元UFCファイターよりも強い謎の外国人からK-1甲子園優勝者の【Dream Seeker】野田蒼が完全勝利

　8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナ（コミュニティアリーナ）にて『BreakingDown 14』が開催。緊急参戦した【Dream Seeker】野田蒼が勝利を収めた。

　今大会で行われるフェザー級トーナメントには4人の元UFCファイターの外国人選手が呼ばれていたが、その内の2人が急に来日出来なくなる事態に見舞われて大きなカード変更が発生。

　これにより、トーナメントのリザーバーとして呼ばれていた【DJ warrior】パトリック・コーネットが急遽本戦に出場決定。パトリックは朝倉未来CEOが「今回呼んだ外国人の中で一番強いんじゃないか」と太鼓判を押す実力者。仮に欠場者が出た場合にはリザーバーとしてトーナメントにも出場する。

　あまりにも急な話であったため対戦相手探しに難航したものの、未来からの緊急要請に「やります」と即答したという【Dream Seeker】野田蒼が参戦。
　野田はK-1甲子園で優勝し今年3月にRIZINにも参戦した過去がある強者であり、その実力が世界に通用するものであることを示すチャンスが訪れた。

　前日会見に姿を現したパトリックだが、何を聞かれても無言を貫く不気味さを見せており、“未知の強豪”としてのワクワクが集まっていた。

　ゴングが鳴ると、パトリックは明らかに他とはキレが違う動きで野田を翻弄。左フックをクリーンヒットさせてからはなぜか挑発に徹して打ち合おうとせず。
　しかし、野田はガンガン前に出てパトリックをケージ際に追い詰めていき、クリーンヒットこそ出ないものの逃げ腰のパトリックは幾度もスリップダウン。野田のアグレッシブな攻撃が評価されてか、5－0で野田が判定勝利した。