なにも出来ないポンコツだった美女レスラーたちが涙の王座初戴冠!
26日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『不思議の国のアイス2023』が開催。【1111】柳川澄樺&神姫楽ミサが初の王座戴冠を果たした。
若手~中堅の主力選手の流出が止まらぬ中、“プロレスでハッピー”の精神を守るためにベテランが奮起。アイスリボンで最も古株となった星ハム子と、アイス初期を支えたOGの真琴のタッグ【むこまこ】が今年3月の後楽園ホール大会でリボンタッグ王座戴冠を果たした。
ハム子は「まだまだ後輩に“プロレスでハッピー”を一緒に伝え続けていきましょう。後輩が多くなってきているので、やっぱり先輩として高い壁で居続けないと」と覚悟を語り3度の防衛を達成。その言葉通りに若手選手から目標とされる存在になっている。
今回3WAY形式の王座戦でむこまこに挑戦したのは、【1111(フォーワン)】柳川澄樺&神姫楽ミサ、【ブラックファイヤー】Yappy&AKARI。
1111はアイスリボンにレギュラー参戦しているJTO女子のトップチームであり、4月にむこまこに挑んで以来2度目の挑戦。ブラックファイヤーは強力なパワーを持つ外国人タッグであり、前哨戦で10連勝という破竹の勢いで王座戦までたどり着いた
試合は3組が常に入り乱れるハイスピードな展開となり、王者であるむこまこが集中砲火を浴びる中で1111とブラックファイヤーが潰し合う大混戦に。
劣勢を強いられたむこまこだが、南側客席までなだれ込む場外戦で流れを掴み1111にむこまこバーガーを決めるなど躍動。ブラックファイヤーの合体攻撃を誤爆させて隙を作るも、そのチャンスをモノにしたのは1111。
AKARIにダイビング・ボディプレスを誤爆してしまい狼狽するYappyに対し、1111がマウンテンロックバスター(※神姫楽のスパインボム+柳川の1010)を決めて3カウント。柳川、神姫楽ともに初のタイトル戴冠となった。
試合後、ベルトを巻いた2人は感激の涙を流すも、すぐにメインイベントに臨むYuuRIの応援へと急行。ICE×∞のベルトを巻いたYuuRIと並んで入場して見せ、全員がベルトを巻いた状態で現れるという初期からのJTOファンには胸が熱くなる光景が広がった。
大会後、神姫楽は「私たちJTOはそんなに自分の団体の試合数が多くなくて、アイスリボンさんの道場マッチへの定期参戦をきっかけにたくさんのプロレスのリングに上がらせてもらって、ホントにアイスリボンが無かったらこんなにたくさんの経験は出来なかった。リングで叶えたい夢を私たち2人で見つけてきて、そのきっかけになってくれたアイスリボンにすごく感謝しているので、こうやって2人で巻いたアイスリボンのタッグのベルト、私たち巻けて、ホントに嬉しいです!」と喜びを爆発させる。
対する柳川は「本当に私たちはデビュー当初からポンコツで、代表に『なにも出来ない!』って怒られてた私たちで。その代表にまず見せつけたいです!(笑)多分代表が一番ビックリすると思うんですけど(笑)」と、笑顔でTAKAみちのくへの愛を語った。