上野勇希がアントーニオ本多を撃破し『KING OF DDT』1回戦突破!5・10新宿での2回戦は佐々木大輔との遺恨対決へ

DDTプロレスのシングル最強決定トーナメント『KING OF DDT 2025』が5月6日、東京・後楽園ホールで開幕。1回戦で上野勇希がアントーニオ本多を撃破し、2回戦(5・10新宿)で遺恨深き佐々木大輔との対戦が決まった。
本多は当初トーナメントに出場予定ながら、首の故障で欠場となった高梨将弘の代替選手としてエントリー。シャーデンフロイデ・インターナショナルの同志である高梨の思いを背負っての出陣となった。両者は昨年8月、上野が当時保持していたKO-D無差別級王座をかけて名勝負を繰り広げたこともある。
無論、この日の本多は戦闘モードで、上野とレスリングで互角に渡り合う。上野がフロッグスプラッシュを見舞えば、本多はグラウンドでの卍固めで締め上げた。本多がシャイニングごんぎつね、ツームストーン・パイルドライバー、ダイビング・フィストドロップもカウントは2。上野がドロップキックからWRでダメージを与えると、飛びついてのブラックアウト・スリーパーで勝負を決めた。
上野は「人に勝つというのは辛く重く、自分が強く生きる理由になります。今日アントーニオ本多と戦って勝ったことを心に強く持って、優勝してKO-D無差別のチャンピオン獲って、DDTをもっとおもろくなるように。(2回戦は)何十回も戦った佐々木大輔。暗いだけの集団だったダムネーション、今えらい楽しそうな佐々木大輔に勝ったらどうなっちゃうんだろうね」とコメント。
また、1回戦で佐々木が勝手にカベジェラ・コントラ・カベジェラ戦を要求していた彰人と激突。彰人は徹底した足狙いで攻め込んだが、切り返した佐々木がクロスオーバー・フェースロックでギブアップを奪った。
佐々木は「彰人、今日のところは、おまえの奮闘を称えて、カベジェラはなしにしてやる。次は上野、俺の生きる楽しみはおまえを不幸にすることだ。この試合、カベジェラ・コントラ・カベジェラだ。男と男の戦いだ。佐々木大輔がちょっくら優勝してきます」とまたまた敗者髪切り戦を口にした。