11月に引退の赤井沙希、7・23両国でのKO-D6人タッグ王座獲りに黄信号!王者ハリマオとの前哨戦で連敗喫す
DDTプロレスが7月1日、神奈川・横浜ラジアントホールで「DDT YOKOHAMA Unlimited SPECIAL」を開催した。7月23日の東京・両国国技館で思い入れ深いベルト(KO-D6人タッグ王座)獲りを目指すイラプションの赤井沙希が、前哨戦で王者のハリマオに敗れ、王座奪取に黄信号が灯った。
11月12日の両国国技館で引退する赤井は、同王座への挑戦を熱望してタイトル戦(王者組=樋口和貞&中津良太&石田有輝vs挑戦者組=坂口征夫&赤井&岡谷英樹)が決定。6月25日、東京・後楽園ホールでの8人タッグでのハリマオとの前哨戦では、ボスの坂口が新鋭・石田に敗れた。今大会で赤井は高鹿佑也とタッグを結成し、ハリマオの樋口、石田組と激突した。
序盤、赤井は変型フットチョークで石田を絞め上げた。赤井は樋口にはビッグブーツを叩き込むも、強烈なチョップを食らう。赤井は石田にダイビング・ボディアタックを敢行もカウントは2。さらに赤井は石田に新人賞を繰り出すも、樋口がカット。ならばと赤井はケツァル・コアトルを狙うも石田は回避。赤井は石田にビッグブーツを見舞うも、石田が猫だましから、どすこい固めで丸め込んで電撃のピンフォールを奪取。イラプションは前哨戦で石田に連敗する失態となった。
赤井は「石田は前回、坂口さんに丸め込みで勝って、気を付けてはいたんですけど、リング上で樋口と対峙すると、いろんなことを考えて思い出す暇もなかった。一発一発が強烈で呼吸もままならない間にやられたって感じ。向こうも修羅場をくぐってきたんだなと感じました。自分もあとがないんで、まだ前哨戦ができることを幸せだと思って。チャンスをつかんで、勢いをイラプションとしてつかんで進んでいきたい」と前を向いた。
一方、またまた先輩を倒した石田は「もう確実にどすこいムーブメント起こせてるんじゃないですか。このまま勢いは止めない。アイツらにハリマオは負けない」と怪気炎。樋口は「坂口征夫を取って、赤井沙希を取った。どすこいの風が吹き荒れてます」と笑み。
また、この日のメインイベントでは上野勇希(27歳)、夢虹(15歳)組が、“米国の超新星”ニック・ウェイン(17歳)、正田壮史(21歳)組と対戦。4人の平均年齢はちょうど20歳で、フレッシュな顔合わせとなった。7月7日、東京・新宿FACEで一騎打ちを行う上野とニックは激しくやり合い、4者ともに目が離せない一進一退の攻防を展開。15分過ぎ、ニックは夢虹にドラゴン・スープレックス、バズソーキック、ウェインズ・ワールド(飛びつきダイアモンドカッター)をズバリと決めて3カウントを奪取した。
バックステージでニックは「今日と同じように、新宿でウエノから3カウントを取って倒す」と必勝宣言。上野は「新宿でニックをぶちのめしたい。(ニックが3カウントを取ると?)それくらい言ってもらわないと。でも無理なものは無理なので」と自信を見せた。