【試合詳細】4・20 NJKF岡山大会 坂本直樹vs庄司理玖斗 MARIvs BYEON・BO KYEONG 佐野克海 vs Tyvon

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『NJKF拳之会主催興行24th-NJKF2025 west 2nd-』
日程:4月20日(日)
開始:13:30
会場:岡山県・岡山コンベンションセンター

<オープニングファイト>
アマチュアキックボクシング NEXT☆LEVELジュニア中四国王座戦

▼OP第1試合 NEXT☆LEVEL 提供試合 -55kg 契約 2分2R
●梶原一晃 (BOSS GYM)
判定 0-3
○中村詩音 (闘神塾)

▼OP第2試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -25kg 王座決定戦 1分30秒 3R+ex1
○三宅力矢 (テツジム)
判定 3-0
●高橋聖政 (空修会館)
※三宅選手が-25kg級第14代王座獲得

▼OP第3試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -30kg タイトルマッチ 1分30秒3R
【王者】○川端大心 (NJKF teamBonds)
判定 3-0
【挑戦者】●小林楓 (空修会館)
※川端選手が-30kg級王座二度目の防衛

▼OP第4試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -35kg 王座決定戦 1分30秒 3R+ex1
●藤澤夢乃 (テツジム)
マスト判定0-3
○永瀬榮翔 (NJKF TRASH)
※永瀬選手が-35kg級第19代王座獲得

▼OP第5試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -40kg 王座決定戦 1分30秒 3R+ex1
○藤澤雄大 (テツジム)
判定 3-0
●山本椅央 (武魂會)
※藤澤選手が-40㎏第20代王座獲得

▼OP第6試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -45kg 王座決定戦 1分30秒 3R+ex1
●久保紳太朗 (BOSS GYM)
判定 0-3
○下田然之丞 (誠剛館総本部)
※下田選手が-45kg級第18代王座獲得

▼OP第7試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -50kg 王座決定戦 1分30秒 3R+ex1
●大北銀次 (BOSS GYM)
判定 0-3
○清水龍翔 (NJKF TRASH)
※大北選手が-50kg級第16代王座獲得

▼OP第8試合 NEXT☆LEVEL 中四国 -55kg 王座決定戦 1分30秒 3R+ex1
●松崎幸紀 (誠剛館総本部)
判定 0-3
○大澤透士 (NJKF TRASH)
※大澤選手が-55kg級第12第王座獲得

<プロ公式戦>
▼第1試合 NJKFミネルヴァ フェザー級 2分3R
●寺西美緒 (フリー)
判定 0-3
○谷岡菜穂子 (NJKF GRABS KICKBOXING)

▼第2試合 交流戦 49kg 契約 3分 3R
○庄司翔依斗 (NJKF 拳之会)
判定 3-0
●林裕人 (NJKF 心将塾)

▼第3試合 交流戦 65kg契約 3分3R
○平田康輔 (平田道場)
TKO 3R2分10秒 ローキックによる2ダウン後レフェリーストップ
●束本涼成 (HOPE GYM)

▼第4試合 交流戦 ウェルター級 3分3R
●石原尚斗 (テツジム)
TKO 1R025秒 左フック
○璃久 (NJKF GRABS KICKBOXING)

▼第5試合 交流戦 スーパーフェザー級 3分3R
○亮介 (BOSS GYM)
判定 3-0
●崇斗 (HAKUBI GYM)

▼第6試合 交流戦 スーパーバンタム級 3分3R
●YU斗 (NJKF TOP GUN GYM)
判定 0-3
○大村絆人 (魂心舘)

▼第7試合 NJKFミネルヴァ ライトフライ級ランキング戦 2分3R ヒジ無し
●美斬帝 (テツジム)
判定 1-2
○堀田優月 (闘神塾)

▼セミファイナル 日米国際戦 87kg契約 3分3R ヒジあり
●佐野克海 (NJKF 拳之会)
判定 0-3
○Tyvon (米軍截空道)
※佐野は計量1.99㎏オーバーにつきグローブハンデ、減点2

▼WメインイベントⅠ 日韓国際戦 49kg契約 3分3R ヒジ無し
●MARI (ナックルズGYM)
判定 1-2
○BYEON・BO KYEONG (MUYEMARU)

▼WメインイベントⅡ NJKFフェザー級ランキング戦 58kg契約 3分5R ヒジあり
●坂本直樹 (NJKF道場373)
判定 0-3
○庄司理玖斗 (NJKF拳之会)

NJKFフェザー級挑戦を試みる坂本と庄司が対決し庄司が判定勝ちで自身の連敗記録にストップ!MARIvsBYEONの日韓対決はBYEONが勝利し日本語で爽快に感謝を述べた!

OP第1試合


 開幕に相応しい迫力の闘い。
 両雄ともに体もしっかり作ってきており華を感じさせる。将来が頼もしい限り。
 梶原が右ハイ、膝。中村が左カーフを絶妙の角度で入れると梶原の足が流れる。梶原の右ハイに合わせ中村が左インローを当て梶原がバランスを崩す。中村が攻勢。梶原にカーフ気味のインローを叩き込む。組んで梶原をこかす。梶原が組んで膝。首相撲でもみ合う展開が続く。中村が右ロー、左インロー。梶原が組んで膝。組んずほぐれつ。中村が梶原をこかす。梶原が中村に膝を入れロープを背負わせ組んで膝。体勢を入れ替え中村も膝。中村がカーフ気味の左インローで梶原をよろめかせ組んで膝。首相撲。離れ際に中村が右フックをヒット。また組んで膝2発。レフェリーが入ってブレイク。再び組む。離れ際に梶原が飛び膝蹴り。首相撲で膝を打ち合う。離れて梶原の膝に合わせて中村が右フックを当て、組んだところで試合終了。
 中村が判定勝利。

OP第2試合


 小学4年生と3年生の闘い。素直なまま全力でぶつかり合う純粋さに胸打たれる。
 三宅が驚異の身体能力で左ハイキックを炸裂させたあとすっ飛んで膝。そのまま高橋を掴んで首相撲。離れると高橋が右ストレートを三宅にヒット。三宅が前進。高橋をコーナーへ追い込んで首相撲。膝を入れる高橋。またも首相撲を仕掛ける三宅。時間いっぱい組んで圧して蹴り倒した三宅が判定勝利。

OP第3試合


 首相撲で圧しあってロープの間から落下しかけレフェリーが押し戻す。川端が右ストレート、組んで膝。首相撲、レフェリーが離すの展開が続く。川端の首相撲地獄にはまる小林。
 川端の判定勝ち。

OP第4試合


 首相撲でもつれる。離れて藤澤が右ローをヒット。永瀬が左ハイ。前に出る藤澤が右ミドル。パンチを当てに前に出たところを永瀬が捕えて組む。レフェリーが離すが永瀬が再び組んで膝。離れて藤澤が飛び込んで左ストレート。踏み込んで右ハイは永瀬がかわす。今度は永瀬が圧をかけ踏み込んで左ミドル。ロープを背負わせ再び組んで膝。体勢入れ替えた藤澤がこかそうとする。レフェリーがブレイク。藤澤が右インロー。永瀬が掴んでこかす。離れ際右ハイキック。藤澤がスリップして尻もち。立ち上がると永瀬に快心の左ストレートを放つもまたも首相撲。離れると藤澤から組んで永瀬に膝。互いに膝を入れあう。レフェリーがブレイク。激しく打ち合いつつ組んで首相撲。こかしあってゴング。勝負つかず延長1分。マスト判定で川端に軍配。

OP第5試合


 首相撲で倒し倒される展開。攻め勝って藤澤が3-0判定勝利を収めた。

OP第6試合


 前に出ていき圧を掛けたのは久保。下田が久保を捕まえ組んで膝を入れ首相撲で倒す。距離を詰めてきた久保に下田の右フックが直撃。打ち合いから首相撲。終盤一歩も退かないファイトで打ち合うふたり。
 判定3-0で下田の勝利。

OP第7試合


 清水が追い込んだ大北に膝を見舞う。大北が清水に右カーフ。ジリジリと圧かけ前に出てきた清水に大北が右ストレート。組んだ清水が首相撲で大北を倒す。離れて大北が左インロー。清水が右ハイで踏み込んで組んで膝を連打から首相撲で倒す。組んで膝、首相撲の展開が続く。
 清水の判定勝利。大北、清水の首相撲地獄に沈む。

OP第8試合


 大澤がロープ際で松崎を捕え膝を入れる。離れて松崎が右インロー。パンチで前に出たところを大澤が組んで首相撲。レフェリーが離す。絶妙に距離を取って松崎のパンチ、蹴りをいなしてかわし続ける大澤が松崎に左ミドルをヒット。松崎のローをかわし、再度左ミドルを当てロープ際で組んで膝。その後も左ミドルを連打しながら距離をコントロール。松崎の攻撃を巧みにかわしながら組んで膝、首相撲の戦法を最後まで繰り返す。
 当てていなして組んで蹴る戦略に長けた大澤が判定勝ちを収めた。

第1試合


 探り合うかのジャブ、ローが交錯する展開がしばらく続いた後谷岡の右ハイが寺西にヒット。距離を詰め切れない寺西が拳を振るが当たらない。谷岡のローがヒット。3R終盤にようやく寺西の右フックが谷岡にヒットして打ち合いが始まったが時間切れのゴング。

第2試合


 互いに闘志をむき出しに打ち合っていくが勝負がつかない。庄司の切っ先鋭い右ストレートを林がすり抜け組む。離れて再び庄司の右に合わせて林が組んでくる。庄司が右ミドルをヒットさせると、林が右ストレートをクリーンヒット。動きかけると首相撲で膠着状態の展開に阻まれる。
 最終ラウンドに入っても展開は変わらず。どちらが悪いとうわけではなく完全に互角のふたりがぶつかった結果か。
 攻め続けた庄司がスプリット判定で勝利。

第3試合


 試合が動いたのは3R。平田が猛ラッシュ。束本を追い詰める。ロープを背負わされた束本が右ローを叩き込まれダウン。立ち上がるが平田のボディへの痛烈な右ローでダウン。レフェリーが止めた。

第4試合


 1R開始まもなく璃久が放った左で崩れ落ちる石原。璃久の鮮やかな秒殺KO劇だった。

第5試合


 1R、亮介がローからパンチで前に出て右ローを崇斗に見舞う。距離をコントロールし再度右ロー。コツコツと正確にロー、カーフと当て、ジャブ。組んで膝。離れ際に左ストレートをクリーンヒットと的確に攻める。その後もガードの隙間から右ストレートを崇斗の顔面にヒット。よどみなく精度の高いパンチを小気味良く繰り出す。コーナーに追われた崇斗が首相撲。ゴング。
 2R、距離を掌握した亮介が右ロー、右ミドルとヒットさせる。圧をかけ飛び込んで右ストレート。崇斗を追い込みロープを背負わせて飛び膝蹴り、左ミドル。打ち合うが崇斗のパンチが空を切る。亮介が膝を連打。ボディ、膝。打ち合いもつれながら首相撲。ゴング。
 3R、亮介がカウンターの左ストレートを叩き込む。崇斗によるローブローでタイムストップ。試合再開。打ち合い。亮介のガードを破っての左ストレートが崇斗の顔面を直撃。右を回避した崇斗に間髪入れず膝を打ち込む。亮介の右ローを受けた崇斗の表情が苦痛に歪む。痛点めがけて正確に右ローを再度打ち込む非情の亮介。顔面に左、ボディに右を打ち込まれるも持ちこたえる崇斗。打ち合い。拳をぶんまわしながら応戦する崇斗だが亮介は冷静に見てよける。
 判定3-0で、打撃が正確無比、デイフェンスにも長けた亮介の圧勝。

第6試合


 1R、ローの蹴りあいから一気に距離を詰め攻めかかる大村。左ミドルをYU斗に叩き込む。かかと落とし気味の右ハイをかわしたYU斗が組んでコーナーにもつれこんだところでゴング。
 2R、大村が強烈な右ロー。右カーフ2発。右ローを回避しようとしたYU斗がスリップ。パンチで追撃のYU斗に大村が右ロー。執拗に蹴りを出す大村を捕えて組むYU斗。組んで膝。離れ際に大村がロー。拳を振り上げ追うYU斗。YU斗のパンチをことごとくいなしてかわす大村のデイフェンス能力の高さ。ゴング。
 3R、大村が右ハイ、膝をYU斗に見舞う。距離を詰め切れずパンチを出せないYU斗。組んでレフェリーがブレイク。YU斗がパンチを出すタイミングでロープへ押し込む大村。パンチをかわしながらハイキックをヒットさせる大村。追撃するがパンチを当てることができぬまま試合終了。
 大村が蹴り勝った。

第7試合


 ベテランでタイトルマッチの常連が悲願の戴冠成るか、16歳のJK王者が爆誕するのか、注目の闘いの火ぶたが切られた。
 1R、迷いなく前進していき美斬帝の顔面に右ストレートを炸裂させる堀田。美斬帝も堀田の左インローのタイミングでボディ、カーフをヒット。その後は互いにクリンチ。もつれてレフェリーがブレイクするシーンが増えてくる。堀田の首相撲の圧が強くロープを背負わされた美斬帝の表情がゆがむ。美斬帝もされるがままではなく堀田のボディに膝を入れ抵抗。組みついてのスタミナ消耗戦が続いたあと美斬帝がミドルを入れたタイミングで堀田が左ストレートを顔面にめりこませる。美斬帝も拳を振るが、当てていたのは堀田のほうか。
 2R後半から堀田が猛ラッシュをかけ美斬帝がコーナーに追い込まれるシーンが目立っていった。美斬帝も決死の反撃に出るが、ガードを破る堀田の左フックが顎にヒット。組みついてきた堀田のボディに膝を入れるが離れぬ堀田がグイグイ締めてきて美斬帝のボディに膝。両者まったく退かずに時間いっぱい激しく打ち合い試合終了。堀田が厳しい闘いを制し、暫定王者に輝いた。
 試合終了直後は泣き顔だったが、勝利が決まった瞬間笑顔全開。マイクを手にした。
 堀田「兵庫県から岡山までたくさんの応援ありがとうございます。アマチュアの時から何回も舞台に立たせて貰って拳之会さんには感謝しかありません。タイトルマッチが決まって楽しみでもあったけど練習のときから心が折れそうなときもずっとありましたけど、頑張った甲斐があったって、めっちゃ嬉しいって思いました。チャンピオンとして世界を目指したいし、対戦したいぱんちゃん璃奈さんもいるし、これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」

第8試合


 計量オーバーの佐野は減点2、グローブハンデ戦によって試合が行われた。
 1R、パンチを振りながらタイボンを追い込む佐野。ガードをしっかりと上げたタイボンの肩へ肘。左インローで体勢を若干崩すも堪えるタイボンに佐野が左ハイをおかわり。飛び込んでくるタイボンに佐野の左ストレートがヒット。タイボンも佐野の顎先へ左ストレートをヒット。さらに左をもう一打。佐野がガードを下げて笑みを浮かべて挑発。乗らずにタイボンが佐野の顎先へ再び左ストレートを当てる。一進一退の攻防のなか佐野のローブローでタイムストップ。試合再開。タイボンがラッシュをかける。後退する佐野。ゴング。
 3R、佐野がスタミナ切れか口を開けている。ラッシュをかけるタイボン。緩慢な動きで後退する佐野を重戦車の如く追撃するタイボン。手数少ない佐野の苦し紛れのパンチもタイボンのデイフェンスを崩せずゴング。
 判定3-0で最初から最後まで真剣に真っ向勝負を挑み続けたタイボンの完勝。
 試合後、截空道の平原伸泰代表がマイクを取った。
 平原「彼は日々日本の南領土、南西諸島沖縄八重山諸島、日本の領土を守るために命がけで朝から晩まで兵隊として働いています。きょうは本当ならばアメリカのサウスカロライナに帰る予定でした。おばあさんが亡くなりました。急遽この試合が終わったら20時間かけて飛行機に乗って帰国します。でも天国でおばあさんが見てくれて全力を出し切って良い試合をしてくれました。」
 タイボン「応援してくれた仲間、海兵隊の仲間、きょう来てくれたお客様、天国から見守ってくれるグランマのために頑張りました・。」

第9試合


 1R、MARIが前進、圧を掛けながら得意のパンチを繰り出すが当たらない。ボギョンのデイフェンス能力が際立つ。組んでもボギョンが上手か。首相撲で互いに膝を入れる。ゴング。
 2R、劣勢のMARIにボギョンがインローからハイキック。かわしたMARIがパンチラッシュで前に出る。ボギョンが組み付きMARIのボディに膝を入れる。双方当てにいくが当たらず。ゴング
 3R、組んずほぐれつの展開が続く。組んで膝、離れて右ハイとボギョンの蹴りがMARIにヒット。その後は首相撲に終始。いつもの軽やかなステップが見られず鋭いパンチも不発に終わってしまい精彩を欠いた印象のMARIがスプリット判定2-1で敗北。
 勝者ボギョンの流ちょうな日本語でのマイク「ありがとうございました。」が爽やかな余韻残した。

第10試合


 現在空位となっているフェザー級王座に片手を掛けたい二人にとって負けられない試合。
 1R、ローで互いに距離を探り合いながらにじり寄ってカーフを蹴りあう。左ハイをブロックされた坂本がローを繰り出しながら前進。庄司の右ハイキックをグローブで受け止める。庄司の圧を蹴って散らそうとする坂本の胸元に庄司の強烈な右がヒット。坂本は体を九の字に。効いた様子だがすかさず左インローを庄司に返す。さらに前進してきた庄司を首相撲に捕えてボディに膝。切った庄司にパンチを当てながら再び組んでくる坂本。突き放そうともがくがグイグイ締めあげる坂本。膠着状態をレフェリーが離す。首相撲を警戒し距離を取る庄司に坂本が右ロー。アグレッシヴにパンチの連打で飛び込んだ庄司。堅固なデイフェンスを破る左ストレートが坂本の顔面を直撃する。そこからボディ、左フックとラッシュをかけていく庄司。コーナーへ追い込まれる坂本。パンチをガンガン受けて効いているはずが倒れず。坂本の右ローのタイミングで庄司が右ストレートを繰り出すが回避した坂本が大振りの右。かわした庄司を追撃する坂本。ゴング。
 2R、打ち合いから坂本が組んで庄司の背にロープを背負わせ膝を連打。離れ際にロー。庄司がジャブから一気に前進、豪快な左フックを坂本のテンプルへ叩き込む。体を九の字に折ってロープにもたれかかる坂本。が、またも息を吹き返しロープを背負いながらの左ハイ。よけた庄司の前蹴りが坂本のボディにめりこむ。ジャブを散らす坂本に庄司が踏み込んで左。庄司のラッシュを首相撲で食い止める坂本。坂本の左ローをかわした庄司の右ミドル2発が坂本のボディにヒット。庄司のパンチ、キックをことごとく受けているがダウンしない坂本の強靭さに寒気。坂本の左インローも庄司の前進を止めるには至らず。踏み込んだ庄司の右が坂本の腹にめりこんで、坂本の表情が歪む。後退する坂本に距離をとりつつ圧を掛ける庄司が右ストレート、右ボディ、左フックと畳みかける。よろめく坂本。だがロープにもたれるもすぐさま反撃に。パンチを繰り出しながら前進してくる坂本を庄司がバックブローで迎撃も仕留めきれずゴング。
 3R、庄司の右ミドルを浴びた坂本が猛烈な勢いで前に出て庄司をコーナーポストに追い込んで右フック、左インロー。なおも坂本が庄司に右ストレートを浴びせるが庄司がよける。じわじわ圧をかけた庄司が坂本に右ストレート。左フックを入れようとしたタイミングで坂本が捕えて首相撲。レフェリーが離すと打ち合い。庄司のローブローで坂本にダメージ。タイムストップ。試合が再開すると坂本が猛攻を仕掛ける。庄司に右ストレート、左ミドルをヒット。さらに庄司の顎先へ左ストレート、右フック。庄司は坂本に右インローを見舞って動きを鈍らせ、飛び込んで左ストレートを叩き込む勢いで坂本をコーナーポストへ押し込んでラッシュ。追撃の庄司に坂本の強烈なデイフェンス越えの右ストレートがスマッシュヒット。ガードを上げた庄司に左インロー。庄司は右ミドルで反撃。庄司の右フックをキャッチして組んでくる坂本。柳のようにしなやかに跳ね返してくる坂本を攻めあぐねるかの庄司。ゴング。
 4R、3Rとほぼ同じ展開に。攻める庄司、隙あらば組んで首相撲に持ち込む坂本。手数を出し当たっているのは庄司。坂本を何度も追い込んでいるのだが。首相撲を切った庄司がスーパーマンパンチよろしくすっ飛んで肘。
 庄司が坂本にラッシュをかけるがゴング。
 5R、ジャブからのバックハンドブローを魅せる庄司。スタミナも限界を迎えようという最終局面で観客の目を意識した技を出すプロ意識に脱帽。組んでくる坂本を切った庄司がパンチの応酬。坂本も応えて打ち合うがローブローが庄司に当たってタイムストップ。試合が再開するや庄司が坂本に猛攻仕掛け、激しい打ち合いに。ゴング。
 5R通してアグレッシヴに攻め続けた庄司が3-0の判定勝ちで連敗をストップさせた。

 庄司「みなさんきょうはありがとうございました。坂本選手、本当にありがとうございました。ものすごく強かったです。ボロボロになってます。去年から約1年ぶりの勝利です。情けない内容ではありましたが、嬉しいものです。改めて実感しています。3連敗して、今回地元でメインの試合をさせていただくことが決まって、ものすごく不安でしょうがなかったんですけど、練習中もなかなか思い通りに動けなくて不安で仕方なかったのですが、ラスト1週間のなかで、父親から絶対支えてやるとその言葉が本当に支えになってやってこれました。4月30日が父の誕生日なんで感謝を込めて盛大に祝おうと思います。あと、フェザー級ランキング4位の真琴選手が王座決定戦をしないかというようなことをおっしゃっていました。真琴選手と王座決定戦の試合をしたいです。みなさんお力添えをお願いします。」

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