BOYZ 7.7新宿大会 女性客限定興行 KUDO&彰人vs.HARASHIMA&大石、坂口vs.梅田
BOYZ七夕スペシャル〜女祭り7〜
日時:2015年7月7日(火)
開場:18:00 開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:651人(超満員札止め)
▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○高尾蒼馬
8分6秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
●勝俣瞬馬
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○木高イサミ
7分56秒 卍式六八九
●平田一喜
▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
飯伏幸太/石井慧介/●岩崎孝樹
14分48秒 丸め込みの応酬→エビ固め
佐々木大輔/○マサ高梨/竹下幸之介
▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○坂口征夫
9分11秒 神の右膝→片エビ固め
●梅田公太
▼第5試合 タッグマッチ 20分1本勝負
KUDO/○彰人
14分0秒 キン肉大移動→エビ固め
HARASHIMA/●大石真翔
女性客限定BOYZ七夕スペシャルでKO-Dの無差別級とEXTREME級王者コンビが勝利!
エンディングはヘアーメイキングショー…そして11.29後楽園ホール進出を発表!
オープニング
まずBOYZ塾長のジャニー江田島が浴衣姿で登場し、出場選手を呼び込む。この日は祭りの半被姿で登場。「同じ団体に赤髪は二人いらない」と高尾を牽制した勝俣に対し、続いて登場した高尾は「今日はカベジュラ戦なんですか? 赤髪を取られないように頑張ります」。
そして平田が登場し、「今日の意気込みは……頑張ります!」と言うと、その対戦相手のイサミは「昔、巡業中に御輿を担ぐことがあって、わっしょいって言ったら後ろのガイジンが『フ●ックユー』って言ってて。これ大日本あるあるですね」と祭り秘話を披露。
佐々木&高梨&竹下が登場し、竹下が佐々木と高梨が控室で喧嘩ばかりして試合にならないと漏らす。今時号泣議員のモノマネをする佐々木に対し、「お前のそういうところが気に食わないんだよ」と言う高梨。飯伏&石井&岩﨑だが、石井曰く飯伏と組むのは2年3日ぶりだという。飯伏は「祭りと言えば花火ですよ。今日は祭りですよね」と意味深なことを言い出す。
梅田が登場すると、塾長は「普通にかわいいな!」と絶賛。そしてKODトーナメントに優勝した坂口が黒い半被を羽織って登場すると、思わず場内がどよめく。「まんま感……(半被は)御輿担ぐんで着ますね」。
HARASHIMAと大石はお揃いの半被で登場。大石曰く「今日の僕らのイメージは織り姫と彦星。年に1回しか組まない感じで頑張ります!」と女子力の高さを感じさせる発言。対するKUDO&彰人もお揃いの半被で登場。普段エビスコ酒場で作務衣を着ているKUDOは完全に半被を着こなしている。彰人は「組むのはほもクロ以来なんで、ダブルあっくんとして頑張ります」。
第1試合
勝俣が握手を求めると、高尾は木曽レフェリーと握手。腕の取り合いからお互いにヘッドスプリングで立ち上がって黄色い声援を浴びると、勝俣は高尾と手四つになってからロープに飛び乗り、そこからジャンプして変形のモンキーフリップで投げていく。
場外に出た高尾に飛ぶと見せかけてバック転を披露した勝俣だが、リングに戻った高尾はカニ挟みで倒すと、場外に出てエプロンから顔を出した勝俣にドロップキック。さらにリングに戻ってダブルチョップを叩き込む。
勝俣もチョップを返すが、高尾はドロップキック。さらにボディスラムからレッグドロップを落とすと、カウンターエルボーでなぎ倒す。逆片エビ固めに捉えた高尾だが、勝俣はロープに逃れる。高尾はエルボーからブレーンバスターを狙うが、踏ん張った勝俣は背後に逃れてランニングエルボー。
コーナーからダイビング・クロスボディーを放った勝俣は続けてムーンサルトプレスを2連続投下。カウント2で返された勝俣はXファクター(=相手の頭を掴んでジャンプして決める開脚式フェースバスター)を狙ったが、高尾がかわすとドロップキックから619。そこから今度こそXファクターを決めた勝俣だがカウントは2。
ライトニング・スパイラルを狙った勝俣だが、逃れた高尾はコーナー二段目から背中にダイビング・フットスタンプを落とすと、顔面への低空ドロップキックからミサイルキック。ジントニックを狙った高尾だが、回転エビ固めで切り返した勝俣はさらにスクールボーイ。
シューズが脱げながら何とかキックアウトした高尾はボディへのエルボーからトラースキックを返すと、ダイビング・フットスタンプを投下して3カウント。勝った高尾は勝俣に「髪の赤い部分を切れ」というジェスチャー。
第2試合
インディペンデントワールドJrのベルトを腰に巻いて入場したイサミ。一方の平田は会場の入場口から電飾がウン姿で登場。リングにあがっていざダンスを踊ろうとしたところで背後からイサミが襲撃。「また踊れねぇよ」と愚痴る平田をイサミが「わっしょい」と言いながらボディスラムで投げようとすると、女性しかいないにも関わらず観客は「ファ●クユー」の大合唱。
ニーオンザベリー式のフェースロックに捉えたイサミは「わっしょい」、観客は「ファッ●ユー」、平田は「こっちが●ァックだよ!」とそれぞれ叫ぶ。そこからイサミはランニングホームラン(=リング1周してからのランニングエルボー)。
どうにかチンクラッシャーを返した平田は「わっしょい」と叫びながらエルボー。思わず観客も「ファ●クユー」と叫んでのエルボー合戦に。調子に乗った平田はランニングエルボーでなぎ倒すと、コーナー下でイサミを踏みつけてから串刺し攻撃を狙う。逆にイサミが串刺し攻撃を狙ったが、かわした平田はジャンピングキック。
さらにイサミをコーナーに乗せた平田は雪崩式腰振りフランケン。だが、イサミもロープに飛んだ平田にカウンターのドロップキックを叩き込むとバズソーキック。かわした平田はジャンピングハイを叩き込むと、平田GOサングラスを装着。
だが、そこに平田GOサングラスを装着したイサミが現れ、あの曲に合わせてお互いにエルボーを打ち合う。最後にブレーンバスターをGOした平田はエゴイスト・ドライバーを狙ったが、イサミはこれを卍固めを決めながらの六八九(=変型腕固め)で切り返してギブアップを奪った。
第3試合
飯伏が手を振っただけで客席からは「キャー」という黄色い歓声があがる。小競り合いする高梨と佐々木の間に入って仲裁する大人な竹下。石井と高梨の先発で試合が始まると、まずは首の取り合いを展開。
お互い譲らずの展開から飯伏と竹下がリングイン。最近人気が出てきて声援に嬉しそうに微笑む竹下。しかしドロップキックを自爆させた飯伏はランニングロー。かわした竹下は続くその場飛びムーンサルトもかわすと、ドロップキックは相打ちに。
そして岩﨑がリングインすると、佐々木は「クリーンファイト」と握手を求める。岩﨑が応じたところにトーキックを見舞った佐々木だが、岩﨑はミドルキックからドロップキック。すると佐々木は「タイム」を要求。岩﨑が戸惑っていると、背後から高梨が襲いかかる。ナックルで殴っていった佐々木に続き、竹下が逆水平チョップからブレーンバスター。
チンロックに捉えた高梨だが、岩﨑はロープに脱出。しかし高梨はヘアーホイップで投げると佐々木にタッチ。佐々木はサミングからDDTを決めると、高梨にタッチして「出ろ」と指示。
高梨が詰め寄っていくが、竹下がまたも間に入って高梨と一緒にダブルエルボー。岩﨑も高梨にエルボーで反撃するが、ジャイアントバックブリーカーから岩﨑を佐々木に向かってホイップすると、佐々木がエプロンからネックブリーカー。さらに羽交い締めにすると、高梨は「しっかり押さえておけよ、グーで殴るぞ」と言ってから殴りかかるが、岩﨑がかわして佐々木に誤爆。
思わず号泣議員になる高梨。その間に岩﨑がピンチを脱して飯伏にタッチ。佐々木をミサイルキックで吹っ飛ばし、高梨と竹下にオーバーヘッドキックを見舞って場外に追いやった飯伏は三角跳びケブラーダを発射。
佐々木をリングに戻した飯伏は掌底と蹴りのコンビネーションからオーバーヘッドキック。かわした佐々木は、続くその場飛びムーンサルトを剣山で迎撃。ボディブローからブレーンバスターを狙うが、飯伏はバックドロップで切り返す。着地した佐々木だが、飯伏はオーバーヘッドキック。タッチを受けた石井がアームホイップからサマーソルトドロップ。さらに投球フォームチョップを叩き込むが、カウンターでドロップキックを返した佐々木は竹下にタッチ。
ゼロ戦キックからブルーサンダーで叩き付けた竹下はぶっこ抜きジャーマンを狙ったが、脱出した石井はドロップキック。投球フォームチョップをグーパンチで迎撃した竹下だが、石井もニーリフトを返す。しかし竹下はローリングラリアットを叩き込んで高梨にタッチ。
岩﨑が入ってきてミドルキックを叩き込むと、そこからソバットからバックドロップ。ダブルアーム・スープレックスを狙った岩﨑だが、高梨が変形のグラウンド卍で切り返すと、佐々木が飯伏にクロスフェース、竹下が石井にアルゼンチン・バックブリーカーを同時に決めていく。
岩﨑は何とか自力でロープに逃れたが、高梨は佐々木とダブルの攻撃を狙う。岩﨑がかわすと佐々木が岩﨑を羽交い締めに。そこに高梨がトラースキック。これを岩﨑がかわして佐々木に誤爆させるが、高梨は岩﨑にトラースキックからタカタニックの体勢に。
そこに石井が入ってきて高梨を担ぐと、飯伏がブレーンバスター。佐々木も石井へのダイビング・ラリアットで飛び込んでくるが、佐々木を排除した飯伏に竹下がラリアット。しかし飯伏もハイキックを返すとラリアットを狙ったが、これは相打ちに。そこから岩﨑が高梨にダブルアーム・スープレックスを狙ったが、高梨が丸め込みで切り返すと、岩﨑も丸め込みで返す。そこから最後は高梨がエビ固めで抑え込んで3カウント奪った。
第4試合
BOYZとはいえ、KODトーナメントで優勝して両国大会でKO-D無差別級王座に挑戦する坂口と一騎打ちを行うチャンスを得た梅田。お互いに牽制のローを出し合うと、坂口はロープまで梅田を押し込んでヒザを入れてから払い腰。
そのままスタンディングのアキレス腱固めに捉える。下から蹴り上げる梅田だが、坂口は両足をホールドすると、そこから裏アキレス腱固めへ。ロープに逃れた梅田は挑発する坂口にエルボーを打っていくが、坂口はニーリフトからロープへ飛ぶ。
しかし梅田はカウンターのドロップキックからカウンターエルボー。串刺しミドルを坂口にかわされエプロンに出た梅田に対し、場外に蹴落とした坂口はエプロンでランニングロー。これをかわして逆に坂口の足元を攻撃して転落させた梅田。
場外でお互い蹴り合いながらステージ上で移動。坂口はボディブローからのニーリフトを叩き込むと、先にリングに戻ろうとするが、追いかけていって蹴っていった梅田。しかし坂口はニーリフトから返してリングに戻る。
ボディブローからのミドルキックをカウント1で返した梅田はエルボーで向かって行く。坂口もエルボーで応戦すると、梅田はミドルキック。坂口もミドルキックを返してミドルキック合戦に。互角の展開だったが、坂口がボディブローからハイキック。しかし倒れずに踏ん張った梅田もハイキックを返してダブルダウン。
梅田は串刺しバックエルボーから座り込んだ坂口に串刺し低空ドロップキック。変形パワースラムで叩き付けた梅田だが、坂口もバックドロップを返すとランニングロー。カウント2で返した梅田だが、坂口はスリーパーで捕獲。エルボーで脱出した梅田だが、ハイキックをかわした坂口はローで両ヒザをつかせてから顔面にニーリフト。カウント2で返した梅田だが、坂口は神の右ヒザ(=串刺しニー)を叩き込んで3カウント。
第5試合
HARASHIMAはBOYZ専用の騎士風コスチュームで登場。一方のKUDOはKO-D無差別級、彰人はDDT EXTREME級のベルトを巻いて登場。握手を交わしてからHARASHIMAと彰人のスマスカ対決で試合開始。タックルからテイクダウンを奪った彰人だが、下になったHARASHIMAは巴投げでスイープ。バックに回って腕十字を狙う。
ヒザ十字で切り返した彰人だが、そのまま起き上がったHARASHIMAはトライアングルスコーピンに捉える。しかし「(足が)絡まった!」と叫びながら悶絶。彰人がそこからアンクルホールドを仕掛けるが、HARASHIMAは悶絶しながらロープに転がる。
両者「痛い! 痛い!」と叫ぶが、大石が足を解いてやってようやくブレイク。そしてKUDOと大石がリングイン。手を振って愛想を振りまく大石を見て、KUDOも思わず両手を振って黄色い歓声を煽ると、まずは大石が各種アームドラッグでKUDOを投げていく。しかし背中にチョップを見舞ったKUDOは彰人とダブルのカウンターエルボー。
だが、人工衛星ヘッドシザースで彰人を投げた大石はHARASHIMAにタッチ。彰人の左ヒザと右ヒザ、左腕、右腕、そして首にレッググロップを落としていったHARASHIMA。大石は欽ちゃんジャンプキックからフィストドロップを落とすと、HARASHIMAがドラゴンスクリューから足4の字固め。
反転した彰人だが、元に戻したHARASHIMAは鬼のように絞め上げて「ロープに逃げたら?」と誘惑。意地でもロープエスケープを我慢していた彰人だが、ついにロープを掴む。そしてブレーンバスターで投げて意地を見せてからKUDOにタッチ。KUDOのミドルキックをHARASHIMAがキャッチすると、大石がボディブロー。だが、KUDOのジャンピングキックをHARASHIMAがかわすと大石にヒット。
すかさずKUDOはHARASHIMAにキチンシンクを決めると、スリングショット式ダブルニーから8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)。ダイビング・ダブルニーアタックをかわしてジョン・ウーで吹っ飛ばしたHARASHIMAは串刺しフロントキックから雪崩式ブレーンバスター。
10分経過し、お互いにミドルキックを蹴り合うとHARASHIMAが片膝をついたところにKUDOがミドルキックを叩き込んで蹴り倒す。すかさず彰人が俵返しで投げていくが、串刺し攻撃をかわしたHARASHIMAは三角蹴りを叩き込んで大石にタッチ。スイングDDTを狙った大石を投げ飛ばした彰人だが、大石は再び飛び付いてスイングDDT。そこにHARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレスを投下すると、続けて大石がフロッグスプラッシュ。しかし彰人もダブルアーム・スープレックスで投げていく。HARASHIMAがカットに入ると、KUDOも戻ってくるが、HARASHIMAはリバースフランケン。
彰人がHARASHIMAを投げていき、さらに大石の串刺し攻撃をかわして逆さ吊りにすると、KUDOが断頭台式ダブルニーを投下。HARASHIMAがカウント2でカットするが、KUDOが延髄斬りで場外に出してトペを発射。その間に彰人が大石をキン肉大移動で叩き付けて3カウント。
ヘアーメイキングショー
江田島塾長が入ってきて勝者チームに感想を尋ねると、彰人は「HARAさん、ちょー怖いっすね。さわやか893で!」と言って苦笑い。KUDOは「今日はパートナーが頼もしかったんで、パートナーのお陰で楽しかったですね」と彰人を絶賛した。TOTOボーイズの正解者は3名いたとのこと。
さらに塾長が「まだ皆さんにお届けするものがあるじゃないですか」と言い出すと、KUDOが「何か考えてらっしゃるんですか?」と尋ねる。塾長が「彰人君、最近の天気はどうですか?」と尋ねると、彰人は「最近悪いですね」。KUDOも「変わらず雨が続いてますが」と続くと、塾長は「そこでBOYZ名物ヘアーメイキングショーを行う!」と発表。
リング上に二人のカリスマ美容師が登場し、イスに座ったKUDOと彰人のヘアーをメイクしていくと、すでにヘアーをメイクされたBOYZたちが次々に登場。平田は髪が蛍光グリーンに、佐々木は金髪、坂口は銀髪、梅田は青髪に変身! HARASHIMAが大石に“アゴクイ”をすると悲鳴が起きる。
全員登場したところでKUDOと彰人のヘアーメイクも完成。最後に塾長が「BOYZから皆様にお知らせがあります。女性限定という形でBOYZやってきました。端的に言います。BOYZの在り方を考え直そうと思っておりまして、9月の新宿FACEで一旦考え直そうと思いまして……次、後楽園ホールでやります! 皆さん、我々BOYZはもう一度言います。後楽園ホールに殴り込みをかけます!」と爆弾発言。
「他団体はもちろん、DDTでも見せていないことを後楽園大会では見せたい」と塾長が美容業界にお願いすると、美容総合商社の中田氏も全面協力し、選手たちを劇的に大変身させることを約束。最後に塾長は「果たして後楽園ホールでまだキャーキャー言われるのに値するのか……全員でぶっ込もうでありませんか! わしがBOYZ塾長、ジャニー江田島である!」と叫んで締めくくった。なお、BOYZの後楽園ホール大会は11月29日(日)12時開始とアナウンスされた。