若きベテランたちが魅せたスターダムの明るい未来!若手挑戦者たちへ「お前らはガムシャラに獲りに来るべきだった」と喝!

3日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Mar.』が開催。【NEO GENESIS】スターライト・キッド&AZM&天咲光由がアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)の初防衛に成功した。
この日のセミファイナルでは、【NEO GENESIS】スターライト・キッド&AZM&天咲光由vs【God’s Eye】レディ・C&稲葉ともか&八神蘭奈のアーティスト・オブ・スターダム王座戦が実施。
NEO GENESISは20代の若い選手たちでスターダムの新しい時代を創るべく驀進するギャルユニットであり、それぞれがシングル戦線でもしっかり結果を残してきた気鋭のチーム。
2月の後楽園ホール大会では、ベテランアイドル軍である【最上級トリオ】中野たむ&なつぽい&安納サオリを制してアーティスト戴冠を果たし、明確な世代交代を見せ付けた。
対する相手はキャリア5年目のレディ・C、6年目のともか、2年目の八神とまだまだこれからの若手。若きベテラン多きNEO GENESISに若手が挑んでいくという次世代の風景に期待が持てるカードとなった。

ゴングとともにレディ・Cが突っ込んでいき、God’s Eyeの息の合った連携でAZMに猛攻。これを余裕を持って受け切ったAZMは即座に反撃を開始し、レディへ集中砲火。
レディが自力で生還すると、6人の中で一番キャリアの浅い八神が躍動。得意の蹴撃で一対多を相手取り、前フューチャー王者の天咲を圧倒する場面も作る。続くともかもキッドの顔面を容赦なく蹴飛ばしていくが、キッドが得意とする足攻めの餌食に。NEO GENESISの連携攻撃を幾度も被弾して窮地に陥る。ともかは痛む足を引きずりながらもグラウンド戦に持ち込んで対抗し、ゴードバスター。一撃必殺!ともか蹴りを狙うも、キッドがかわして後頭部への蒼魔刀。
試合は再びAZMとレディの対面に。スピードで勝るAZMをどっしりと待ち受けたレディがジャイアント・スイングで15回転ぶん回して行くが、キッド&天咲が即座に救出に入ってトリプル串刺しドロップキック。さらにAZMがカサドーラを狙うが、レディがぶっこ抜いたところに八神&ともかがダブルハイキックを叩き込む好連携。
レディがバックドロップを狙うが、キッド&天咲が即座に救出。AZMがダイビング・フットスタンプを突き刺し、バズソーキック。それでも肩を上げたレディが顔面をビッグブーツで貫き、チョークスラム。両軍入り乱れる大混戦となる中でレディがAZMに雪崩式チョークスラムを狙うが、これをAZMがウラカン・ラナで切り返してあずみ寿司。レディは気迫のキックアウトを見せ、ともかのハイキックから顔面へのビッグブーツの連撃。さらにカナディアン・バックブリーカーに捕らえるも、着地したAZMがミスティカ。天咲が場外へのプランチャで後続を絶つ中、AZMがヌメロ・ウノで捕らえるとレディが無念のギブアップ。
マイクを取ったAZMは「レディ、試合中のレディへの歓声聞こえた?み~んなレディのこと応援してたよ。今日勝ったのはAZMパイセンだけどなあ!元々同じ仲間で一緒に成長できなかったのは悔しいけど……レディ、カッコいいね。でもでもでも、お前らスターダム引っ張るとか言ってたけど、まだまだそんなんじゃないだろ!お前らは1回自分自身を見つめ直せ」と、かつて【Queens Quest】で闘いをともにしたレディにエールとともに厳しい言葉を投げかける。
キッドも「この声援とAZMの言葉に甘えるんじゃねーぞ。お前らは今回本気でガムシャラに獲りに来るべきだったんじゃねーの?私は認めてないから」と愛を持って突き放す。
これを受けたレディも「絶ッ対獲りに行くから待ってろよ!」と涙声で吼え、いつか栄冠を掴む覚悟を見せた。
バックステージでキッドが「『スターダムを背負う』とか言う前にまだまだやるべきことがあるし、自分のポジションも把握できてない。もっとこのベルトにガムシャラに来るべきだし、もっとこのベルトに若手が食いついて来てもいいんじゃないかって言ったけど、そういうことじゃない。もっと来てほしかった」と若手の気概不足を語っていると、【H.A.T.E.】の小波が乱入。
小波は「今日は鼻血出なくてよかったねえ。さすが同期!」と称えて去っていくが、キッドは小波が存在しないはずのキッドとの記憶を語っていることを持ち出して「狂ってるよ。サイコバス過ぎる!」と困惑の意思を表明。2人の因縁がNEO GENESIS vs H.A.T.E.の前面抗争に発展することもあり得るだけに、今後の展開を見守っていきたい。