藤波辰爾が故・吉江豊さんを追悼「まだまだ十分闘えた男です。いつまでも吉江くんを覚えていてください」

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 24日、東京都・後楽園ホールにて『DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE-2』が開催。今年3月に亡くなった吉江豊さんの追悼セレモニーが行われた。

 吉江さんは1994年12月に新日本プロレスでデビュー。永田裕志、中西学らとのユニット【G-EGGS】や、棚橋弘至とのIWGPタッグ王座戴冠などの活躍を見せた。
 2006年1月に新日本を退団してからは無我およびドラディションに所属しつつ全日本プロレスやZERO1-MAXなどのリングでも活躍。その後はフリーランスとしてメジャー・インディーを問わず数多のリングに上ってきた。

 吉江さんは今年3月10日に地元・群馬県で全日本プロレス高崎大会に出場。
 第3試合のタッグマッチに出場したが、その試合後に控室で体調が急変。高崎市内の病院に緊急搬送されるも同夜に死去。50歳の若さでの急逝にプロレス界は悲しみに包まれた。

 この日は、吉江さんが召されて以来初のドラディション。
 第2試合では、LEONA&三州ツバ吉vs倉島信行&田島久丸というドラディションでの古馴染みたちによる“吉江豊MEMORIAL”と題されたタッグマッチが実施。
 この試合のフィニッシュは、田島が「吉江さん!」と叫んでからリバース・スプラッシュを放ってツバ吉から3カウント。吉江さんの必殺技で勝利を飾ってみせた。

 第2試合終了後にはそのまま吉江さんの追悼セレモニーが実施。
 第2試合に出場した4人に加え、新たに藤波辰爾、長井満也、永田裕志がリングに上がり、吉江さんの妻・美奈さん、実兄のよしえつねおさんに写真・花束が贈呈された。

 その後、マイクを取った藤波は「ただいま吉江くんの追悼試合が行われました。今日も吉江くんが出てたらいいなと思ったんですけど……。吉江くんは皆さんに愛されていました。まだまだ十分闘えた男です。今ドラディション、前身の無我ワールドではね、本当に一生懸命、選手だけではなく色んなことに尽くしてくれた選手です。本当に感謝が尽きません。未だに本当に残念でなりません。どうぞこれからもプロレスを見る度に吉江くんの姿がどこかにあるように、いつまでもいつまでも吉江くんを覚えていてください。今日は本当にありがとうございました!」と挨拶。その後、追悼の10カウントゴングが行われた。

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