斉藤ジュンが鈴木秀樹を制し三冠ヘビー級王座V5も“スイーツ泥棒”本田竜輝にブチ切れて挑戦者に指名!

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 18日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『スーパーパワーシリーズ2025』が開催。斉藤ジュンが鈴木秀樹を制して三冠ヘビー級王座の5度目の防衛に成功した。

 双子の大相撲力士レスラー【斉藤ブラザーズ】斉藤ジュン&斉藤レイはともに190cm・110kg超えの大型選手として全日本の未来を背負って2021年6月に2人同時デビュー。2人で世界タッグ王座を戴冠し、2025年2月にはジャンボ鶴田&谷津嘉章が持つ同王座の最多連続防衛回数を更新する8回の防衛を達成するなどプロレス史に名を刻んだ。
 世界タッグこそ落としたものの、ジュンは三冠ヘビー級王者として強さを見せ続けてきた。

 実力やビジュアル面も折り紙付きの2人だが、お茶目なその性格も愛されている。
 地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』で兄弟揃ってレポーターを務めてお茶の間の人気者に。さらに2人で歌う『どっち?』でCDデビューして話題を呼ぶなどリング内外でプロレス界をDOOMしつつある。

 今月1日には地元・仙台でジュンとレイが史上初の兄弟同士での三冠王座戦を行い、ジュンが防衛に成功。そこへ現れて挑戦表明したのは鈴木秀樹。鈴木は今年のチャンピオン・カーニバルでジュンを撃破していることもあり、十分な勝算を持って臨んだ様子だ。


 試合は、パワーではジュンが、テクニックでは鈴木が勝る一進一退の攻防に始まる。
 鈴木が後の先を取る首4の字固めやアンクルホールドといったサブミッションで好きを作り出していき、ボディへの掌底やエルボーで呼吸を乱してからチキンウィング・フェイスロックやスリーパーホールドといった緻密な攻撃を重ね、ツームストーン・パイルドライバーからのSTF、雪崩式ダブルアーム・スープレックスなどの大技も繰り出していく。
 しかし、圧倒的な耐久力を誇るジュンは沈まない。猛攻を耐え凌いで相撲仕込みの強烈な張り手を顔面に叩き込んでからラリアット。さらにダブルアーム・スープレックスをリバースしてDying Light(※顔面へのスライディング・キック)。さらにジャックハマーから再びDying Lightを突き刺して3カウントを奪った。

 マイクを取ったジュンは「アンタは前に『お前じゃメインを務めるのにふさわしくない』と言った。あれから色々と考えていたが、俺の力はまだまだこんなもんじゃないはずだと。俺はアンタに認めてもらいたいわけじゃない。だが、これだけは言える。誰が来てもこのベルト俺が守ってやると。俺が全日本プロレスの三冠チャンピオン、斉藤ジュンだ」と力強い覚悟を語る。

 その後、青柳優馬とデイビーボーイ・スミスJr.がリングに上ってジュンへ挑戦表明。ジュンは2人に次期挑戦者決定戦としてのシングルマッチを課し、恒例となっているスイーツタイムへと入ろうとする。


 しかしジュンが用意していた猫ちゃんのフィナンシェは“全日本プロレスで一番やべーやつ”を自称する本田竜輝に強奪されており、本田が勝手にフィナンシェを食べながらジュンに挑戦表明。
 これにブチ切れたジュンは「青柳優馬もスミスも関係ない。まずはお前から、叩き潰してやる。覚悟しておけよ。本田竜輝、DOOM!」と前言を翻して本田を次期挑戦者に指名した。

 「あいつは酷いやつだ!あんな酷いプロレスラー見たこと無い」とかつて無いほど憤慨しながらリングを後にしたジュン。食べ物の恨みは凄惨な試合で果たされるだろう。

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