船木との半年間に渡る修行の成果を見せるときが来た!W-1 6.18後楽園で武藤戦へ臨む黒潮が公開練習

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6月10日、都内WRESTLE-1道場にてWRESTLE-1の船木誠勝と黒潮“イケメン”二郎が公開練習を行った。
公開した範囲ではリング上でのミット打ちを行ったが、その前にはウエイトトレーニング、また寝技の練習も行っているとのこと。6.18後楽園ホール大会で武藤敬司とのシングルマッチが決定している黒潮、そしてその師匠の船木に話を聞いた。まずは黒潮のコメントから。

ーー船木選手との練習は毎週行っているのでしょうか?
黒潮「そうですね。だいたい毎週水曜日、船木さんがわざわざ道場に来てくれて、ウエイトとグラップリング、打撃を教えて頂いています」

ーー練習を行うようになって約半年ぐらいたちますが、自分の中で変化は感じていますか?
黒潮「いつも最初、ウエイトトレーニングをするんですよ、みっちり。だから腕とか効いてる状態でボクシングとかやるので、たまにウエイトとかやらないでボクシングやるとメチャクチャ自分が強く感じますね。これが進化か、と。イケメン改造計画の成果が徐々に表れつつありますよ」

ーー体重に変化などはありましたか?
黒潮「体重は増えていないです。それはハイブリット法と言いますか。増やさずに筋肉を肥大させていく。前までベンチプレス、60kg、70kgしか上がらなかった人間が半年で120kgまで上がるようになりました。それって凄くないですか? 単純に半年後170kg上がっているってことですよ?」

ーー武藤選手との試合に向けての準備は万端という事でしょうか?
黒潮「はい。今船木さんにずっと武藤戦の対策を教えて頂いてまして。武藤さんはとにかく寝技で二つ。『左腕を気をつけろ』と、『バックはとるな』。バックをとると巻き込まれるぞ、と。今その練習をずっとしているんですけど、人間って不思議なもので。左腕を出したい気持ちと、バックを獲りたい気持ちが出てきちゃうんですよ。…まぁそれだけなんですけど」

ーー膝のテーピングの状態から察するとかなり状態は悪く見えますが?
黒潮「祟りですかね、武藤さんの。この前武藤さんに会ったんですよ。そしたらこの膝を見て、『俺はよ、膝ケガしてる奴見ると嬉しいんだよ』って言っていたんですよ。完全に呪いじゃないですか。俺22歳ですよ? そんな50超えた人が、22歳の若手の膝壊れたの観て笑うってどういう事ですか? 社長もえげつないですよ」

ーー膝の完治具合はいかがなんでしょうか?
黒潮「まぁ今練習してた通り徐々に動きつつあるんで、武藤戦では完璧なムーンサルトを…でもイヤだなドラゴンスクリュー。言ってたんですよ、『俺のドラゴンスクリューは他とは違うぞ』って。ドラゴンスクリューはマジヤバいですね。でもレスラーとしてそういう場面が来たら受けない訳にはいかないので」

ーー後楽園までに何大会かありますが、膝の具合に心配はないでしょうか?
黒潮「船木さんと一緒なので、大丈夫です! でも本当にこの武藤敬司とのシングルマッチというのはつい2ヶ月、1ヶ月前には夢にも思っていなかったし、僕のプロレス人生の中で今までとかではなくこれから先もしばらくないぐらいの一つの山場というか。自分のターニングポイントになると思うので。その武藤戦というのを黒潮“イケメン”二郎として迎えられたのは非常に嬉しく思います。武藤敬司対イケメン、是非会場で、そして会場だけじゃなくテレビでもなんでも皆さんに見てもらいたいです。僕の人生の今のところ一番です。フィニッシュ」

続いて船木のコメント。

ーー黒潮“イケメン”二郎選手と練習を初めて約半年程経ちましたが、如何でしょうか?
船木「そうですね、ちょうど今日で半年ですかね。毎週火、水、木のどれかでやっていますので。ちょうどいい時に取材に来ましたね」

ーー半年間で船木さんから見て黒潮選手はどのように変化して見えますか?
船木「なんていうんですかね? 思い起こしたら去年の今ぐらいに初めて試合して。なんでこんなふざけた選手がいるんだろうっていう感覚で初めて出会ったんですけど、やってみたらやることは凄いなと。その後、巡業にもWNCからのゲストでついてきていて。でリング作ったり片づけたりっていう姿を見ていたら、ここに入った方が良いんじゃないかなって思ったんです。で、そこから1ヶ月ぐらい後ですかね?WNCが合併するっていう話になって。まぁ本人もたぶん来たがっていたんじゃないかなって感じはしますね。夢が叶ったっていう感じで。で一緒に練習するようになったのは去年のタッグリーグ前ですかね。まぁ最初はよくもこんなのでやっていたな、と。それが懸垂も1回もできなかった奴が50回ぐらいできる様になって。やれば素質があるので。ただ今までの生活がひどすぎたのか、ちょっとサボり癖というか見ていないところでだらける癖がありますよね。そこらへんはもう自分で自己管理ですよね。団体の中にいるんですけど、基本一人一人個人競技なので。人が練習していないところで動くというか。練習方法は教えましたので、これから先伸びるか、伸び悩むかは本人次第だと思います。自分が持っている昔ながらのトレーニングの取り組み方っていうのは、今は珍しいと思うんでけどそれが基本でたぶんこの日本のプロレス界は成り立っていると思うので。やっておいて損は無いと思います。で実際、身体の芯から鍛えると、試合に使える、使えないは別にしてもその強さというのは自信になると思いますし。まぁ気付いたらあっという間にWRESTLE-1の若手No.1になっていて。逆にこっちがびっくりしていますから。でもあれでNo.1だったら他の若手もっと頑張んなきゃ。それは思いますね。もっと頑張んないと、自分らの若いころに全然追いつかないと思います。武藤さんとの試合は初めてのビックネームとの一騎打ちになると思うんですけど、彼は彼のスタイルっていうものがありますので。それを武藤さんの前でどこまで出せるかですよね。それを一番期待しています。どんな相手でも自分の試合にしてしまう武藤敬司というプロレスリングマスターからどれだけ自分の試合に出来るかっていうのが今回の挑戦だと思います。強さとかを飛び越えた、プロレスラーとしての試練だと思います。今の彼にはたくさんのファンがついているので、それが一番の力になると思います。期待を裏切らないように試合してもらいたいです」

約半年間の船木との修行……黒潮がここまでの集大成を見せる相手は奇しくもWRESTLE-1の象徴・武藤敬司。WRESTLE-1の若手No.1として武藤と闘う事で、黒潮はどんな真価を見せてくれるのだろうか?

【記事提供/WRESTLE-1】

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