長州力&武藤敬司が映画『ブラックアダム』のデジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース決定記念イベントに登場しにらめっこ対決!「ドウェイン・ジョンソンには勝てねぇな」
24日、映画『ブラックアダム』のデジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース決定記念イベントが行われ、長州力と武藤敬司が登場した。
『ブラックアダム』は、DCコミックスを原作に、5,000年の眠りから目覚めた破壊神・ブラックアダムがスーパーヒーロー軍団と戦うさまを描いたアクション・エンターテイメント。
世界74ヵ国で初登場No.1、全米で3週連続No.1、全世界興⾏収⼊3億1900万ドルを突破、ドウェイン・ジョンソンの主演映画史上No.1のオープニングなど、驚異の大ヒットを記録した。主演を務めるのは、『ワイルド・スピード』シリーズなどでおなじみの世界的スーパースター“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソン。自ら主演&プロデューサーを兼任する⼊魂の一作となっている。
引退後には業界きっての映画好きとして映画イベントに登場することの多い長州に対し、“元プロレスラー”の立場で轡を並べることとなった武藤は「この映画がいかに面白いかを語りにやってきました。先⽉まではプロレスラー。今はただのおじさん・武藤です」と挨拶。
そして武藤は今年2月の引退試合の相手としてザ・ロックにオファーをかけていたが「お⾦の問題でダメだった」と断られていたというエピソードを明かしてファンを驚かせた他、「本当に面白い映画なんだけど、やっぱり先⽉まで現役のプロレスラーだったので、ドウェインの体つきにどうしても目が⾏ってしまった。前に映画の主演をやったことがあるんだけど、そういう目線で⾒ても『こいつには勝てねえな』と思った」と元プロレスラーならではの視点で感想を口にした。
この映画は、ブラックアダムが世界の平和を守るスーパーヒーロー軍団JSAと激闘を繰り広げながらも最後にはより大きな敵のために⼒を合わせていくというストーリー。
これを受け、長州は「プロレスもリングに上がるとぶつかり合いますけど、リスペクトやお互いに高め合うという気持ちがないと成⽴しない」とコメント。
武藤が「俺は戦い終わって敬意を表せる相手とより嫌いになる相手と両方いますね」と明かすと⻑州は、「俺のことか︖」と返し、会場では大きな笑いが起きた。
その後、破壊神ブラックアダムにちなみ『顔面破壊神対決30秒1本勝負』として、“にらめっこ対決”が行われ、武藤が両手を使った変顔を披露も、長州の反撃はまさかのキス顔。これには武藤も白旗の笑みを浮かべ、両者のシングルマッチは長州に軍配が上がった。
イベント後の囲み取材で改めて映画を見ての感想を問われた長州は、「今回はいろんなキャラクターを使った映画で、色んな問題が起こってそこに超能力を携えた人たちがそれを収めようとする。その時代時代に現実に起こってるものを、最初は『なぜこういう風にならないんだ』っていう歯がゆさやもどかしさがあったりしてて。それを最後はみんなで収めていくっていう。最後はハッピーエンドで終わる形になってるっていう形になって。破壊をずーっとやってる中で、ラストの収め方には、今の時代に起きていることに対してのメッセージが少なからず入ってるって、見方によってはしてもいいんじゃないかな」としみじみ語る。
武藤は、劇中でスカっとしたシーンとして終盤のクライマックスについて語りつつ、「話題の野球のWBCじゃないけど、チームワークで生まれる友情で悪を倒すっていう、単純明快なところかな。ブラックアダムと大谷がちょっと被る気がしないでもないな。最強!強い!(笑)」と時世に絡めつつ作品の魅力を述べた。
話は“ブラックアダムに出られるならどんなキャラクターで出たいか”ということに及び、武藤が「俺はグレート・ムタそのもので出してほしいですね。毒霧しますよ(笑)」と即答したのに対し、長州は真剣に考えながら「破壊する側のほうがスカっとするのかなあと思うけど(笑)なにかしらのメッセージも送れるような感じですね」とコメント。
最後に、長年のプロレスラー生活の中で見たもっとも衝撃的な“破壊”についてのエピソードについて問われると、長州は「アンドレ・ザ・ジャイアントが一番、『どうやって闘うんだ』ってインパクトが強かった。向かい合ってリングに立ったことが僕にとってのエピソード。アンドレの顔をハッキリと僕は覚えてない。目線を合わせたことが無いっていう(笑)」と、アンドレがブラックアダムに匹敵するヴィランであったことをしみじみと語った。
2人が様々な視点から語った『ブラックアダム』は現在デジタル配信中。3⽉24⽇(⾦)より、ブルーレイ・DVDの発売、レンタルが開始する。
『ブラックアダム』
ブルーレイ&DVDセット (2 枚組)5,280 円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
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