伊藤道場でキャリア34年の同期タッグ・伊藤薫&渡辺智子が再始動!

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 2005年の全日本女子プロレス解散後に伊藤薫が立ち上げた伊藤道場は、昔ながらの厳しいトレーニングによる新人育成をテーマに佐藤綾子や中森華子らを輩出。ワールド女子プロレス・ディアナの旗揚げに合流する形で2010年に発展的解散となった。2021年の旗揚げ10周年大会を以ってディアナを退団した伊藤は「道場を持つことは最後の夢」として、伊藤道場を再スタート。東京・大森を拠点に一般向けのプロレスサークルであるTEAM☆フットスタンプを運営しながら、今年3月より月1回の道場マッチを開催。リングを持たないプロレスラーに練習の場をして提供することも呼びかけている。

 今月24日の道場マッチでは全日本女子プロレスでのデビューから34年となる伊藤薫&渡辺智子の同期タッグ『いとなべ』が再始動し、中森華子&海樹リコと熱戦を展開。伊藤の強烈なパワーボムから渡辺がキャノンボールバスターで追い打ちをかけると、最後は伊藤がコーナー2段目からのダイビング・フットスタンプを突き刺して海樹にとどめを刺した。

 マイクを持った伊藤は「渡辺とはもう34年の付き合い。ホント苦楽を共にしてきて“いとなべ、ここで再始動しよう”って言ってくれて、すごくありがたいし良かったです。ハナ(中森)は伊藤道場で私が最初に見た選手です。海樹リコ選手は南月(たいよう/現SEAdLINNNG代表)が師匠だっていうことで。南月は私が1番バリバリに闘ってる時に、常にどこの会場でもチャリンコで駆けつけて応援している子でした。(海樹について)ウチらベテランの選手にとってもすごくいい刺激になるような選手だなって、今日闘って思いました。ガッツもあるし体もしっかりしてるし、これからもっともっとこういう選手たちが上がってくればいいなと思います。このまましっかりやっていってくれれば、チャンピオンになってもおかしくないと思います」と高評価。

 また、今後について「これから『いとなべ』との試合を体感してもらって、どんどん上に行ってもらえる選手が出たらいいなと思います。しっかり練習を積んで受け身が取れる選手、相手の技を受けれる選手を育てていって、新木場とか新宿とか後楽園とか…大きい所に行けるように頑張っていきたいと思います」と意気込み。

 道場開きから1周年となる次回7月15日はファイティングアート(※TEAM☆フットスタンプ会員による、試合内容はあらかじめ決められたプロレス形式のパフォーマンス。長与千種が命名)のレフェリーをOGの府川唯未さん、リングアナを同じくOGの玉田凛映さんが担当。メインイベントでは伊藤&渡辺がディアナの佐藤綾子&Himikoと対戦する。

『伊藤道場・道場マッチ ムゲン Connect-4』
日程:2023年6月24日(土)
開始:15:00
会場:東京・W-BOX(伊藤道場×椿ReINGz)
観衆:未発表

▼「ザ!女子プロレス」・30分1本勝負
○伊藤薫/渡辺智子(Marvelous)
17分20秒 ダイビング・フットスタンプ→体固め
中森華子(PURE-J)/●海樹リコ(SEAdLINNNG)

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