「もうぶっ潰すような試合できないから」ギリギリの防衛劇を見せた望月ススム&神田ヤスシがお笑いゲート王者の菊タロー&このまま市川を次期挑戦者に指名!

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 8日、東京都・新宿FACEにて、『武勇伝・令-ZERO- Vol.2』が開催。【M3K】望月ススム&神田ヤスシがZERO1勢を破ってオープン・ザ・ツインゲート王座の2度目の防衛に成功した。

 望月マサアキ(望月成晃)大会実行委員長によって2007年から2011年まで行われていた『武勇伝』シリーズは、今年4月に約12年ぶりに復活。前回のみならず今回も団体の垣根を超えた超豪華カードが並んだ。

 メインイベントでは、【M3K】望月ススム&神田ヤスシvs田中将斗&菅原拓也のオープン・ザ・ツインゲート王座戦が実施。
 ススム&ヤスシは今年6月に拳王&近藤修司を破り、NOAHに流出していたツインゲート王座を奪還。約23年前にIWRGタッグ王座を戴冠して以来の王座戴冠にファンは大いに沸き、今月2日の神戸ワールド記念ホール大会ではB×Bハルク&Ben-Kを破って初防衛に成功。
 勢い付いたススム&神田が武勇伝で決まっていた田中将斗&菅原拓也とのタッグマッチをツインゲート戦にすることをぶち上げ、2人もこれに呼応したことから王座戦が緊急決定。後に冷静になったススムが若干の焦りを見せる中で当日を迎えた。


 ススム&神田は、ZERO1のヘビー級戦線で闘う2人とのパワー差に苦戦しつつも菅原の足に狙いを定めて集中攻撃を見舞うが、加勢に入った田中が弾丸エルボーで救出。
 苦戦が続く王者組だったが、神田がジョン・ウーを決めて流れを変え、ススムが田中とのラリアット合戦で真っ向から渡り合う意地を見せて食い下がる。
 終盤には神田が捕まる展開となり、田中がスライディングDからスーパー・フライ、菅原が垂直落下式ブレーンバスターと連撃。さらに菅原が十三不塔を狙うが、神田が電光石火のキャンディマジックを決めて3カウントを奪った。

 薄氷の防衛を果たした2人は満身創痍といった様子も、余裕を残した田中&菅原が2人の腰にベルトを巻いて健闘を称え合い、4人で手を掲げ上げる。

 息も絶え絶えの様子のススムは、「あの、キャンディね、確かにワールドでベルト守ってテンション上がる気持ちはわかるんですけど、そう簡単にこうやってタイトルマッチとか言い出すことじゃないですよ。ちょっと次からは、ちょっとおとなしく……トバしすぎなんで。今日は取られることも十分考えられたんで……」と今後は慎重な防衛ロードを歩んでいくことを提案。

 この日の18時からはDRAGON GATE本隊の浜松大会が迫っており、移動のために手早く大会を締めた2人は、この日お笑いゲート王座を争い合った菊タロー&このまま市川を次期挑戦者に指名。
 ススムは、「もうぶっ潰すような試合できないから。なんとか最後にね、どうなっても勝つと。このベルトをね、本当にせっかく巻いた以上は守っていきたいんで。この経験もまた一つ持って次進んでいきましょう」と語り、ベテランの深みを見せた。

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