アニメ監督が44歳でプロキックボクサーデビューも45秒でKO負け!「やるだけやって今日の日なんで、後悔はないです」

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 17日、後楽園ホールにてニュージャパンキックボクシング連盟『NJKF 2023 4th』が開催。第2試合でアニメ監督プロレスラー福士“赤天狗”直也が佐野克海を相手にプロキックボクシングデビューを果たした。

 福士はアニメ制作会社『天狗工房』の代表取締役社長であり、『名探偵コナン』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズなど多くのアニメ作品の原作、監督、演出、脚本、シナリオ、絵コンテ、CG監督として関わり幅広いスキルを発揮。
 2015年にプロレスラーとしてデビューすると、大仁田厚や船木誠勝らと対戦。週刊プロレス・プロレスラー選手名鑑にも掲載され『世界で一番はじめにプロレスをやったアニメ監督』として活躍している。

 元々プロレスの体作りのためにキックボクシングの練習は行っており、23年前にアマチュアの試合には出場済み。
 今回はヘビー級85kg以下契約となり前日計量も無事クリアしたが、相手の佐野克海は22歳でNJKFスーパーウェルター級2位という年齢的にも実力的にも倍の差が生まれている。

 10代の頃に夢見た"キックボクサーとしての後楽園ホール"を40代になって叶えた福士は、【練馬の速射砲】モニカとアニメ『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』の深瀬沙哉監督をセコンドに連れて入場。
 試合が始まると佐野がローからラッシュを仕掛け、くぐり抜けようとした福士をコーナーに押し込む。
 福士はプッシュして距離を取るとミドルキックを打ち込むが、これを佐野がカウンターのミドルで打ち落とす。たまらず福士は距離を詰めてクリンチを仕掛けようとするが、首相撲から距離を取った佐野が左ストレートを顔面に叩き込み、動きのとまった福士のボディに膝。これで福士が前のめりに倒れ、プロレスラーらしくカウント9.9で機敏に立ち上がったものの、レフェリーが「遅い」と試合をとめてKO負けとなった。


 わずか45秒のデビュー戦となった福士は「全然勝つ気まんまんでしたけど膝効いちゃって立てないですね。やはりプロのキックボクサー強しということで、もっと修行積みます。(最初のラッシュは)カットして入りたかったんですけど滑っちゃって距離詰められちゃいました。最後は遅いって言われちゃって(苦笑)あと1,2秒早く立てましたね・・・後楽園ホールはプロレスラーとして戦ったことはありましたが、キックボクサーとして始めて立てたのはありがたいと思いました。やるだけやって今日の日なんで、後悔はないです」と苦笑しながら会場を後にした。

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