元オリンピック選手監修のファンタジープロレス舞台が1年半ぶりの再演!美少女アネモネの華麗なプロレス技が観客を魅了!
29日、新木場1stRingにてファンタジープロレス舞台『ACTRING 鏡編弐ノ面Shelollノ章「深淵」』が開演した。
女優や声優、グラドルやバレエダンサーなど様々な業種で活躍する女性たちがプロレスを使って表現を行っている『アクトレスガールズ』。
彼女たちが普段『アクトレスリング』という試合を中心とした大会で培ったプロレス技術を用いて、演劇の世界で表現する『アクトリング』が2021年にスタートした。
元オリンピック選手が監修し、コロナ禍にもかかわらず新宿FACEを超満員にしたアクトリングは2年が経過し演者を変えながら成長を続けている。
メインストーリーとしては三種の神器(アマノムラクモノツルギ/ヤタノカガミ/ヤサカニノマガタマ)を賭けて様々なチームが戦い合っているが、今作は劇団『夢神楽』の桐乃 睦(きりのむつみ) が脚本・演習を務め、ベストボディ・ジャパンが主催するセクシーボディコンテストでグランプリを受賞した肉体美を持つ女優の夏葵(なつき)が演じる『宇宙海賊Sheloll(シェルオル)』のアネモネを中心に話が展開する。
初めてアクトリングを見る人も増えてきたため、ストーリーに入りやすい今作が1年半ぶりに再演となったが、主演の夏葵は先日バレエ『えんとつ町のプペル』にも出演したバレエダンサーとしての技術を存分に活かし観客を魅了。
無邪気な少女としての表情、華麗な動き、激しいプロレスの闘いを演じきる中で、魔法少女の魔法や美女怪盗ユニットの盗みの技術に苦戦する。
普段はプロレスの試合を行っているアクトレスガールズたちが20人ほど出演し、綺羅びやかな衣装やキャラクターで普段とは違う技で闘う姿は普通のプロレスラーとは違う魅力を感じることができる。
未依(みい)らが演じる魔法少女たちが今にも「僕と契約して…」と言いそうな聖獣を連れて登場し、青野未来(あおのみく)らが演じる美しき怪盗たちがアネモネを翻弄。
プロレスとファンタジーの狭間を行き来する試合が繰り広げられる中で、元JDスターのMARUの弟子である松井珠紗(まついみさ)演じるリズは皇希(こうき)が演じるクラムを相手にガッチリとしたプロレス中心の闘いを繰り広げ、約2時間のステージは緩急のある演出とともにアネモネの過去と成長も垣間見せる形で、プロレスを知らない人・演劇に慣れてない人双方が盛り上がり幕を閉じた。
彼女たちがプロレスで闘うアクトレスリングは11月18日の夜に新木場1stRingで開催予定。舞台としては11月26日に、かつてなつぽい(万喜なつみ)や安納サオリが主演を努めた『カウント2.9』の続演が同会場で開演予定だ。