【試合詳細】9・24 アイスリボン後楽園ホール大会 【ICEx∞】安納サオリvsステファニー・バッケル 【リボンタッグ】真琴&星ハム子vs志田光&星いぶき 【トライアングルリボン】真白優希vs松澤さんvsチェリー

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『リボンの騎士たち2022』
日程:2022年9月24日(土)
開始:11:30
会場:後楽園ホール
観衆:364人

▼6人タッグマッチ20分1本勝負
まなせゆうな(ガンバレ☆プロレス)/○トトロさつき/キク
9分06秒 ボストンバッグ
柳川澄樺(JTO)/YuuRI(ガンバレ☆プロレス)/●咲蘭

▼8人タッグマッチ30分1本勝負
ダリス(CMLL)/SAKI(COLOR'S)/●清水ひかり(COLOR'S)/松下楓歩
13分39秒 ウィール・ウインド
ラム会長(666)/山下りな(フリー)/○雪妃真矢(フリー)/尾﨑妹加(フリー)

▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】○真白優希
9分56秒 スモールパッケージホールド
【挑戦者】●松澤さん
※第44代王者3度目の防衛に成功
※もう1人は【挑戦者】チェリー(フリー)

▼6人タッグマッチ20分1本勝負
弓李/本間多恵(フリー)/●朝陽
10分15秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
○石川奈青/あーみん(COLOR'S)/神姫楽ミサ(JTO)

▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合30分1本勝負
【王者】真琴(フリー)/●星ハム子
18分59秒 150万円を切り返してのエビ固め
【挑戦者】志田光(AEW)/○星いぶき
※第57代王者初防衛に失敗。志田&いぶきが第58代王者となる。

▼ICEx∞選手権試合30分1本勝負
【王者】○安納サオリ(フリー)
14分38秒 IROAS
【挑戦者】●ステファニー・バッケル(CMLL)
※第34代王者2度目の防衛に成功

安納がバッケルとの日墨美女レスラー対決を制しICE×∞防衛!いぶきが母・ハム子を沈め志田と悲願のリボンタッグ王座戴冠!

オープニング


入場式のあと、いぶき、真白、増田友理奈のH!Flyが後楽園ホール初登場。デビュー曲の『SUKISUKI』と新曲の『どんなときでも』をパフォーマンス。

第1試合


 BIG☆DEKAI!!!がオープニングマッチに登場。10月10日横浜ラジアントでのプロデュース興行に向けて勢いのある所をアピールしたい2人に対して、真っ向から挑んだのが咲蘭。試合前、「今日は可愛くてきれいな2人とのタッグで良かったです。ババアとデブと(のタッグ)じゃなくて!」と相手チームを挑発した咲蘭はゴングと同時に柳川、YuuRIと共に相手コーナーに突進すると、キクを捉えコーナーでの踏みつけ、リング中央での手の甲へのフットスタンプ、さらに柳川とYuuRIを呼び込んでのおてんばダッシュと先制攻撃を仕掛ける。
 またトトロがYuuRIをがっちり逆エビ固めに決めると、入場アイテムのシャボン玉スティックでトトロにシャボン玉攻撃に出た咲蘭だが、このスティックを奪ったトトロに反撃を浴びてしまう。柳川とYuuRIのアシストを受けてまなせとトトロにクロスボディを決めた咲蘭はトトロにでんでんむしを狙うが、トトロが咲蘭の腕をがっちりとロック。さらに体勢をずらしてボストンバッグで絞め上げると粘る咲蘭からギブアップを奪った。

第2試合


 Rebel&Enemyが揃い踏み。CMLL&COLOR'S&アイスの混合チームと対戦した。自ら先発に出た会長に対して対角に立ったのはダリス。一瞬、腰が引けた会長だが、ダリスとは組み合わずに側転からの手裏剣攻撃をみせる。「何、これ!?」と日本語でアピールするダリスに動きを説明する会長。理解したダリスは逆に会長に手裏剣攻撃。お株を奪われた会長に楓歩、さらにSAKIが集中攻撃を仕掛ける。
 いきなり捕まった会長だが、なんとか山下につなぐ。山下とダリスのパワー対決はチョップの打ち合いから山下がダリスを完璧なブレーンバスターで投げ優勢に進める。さらに妹加もダリスをアルゼンチン・バックブリーカーで持ち上げるなど、レネミーが試合の流れを掴んでいく。最後は雪妃と清水が蹴りの打ち合いから雪妃が雪の結晶を決めるも、清水が切り返しての丸め込みへ。しかし、これをさらに切り返した雪妃がウィールウィンドで丸め込みカウント3を奪った。そして試合後、マイクを手にしたのが楓歩。

〈試合後のリング上〉
楓歩「10月30日、両国KFCホール大会で絆トーナメントがあるんですけど、ひかりさんがメキシコ遠征に行くことが決まりまして、出場ができなくなってしまいました。このトーナメント、一番やりたくて、大阪でやりたいって言って実現できたトーナメントだったので、自分は悔しいですけど、でもひかりさんがメキシコ行っている間に、自分は日本で強くなるので帰ってきたら、また組んでください。(SAKIが「私と組む?」と言うと)自分はひかりさんと組みたいので今回は出場を辞退させていただきます。第4回が開催されるときには1番に指名しますね。」
清水「楓歩が出ないの寂しいですよね?ごめん。でも楓歩が思っているような人じゃない、私は。だって私はまだまだ弱いもん。私も胸張って楓歩と組めるようになりたいから、メキシコに行ってたくさん吸収して帰ってくる。お互いに胸を張って(次の機会に)組もう。」
※2人が握手。楓歩が絆トーナメント出場を辞退したことで枠がひとつ空くことになった。

第3試合


 真白の逆指名により決定した今回の防衛戦だが、インサイドワークに長けたチェリーとYMZの飛び道具である松澤さんは、共に何を仕掛けてくるかわからない難敵。まず仕掛けたのは真白。松澤さんに対して「なんで一般人が紛れ込んでいるんだ!」とクレームをつけると、「一般人じゃねえよ。私はプロレスをやりにきたんだ!」と胸を張る松澤さんに「じゃあ、前転後転受け身をやってみろ。」と真白。

 これを簡単にクリアーした61歳の松澤さんはその場で連続の腕立て伏せを始める。驚く真白だが「今度はロープワークだ。」と指示。ロープを走って往復する松澤さん。徐々にスピードが落ちてくると、タイミングを計っていた真白が松澤さんに蹴りを入れてテイクダウンさせると、そのままカバーに入る。離れて見ていたチェリーが真白をどけて自分がカバーに入る。そのチェリーの足を引っ張り再度、カバーに入る真白。カットに入ったチェリーが真白をフロントからのフルネルソンに決める。ロープに逃れた真白がドロップキックの反撃も真白を押し倒したチェリーは馬乗りパンチ。ここで息を吹き返した松澤さんがチェリーを首4の字に決める。さらに真白が足4の字。

 さらに松澤さんがチェリーにキーロックを決めると、真白もチェリーにキーロック。どっちがギブアップを取るか確認の取りようがないことに気づいた2人は思わずロックを外し、「同じ技をつかうなよ!」との言い合いから相手の胸元への太鼓打ちからのエルボーの打ち合いへ。チェリーが真白を押しのけ、松澤さんに逆エビ固め。さらに首絞めを仕掛けるチェリーに松澤さんはモンゴリアンチョップで応戦。

 さらにコーナーへ相手を振る腕の取り合いからチェリーが松澤さんのつま先を踏みつける。動きの止まった松澤さんを浴びせ倒したチェリーに今度は真白が目突き。チェリーが戦線離脱したところで松澤さんにも目突きを狙うが、松澤さんは水中眼鏡を掛けて、これを完璧ディフェンスし、前蹴りからスタナー。そして自分のコーナーからネギを持ち出した松澤さんが真白に振り下ろすが、これを真白は目突きに指で挟み阻止。さらに真白も自軍コーナーから手作りの極太ネギを手にすると、松澤さんのネギとのチャンバラから、松澤さんの背中に極太ネギを振り落とす。

 倒れた松澤さんをコーナーに引きずっていった真白はコーナー2段目に上がるが、ここでチェリーが松澤さんをカバー。コーナーから飛び降りた真白がこれをカットし、チェリーにストンピング。さらに松澤さんにも蹴りを入れる。うずくまる松澤さんを間に対峙した真白とチェリー。一瞬、にらみ合うも2人で松澤さんにストンピングの雨。「虐待だーっ!」と悲鳴を上げる松澤さんを引き起こした真白は松澤さんを羽交い絞めにする。チェリーの熟女でドーンをリクエストするが、振りかぶったチェリーは松澤さんの頭を下げると、あえて真白に熟女でドーンを決め、さらに松澤さんと2人でダブルの熟女でドーンを真白に放つと、今度はチェリーが真白を羽交い絞めにし、松澤さんがネギをフルスイングも真白がかわしてチェリーに誤爆。真白は即座に松澤さんに目付きからスモールパッケージホールドで丸め込みで3カウントを奪取。しっかり王座防衛を果たした。

試合後も収まらない松澤さんが真白の口にネギをねじ込む暴挙に出るなど、今後に若干の遺恨を残した。

第4試合


 KISSmeT PRINCESSが後楽園大会にトリオで登場した。選手紹介でしっかりとポーズを決めた3人はゴングと同時に相手コーナーに奇襲を掛けると、一度は切り返されるも同時串刺し攻撃を決めると、3人揃ってのワ―プレスを狙うが、これは相手チームにかわされ自爆。逆に弓李&本間&朝陽にグランドに引き込まれての同時関節技攻撃を浴びてしまう。
 ここでペースを握った弓李チームはこの日が誕生日の神姫楽を本間が捉え、鼻つまみ攻撃を仕掛ける。神姫楽のピンチをあーみんと石川がしっかりとアシスト。チームワークで勝るキスプリが徐々に試合の流れを掴んでいくと、最後は朝陽と石川の攻防に。朝陽がネックブリーカードロップ、ショートレンジのドロップキック、619と畳みかけ、ダブルリストアームサルトで勝負に出るが、これを石川がカウント2でキックアウト。「信じられない。」という表情を見せる朝陽。丸め込みの攻防から最後はバックに回った石川がジャーマン・スープレックス・ホールドを決めると、朝陽から3カウントを奪取。石川が粘り勝ちをモノにした。そして試合後、石川が楓歩をリングに呼び込んだ。

〈試合後のリング上〉
石川「楓歩、さっきさあ、絆トーナメント出られなくなったって聞いたんだけど本当?」
楓歩「本当です。」
石川「私、絆トーナメント、リザーブ枠だったんだけど、楓歩、出られないなら、ぜひ私と組んでほしいんだけど、後輩(の楓歩)から指名してくださーい!」
※手を差し出す石川。そこに真白がリングイン。
真白「楓歩、私もリザーブ枠なんだ。相手がいないと出馬できないんだ。あ、出場できないんだ。お願い指名して。」
※真白も手を差し出す。
石川「いやいや私と出よう!お願い!」
※2人が手を差し出す。
楓歩「相手誰でもいいんじゃないですか、もしかして?」
石川「いやいや、楓歩に選んでほしい。」
楓歩「ん~自分は2試合目終わったあとに高らかに出場辞退を宣言してしまいまして…えっと、ごめんなさい!」
真白「なんでだよ!」
楓歩「出たいなら2人で組めばいいじゃないですか?それしか手段ないですよ。見たいですよね?お客さん!」
※嫌がる石川と真白。
石川「この2人だったら私が先輩になるんですよ。引っ張って行ってあげてもいいですよ。」
真白「いや、私がベルト持ってるんで私が先輩です。」
石川「じゃあどっちが先輩か、実際に組んでみましょうよ。」
※「ふん」と言ってリングを降りた真白。「どっち?」と聞く石川に「組んでやるよ!」と吐き捨て去る。

第5試合


 連携はもちろん合体技も持つベテラン王者に挑むのは初タッグにして王座初挑戦の志田といぶき。過去にタッグとシングルで計2回対戦し、気持ちが通じ合ったという2人。いぶきは、志田からもらっだガウンと新調したコスチュームでリングイン。頬には「覚悟」の文字が入っている。

 試合は真琴vsいぶきでスタート。ロックアップから真琴がヘッドロックへ。さらにアームホイップの仕掛け合いを真琴が制し、いぶきにストンピング。ロープに飛んだところを志田が羽交い絞めにする。いぶきが攻撃を狙って反対のロープに飛ぶが、ハム子に羽交い絞めにされてしまう。逃れたいぶきが突進するも、真琴がかわしていぶきと志田が同士討ち。

 さらに真琴が志田をエルボーで場外に落とす。真琴がいぶきをバックから押さえハム子がラリアットも、今度はいぶきがかわす。同士討ちかと思われたが、真琴がかわし、ハム子のラリアットはエプロンに上がってきた志田を直撃。いぶきが真琴にドロップキック。吹っ飛んだ真琴がハム子とぶつかり2人が場外に。いぶきが真琴とハム子めがけて場外へのプランチャ。そしていぶきが真琴の上体をエプロンの外に出し志田が助走付きニーを狙うが、これを真琴がかわし、志田といぶきの上体をエプロンの外に出すと、真琴が志田に助走付きニー、ハム子がいぶきに竹刀振り下ろしを同時に決める。リングに戻ると真琴がいぶきを捉え、グランドで絞め上げてからハム子に交代。

 ハム子はコーナーでの腹ウォッシュ、さらにいぶきの頭を自分のお腹に埋め込み「お腹に帰れ!」と押し潰す。そしてボディプレスからフォールもカウントは2。今度は代わった真琴がエルボー、コーナーに詰めての踏みつけ、ダブルアーム・スープレックスからアームロックへ。ここまでコーナーで「自分で返せ!」といぶきに檄を飛ばしてきた志田が初めてカットに入る。真琴が側転ダブルニーからいぶきを引き起こすがいぶきがカウンターのクロスボディで反撃し、志田に交代。

 志田は真琴、ハム子に続けてストレートエルボーを入れ、2人をコーナーに振ると、まとめて串刺しニー。さらにハム子をブレーンバスターでコーナーの真琴に叩きつけ、真琴にブレーンバスター。トップロープに上がった志田がダブルニーをン狙うがこれは真琴がかわす。エルボー打ち合いから志田が延髄ハイ、DDT。先に起き上がった真琴が志田の側頭部に蹴りを入れハム子に交代。ハム子が突っ張りから腹アタック、シャイニング腹ザードを決め、コーナーを狙うが志田が雪崩式ブレーンバスター。いぶきに交代。いぶきは連続ダイビングクロスボディから逆水平チョップ。最初はエルボーで返していたハム子だが、途中から腕を後ろで組み、胸を突き出す。いぶきの連続チョップに耐えたハム子は腹攻撃からバックフリップ。いぶきもライトニングスパイラルで応戦。お互いの髪の掴み合いからリングに入ってきた志田をハム子が、真琴をいぶきが同時バックフリップ。志田といぶきがハム子をダブルチョークスラムで叩きつけ、起き上がったところに志田がニー、いぶきがハイキックを決めるが、ハム子は2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。

 さらに志田、いぶきにラリアット。ここで真琴が志田をエプロンに出し、エプロンでスピアーを決め場外に吹っ飛ばす。そして真琴がリングへ。いぶきにダブルブレーンバスターを狙うが、これをこらえたいぶきが2人まとめて往復チョップを連打。しかし真琴とハム子もダブルチョップ、さらに蹴りとボディアタックのサンドイッチ攻撃、ダブルブレーンバスター、真琴のスピアー、ハム子のラリアットがいぶきを追撃。そしてスピアーとラリアットの同時攻撃を狙うが、これをいぶきがかわす。ハム子にハイキック、ライトニングスパイラルを決めたいぶきがコーナーに上がるが、これを真琴をカットし、シットダウンボム。そこにハム子がダイビングボディプレスでフォールも志田がレフェリーの足を引っ張り救出。志田がハム子にコーナーからのダイビングダブルニーを決め、いぶきがいぶning starもハム子がキックアウト。志田はビーナスシュートで真琴を排除し、いぶきとハム子に託された。グッドいぶニングも押し潰したハム子はハムロールもカウント2。さらに150万円を狙って飛びついたハム子だが、これを切り返して丸め込んだいぶきがカウント3を奪取。

 志田&いぶきが初タッグでいきなりリボンタッグ王座を奪取した。

第6試合


 前哨戦2勝2敗で迎えた安納とバッケルのICE×∞王座戦。試合はお互いが突進する形でのロックアップから安納がロープ際にバッケルを追い込むが、バッケルが反転。さらに安納が反転してコーナーに押し込むが、再度、バッケルが反転、安納が反転するもその安納の腕を取ったバッケルがロープ越しに腕十字を決める。もつれるように場外へ。

 場外戦で優位に立ったのはバッケル。安納を場外で引き回し、さらに首4の字から反転して場外マットに何度も頭を打ち付けリングに戻す。串刺しダブルニー、顔面ウォッシュを決め、さらにコーナーに安納を押し込み飛び込む。これをかわした安納だが、直後にバッケルのドロップキックがヒット。ダメージの残る安納を踏みつけたバッケルは「立って来い。」と安納を挑発。バッケルと向き合った安納は張り手。バッケルも返す。激しい張り手合戦からバッケルがヘッドバットの連打。安納をコーナーに振っての串刺しラリアット。反対コーナーに振るところを切り返した安納が串刺しビックブーツ。バックに回った安納。バッケルは前方回転から腕十字へ。なんとかロープに逃れた安納にバッケルは619を決めフォールもカウント2。

 コーナーに上がったバッケル。安納はフィッシャーマンズ・スープレックスで投げ、ロックを外さずにフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。バッケルがバックドロップで反撃し、両者ダウン。起き上がってのエルボー合戦から再度、バッケルが腕十字へ。ロープに苦れた安納はコーナーのバッケルを雪崩式フランケンシュタイナー。カバーに入るもカウントは2。バックに回った安納。バッケルが執拗に踏ん張ると前方に回ってタンタンドルからリバースの鎌固め、反転して極楽固めへ。逃れたバッケルは変形ネックロック。逃れた安納は延髄ハイ2連発。

 3発目をかわしたバッケルだが、バックに回った安納がジャーマン3連発からの抑え込みもカウント2。逆にバッケルが初公開のジャーマンで安納をホールドもカウント2。起き上がった安納がジャーマンでホールドもカウント2。バッケルがバッケルDDT。カバーに入られる前に起き上がった安納はジャーマンを決め、丸め込んだまま自ら起き上がりながらブリッジを決めて抑え込む新技IROAS(=イロアス)でカウント3を奪取。安納が王座V2に成功した。

〈試合後のリング上〉

安納「皆さん、ありがとうございます。欲張り角美人、バッケル。私はあなたと隣に立つのも嫌やった。美人やし、キレイすぎるし、スタイルもめちゃくちゃいいしさ。でも私だってなあ、勝利も美人でも負けたくなかってん。だから美容院行ったり、エステ行ったり、ちょっとメイク変えたりしたけどさ。誰も気づいてくれへんねん。なんでやねん。けどな、バッケル。あなたは美人なだけじゃない。メチャクチャ強いよ。だから4つもベルト持ってるんやろな。美人で強くて、最高かよ。欲張り、最高かよ。私はあなたと試合するたびに、あなたのこと大好きになった。ありがとうバッケル。あなたをリスペクトします。」
※スペイン語でバッケルに語った安納は握手の手を求め、バッケルも握手に応じる。バッケルは「I'll be back」と語り、リングを降りる。
安納「ということで皆さん、本日はアイスリボン後楽園ホール大会、ありがとうございました!」
※いぶきがリングイン。
いぶき「安納さんお待たせしました。見て、見て、ベルト獲りましたよ!自分がここに立ってるってことは分かりますよね、安納さん。自分そのベルト諦めてないんですよ。自分、今日、このベルト巻いて、そのベルトも欲しいなぁ~。でもね、この試合を見てて、アイスリボンの選手がメインに立っていない。凄い凄い凄い悔しい。自分がメインに立ってなきゃいけないって思ったんですよ。それが本当に本当に悔しくて、アイスリボンの大会なのに、アイスリボンの所属が誰一人メインに立ってない。今日だってそう。安納さんが立って、対角にバッケルが立って、所属誰もいなくて、自分はそれが悔しいので、安納さん、そのベルトに挑戦させてください。」
安納「待ってた。凄い待ってたし、私は所属選手が弱いとかちょっとも思わん。でも、所属選手はホンマにアイスリボンを大きくしようと思ってるのかなって、その気持ちが伝わってこうへんのやけど。私だけ?私だけやったら申し訳ないんやけどさ。」
※トトロ、石川、朝陽、楓歩、キク、咲蘭、ちょっとためらったあと真白がリングに上がり、全員で安納を囲む。
安納「やっと来ましたか。いいんじゃない?みんなが大きくしようって気持ち伝わっているけど、もっと来いよな。遠慮なくおいでって言ったよね、私。」
※石川がマイクを掴んで安納の前に立つ。
石川「安納さん、私、美人で強くてカッコイイ安納さんの隣に立ちたいなとこないだは思ってたんですけど、やっぱり対角で、私も戦いたいです。それにジャーマン被ってるんですけど。私がジャーマンで安納さんからスリーを獲ってそのベルト剥がしてみせるんで。」
安納「おー石川ちゃん、言うようになりましたね。OK!他の選手もいいよ、いつでもやったるから。石川終わってから来いよ。いぶきちゃん、ちょっと待っててな。ちょっと石川の言葉に火が着いたわ。石川、いつしたいの?」
石川「11月5、6、ここ後楽園の隣の東京ドームシティプリズムホールでスーパープリンセスパーティーというアイスリボンを大きくするための大会を開催するんです。だから、ぜひそこでお願いします!」
安納「プリンセスの石川ちゃんでくるのか、いつもの石川ちゃんでくるのか、それとも泣き虫の石川ちゃんでくるのか、楽しみにしてるわ。」
※石川とにらみ合ったあと、選手を呼び込み安納が締めるが最後の締めを「みんなでハッピー!アイスリボーン!」と叫んでしまう。これにいぶき、石川らが猛クレームも安納は無視してベルトを手に観客にアピール。

〈試合後の安納サオリ〉

安納「みんなでハッピーも楽しいやろ。私はいいと思う。今日は気持ちで戦ったから私。バッケルとは言葉が通じないし、私は理解できてるよ!理解できてるけど、やっぱりちょっと通じ合えないところもある。だから今日技と気持ちでバッケルともっと通じ合えたってそう思います。ちょっとね、弱音吐いちゃったんですよ、藤本さんに初めて。『ちょっと不安です』と初めてLINEしちゃった。でも藤本さんは『そういう不安とか盛り上げようって気持ちを変に背負わず、楽しんで』って言ってくださって。そうだよなって、楽しまないとお客さんに伝わらへんし、勝ちたいっていう気持ちは伝わらないなと思って。その気持ちでリングに向かっての結果だと思います。『アイルビーバック』って言ったっけ?待ってるバッケル。次は私ももっとスペイン語話せるようにするし、バッケルも関西弁喋れるようにしといて。」

――外国人相手の防衛はチャンピオンとしてどんな気持ちですか?
安納「私、別に日本人だとか外国人だとかそういう気持ちは全くなくて、一選手がこのベルトを狙いに来てるんやっていう思いで、バッケルともこの1ヵ月間ずっと戦ってきたから、別に関係ないです。言葉なんて二の次です。リングでは言葉は必要ないと私は思ってます。」

――試合後アイスリボンの選手に囲まれたが。
安納「私はずっと言ってますからね、所属選手としていきたいって。ベルト巻いた時からそう思ってましたよ。遅いねんて。遅い。正直やっとこの絵が見れたんだと思いましたね。ああいう風に皆が上がって来てくれたってことは、少なからず気持ちがあって悔しいって気持ちがあったから今日リング上がってきたんでしょう。だからこっからこのベルトを所属選手と私は戦っていきたいと思ってます。石川?次は石川奈青?あの子、肝心な時になにかいつもある子やなって思ってるので、とにかく気を付けて万全の体調で私の前に立ってくれることを願ってます。」

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