朝5時半に激しく揺れる船の上でエル・デスペラードと佐藤光留が前哨戦!4時間近い熱き戦いを終え「やはりどこかドキドキとワクワクがある」

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 28日、佐藤光留とエル・デスペラードが朝5時半にマスコミを船上に呼び記者会見を行った。

 8月26日に神奈川・富士通スタジアム川崎(旧・川崎球場)で開催される『ニコプロpresent佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」』。第1部が15時~17時、第2部が18時~20時で開催を予定されているが、そのメインイベントでは佐藤光留とエル・デスペラードによるシングルマッチが行われる。

 この日早朝5時30分に神奈川県・新山下埠頭に集合した両選手とマスコミ陣は、会見場の海上に移動するためアイランドクルーズの船に乗り込む。
 激しく揺れる釣り船で光留は釣り竿を片手に「気持ち的にはすぐに会見場に行ってはやるプロレスに対する気持ちをぶつけたいんですけど、どうしても釣り船なんで釣りをしないと会見場(川崎沖)に辿り着けないということで、できる限り早く行きたいと思うんですけどどうしても釣りをしなければ、釣りでも夢を見なければたどり着かない」と、光留とデスペラードが“前哨戦”として釣り対決をすることに。

 釣りスポットをまわり、たまに船を止めて釣りに興じる2人。光留は魚を釣り上げていくが、気づくと時間は午前9時30分。
 デスペラードが一匹も釣れずにそろそろ会見を始めようということで、決戦の地である富士通スタジアム川崎のある川崎沖周辺に船を止め、工場地帯を背景に両選手が正装に着替えた。

 強烈な日差しが降り注ぐ船上で前哨戦に勝利した光留は「新日本プロレスがジュニアの祭典をやった時に自分もインディージュニアの祭典をやりまして、自分も川崎球場でジュニアの頂点に挑む戦いの場を作る、そういう夢を持っていいんじゃないかと思い企画書を書いてエル・デスペラード選手との試合が実現しました。富士通スタジアム川崎という屋根もない、イスもない興行に、ただ夢だけある。たった一日夢だけ見る興行のために生きていこうと決めて最近はずっと生きています。大きな夢にはそれと同等かそれより大きい現実、わかりやすく言うとしがらみ、あとお金の問題があって難航してますがそれもあって佐藤光留興行だと思ってます。夢を叶えるのって不安の中で生きていくことなんで、佐藤光留の夢っていうのを突き詰めるために毎日生きてます」と熱く語る。

 デスペラードは「佐藤選手と知り合ったのはアイランドクルーズの船の上でした。会見の場所も縁のある場所で、自分と佐藤選手に自分が思ってるだけかもしれませんが絆のようなものが繋がってると思ってます。おっしゃっていた自分の夢を見る、自分も2023年の前半、好き放題口からでまかせでもなんでも言い続けて世界中プロレスで渡り歩いてきました。それはやはり会社の付き合いの中でこいつを使いたいって言ってもらえたからの自分の旅だった。でも佐藤選手は違います。自分で切り開いて全部自分で用意してます。僕は佐藤選手に憧れてます。この人が用意してくれたステージ、自分もキャリア、いろんな部分での経験、佐藤選手にはまったくおよびませんが、自分が経験してきたものすべてを持って川崎のメインに立ちます」と真剣な声色で意気込みを語った。

 記者から今回の試合を聞いたときの心境を聞かれると、デスペラードは「はっきり言って新日本プロレスのオフィスは日本のプロレスのいろんなことを追いかけきれてない。自分のとこで精一杯ですから。でも僕が見てるプロレスっていうのはそこだけじゃない。あの会場でどんなことが去年一昨年おこなれてきたかっていうのは、会場には行けなかったにしてもいろんなメディアや御本人の口から伺っているのである程度は知っています。多少の知識はあるにしろ、やはりどこかドキドキとワクワクがありますよね。どんなことになるんだろうという楽しみです。そちらのほうが大きいです」と笑顔を見せた。

 2020年のコロナ禍で、ソーシャルディスタンスがとれる野外に近い会場ということで始まった富士通スタジアム川崎での佐藤光留自主興行。
 昭和プロレスから続く伝説の地で、この2人の戦いが令和に新たな夢を紡ぐことは間違いない。


『ニコプロpresents佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」』
日時:2023年8月26日(土)
第1部:15:00開始
第2部:18:00開始
会場:神奈川・富士通スタジアム川崎

【第1部】
▼ダークマッチ(14時開始)
「2」(パンクラスイズム横浜)
vs
花畑正男(フリー)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
岩崎永遠(BURST)
vs
塚本竜馬(フリー)

【第2部】
▼メインイベント シングルマッチ 時間無制限1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
エル・デスペラード(新日本プロレス)

▼”2代目”阿部史典発掘ランブル
<参加決定選手>
阿部史典(フリー)/藤田ミノル(フリー)/松澤さん(フリー)/田馬場貴裕(IMPACT)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
松本浩代(フリー)/雪妃真矢(フリー)/真琴(フリー)
vs
ZONES(Evolution女子)/サニー(Evolution女子)/Chi Chi(Evolution女子)


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