「かわいさと強さがあったら最強」最強を求める妖精が女子プロレス界の怪物に挑むもオブライトに散る

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 16日、東京都・後楽園ホールにてセンダイガールズプロレスリングが後楽園ホール大会を実施。橋本千紘となつぽいがシングルマッチを行った。

 橋本は、名門・日本大学レスリング部出身という経歴を引っ提げてセンダイガールズプロレスリング(以下、仙女)で2015年にデビュー。その期待を裏切ることなく日々の努力を重ねて“怪物”の異名を取る圧倒的な強さを身に着けていき、現在は“女子プロレス界最強”との呼び声高い存在に。

 そんな橋本の強さに興味を示したのが、スターダムで“妖精”の異名を取るなつぽい。
 なつぽいは、「橋本選手、“最強”って言われてますよね。“最強”って、なんですか?ぽいはぽいでメチャクチャ最強だと思ってるんですけど、もっと強くなりたいし、もっと色んな“最強”を感じたい。試合がしたいです!」と対戦要求。
 これを受けた橋本も「私も最強を目指してるんで、強い相手と闘いたいのはもちろんなんですけど、強さを求める相手って私はすごく好きなので。なつぽいの求める強さ、“最強”が私のそれと合致するなら今すぐ闘った方がいい」と快諾し試合が決定。

 2人は約4ヶ月差の同年デビューでありキャリアはほぼ同じだが、その体重差は約40kg。橋本が圧倒的なパワーで妖精を蹂躙するのか、なつぽいがハイスピードファイトで怪物狩りを果たすのかに注目が集まっていた。

 試合開始直後からいきなりオブライトを狙う橋本に対し、なつぽいは側転で攻撃をかわしたりブリッジで体固めを抜け出したりと機動力で勝負。しかし、橋本も側転やブリッジと同じムーブを繰り出し、橋本にも妖精の羽が生えたことに場内は騒然。
 橋本は強烈なエルボーでなつぽいをふっ飛ばし、リフトアップスラムでロープ越しに場外へと放り捨てる怪力を発揮。さらにぶっこ抜きジャーマンや、まるでノーザンライト・ボムのように身体全体を浴びせる豪快なボディスラムを繰り出すなど終始圧倒。


 しかし、なつぽいはアルゼンチン・バックブリーカーをフェアリー・プリンセスで切り返し、そのまま三角絞めへ。これは橋本にパワーボムで切り返されるが、なつぽいは折れること無く橋本の顔面に張り手を見舞ってフェアリング・リング。さらにぽい捨てジャーマンまで決めて食い下がるが、追撃を狙ったところで橋本がカウンターのラリアット。続けてオブライトで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、橋本は倒れ伏すなつぽいを助け起こし、耳元でなにかをささやく。なつぽいも何かをささやいた後に笑顔で小指を差し出すと、橋本は指切りでは応えず“ぽいポーズ”で返礼して退場していった。

 バックステージに戻った橋本は、「強さを目指す奴って最初から伝わるし、なつぽいのかわいさがあって、強さもあったら最強だと思うんスよホントに。アイツは最強ですよ。でも私はもっと先の最強にいるから。絶対どこかでまた対戦したい。そう思える相手でした。『あの細い体のどこから力が湧いてくるんだ』ってのもありますけど、見習うところもいっぱいありますし、自分に足りないところを吸収して、私は私の最強を目指してこれから仙女、女子プロレス界を盛り上げていきます。ぎゅんっ!」と闘いを振り返る。

 一方、なつぽいは「ぽいは、最強を目指して、最強を探して今この仙女というリングに立ちました。プロレス界の“最強”橋本千紘と闘ってボッコボコに負けたけど、私の手には掴んだものがたっくさんあります!私にとっての“最強”を見つける旅の最高のスタートが切れたと思います」と手応えを掴んだ様子。
 そして、「橋本さん、最後に1つだけお願いがあるんですけど……”ちっち”って呼んでもいいですか?ばいぽい♪」とあだ名呼びを求めた後に力尽きて這いつくばりながら控室へと消えていった。

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