デビュー5周年の宮本もかがインター王者・鈴芽を破り、涙の王座初戴冠!「鴻臚館と一緒にもっと成長して、国内外問わず、いろんな人と戦っていきたい」

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 東京女子プロレスが7月21日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ『SUMMER SUN PRINCESS '25』を開催した。“大和撫子ファイター”宮本もかがインターナショナル・プリンセス王者の鈴芽を破り、涙の王座初戴冠を果たした。

 宮本はコロナ禍真っただ中の2020年7月23日、後楽園ホールでデビューしており、今大会の2日後に丸5周年を迎える。これまで2度インター王座に挑むもベルト奪取はならなかった。一方、王者の鈴芽は宮本戦を乗り越えれば、荒井優希の持つ最多防衛記録「6」に並ぶところだった。


 序盤レスリングの攻防から、鈴芽が低空ドロップキック、フェースクラッシャー。宮本は瓦割りで返していく。鈴芽がプランチャを投下し、リングに戻ると、ミカヅキ流星群狙いも宮本が正拳突きでカットし、羅生門で締め上げた。エルボーの打ち合いから、鈴芽がドロップキック、トップロープを渡り、飛びつき式のフェースクラッシャー。リング・ア・ベルを阻止されると、低空リング・ア・ベルを一閃。さらに鈴芽はスプリング・リング・ア・ベルで勝負を決めにいこうとするも回避。宮本は鴻臚館(こうろかん)を決めて3カウントを奪取。シングル、タッグを通じて、ベルト初戴冠となった。

 宮本は「初めてベルトを巻くことができました。なかなか獲れなくて、いつか獲りたいと思ってたけど、獲ることができて。2日後、デビュー5周年を迎えるので、ベルトともに駆け抜けることができてうれしいです。鴻臚館っていう技は、(渡辺)未詩さんの持つインターのベルトに挑戦するときに、この技で勝ってベルトを獲りたいと思って作ったものだったので。鴻臚館と一緒にもっと成長して、インターのベルトを持って、国内外問わず、いろんな人と戦っていきたいです」と涙で言葉に詰まりながらコメント。

 王座から陥落した鈴芽は「ベルトなくなっちゃいました。今日の私は間違いなく、今までで一番強い鈴芽だった。その上でもかに勝てなかった。でも、私なりに突っ走ってこれたんじゃないかと。それが止まってしまうのはすごく悲しくて悔しいけど、インターのベルトと一緒に戦って、私の世界はすごく広がりました。ベルトのおかげで突っ走ってこれたから、いったん迷子になっちゃうかもしれないけど…。今日信じてくれたみんなの気持ちにまた応えられるような私になれたらと思います」と話した。

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