春日萌花が生体腎提供手術による休業前ラストマッチで2連勝飾る!「今日対戦してもらった仲間とお客さんと一緒にまた春日鉄道を走らせたい」

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 ガンバレ☆プロレスが6月3日、東京・高島平区民館で「遊星からの物体X2023」を開催した。実姉への生体腎提供(ドナー)手術を同月下旬に受けるため、今大会が休業前最後の試合となった春日萌花が2連勝を飾り、力強く復帰を宣言した。

 約5年前からガンプロにレギュラー参戦してきた春日は所属同然の存在。この日はHARUKAZE、長谷川美子と組み、網倉理奈、YuuRI、リアラ組と対戦した。春日はYuuRIと激しいエルボー合戦を繰り広げると、ダイビング・フットスタンプを降下。カウント2で返されると、フットスタンプを再び叩き込むも、これまたYuuRIはカウント2でクリア。ならばと、春日はもう一発、ダイビング・フットスタンプを見舞って3カウントを奪取した。

 すると、ここで、この日、出場予定のほとんどの男子選手が現れ、渡瀬瑞基が「俺たちも試合で春日さんを送り出したい。バトルロイヤル、スタートだ。ゴングを鳴らせ」と叫び、女子選手を加えたバトルロイヤルが急きょ行われることに。次々と選手が退場していくなか、翔太と冨永真一郎の裏切りもかわした春日は、最後に残ったリアラを丸め込んで見事に優勝。

 春日は「ガンプロには熱さがあります。ガンプロには激しさがあります。ガンプロには裏切りもあります。ですが、ガンプロにはやさしさがあります。人を憂うことができるのがガンプロ。人を心配することができるのがガンプロ。人のために涙を流すことができるのがガンプロ。人生は何が起きるのか分からない。私もよもや姉がタッグパートナーになって、リングを降りることになるとは思いませんでした。自分の対戦相手、敵が病気。そんなものが立ちはだかるなんて、これっぽっちも考えが及びませんでした。でも、今日いったんリングを降りて、明日からは姉のタッグパートナーとして、“健康”と書かれたタッグベルトを2人で巻いてくるから。そしたら戻ってくるから。そのときはまた熱い声援をしてください。人生はあっという間です。だから好きな人には好きって言いましょう。ガンバレ☆プロレス、大好きだ!」と涙でファンにあいさつ。

 バックステージで春日は「ガンプロの始まりは5年前。1件のオファーでした。それが5年も続いたということは偶然ではなく必然なんだなと。今日の試合と今日の仲間と、今日見ていただいた私こそがガンバレ☆プロレスです。ガンバレ☆プロレスはスネに傷を抱えてるとか言われますけど、それでも立ち上がるのがガンプロでしょ。私はお腹、背中に傷を抱えて必ず戻ってきます。そのときは今日対戦してもらった仲間とお客さんと一緒にまた春日鉄道を走らせたいと思います。行ってきます」とコメントした。

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