20年選手コスチュームを作り続けた“プランギャズ”の高橋真美さんの周年記念大会に豪華選手陣が集結!「ばあちゃんになってもずっと続けていきたい」

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 14日、東京都・新宿FACEにて、プランギャズ20周年記念大会『Plein Gaz!』が開催された。

 Plein Gaz(プランギャズ)とは、格闘技・プロレスの選手コスチュームの制作ブランド。
 主宰の高橋真美さんは、プロレス系コスチューム等の制作会社として知られるシマスポーツのグループ企業であるM&Mカンパニーに入社。獣神サンダー・ライガーのマスク制作にも携わるなどコスチューム制作の経験を積み、7年後に独立。
 プランギャズ設立後は鈴木みのるが『この子、独立したばっかりで仕事がないから注文してあげて』と周囲に紹介したことで一気に人気が高まり、現在は多くの選手がプランギャズを愛用。プロレス界では今大会に出場する選手の他にもスターダム選手勢や新日本プロレスの選手らが愛用している他、格闘技界でもシバター、浅倉カンナ、浜崎朱加、オークレアー真珠、山本美憂、朴光哲、山本“KID”徳郁さんらビッグネームにも御用達。リングコスチューム以外の分野ではレディー・ガガのコスチューム制作も行うなど、その腕と実績は多くの分野で信頼されている。

 今回のプランギャズ20周年記念大会には、高橋さんの声掛けに応じてプランギャズを愛用する選手たちが続々と集まり、この大会でしか見られない豪華で珍しいカードが目白押しに。プランギャズオリジナルのマスクマンPG Melty&PG Hidyがデビューするなど見どころ満載の大会となった。


 メインイベントでは、鈴木みのる&PG Melty&PG Hidyvs佐藤光留&柴田正人&優宇の6人タッグマッチが開催。
 高橋さんらプランギャズ勢がいつも忙しく作業をする中で創られた“おとぎ話”から生まれたモンスターであるMelty&Hidyは、コスチュームを得て実体化しリング内外を縦横無尽に駆け巡って大活躍。みのるも圧倒的な強さを見せ、一気に試合は決まってしまうかと思われた。
 これに焦った光留は、この試合の勝利者賞であるプランギャズで使える10万円分の商品券を持ち出し、「一番鈴木みのるにダメージを与えたものにこの商品券を進呈する!」と宣言し参戦選手全員での袋叩きを試みるが、みのるが「テメーら一日でも長くプロレス界に居たかったらどっち側に付けばいいかわかるな?」と脅しをかけると全員がみのるに加勢。ボコボコにされた光留へ、Meltyがダイビング雷電ドロップ、Hidyがスワントーンボム、みのるがゴッチ式パイルドライバーと畳み掛けて3カウントを奪った。

 マイクを取ったみのるは、「実は彼女が19歳の時からの付き合いで、まだミシンも踏ませてもらえない時期からの、あの時からの付き合いだね。長くなったね。それから数えたら20何年だ?よくもまあ、この金のないレスラーたちから金ふんだくってよく生き残ってるなお前な!この金をふんだくった、この金の亡者となった高橋真美からの気持ち良さを伝えてもらおう」と愛に溢れたマイクリレー。

 高橋さんは、独立直後にみのるから受けた恩について改めてお礼を言い、「ものづくりしかできない小娘だった私なんですけど、皆様のご縁を繋いでいただいて、20年続けることができました。本当に嬉しく思います。これからも、この素晴らしい選手の皆さんたち、素晴らしい舞台のお役に立てていきたいと思いますので、今後ともどうか皆さまよろしくお願いします。本日はまことにありがとうございました」と挨拶し、大会を締めた。


 大会終了後、高橋さんは「なんか……夢のようでした。こんなに長く続けられると思っていませんでしたし、皆さんにお願いできるような立場とも思っていなかったので、最高のギフトを頂いた気分です」と涙声で振り返る。
 そして、「格闘技・プロレスの衣装っていうのは本当に天職だと思っているので、年取ってばあちゃんになってもず~~っと続けていきたいと思ってます!」と満面の笑みで語った。

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