武藤敬司が『極悪女王』に「本人あんな綺麗じゃないよ!」とクレーム!武藤を起用した映画監督へ長州が「その監督おかしいよ!」と暴走トークショー!
12月6日~8日に幕張メッセで開催された『東京コミックコンベンション2024(以下東京コミコン)』。その2日目に長州力&武藤敬司トークショーが行われた。
東京コミコンとは、昨年開催時は8万5千人以上が来場した日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱ったイベント。ディズニーやDCコミックスなども出展する他、有名ハリウッドスターたちが来日することでも注目を集めている。
今年は『ファンタスティック・ビースト』アルバス・ダンブルドアや『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』ジェダイを務めるジュード・ロウ氏や、昨年公開された『アクアマン』の主人公を務めるジェイソン・モモア氏、『デッドプール』ヴァネッサや『GOTHAM/ゴッサム』レスリー・トンプキンスのモリーナ・バッカリン&『The O.C.』ライアン・アトウッドや『GOTHAM/ゴッサム』ジェームズ・ゴードンのベン・マッケンジー夫妻など12人の来日が発表されていた。
展示ブースには撮影で実際に使用された貴重なアイテムが展示されていたが、今回もブースの一角にプロレスのリングが組まれる事が決定。怪獣プロレス、関東学生プロレス(UWF&HWWA&KWA)、アクトレスガールズなどが連日試合を行い、初日には『極悪女王』コラボマッチとしてMarvelousやSTARDOMの試合と、斎藤工&ゆりやんレトリィバァ&長与千種&刀羅ナツコのトークショーも行われた。
様々なイベントがある中で、この日はMCを務める映画評論家で元プロレスラーのLiLiCoさんに呼び込まれ長州力&武藤敬司が登場。
引退してやることがないという武藤はNetflixばかり見ており、『極悪女王』も見たというが「クラッシュ・ギャルズの女優の2人(剛力彩芽&唐田えりか)、綺麗すぎない?本人あんな綺麗じゃないよ!」とクレーム。
自分たちも映像化されたいか聞かれると、長州は映画『最強のふたり』のように武藤と映画化してもらえたらと語り始めるが、武藤は「セリフ覚えらんねーじゃん!」と拒否する。以前大河ドラマで共演した際に長州がセリフを覚えられなかったせいで、何度もリテイクさせられたとげんなりする。だがMCのLiLiCoは控室で武藤の車椅子を長州が押していた姿は『最強のふたり』のポスターそのままの姿で感動したという。
『セーラー服と機関銃』などで有名な相米慎二監督の『光る女』で映画俳優デビューしたという武藤は、「長回しで1日中リハーサルやって撮れない事もあって、『俺の嫁になってくれねぇか』ってセリフを見ず知らずの女性にいきなり言わされたり大変だった」と語るが、これを聞いていた長州は「その監督おかしいよ!お前にそんなもの求めてたら酷いよ。何を求めてたんだお前に」と突っ込む。武藤も「多分芸術じゃないですか?」と切り返したが、この映画は2週間で放映打ち切りになったという落ちがあった。
思い出の試合を聞かれると、武藤はグレート・ムタvs長州力(1992年8月・福岡国際センター)でIWGPヘビー級王座を奪ったあとに消火器を巻き、リングサイドの人や長州が酸素を奪われ呼吸できなくなり死にそうになっていたとしみじみ語る。
長州は過去の試合を覚えてないと答え、武藤が変わりに「長州さん俺との試合間があわないって嫌がるんですよ。戦う時に一個の技の間にコーヒー飲んで東スポ読むぐらい間があくって。90年代の新日本プロレスで現場監督だった長州さんは本当に嫌われてましたからね」と語り、この日怪獣プロレス参戦でリングステージ真裏の控室に来ていたAKIRA(野上彰)へ「嫌われてたかAKIRAに聞いてみたらいい!」と振り、そのまま怪獣プロレス代表の雷神矢口へ「(顔のメイク)グレート・ムタのパクリだよ!請求しないとまずいよ!」と飛び火させた。
さらに入場曲の話になると、LiLiCoと武藤はプロレスラー時代に入場曲を『ファイナル・カウントダウン』にしていて膝を壊して辞めたという共通点があるが、武藤は「アメリカのストリップ行ったらその曲で女の子が踊ってて、それで(あの曲)やめたの」と暴露。今はWWEホール・オブ・フェイムに選ばれてから海外のサイン会も数多く呼ばれるようになったとのことで、長州は「若手の道開いてやれ」と武藤へ檄を飛ばした。
最後にドゥエイン・ジョンソン(ザ・ロック)が来てないことを、父のロッキー・ジョンソンと武藤が、祖父のピーター・メイビアと長州は試合をしていたという2人は残念がり、今後東京コミコンへザ・ロック招聘を要請。
武藤の一つの夢として、膝を壊した蝶野正洋・坂口征二・木村健悟らを集めて運動会をしたいということで、LiLiCoさんも参加を立候補し、将来的にコミコンでの運動会開催も期待される中でトークショーは幕を閉じた。
確実にMCがLiLiCoさんでなければ崩壊していたトークショーだったが、3日間ハリウッドスターを含め様々なステージでMCを務めたLiLiCoさんは、グランドフィナーレで「このトークが一番楽しかった」と振り返った。
次回5月の大阪コミコンもプロレスラーのMCはLiLiCoさんが務める事は間違いないだろう。