【会見全文】岩谷麻優がスターダム退団直後にマリーゴールドへ電撃入団!「WWEのイヨ・スカイ、カイリ・セイン、ジュリアと試合したい」

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 1日、東京都・東京ドームホテルにてマリーゴールドが記者会見を実施。元スターダムの岩谷麻優がマリーゴールド入団を発表した。

 岩谷は2011年にスターダム一期生としてデビューし、これまで同団体所属で活躍し続けてきた唯一の選手。“スターダムのアイコン”として名を馳せ、戴冠資格を持つ全ての王座を戴冠。2度のワールド・オブ・スターダム王座(※赤いベルト)、IWGP女子王座を戴冠するなど数多の実績を残し“女子プロレスのアイコン”の異名をほしいままにしていた。
 “アイコン”の名が示す通りスターダム=岩谷麻優といえる象徴的な存在であったが、岩谷は4月27日の横浜アリーナ大会でIWGP女子王座から陥落し、翌28日付でスターダム退団を発表。岩谷の電撃退団は業界を大いに騒がせた。

 岩谷の今後に注目が集まる中、マリーゴールドが5月1日に新入団選手発表記者会見を行うことを発表。
 会場は旗揚げ発表会見のときより大きな東京ドームホテル。さらにこの日はロッシー小川代表の誕生日ということもあり、どうしても皆の頭の中に某選手の顔が浮かぶ中で会見の日を迎えた。


ロッシー小川代表取締役社長
「ゴールデンウィークの忙しいさなか、YouTubeを視聴していただきましてありがとうございます。本日は緊急会見といたしまして、マリーゴールドに新入団する選手の発表をしたいと思います」

 呼び込まれて登場したのは、4月28日付でスターダムを退団した岩谷麻優。

ロッシー「岩谷麻優はですね、4月27日ですか。スターダムを退団しまして。私の中ではマリーゴールドが設立するときに、設立メンバーでいてほしいというのはありまして。それが1年かかりましたけど、ここに実現したということです。だから、私の中では前からいるメンバーだという認識っていうか、そういうふうに思ってます」


岩谷「皆さんこんばんは!“女子プロレスのアイコン”岩谷麻優です!スターダムを退団して、その数日後に入団会見……。ちょっと早いって思う方も多いと思うんですけど、自分の中ではスターダムですべてやり切りました。小川さん、マリーゴールドに岩谷麻優は必要でしょ?(笑)」
ロッシー「……うん(笑)」
岩谷「うはははは(笑)」
ロッシー「まあ、必要だからここにいるんじゃないの?(笑)」
岩谷「そうですよね(笑)すぐに小川さんにご挨拶に行きまして。『正式に退団しました』という話からいろんなことが進んでいって、今日こんなところで会見することになったんですけど……市川さん(※司会の市川勝也アナ)、数日ぶりですね(笑)『行ってらっしゃい』って送り出してもらって、もう『ただいま』なんですけど……ただいまではないか(笑)まあマリーゴールドに入って、自分はやりたいことがたくさんあるなと思います。もちろん赤いベルトも狙っていきたいし、でもいきなり赤行って獲っちゃって、そこで目標を達成するよりも着々と初心を思い出しつつ1からすべてのベルトを全部獲ってマリーゴールドでも……なんて言うんでしたっけ、アレ。全部獲るやつ」
ロッシー「グランドスラム?」
岩谷「あっ、グランドスラム!グランドスラムを狙って、もっともっと岩谷麻優を世界を広げて、もっともっとプロレスを楽しんでいきたいと思ってマリーゴールドに入団させていただくことにしました。あんまり喋ること無いんですけど……もう、はい!喋りたいことは以上なんですけども。小川さん、今日誕生日ですよね?」
ロッシー「そうそう。今日私68歳の誕生日なんですけど、1番素晴らしい誕生日プレゼントをもらいました。ありがとうございます」
岩谷「小川さん、買ってきたんですよ!(※スタッフへ)アレ、お願いします!誕生日ということで、これ買ってきたんですよ!」


(※ケーキが運び込まれる)
岩谷「岩谷麻優にとってロッシー小川っていう存在は、プロレス界の親なので。今日という日に親に会えて、親の元で試合をできることを嬉しく思います。ということでお祝いのケーキを買ってきたんですけど……これ(※ケーキのフィルム)どうやって取ればいいんだろ?」
ロッシー「ここで食べんの?」
岩谷「ここで食べます?食べなくてもいいけどなんか写真だけ撮っておきたいな」

 岩谷がケーキとともに記念撮影を行おうとするも、ケーキが大きすぎたため手に持つことも箱ごと傾けることも出来ずあたふた。用意してきたロウソクも取り出す際に折れてしまい、チャッカマンも燃料切れで火が点かず記者からライターを借りて着火するなど、岩谷らしいグッダグダな雰囲気に皆が笑顔になる。

岩谷「小川さんの誕生日祝い会見みたいになっちゃって(笑)皆さんでお願いします!ハッピーバースデートゥーユー♪ハッピーバースデートゥーユー♪ハッピーバースデーディア小川さぁ~ん♪ハッピーバースデートゥーユー♪おめでとうございまぁ~す♪(※ロッシーがロウソクを吹き消す)さっきからさ、マイク通さず喋ってるんですけどさ、マイク大丈夫ですか?拾えてますか、声。大丈夫?良かった!あのね、以上でコメント終わりです!これからも末永く、今後とも岩谷麻優と女子プロレス界をよろしくお願いします!改めまして、YouTubeやWRESTLE UNIVERSEを御覧いただきましてありがとうございます!正式に岩谷麻優はマリーゴールドの選手としてこれから活躍していきますので、今後とも応援していただけたらと思ってます。よろしくお願いします!」

ロッシー「第一戦が、5月4日後楽園ホールで行います」
岩谷「えっ」
ロッシー「今、高橋奈七永vsXで発表してんですけど、そこのXのところに入ります。高橋奈七永vs岩谷麻優、14年ぶりの対決となります。あと、背番号は?」
岩谷「あはははは(笑)早いね(笑)背番号は私の誕生日の219で行かせていただきます!奈七永さんとのシングルマッチですよね?後楽園大会、5月4日……」
ロッシー「あと3日後なんで(笑)」
岩谷「先週はスターダムで試合をして、次の週にはマリーゴールドで試合っていう。こんなレスラー中々いないですよね。うん」
ロッシー「まあそれだけ求められてるんじゃないの?」
岩谷「ありがとうございます(笑)奈七永さん……えっ、なんですかこれ?」
ロッシー「背番号Tシャツ」
(※ロッシーがおもむろにTシャツを取り出す)
岩谷「背番号Tシャツをいきなり手渡されました。これはどうすればいいんですか?見せる?……いきなりグッズが出てきた!(笑)」


 岩谷がTシャツを広げながらの記念撮影が行われた後に会見に戻る。

岩谷「奈七永さんとのシングルがマリーゴールドでの初戦ということで。奈七永さんとのシングルはデビューして3戦目のパッション注入のとき以来の試合になります。あのときは奈七永さんの入場曲を聞いて、怖くて涙して、本当にダメダメだった自分ですけど、今の岩谷麻優は強いんで。奈七永さん、成長した姿を楽しみにしといてもらえたらなと思います。また、入場曲とかコスチュームとか、ちょっと急なので、まだ今後どうなるかわからないんですけど、いろんな変化があるかもしれないのでみなさんも5月4日の後楽園ホール大会に直接見に来て、その目で岩谷麻優の姿を見てほしいと思います。お待ちしております!」


――マリーゴールド旗揚げから参加を検討したという話もあったが、旗揚げから1年経って マリーゴールドをどう思っているか。また気になる選手、闘ってみたい選手などは
岩谷「マリーゴールドのことはすごくチェックしていたんですけど、自分の印象といたしましては……やっぱり技の失敗!(笑)触れていいのかわからないですけど、やっぱ技の失敗が多すぎるなと。これはちょっとプロとしてどうなのかと思う部分があるので、そのへんは自分が来たからこそには、ちゃんとお客様に満足していただける試合を見せなくちゃいけないと思うので。そこはやっぱり、キャリアが1番上になるのかな?マリーゴールドでは。奈七永さんがいるけど、奈七永さんが代々木で退団しちゃうので、実質自分がキャリア1番上になるので、いろんなことを練習とかちゃんと今後見ていきたいと思っているし、闘いたい選手っていうのはまだみんなに会ったことがないので。う~ん……まだ選手のことが全然わからないので、今後確かめていきたいと思います」

――岩谷選手が入団することで、当然WWEのイヨ・スカイ選手やカイリ・セイン選手との絡みを楽しみにしているファンも多いと思うが、これは期待していいか
ロッシー「そうですね、大いに期待してもらったほうが良いと思います。ただ、これも先方あっての話なので、実現するしないっていうのは色んな問題がありますので、私たちも大きい会場でやるときはそういうカードをしたいなという考えはあります」

――岩谷選手、この2選手についての思いは
岩谷「そうですね、イヨとかカイリはホントスーパースターで。自分も移籍した理由のほんのちょっとの1つに、イヨさんだったりカイリだったりジュリアだったり、そういうメンバーと試合したいっていうのもあったからこそっていうのもあるので。特にイヨさんは自分にとってお姉ちゃんみたいな存在だし、試合で闘いたいし、組みたいと思います」

――退団後には海外進出などの色んな噂があったが、最終的にマリーゴールド入団の決め手となったことは
岩谷「やっぱ、犬2匹と猫3匹を飼ってるので……海外は、ね?日本が大好きっていうのと家が大好き、猫と犬と離れたくない。ちょっとの間、フリーとしていろんな団体に上がりたいなとも思ってたんですけど、ありがたいことに会見の後にいろんな団体だったり色んな方からオファーいただいたんですけど……フリーはね、自分でスケジュール組んだりとかギャラの交渉だったりとかがちょっと大変なので。やっぱり団体というところにお世話になるんですけども、やっぱり犬と猫がいるから日本に留まったっていう感じです。でも、いずれ海外に行く可能性もありますね」

――1年以上ぶりに小川さんが横にいる状況についてどう思うか
岩谷「う~ん……あんまりなんか、『久しぶりだなぁ~』っていう感覚がなく。どうなんだろうな。今まで14年以上プロレスをやってきて、そのうちの13年間くらい一緒にいたので、1年離れたからといって『久しぶり!懐かしい!』っていう感覚がなく。やっぱり安心できる場所というか、いつも通りだなって思います」

――林下詩美選手、ビクトリア弓月選手について思うことは
岩谷「やっぱりスターダムから旗揚げメンバーとして去年移籍したメンバーは本当にすごいと思います。すごい行動力、すごい決断力。ホントにすごいなと思うし。やっぱり比べちゃ悪いですけど、元スターダム勢のメンバーはホントにすごいなと。試合の面でもすごいなって思う部分があるし、1年間団体を引っ張ってきたウタとか弓月とか、シンプルに尊敬するし。でもこれからは同じメンバーとして、もちろんウタの赤いベルトも狙っていきますし、弓月のベルトも狙っていきますし。あんま、多分、ね?新参者にベルトを獲られないように、うかうかしないように、っていうことを伝えたいです」

――小川さん、入団発表前から後楽園での高橋奈七永vsXというカードは発表されていたが、これは岩谷選手の入団を期待してたから?
ロッシー「これはねぇ、退団を発表して『あっ、ようやくそういう日が来るんだな』という思いがありましたね。実際自分が辞めてから、去年はほとんど会ってないですよね。1回かな?たまたま。別に連絡取ってたわけじゃないけど、自分の中ではここに来るのが必然だと思ってたんで、敢えて連絡しなかったし。だから、なんですかね?収まるところに収まってきたんじゃないかと思いますね」

――マリーゴールドの後楽園ホール大会などの集客面についてどういう目標があるか
岩谷「やっぱり自分が来たからには後楽園ホールをいっぱいにして、地方興行もいっぱいにして。自分もマリーゴールドの試合をWRESTLE UNIVERSEとかで見させていただいていたんですけど、見れば面白い人がたくさん集まっていると思うので。1度自分が行くからマリーゴールドに行ってみようっていう軽い気持ちで来ていただければ『マリーゴールド意外とすごいんだな』って思ってもらえるんじゃないかなと思っているので、そこの入口に自分が立って、もっともっとお客さんを増やしていきたいと思いますし、もっと自分もまだマリーゴールドの選手に会っていないので、どういう選手かわからないですけど、自分と同じタイミングでファンの方もマリーゴールドの選手の素顔とかを知っていただいて、魅力にハマっていただけたらなと思います」

――後楽園ホール大会から参戦とのことだが、今後の参戦ペースは
ロッシー「一応後楽園は出場ということなんですけど、その後は代々木大会から本格参戦って感じですね。その後は全戦参戦なんですけど。状況に応じてその途中でも出る可能性があるんですけど、とりあえずはそんな感じですね。代々木からは本格参戦で」

――1年前にはどうしてもスターダムを辞められない理由として『スターダムは大丈夫だというところまで見届けたい』と語っていたが、大丈夫だと思える機会はあったか
岩谷「やっぱり、横浜アリーナがすごく満員で、すごくいい興行だったと思うし。前は、1年前は、小川さんがいなくなって、自分もいなくなったらスターダムがスターダムじゃなくなるっていう。それはやっぱり今までスターダムの人間としてやってきた中で、そこは潰しちゃいけないなと思って1年間必死に闘ってきたんですけど……もう大丈夫ですね、スターダムは。自分がいなくても新しい選手はいっぱいいますし、選手1人1人がすごいので、安心して出られる環境だと思って出ました」

――移籍したことでこれからスターダムはライバル団体になる。これからのスターダムをどのような気持ちで見ていくか
岩谷「やっぱり、スターダムは世界一の団体だと思うので。『すぐに自分が来たから追い越してやる!』って気持ちというか、まあすごく壁が高いので。スターダムという壁が。『すぐに追い越してやる!』って気持ちはないですけど、いずれはマリーゴールドが1番の団体だって思ってもらえるような団体にしていきたいと思いますし……う~ん、どういう気持ちで見るのかなあ?まだその気持になってないからちょっと分かんないんですけど、悔しさも出てくるんじゃないですかね?『自分がその場にいたらどうだったんだろうな』とか考えることはあると思いますけど、普通に、こう……なんだろ。後悔は無いので。退団したことに。温かい目で見て、ライバル視はして、負けないようにしていきたいと思います」

――チャレンジャー的な立場のほうがモチベーションが上がる?
岩谷「う゛ぅ~ん……!時と場合ですかね!(笑)」

――グランドスラムという話も出たが、55kg以下のスーパーフライ級王座も視野に入っている?
岩谷「もちろんです!やっぱりスターダムではフューチャーのベルト以外……フューチャーのベルトは参加資格がなくてそこだけは獲れなかったんですけども、マリーゴールドのベルトは、今あるベルトは全部参加条件に入ってるし。55kg……ちょっと絞ればって感じだと思うんで(笑)最初から上に行って、上獲っちゃったら次の目標がなくなっちゃうと思うんですよ。だから自分の初心であるハイスピード的な位置になるのかな?ちょっとハイスピードとはまた違うと思うんですけど、ちょうど弓月が持ってるし狙っていきたいと思います」

――実力的には今すぐ上から全部獲れるけど、敢えて他のベルトから狙っていきたいと
岩谷「そうですね」

――残してきたスターダム選手、STARSの選手にメッセージはあるか
岩谷「……うぅ~ん、メッセージねぇ?まあ、何人かは連絡くれたんですけど。うん。その子たちには個別に連絡を返しているので、ここで、表で言うことはないと思います」

――小川さん、気持ちとしてはずっと繋がっていたが、入団の手続きとしては28日の退団発表以降に動き出したという理解で良いか
ロッシー「自分の中では勝手に決めてましたからね(笑)それはずっと思ってたんで。まあ話は前後しちゃうんですけど、昔自分がスターダムにいた頃……2021~2012年かなぁ?一強って時代があったんですよね。今もそうかも知れないですけど、そのときに『一強じゃダメだなあ。自分がスターダムの公式ライバル団体を創りたいなあ』って思った時代があったんですよ。それとこれとは別なんですけども、まあスターダムっていうのは自分が創った団体だし、それに対するどうのこうのは無いんで。やっぱり並び立つくらいにこちらが上がっていければまた面白くなるだろうし。やっぱりそれが女子プロレスの一番の活性じゃないですかね。他の団体もあると思いますけど」

――入団手続き交渉は28日の退団後からの発表という理解で良いか
岩谷「大丈夫です!引き抜きではないです!(笑)ホントに小川さん引き抜いたこと無いですもんね?」
ロッシー「引き抜きっていうのは、契約途中で動くことが引き抜きで、契約満了で動くことは引き抜きではないと思います。まして、今回は向こうを退団してますんで」

――退団発表後の動きという理解で良いか
ロッシー「まあ、そうしといたほうがいいんじゃないですか?(笑)」
岩谷「そうです!そうです!はい!(笑)」

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