DDT UNIVERSAL王座争うマット・カルドナとMAOが大乱闘!11・12両国での王座戦は急きょ‟ノーDQマッチ“に
DDTプロレスが11月11日、都内のホテルで秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(同12日、東京・両国国技館)の直前会見を行った。DDT UNIVERSAL王座を争う、王者のマット・カルドナと挑戦者のMAOが大乱闘を繰り広げ、王座戦は急きょ反則裁定なしのノーDQマッチで行なわれることになった。
元WWEのスーパースターで現在は“インディー・ゴッド”と称されるカルドナは7・23両国で遠藤哲哉を破り王座奪取。9・24後楽園ではGCWマットで遺恨のある伊藤麻希(東京女子プロレス)を下してV1に成功。いずれの試合も女性マネジャーのステフ・デ・ランダーが介入した疑惑の勝利だった。
MAOは「ここに至るまで非常に長い道のりだった。1回巻いたベルトだけど、そのときは世の中的にやりたいことは全くできなかった。今こんな自由奔放なヤツらも日本に来れるし、俺も米国、各国どこでも好き勝手できる今だからこそ、このUNIVERSAL、MAOの存在そのものがユニバーサルだが、今のままではただの概念。UNIVERSALチャンピオンとして、俺は具体的なものになります」とキッパリ。
カルドナは「俺こそ最高なUNIVERSAL王者だ。昔も今もこれからも王者だ。数多くのベルトを持ってきて、インターネット王者だし、一番価値があるのがこのUNIVERSAL王座。オマエは俺に勝つことはできない。俺はインディー・ゴッド、デスマッチキング。ステフはインディー・ゴッデスで、デスマッチクイーン。MAO、オマエはただのビッチだ!」とMAOを見下した。
ステフは「MAOはただのクソガキ。カルドナは男のなかの男。一番男を見せてるのは、このピンクスーツじゃない? めちゃくちゃ高いロレックスもある。MAOは勝てないけど、彼よりヨシヒコのほうが勝つ可能性があるんじゃない」と笑い飛ばした。
この王座戦は前哨戦のない一発勝負になったが、MAOは「俺はカルドナと同じ大会に出たこともあるし、コイツがクソヤローなのは重々承知してる。日本のクソガキがどんだけ恐ろしいか見せてやるよ」と力を込めた。カルドナは「俺はクリーンにエンドーを倒した。イトーも一人で倒した。明日オマエをぶっ潰す。これはただのゲームじゃない。俺の生活をかけた仕事。俺は男だ。DDTを世界から注目させてる男だ。明日はただカネを儲けるための1試合だ」と強気発言。
ベルトへの思いについて、MAOは「俺はハッキリ言って、このベルトに執着してる。今のMAOだからこそ獲るべきベルト。ユニバーサルという意味をよくよく考えて、この2、3年やってきたつもり。今だからこそできることがいっぱいあるし、今こそ巻きたい」と意欲。
カルドナは「たくさんのベルトを持ってきた。レッスルマニアでインターコンチネンタル王座も獲った。ニック・ゲージに勝って、デスマッチキングになった。今はWWE女子タッグ王者の半分の半分もある。私とステフは日本が大好きで、先日日本語でタトゥーを入れた。もっと日本に来たいし、UNIVERSAL王者としてまた日本に戻る」と自信たっぷりに語った。
フォトセッションになり、カルドナが握手を求め、MAOが応じると、ステフがベルトでMAOの頭を殴打。続けて、カルドナもベルトで一撃した。怒ったMAOが「今ここでやりたいか?」と問うと、カルドナは「3分」と答え、会見場で‟3分1本勝負“という名の大乱闘に発展。3分で決着はつかなかったが、両国決戦に向け、MAOはノーDQマッチを要求。カルドナが受諾したため、反則裁定なしのルールでタイトル戦が行われることになった。