「富裕層は話題性のあるものが好きだから」朝倉未来CEOがBreakingDown大成功の理由を分析 自らも選手として出場へ

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 2日、東京ドームシティ・プリズムホールにて『Breaking Down15』が開催。朝倉未来CEOが大会を総括した。

 未来は、今大会のベストバウトとして【喧嘩自慢の頂点】細川一颯vs【初代バンタム級王者】井原良太郎の一戦を挙げる。
 BreakingDown(以下BD)を代表して出場した大晦日RIZINの『雷神番外地』で完敗のKO負けを喫した細川に対し、BDの王者である井原が活を入れるべく要求した試合。細川が終始優勢ながら、延長ラウンド終了ギリギリで井原がダウンを奪って判定勝ちする劇的な試合だった。
 その他、盛り上がった試合としては【朝倉一門 特攻隊長】西谷大成vs【浪速のトリックスター】白川ダーク陸斗、【孤高の闘神】冨澤大智vs【安保瑠輝也の愛弟子】ジョリーの2試合を挙げ、BD vs DEEPの対抗戦にも手応えを感じた様子。

 また、今大会では未来が選手としてBD出場に前向きな姿勢を見せた。
 これは【アウトローのカリスマ】瓜田純士がBD運営批判に加えて「未来もBD出ろよ!朝倉兄弟、海も出てこいよ!UFCの契約なんかどうでもいいよ。編集でばれねーよ。溝口!お前さっきも喧嘩になったけどよ、お前は全知全能の神か!お前中心にこの世の中まわってんじゃねーんだよ」と要求した言葉に未来が応えたもの。
 未来は「瓜田さんに言われたことは関係なしに試合はしたいと思ってます。個人的にBDの試合はずっと興味があったので。機会があれば試合したいですね。ただ5月が僕にとっての目玉なので、それどころじゃないというか。その試合が終わって出る機会があったら出てみたいですね」と、『THE MATCH 2』の平本蓮戦を終えた6月以降の参戦を示唆した。

 また、公開計量で大幅に体重をオーバーした選手(85.0kg契約で3.45kgオーバーした赤パンニキ)がコーラをラッパ飲みするパフォーマンスを行ったことについては複雑な思いがある模様。
 BDとしては計量オーバーした選手には勝利した場合は無効試合、以降2大会連続出場不可という制約をかけているものの「ああいうヒールがいるからこそ賛否が生まれて注目が集まってて。アメリカのプロレスラーとかUFCファイターも当たり前にやるじゃないですか。全員が倫理的にみんなの思い通りになったら普通のただのアマチュア団体になっちゃうんで。それはしょうがないことだと思います」と大会を盛り上げた選手に対しては高い評価を下した。
 一方で、2ヶ月で14kgの減量を行ったジョリーや、計量クリア後に体調不良で病院に運ばれる結果になった安保璃紅が良いパフォーマンスを出せずに敗れたことを受けて、水抜きは4kgまでに制限するなど安全面を高めていく方針も明かした。

 格闘技ファンからは批判されたり馬鹿にされたりしがちなBDだが、未来が言うにはそこがメインターゲットではない様子。
 BDは映像配信がメインのコンテンツであり、会場で生観戦出来るのは高額なチケットを購入したVIPのみ。それでもチケットが完売していく理由について「富裕層はこういう話題性のあるものが好きだから」と語った。

 見どころ満載の結果に終わった『Breaking Down15』はABEMA PPVにて視聴出来る。

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