身長30cm差の無差別級戦に勝利した関根“シュレック”秀樹が漢泣き!「51歳であんまり先がない。どうか僕に戦う舞台をください!」
19日、横浜BUNTAIにて『能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE~日本格闘技界、夢の架け橋~(以下JMAE)』が開催。第4試合では巌流島ルール無差別級による関根“シュレック”秀樹vsルアン・ヴィッセルが行われた。
JMAEは日本の格闘技文化を世界へ発信することで、多くの国の格闘技産業が発展していくことを願い立ち上げられたプロジェクト。展示会、セミナー、イベントの三本柱で構成される日本の格闘技に関連する総合博覧会で、2025年からアジアを皮切りに世界各国で開催することを目指しているという。
このプロジェクトには、谷川貞治プロデューサーによる『巌流島』、桜庭和志プロデューサーによる『QUINTET』、カルロス菊田プロデューサーによる『K-1』、榊原信行CEOによる『RIZIN』がパートナーとして参加が決定。
MMAルールでのオープニングファイトが3試合、『QUINTET』の2試合とTEAM SAKUvsTEAM RIZINによる5vs5勝ち抜き戦が1試合、巌流島ルールの異種格闘技戦が3試合、ケージによるキックボクシング、MMA、ISKAインターコンチネンタルスーパーフェザー級王座戦、皇治vsブアカーオによるボクシング戦が決定したほか、試合以外では世界中の格闘技に関する展示や販売が17ブースほど用意され、空手・合気道・古武道・忍者など日本の世界に誇れる演舞を行うことが発表されていた。
この日の第4試合に参戦した関根は現在RIZINファイターやプロレスラーとして活躍しているが、それ以前に2017年の巌流島に参戦しロッキー川村に勝利している。
巌流島ルールで4勝1敗の戦績を誇り誰よりも戦い方を熟知している関根だが、対戦相手は自分より30cmもデカい207cmのルアン・ヴィッセルに決定。
試合は関根がローキックで攻めていくが、リーチの差があるためパンチは当たらず。ルアンはプレッシャーをかけていき、関根のタックルをことごとく潰していく。
しかしボンサイ柔術所属の関根もグラウンドの攻防なら負けず、マウントをとってパウンドを落とすがルール上30秒でブレイクさせられてしまう。
ルアンのパンチで関根がグラついたかに見える場面もあったが、関根は猪木アリ状態で挑発しダウンは取られず、グラウンドを制した関根が判定2-1で勝利した。
関根は漢泣きをしながら「正直ルアン選手のことが怖くて毎日寝れなかった。弱虫だと思う。だけどね、こんな弱虫でも自分のことは信じられないけど一緒に練習してる仲間のことは信じられるから頑張れる。そして、この舞台を作り上げてきたプロレス、UWF、PRIDEの先輩たちに、この舞台で守ること、そして未来の子どもたちにこの舞台を運んであげること、51歳のこんな枯れたおっさんでも、まだまだ頑張れる気がします。これからも頑張ります。ただ自分も51歳であんまり先がないかも知れないです。どうか、僕に戦う舞台をください」とアピールした。
そんな関根は、クリエート浜松で11月10日に自主興行『マッスルボルテージ in浜松vol.1』を17時より開催予定。全6試合を予定しており、BREAKING DOWNファイターの“胸毛ニキ”八須拳太郎&ちゃんよたタッグの参戦や、ウナギ・サヤカvs彩羽匠vs永島千佳世のマーベラス提供試合、佐藤光留&和田拓也vs前口太尊&高橋幸光のハードヒット提供試合などが行われ、メインイベントでは関根&日高郁人vs田中将斗&ヤス久保田のタッグマッチが決定。
その他様々な団体に出場を予定しているので、詳しくはX(Twitter)などを確認してみて欲しい。