【特別寄稿】CMLL遠征直前の真琴を直撃!「世界の真琴になりたい。そのための第一歩」

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現地時間の10月12日よりメキシコシティに入り、CMLLに約2週間参戦することになったREINA女子プロレスの真琴。出発を前に現在の心境を聞いてみた。
【記事提供/REINA女子プロレス】

まず、メキシコ遠征の話を聞いた際は「やっと来た…!」と思ったという。「海外はみんなが行けるものではない。選ばれし人しかいけないものだし、自分は選んでいただけるものだと思ってました」といつかはいけるものだと思い込んでいた。
メキシコ自体、初の経験となるが、「結構、周りから危ないところだと聞いていて、いまはまだ怖さのほうが上回っています。でもさっき、いいことを思いつきました。身の危険を感じたときは奇声を上げて威嚇すればいいのかなって」とちょっと不安げな様子。
CMLLについては「プロレスファンなら誰でも知っている、それくらい大きな団体なのでドキドキしてます」と期待に胸を膨らませる。

成宮真希(アイスリボン)と一緒の遠征になるが、「自分がアイスリボン所属だったときに成宮さんは練習生で入ってきたときから知っています。一緒に練習したりしていましたけど、当時は上品なお姉さんって感じでした。コスチュームも白とピンクでしたし。この間、アイスリボンの蕨大会でタッグを組んだ(9月24日)んですけど、オラオラ系ッて感じで、こわいけど心強いパートナーでした」と、信頼を寄せる。

CMLL遠征への意気込みを語る真琴10月12日(現地時間)、メキシコシティ入りする真琴と成宮は14日、メキシコシティ・アレナメヒコ大会より参戦する。いきなりのアレナメヒコデビューという待遇に、CMLLからの期待の高さをうかがわせる。「今はただすごく大きい会場なんだなって想像するしかありませんが、今まで一番大きな会場で試合したのが両国国技館なので、それよりも大きいとなると未知の領域です」と18000人収容の大会場でのデビューに、まだ漠然とした様子。
現地では、すでに真琴&成宮がCMLLに参加することのニュースが流されており、ファンの注目度も高いという。

二人の第1戦は日本で真琴とREINA世界タッグを賭けて争ったラ・コマンダンテとタッグを組み、エストレジータ、プリンセサ・スヘイ、ゴージャコング組と対戦。ルーダ(ヒール)としての登場となる。
「ルーダさんというと、性格の悪い感じですよね…。経験したことはないですが、試合中、本当にムカついたときに相手の髪をつかんだりとかはしたことはあります。でも、ルーダというのは、相手をリードする力がないと務まらないと思うので、自分は自身ないですが…」と初めての経験にちょっぴり戸惑い気味だ。
とはいえ、最近、日本ではミステル・カカオ率いるルチャワークショップに毎週参加。カカオやジ・ウインガーからブレイジングキック(二段蹴り)に磨きをかけるようアドバイスされ、集中練習を開始。その甲斐あって、10月9日の新木場大会ではこれまで以上のダメージと迫力を身につけた。二段蹴りのスペイン語名である”パターダ アルディエンテ”と、技名も変更。取材時も午前中の練習で男子選手を相手に100連発を放った。必殺技を手にした真琴が、どれだけのルチャドーラを蹴りまくるか。

そして記者会見でもコメントした“オリエンタルビューティ”旋風を巻き起こすことが出来るか。真琴がそうコメントした背景には、メキシコのプロレス雑誌で、メキシコ人が選ぶ美女レスラーという企画での日本代表として選ばれたことにある。
「自分はまだ世界の真琴になりたいと思っているのでその第一歩を記したいと思っています。それで、オリエンタルビューティさを発揮して、メキシコ人をメロメロにして、REINAのアレナメヒコ大会をやりたいと思います!」とメキシカンドリームを語った真琴が“世界のMAKOTO”へ向け、いよいよその第一歩が記される。

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