙が出てきて、この試合の前に気付けてよかった。やっと気付いたっていうか、今回はすごくそれを意識して練習にも励んでます。」

――21歳なんてどんどん調子乗りそうなもんなのに。
大久保「いや本当に僕もそんな感じでした。ここ3連続KOで勢いに乗ってんな~ってところで、やっぱこう、しっかり言ってくれる人が近くに居て良かったなって感じましたね。失敗する前に(笑)」

――プロスポーツで調子に乗って崩れていく選手いますからね。更にそこでケガするとメンタルから崩れちゃう。
大久保「久しぶりに気付かされました。」

――万全ですね。クリーンヒットをもらわない感じが相手のことも“見えてる”というか。
大久保「視力は悪いんですけど、そういう反射の方は意外と良いのかな。今メンタル面も良いなって感じてますし、なんかすごく調子は良いですね。」

――元ボクサーのボディーをすごく喰らってるのに、全然止まらない試合も。
大久保「竹見選手との試合ですね。」

――止まんないのが怖かったぐらいです(笑)
大久保「なんでなんですかね。あんま分かんないですけど行けちゃいましたね(笑)」

――11月は仮想金子晃大とも言えるウー・ユートン選手と対戦、1ラウンドKO勝ちでした。
大久保「決着が早かったんで強いんか弱いんかも分からなかったんですけど、身体つきがものすごく良い選手で。そんな体格の選手にも意外と腹とか効くんだなって思いましたね。」

――手応えというか『これ金子戦に使える』なみたいなものは。
大久保「あの試合では、そんなには分からなかったんですけど、もちろん今すごく自分自身で考えながらやってることがあります。新しい技をどんどん覚えてるところです。」

――まだ全部出してないですよね。
大久保「出そうと思ってる技だったり、これはイケるんじゃないかっていうのもあります。まああと1ヶ月くらい。なんか楽しみだなとか、プレッシャーだったりとか、いろんな感情があるんですよ、今。まあそれはもちろん金子選手も同じかなって感じてます。でも楽しみですよね。」

――みんな次もKOを期待してると思います。
大久保「もちろん行けるんだったらKOで行きたいです。もちろん向こうも意地があると思うんですけど、そういう選手の心を折りたいなって思ってます。」

――これは会場で観てほしい!
大久保「この間も朝久選手とRIZIN観に行ったんです。会場で声をかけてもらえることは多いんですけど、なかなかこのK-1っていう団体を観に来ようとする人が少ないなって。SNSを通しても「K-1は終わり」とかすごい言われてるような気がしてて。だけどやっぱ会場に来たら分かると思うんです、立ち技面白いなって。そう思ってもらえるような試合をしたいと思いますし、今回入場から楽しみにしてて欲しいです。ぜひ観に来てほしいです。」

――止まんないですもんね、立ち技。初見でも観やすい。
大久保「今は踏ん張りどころかなって思ってます。だから今回しっかり試合で魅せるっていうのが大事で、ここから将来K-1が本当に変わって行くと思います。だから自分自身にもすごいプレッシャーをかけてやっていかないとなって思ってます。」

――K-1全体をって考えてるのが素晴らしいです。
大久保「やっぱ選手同士で話したりするんです。もっとこうしたい、もっと盛り上げたいって。でも本当にこのベルトは欲しいですね。」

――発言に説得力出ますからね。ベルト持ってると。
大久保「ないとあるとじゃ全然違いますから。」

――いや~、女性ファン増えてほしいですね。女性ファンが多い会場は自然と男性ファンも増えますし。
大久保「やっぱそうっすよね。セットじゃないですか、大体。」

――K-1が始まった当時、ぐわ~って盛り上がったのは戦い方含めキャラが立ってたことも大きかったと思います。
大久保「いやほんとっすよね。女子プロレスラーの、SASUKEとか出てた上谷沙弥選手みたいな。あの人はキャラ立ってますよね。悪役なのに実はなんか涙もろいし。」

――トラッシュトークもやり過ぎは飽きられるし、あんまり口汚く言ってると親は子供に見せようと思いませんから、結局底上げされないですもんね。
大久保「いやほんとにそうっすよね。最近、上谷選手を見ててキャラとか大事じゃないかなって思います。」

――シュークリーム食べてますなんてキャラ最高ですよ。
大久保「ふふふ、試合終わったらスイパラ行きます。」

――この雰囲気で強いわ甘いもの好きだわ、絶対モテるな(笑)
大久保「いやいやいや(汗)」

――改めて、ここで勝てば世代交代。期待しております!
大久保「そうっすね。やるしかないです!(力強く)」

■プロフィール
大久保 琉唯(Okubo Rui)
2004年9月12日栃木県生まれ。177cm、55.0kg。22年2月プロデビュー。6月の『THE MATCH 2022』では那須川天心の弟・龍心に勝利。24年9月はK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント決勝は金子晃大にKO負けを喫して準優勝。25年は3連続KO勝ちで勢いに乗り26年2月金子の持つタイトルに挑む。“甘いは正義”を公言するスイーツ男子。
X(旧Twitter):https://x.com/rui912912
Instagram:https://www.instagram.com/rui_912/

■大会概要

『K-1 WORLD GP 2026〜-90kg世界最強決定トーナメント〜』
日程:2026年02月08日(日)
会場:代々木競技場第二体育館
時間:11:30プレリミナリーファイト開始/12:00第一部開始/15:00第二部開始
※開始時刻は変更になる場合があります
チケット:https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=60027

対戦カード
▼K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
【王者】金子 晃大(Kaneko Akihiro)
vs 
【挑戦者】大久保 琉唯(Okubo Rui)

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