【試合詳細】10・29 ランズエンド アクリエ姫路大会 ディラン・ジェイムス&巨木フトシ&木下亨平vs崔領二&BADMAX藤永&FGマスク 花園桃花vsKONOHA アズールドラゴン&崔領二vsRYO&ホラちゃん
『ランズエンド姫路大会』
日程:2023年10月29日(日)
開始:第1試合 09:00 第2、3試合 13:50
会場:兵庫県・アクリエひめじ
観衆:未発表
▼~強く勇ましく~ タッグマッチ 30分1本勝負
○アズールドラゴン/X=崔領二
11分20秒 クロスフェイスロック
RYO/●ホラちゃん
▼~花のように激しく~ シングルマッチ 30分1本勝負
○花園桃花
8分27秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
●KONOHA
▼~限界を越えろ~6人タッグマッチ 60分1本勝負
ディラン・ジェイムス/○巨木フトシ/木下亨平
16分4秒 フトシボム
崔領二/BADMAX藤永/●FGマスク
崔vsRYOの兄弟対決に場内熱狂!姫路市が後援する史上初のプロレス×パワーリフティングコラボ大会2DAYSは大成功!
第1試合
Xの正体はまさかの崔領二。RYOと崔の兄弟対決から試合開始。
RYOは2016年3月31日実弟である崔が主宰のランズエンドでプロレスラーデビューしたがバックボーンはMMAで、2010年6月6日DEEP CAGE IMPACT 2010 in OSAKAで柴田勝頼との試合でを3-0(ユナニマスデシジョン)にて勝利している。
案の定総合格闘技色が濃いカーフキックの蹴り合いで互いに距離を確かめ合い、崔が片足タックル。RYOが巧みに寝技に引き込み、崔が足関地獄に引きずり込まれるもリバースで切り返し、RYOがロープに逃れる。
うって替わって体育座りのホラちゃんに困惑のアズール。戦意なさげなホラちゃんに構わず逆片エビ、スワンダイブ式サンセットフリップ。崔が出てきてハイアングルボディスラム。ニュートラルコーナーに寝かせて踏みつけたあと背面を引っ掻く地味に痛い攻撃にホラちゃんもがき苦しむが、フォールは2で返す。
座らせたホラちゃんの背面から崔がスリーパーで締め上げ、ホラちゃんはたまらずロープブレイク。すかさず崔が背面にサッカーボールキックと踵落とし突き刺すが、ホラちゃんはブレーンバスターで崔を投げ脱出。
RYOが仇討ち。ミドル2発、ブレーンバスターから崔の手を取りスムーズに三角締めの体勢。崔が力技で切ってアズールに繋ぐが、RYOがミドルで迎撃、弱ったところをホラちゃんがブルドッキングヘッドロック。しかし調子づいてコーナーポスト最上段に上がったホラちゃんの胸倉に刃のつま先を突き刺すアシストでアズールに繋ぎ、アズールが得意のクロスフェイスでホラちゃんを逃さず引導を渡した。
第2試合
赤コーナーに颯爽と素顔になったKONOHAが現れ、コーナーポストでポーズを決めると観客席から「トリハダ立つほどきれいー」との声が聞こえてくる。
対する花園はいつも通りバブルふりまき片手に花。満面の笑顔で入場。
ロックアップから花園がKONOHAに張っていき、互いにフライングボディアタックでぶつかり合う。場外でKONOHAをいたぶり、お客さんの膝に座る余裕のていでRYOを踏み台にKONOHAにフットスタンプ攻撃。
リングに戻ってKONOHAをキャメルクラッチ。バブルを浴びせ、RYO、アズールドラゴンを呼び寄せポージング。怒りのKONOHAが反撃開始。逆片エビからフィッシャーマンズ・スープレックス。ダイビングボディプレスは花園がかわすが、KONOHAのスピンキックが頭部を直撃。花園もバックドロップでお返し。ロープにセットしたKONOHAにドロップキックを突き刺し、仕上げはコーナーポスト最上段からダイビングフットスタンプ。
第3試合
ダブプロレスから木下、KOBEメリケンプロレスから藤永がランズエンド初参戦のメインイベント。
藤永が竹刀片手に缶ビールを開けて飲み干す入場を見せると、パワーリフティング競技のアスリートや普段プロレスを見る機会のないギャラリーにバカ受け。昭和のレジェンド鬼軍曹・山本小鉄さんから手ほどきを受け、もともと役者の素養もある彼ならではの不敵な王道ヒールレスラースタイルは、年配の観客に特に受けていた。
一方、青コーナーはディランとフトシに挟まれた木下が頭一つ分の身長差でまるでNASAに捕まった宇宙人のよう。
日ごろから目まぐるしいハイスピードの攻防を展開している木下と藤永が先陣切って序盤からテンポの良いグラウンドの攻防を展開。FGマスクがディランに捕まると、崔がレフリーの気をそらす隙に藤永が竹刀持って乱入してディランをしばく連携プレーを披露。
うって変わってフトシと崔が手に汗握るパワーファイトを展開。力比べでフトシに圧されて赤コーナーに押し込まれた崔へ、FGが低空ドロップキックを見舞う。FGを強烈なボディスラムでマットに叩きつけたディランを場外乱闘で藤永が竹刀で羽交い絞め。一方フトシは、崔のショルダーを圧しながら顔面を痛めつける。その頃木下はFGを観客席引き回しの刑。
六甲レフリーが激怒し、闘いの場が再びリング上に戻される。
ディランがFGを滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスターで血液を逆流させながらマットに叩きつけ、剛腕エルボードロップを落下。フトシがジャンピングハイキックでフォールもカウント2で返したFGがフトシの胸にドロップキックで突き刺す根性見せる。しかし、再びディランに捕まり逆水平連打。これも堪えきったFGがミサイルキックで逆襲。
崔がディランをニュートラルコーナーへ振ろうとするが、ディランがてこでも動こうとせず。崔がディランのレバーへニーリフトめり込ませ、ようやくディランを対角線上のニュートラルへ振ってから「逃げろよ」と観客に注意を促しつつペットボトルの水を携え突進し客席方向へと放水。
崔とディランの目まぐるしい攻防に我もと木下が割り込んで崔にドロップキックを浴びせるも、崔に捕まり担ぎ上げられる。そこへ乗りに乗っている藤永が飛び込んできて蹴撃ラッシュ。ローリングソバットが木下の側頭部にヒット。木下は悔し紛れの痛烈なドロップキックを見舞う。
フトシが薙ぎ払うようなラリアットでFGを倒す。起き上がったFGはフトシに蹴り足を取らせて延髄斬り。
崔はフトシを雪崩式ブレーンバスターでコーナー下へ叩き落とす好アシストを見せ、FGがコーナーポスト最上段から450°スプラッシュ。これを返されると決まらず再度狙ってコーナーポストに上がって行くが、ディランがFGを捕らえてフトシとダブルのブレーンバスター。「待って待って!」と再び木下が割り込みコーナーポスト最上段からFGにダイビングボディプレス。
フトシが前日決められなかったフトシボムでFGをマットに突き刺し3カウント。
姫路で初合体のプロレスとパワーリフティングコラボ大会は、集まった人々の笑顔と歓声に次回開催の希望を繋いで閉幕した。