“現役JKレスラー”風城ハルが前哨戦で上原わかなを破りタッグ王座獲りに弾み!「この勢いをイッテンヨンで全部ぶつけたい」

東京女子プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終大会『TJPW Year-End Party 2025』を開催した。2026年イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールでOber Eats(上福ゆき&上原わかな)の持つプリンセスタッグ王座に挑む、『春雷烈火!!プリズムグリード』(愛野ユキ&風城ハル)の風城がシングルマッチでの前哨戦で上原を破り初のベルト獲りに弾みをつけた。
タイトル戦に向けた最後の前哨戦は上原と風城の一騎打ち。レスリング勝負から、ドロップキックの応酬に。風城が串刺し式エルボー、ドロップキックを放てば、上原はドロップキック、側転式エルボーもカウントは2。風城は低空クロスボディからフィッシャーマンズ・スープレックス狙い。かわした上原がドロップキックも自爆。風城は反転式ドロップキック、ストレートアームバーで絞り上げるも決められず。上原はバナナピローで逆襲もエスケープ。上原がブレーンバスターも、風城はフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで電撃の3カウントを奪った。12・21東京たま未来メッセでの6人タッグでの前哨戦では愛野が上福から直接勝利を挙げており、これで挑戦者組は連勝を飾った。
3月で高校を卒業する“現役JKレスラー”の風城は「わかなさんとのシングルは『ねくじぇねトーナメント'24』準決勝以来、1年ぶり。あのとき、わかなさんは前年覇者、私は初めての準決勝で、あのときもその頃の私たちにとって大事なポイントだった。今回はタッグベルトをかけて戦う前哨戦でのシングルで一つランクが上がった。イッテンヨン前の最後の前哨戦が終わって、私自身の力も少しアップしたと思うので。この勢いをイッテンヨンで全部ぶつけたい」と気炎が上がった。
上原は「今回は負けてしまいました。今までならメソメソ泣いてたんですけど、上福さんと組んで防衛も重ねて心も強くなったので泣きません。ハルとは去年の『ねくじぇねトーナメント'24』準決勝で敗退してしまって。その後の大田区のビッグマッチ(3月16日)ではハルから直接獲ってるんで。デカいところでは私が勝ってるんで、次のイッテンヨン、1年の始まりの大事な試合なので。そこでも私がハルから獲りたいと思います。しっかり防衛して、この大事なベルトを防衛し続けます」と王座戦での雪辱を期した。
また、メインイベントでは「来年も嬉しいこと楽しいこといっぱいあるといいね! PRINCESS RUMBLE 2025」(19人参加)が行われた。山下実優、XX(水波綾)、マックス・ジ・インペイラー、渡辺未詩らの有力選手が次々に退場となるなか、最後は瑞希が芦田美歩をキューティースペシャルで仕留めて優勝。瑞希は「年内最後の試合だったんですけど、日常は別にして私も選手のみんなもきっと、リングの上ではひとつも手を抜かず走り抜けたと思います。きっとうれしいこととか悔しい思いとかたくさんしてきたと思う。でもこうやって応援してくれてる皆さんと一緒に歩んでいけることがすごくすごく幸せなので。2025年が終わるんですけど、あっという間に2026年が来るんでそのときもついてきて下さい」とあいさつ。全選手がリングに集結すると、リーダー山下の音頭の一本締めで2025年の全大会が幕を閉じた。
















