IWAタイランドがSET UPとともに日本初興行を発表!浅野社長一周忌メモリアルマッチも決定!

IWAタイランドが公開記者会見&トークイベントを新宿にて開催し、11月14日に日本での初大会開催を発表した。
『IWA Thailand』は、昨年11月12日に72歳で急逝したIWAジャパンの故・浅野起州社長の遺志を次ぐ形で今年1月にタイ・バンコクで旗揚げされた団体。
元々は2012年にアイスリボンを退団したさくらえみ(旧:元川恵美)がバンコク女子プロレス『我闘雲舞(Gatoh Move、ガトームーブ)』を旗揚げし、I.W.A.JAPAN出身であることからUMA軍団がタイにも出没。当日リングアナを務め、地元のテレビ局との交渉も行っていたのが現代表のプミだった。我闘雲舞が日本で大会を開催する時はジャパンツアーとしていたが、元々ミックスドが多い団体でありタイも男子選手が中心であることから、2019年にプミを代表とした別会社をタイで設立し、我闘雲舞が解散してSET UPが旗揚げされた。
記者会見には代表のプミ、UMA軍団代理人ハル・ミヤコ、ヴィジュアル・クリエイティブ担当のメカニックデザイナー岡本英郎のIWAタイランド首脳陣が出席し、11月興行の詳細を発表した。
『IWA Thailand SETUP: A NEW DAWN』
日程:11月14日(金)
会場:TOKYO SQUARE in Itabashi
開始:19:30(19:00からIWAタイランドトークショーあり)
大会開催の日程は昨秋逝去した浅野社長の命日(11月12日)にあわせ、大会内にて『浅野社長一周忌メモリアルマッチ』も決定。“微笑み天使”ことモノモスらタイのプロレスラーたちに加え、東南アジアで活躍するレスラー、さらにイギリスや世界各地のパートナー団体からゲスト選手も参加予定。
また、9月末のバンコク大会では、カワサキドリーム・メモリアルマッチもおこなう(川崎大会から30周年)。タイと日本でIWAの名を未来に繋ぐ動きが活発となる。
各首脳陣のコメントは以下。
プミ「プロレスの世界に入り、15年近く経ちました。そして今、ついにタイのプロレスが、自分たち自身の力で日本のリングに立つ時が来ました。IWAタイランドは、浅野起州社長のレガシーを引き継ぐ存在として誕生、未来に向かって新しい試みに挑戦します。今大会は、タイのプロレスが持つ本当の魅力を世界に伝える舞台であり、東南アジアのプロレスシーンを支えてきた素晴らしい才能たちが集まる、特別な機会です」
ミヤコ「浅野社長の追悼を正式にリングでおこなう機会をやっともつことが出来ました。新しい仲間とIWAという名前を未来に繋げていきたい」
岡本「日本とタイのカルチャーを融合させて独自のヴィジュアルをリングで表現していきたい。新しいマスクマンの登場にも是非ご期待ください」

公開記者会見終了後は、ゲストを迎えての浅野社長を偲ぶトークコーナーへ。IWAジャパンでデビューしたゴージャス松野(デビュー戦で浅野社長と対戦)、2014年秋IWAジャパン活動停止大会でメインを務めた井上雅央(浅野社長引退試合で浅野社長と対戦)が登壇。
松野「プロレス興行のイロハを教えてくださった。代々木でのデビュー戦では松葉杖で出場し大変ご迷惑をお掛けしました。浅野社長と出会っていなければ、プロレス界入りは無く、今はとても感謝しています」
井上「浅野社長はプロモーター時代からお世話になりました。故郷の山梨県甲府での全日本プロレス興行を思い出します。いつも気さくに声を掛けてくれる明るい人でした」
2024年に『アジア太平洋プロレス連盟(APWF)』ができてから初めての参加団体の日本興行でもあり、その後発足した『日本プロレスリング連盟』がどのように連携をとるのかにも注目だ。