DDT 4.29後楽園大会 飯伏vs.HARASHIMAのKO-D無差別級戦、関本&岡林vs.石井&入江のKO-Dタッグ戦
MAX BUMP 2015
日時:2015年4月29日(水・祝)
開場:11:00 開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:2200人(超満員札止め)
▼第0試合 タッグマッチ 10分1本勝負
[いつどこ権]○樋口和貞/梅田公太
8分51秒 変形カナディアンバックブリーカー
中津良太/●岩崎孝樹
▼ダークマッチ キング・オブ・ダーク選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●伊橋剛太
0分52秒 轟天→雲龍型体固め
[挑戦者]○樋口和貞
※初代王者が9度目の防衛に成功
▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○坂口征夫
4分4秒 煉獄→片エビ固め
●勝俣瞬馬
▼第2試合 BOYZ軍vs野郎Z軍 最終決着戦 30分1本勝負
[BOYZ軍]大石真翔/彰人/高尾蒼馬/●平田一喜
9分51秒 シットダウンひまわりボム→エビ固め
[野郎Z軍]○高木三四郎/大鷲透/ブラザートミー/植木崇行
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
[いつどこ権]●アントーニオ本多/竹下幸之介
10分50秒 バズソーキック→片エビ固め
○KUDO/マサ高梨
※アントンのいつでもどこでも挑戦権がKUDOに移動
▼第4試合 いつでもどこでも挑戦権争奪バトルロイヤル
○佐々木大輔⑥
11分40秒 いつでもどこでも挑戦権獲得
【退場順】○内は入場順
⚫︎星誕期③(3分59秒 スク〜ルボ〜イ)MIKAMI⑤○
⚫︎ヤス・ウラノ④(5分12秒 回転エビ固め)佐々木大輔○
※ウラノのいつでもどこでも挑戦権が佐々木に移動
⚫︎MIKAMI(6分1秒 念仏男色ドライバー→拝み式漢固め)男色人生②○
⚫︎赤井沙希⑧(9分27秒 横入り式エビ固め)DJニラ⑦○
※赤井のいつでもどこでも挑戦権がニラに移動
⚫︎DJニラ(9分49秒 自爆OTR)
⚫︎福田洋①(10分49秒 OTR)佐々木○宮武俊⑨○
※男色、宮武は退場せずに終了。
▼第5試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○関本大介(大日本)/岡林裕二(大日本)
18分46秒 原爆固め
[挑戦者組]●石井慧介/入江茂弘
※第51代王者・関本&岡林が2度目の防衛に成功
▼第6試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●飯伏幸太
25分54秒 スワンダイブ式蒼魔刀→体固め
[挑戦者]○HARASHIMA
※第49代王者・飯伏が2度目の防衛に失敗。HARASHIAMAが第50代王者となる。
HARASHIMAが飯伏に雪辱!いつどこ権を持った樋口とKUDOが宣戦布告!
佐々木がいつどこ権を2つ獲得!関本&岡林がドリフを撃破してタッグ王座V2
第0試合
11時40分から第0試合がスタート。中津が樋口を挑発していくが敢えて岩﨑が先発で出ていき、樋口に片足タックルを仕掛ける。しかしバックを取った樋口はリフトして何度もマットに叩き付ける。ここで両者タッチすると、中津が梅田にショルダータックルからアームドラッグ。さらに一度はかわされたが、それでもアームドラッグからドロップキック。
タッチを受けた岩﨑は梅田をボディスラムで叩き付ける。続いて中津がボディシザースに捉えると、そこから横回転して抑え込む。カウント2で返した梅田だが、岩﨑がなおもキチンシンクで腹部を攻撃してからバックドロップ。
梅田もエルボー合戦を挑んでいくが、岩﨑はニーリフト。しかしドロップキックを返した梅田はようやく樋口にタッチ。ビッグブーツで岩﨑と中津を吹っ飛ばした樋口は、ボディスラムの体勢から岩﨑をコーナーに投げつけると、ビッグブーツから相撲タックル。これをニーリフトで迎撃した岩﨑は延髄斬りを叩き込んで中津にタッチ。
串刺しジャンピングニーを放った中津だが、キャッチした樋口はマットに叩き付けるとドロップキック。さらに梅田とのトレイン攻撃を決めると、梅田はスワンダイブ式ミサイルキックからフィッシャーマンの体勢に。
踏ん張った中津はエルボー合戦を仕掛けていくと、そこからミドルキック合戦に。梅田のミドルに両ヒザをマットについた中津は、立ち上がって睨み合いになると張り手。ニヤリと笑った梅田は掌底と蹴りのコンビネーション。中津も応戦すると、梅田はソバット。しかし中津もフェースクラッシャーを返して両者タッチ。
岩﨑は樋口にダブルアームを狙うが、樋口が踏ん張るとコブラツイストにスイッチ。しかし岩﨑の腕を掴んで肩口まで引っ張りあげた樋口は、コーナーに一旦叩き付けてからオクラホマスタンピート。さらに相撲タックルで吹っ飛ばすと、梅田が中津を場外に連れ出す。その間に樋口はカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、右足とアゴをロックしてギブアップを奪った。
ダークマッチ
鶴見亜門GMが樋口に「期待してるから」と声をかけていると、そこに伊橋が乱入してきて「今日、俺の試合、組み忘れちゃってるじゃねぇか」とキングオブダークの試合が組まれていないことに文句をつける。「いますぐ試合を組め!」と要求する伊橋に「今月4回もやっちゃってんじゃねぇかよ! いいよ別に。防衛記録伸びるだけだよぉ。いますぐ組めって言ったって挑戦者がいねぇじゃかよ!」と拒むGMだが、伊橋はリング上にいる樋口をチラリと見ると「ここにいるじゃんよぉ。そこのデケェの! お前のその黒いやつ(=いつでもどこでも挑戦権のアームカバー)とこの超カッコイイ、このベルトかけていまから闘おうじゃねぇかよ! な? イエイカモ〜ン!」と挑発。
GMが樋口は試合を終えたばかりだからと却下しようとしたが、樋口が「GM、兄弟子の言うことは絶対なので、キングオブダーク挑戦させてください!」と受けて立ったため、急遽キングオブダーク選手権が行われることに。ベルトで殴りかかって奇襲攻撃を仕掛けた伊橋だが、ビッグブーツであっさりなぎ倒した樋口はカナディアンバックブリーカーの体勢に。
さすがに伊橋は重たくバランスを崩した樋口だが、気合いを入れてもう一回カナディアンバックブリーカーで持ち上げていき、轟天(=カナディアンバックブリーカー→高角度のど輪落とし)で叩き付けると、伊橋を踏みつけ土俵入りのポーズで3カウント。
オープニング
前説では鶴見亜門GMが先日大地震のあったネパールへの募金を募ったあと、7月19日の後楽園大会から自由席を廃止して、全席指定席にすることを発表。料金も一部変更になるという。ファンクラブに関しては5月1日〜6月30日に入会した人は入会無料になるキャンペーンを行うことがアナウンスされた。
続いてスマホ向けアプリのGANMA!で、DDTの漫画を描いてくれる人を募集していたが、OLをやりながら漫画を描いているという早蕨たまおさんが描く『プ女子日和』に決まったことが発表され、チェリーが声優を務める予告編がスクリーンで流された。
そして前回の後楽園大会でいつでもどこでも興行権を獲得したマサ高梨が登場し、7月22日に新宿FACEで19時から『酒呑童子主催興行』を開催することを発表。「場所が新宿なので、酒呑童子らしい酒にまみれた大会になると思いますのでよろしくお願いします」とPRした高梨は、そのまま「準備はいいか、テメーら! てことは今日も酒呑童子らしく派手にいくぜ! DDT後楽園大会スタート!」とオープニングコール。
第1試合
5.1DNA北沢大会で樋口とのシングルマッチが控えている勝俣がオープニングマッチで坂口とシングルマッチ。そしてデビュー1周年の勝俣には大量の紙テープが飛ぶ。勝俣から「お願いします」と握手を求めていくが、坂口は応じない。
坂口の先制ハイキックを何度もかわした勝俣だが、坂口は腹パン。勝俣もチョップを打っていくが、突き飛ばした坂口はニーリフト。勝俣はエルボーで向かって行くが、腹パンからミドルキックを叩き込んだ坂口。
フライングメイヤーからサッカーボールキックを叩き込んだ坂口は、前蹴りでコーナーまで吹っ飛ばすと、トップコーナーの上に寝かせて串刺しジャンピングニー。これをかわしてエプロンからジャンピングキックを叩き込んだ勝俣はミサイルキック。しかしドロップキックを自爆させた坂口は走り込む。
ドロップキックで迎撃した勝俣はムーンサルトプレスを投下。かわして自爆させた坂口は、ハーフダウンの勝俣にランニングローを叩き込むがカウントは2。すると勝俣は背後に回ってオンブ式スリーパーで飛び付く。
背後のコーナーに押し込んだ坂口だが、離さない勝俣はスクールボーイ。キックアウトした坂口をさらにカサドーラで丸め込むがこれもカウント2で返した坂口は、立ち上がり様に蹴りを叩き込むと、左右のハイキックを叩き込んで3カウントを奪った。
第2試合
スクリーンでは野郎Z軍の控室が映し出される。トミーが高木に「Xは誰なんだ?」と尋ねると、高木は「Xはミスターポリスマン、植木崇行だ! BOYZ軍をみんな逮捕しろ!」とXが大日本プロレスの植木崇行であることを明かした。
『WON'T BE LONG』に乗って野郎Z軍が入場すると、続いて『学園天国』に乗ってBOYZ軍が入場。そして大石、高尾、彰人とは別にあの曲に乗って平田が南側客席の通路に登場。いざ踊ろうとしたところで、試合開始のゴングが鳴り、慌てて客席から降りていく平田。
だが、待っていた大鷲が蹴りで迎撃してコーナーに叩き付けるとトレイン攻撃。早くもコスチュームのショルダーを外した植木が敬礼からコーナースプラッシュ。しかし高尾がトミーの串刺し攻撃を蹴りで迎撃し、背中にダイビング・フットスタンプを落とすと、顔面への低空ドロップキックでサングラスとハットを吹っ飛ばす。
さらに大石と彰人がダブルのカウンターエルボーから合体攻撃。大石はトミーをロープに張り付けると鼻フック。BOYZ軍は一斉に野郎Z軍全員をロープに張り付けて鼻フックをお見舞いして辱める。
しかしトミーも大石にカウンターのカチ上げ式ラリアットを叩き込んで大鷲にタッチ。大石の蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリューを決めていくが、高尾がドロップキック。しかしフライング・クロスチョップを返した大鷲は高木にタッチ。ドラゴンリングインした高木を蹴りで迎撃した彰人は俵返しで投げていくが、続くエルボーを高木がかわして大石に誤爆させる。
そのまま2人まとめてファイアーマンキャリーで持ち上げた高木は投げ捨てブロックバスター。すると野郎Z軍は植木が、BOYZ軍は平田が執拗にタッチを要求。お互いにほぼ同時にリングインすると、なぜかお互いゴリラ的な動きで相手を威嚇。
エルボー合戦から「待て!」と制止した植木が拳銃を取り出して構えるが、すぐに手で払い落とした平田は拳銃を場外に投げ捨てる。慌てて高木と大鷲が飛び込んで来るが、平田はドロップキックで蹴散らすと、平田GOサングラスを持ち出す。これを奪い取ろうとしたトミーだが、サングラスの引っ張り合いになった末、まさかの真っ二つに!
「おーい、何してくれたんだよ! これなくなったら俺、何も出来ねぇだろ! もうお終いだーーー!」と絶叫。するとあの曲が鳴り響き、リング上の選手たちが戸惑う中、平田GOサングラスをかけたピー●君のぬいぐるみを持ち、頭にパトランプのついたヘルメットを被った植木が登場。
サングラスを全選手に渡して全員でダンスをGOしていると、その真ん中で高木が平田をシットダウン・ひまわりボムで叩き付けて3カウント。勝った野郎Z軍は4人全員でコーナーに登ると勝利のファイヤーポーズを決める。最後はノーサイドとなり、平田以外のBOYZ軍とも仲良く退場。平田だけが大の字に倒れたままDNA勢が運んで退場となった。
第3試合
酒呑童子は一升瓶を手に入場。高梨と竹下の先発で試合開始。手四つの力比べから腕の取り合いになると、高梨がフライングメイヤーから横十字固めで丸め込む。竹下がキックアウトすると、KUDOとアントンがリングイン。
ロックアップしようとするアントンをかわしたKUDOはミドルキック。頬杖をつきながら竹下と作戦会議をしたアントンは、よそ見させてから殴ろうとするが失敗。また作戦会議をしてからフェイントを入れて殴っていったアントンは、竹下を呼び込んでダブルの正拳突き。
高梨にもダブルの正拳突きをお見舞いして場外に追いやると、アントンはケブラーダの体勢に入るが、やっぱり足を滑らせて転落。アントンをリングに戻したKUDOはサッカーボールキックを叩き込むと、高梨にタッチ。アントンの背中を思いきり引っ掻いた高梨に続き、今度は正面からKUDOがミドルキック。さらに倒立からダブルニーを落とすと、救出に入ってきた竹下に高梨がショルダーネックブリーカー。続けてKUDOがランニングロー。
アントンもKUDOに逆水平チョップを叩き込むが、背後から高梨が髪の毛を掴んで引き抜く。そして「後楽園ホールの皆様、お待たせしました。バイオニックエルボー」とアントンのアピールをパクってバイオニックエルボーを狙う。
これをボディブローで迎撃したアントンが「私の技ですので!」と本家バイオニックエルボーを狙うが、高梨もボディブローで迎撃。しかしカウンターのテーズプレスを決めたアントンは竹下にタッチ。リープフロッグで高梨をかわした竹下はゼロ戦キックから予告付きブレーンバスター。
踏ん張る高梨をぶっこ抜くように投げた竹下だが、高梨も背後から丸め込むと、すぐに立ち上がって脳天に低空ドロップキック。さらに高梨が竹下の足元から丸め込むと、立ち上がった竹下にKUDOがダイビング・ダブルニーアタック。
だが、竹下もKUDOの攻撃をかわしてブルーサンダーで叩き付ける。続いてアントンがショルダーネックブリーカーを決めると、竹下とダブルの南部式ナックルから竹下のホイップからアントンがバイオニックエルボー。そしてコーナーに登っていったアントンだが、高梨が足止めするとKUDOが8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)。
だが、ダイビング・ダブルニードロップをアントンがかわすと、竹下が串刺しフロントキック。続けてアントンがスパインバスターで叩き付けるがカウントは2。ならばと卍固めを決めたアントンだが、高梨がトラースキックでカット。
竹下がKUDOにヘッドバットを見舞っていくが、ニーリフトで竹下を排除したKUDO。その間に高梨がアントンにタカタニックを決めると、KUDOがバズソーキックを叩き込んで3カウント。これでアントンの持っていたいつどこ権がKUDOに移動した。
第4試合
前回の後楽園大会でのいつどこ権争奪バトルロイヤルで1つ余ってしまったいつどこ権。そこでその最後の1つの権利書を争う時間差バトルロイヤルが行われることに。この試合にはすでにいつどこ権を持っているヤスと赤井も参戦しているため、いつどこ権が移動する可能性もある。
まず登場したのは福田。「USA」コールの中、星条旗を振り回しながら福田がリングインすると、鐘の音が鳴り響き、ついに対戦カードに明記された名前まで「男色人生」になった男色人生が松葉杖をつきながら登場。頭の手ぬぐいを外した男色の頭は再びスキンヘッドになっていた。
睨み合いから拝んだ男色は福田のパンチをブロックして地獄突き。しかし福田もショルダータックルを返すと、両者ロープ際で揉み合う。そこに3番手の誕期が登場すと、迷った挙げ句福田と男色の2人に向かって突進。福田も男色も倒れずに睨み合いになっていると、4番手のヤスが登場。
拝む男色、さらに誕期に対し、筋肉ポーズをとる福田に殴りかかっていったヤスはドロップキックからオーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)を狙うが、福田は必死に抵抗。そこに5番手のMIKAMIが登場。拝むと見せかけて地獄突きを見舞った男色に続き、誕期が襲いかかるが、MIKAMIはそこをスク〜ルボ〜イで丸め込んで3カウント。
ここで6番手の佐々木が登場。ヤスと福田がラダーに登ろうとしたところにミサイルキックを発射した佐々木だが、ヤスがウラカン・ラナで丸め込む。そこに福田がラリアット。その福田にモダンタイムス(=スクールボーイからの逆さ押さえ込み)を狙ったヤスだが、そこに佐々木が飛び付いて回転エビ固めを決めて3カウント。これでヤスのいつどこ権が佐々木に移動。
すかさずバックから男色が突いていき、そこから漢パンツを広げて待ち構える。だが、MIKAMIが佐々木にミッキーブーメラン。しかし勢い余って男色のタイツの中にMIKAMIの頭が入ってしまい男色ドライバーが決まって3カウント。
男色が福田に念仏拝み渡りを決めるが、福田が落とそうとすると、男色はコーナー上に座り込む。その間に7番手のニラに続き8番手の赤井が登場すると、佐々木がペットボトルの水でかけて赤井の化粧を落とそうとするが、これに激怒した赤井は串刺しフロントキックから佐々木に怒りのマウントパンチ。
そこに9番手の宮武が入ってきてラダーを頭から被って回転していく。だが、宮武が離したラダーに登って福田、佐々木、宮武に向かったダイビング・クロスボディー。そこからいつどこ権を取ろうとラダーに登った赤井だが、ニラが揺らして落とすとロケットパンチ。
そこから男どもが赤井の顔を男色のケツに押し付けると、ニラが丸め込んで3カウント。いつどこ権を獲得したニラは「また会おう、明智君」と言って自殺OTR。これではいつどこ権は移動しない。そこで佐々木も自殺OTRを狙うが、宮武と福田が必死に阻止。すると宮武のハートアタック(=スピアー)から福田をOTRで失格すると、佐々木は「俺は1個持ってるから」と同じゴールデン☆ストームライダーズの宮武にいつどこ権を譲る。
喜んでラダーに登っていった宮武だが、佐々木はラダーを倒して宮武を落とすと佐々木がラダーに登っていっていつどこ権を獲得。
GMがいつどこ権を獲得したニラを呼び込み、「いつ挑戦するとかプランありますか?」と尋ねるが、ニラは「分かりません! こちらが聞きたいくらいです!」と即答。「とりあえず考えておいてください(苦笑)」と言われたニラは「考えます。そしてその結果は後日お伝えします」と言い残して退場。続いて2つ目のいつどこ権を手に入れた佐々木にGMが「まさか2つ持つ結果になるとは思わなかったんだけど、大ちゃんはいつ使うとかプランはるのかな?」と尋ねると、佐々木は観客の「今日」という声を聞いて「今日……Yahoo!オークションに出します」と言い出す。
当然認められないと言われると、「じゃあ今日……飯伏さんに売ります」と現KO-D無差別級王者に売って挑戦者を減らそうと提案するが、これも却下されたため「ところで、これは全部で何個あるんですか?」と尋ねる。
GMが「全部で5個かな」と答えると、佐々木は「5個? それはもしかして、全部集めると……願い事が叶う? 全部集めてギャルの……」と言い出すが、GMからは「神龍は出て来ない! ギャルのパンティが欲しいの? だったらうちの奥さんのパンティあげるから」と言われてしまう。それでも佐々木は「それはダメでしょう。全部集めたいです」と言い出し、とりあえずすぐに行使するつもりはない様子。
そのあと、GMはずっとコーナー上で拝んでいた男色に降りてくるように言うと、無言で拝み続ける男色に向かって「いつまでそれやるの? いつものディーノに戻ってほしいんだけど。なんでぐらんぱるとかニコ超とか一見さんが多いところじゃいつものディーノなのに、DDTの本興行だとそれやるの? っていうか、髪伸びたらまた元に戻るのかなと思ったら、また剃ってるじゃん! 何か言ったらどうなんだよ。なんだ、まさに馬の耳に念仏か? 馬じゃねぇよ! 何だよ! あっそ。そういう態度だったらこっちにも考えがあるよ」と言って、5.17名古屋大会で男色人生vs.新崎人生を発表!
明らかに嫌がる男色だが、GMは「釈迦に説法、いや釈迦から説法だな」と言うと、同大会で行われる彰人vs.入江のEXTREME級選手権のルールがラストマン・スタンディング・マッチに決まったことも発表された。
<試合後コメント>
佐々木大輔
――2つ手に入れました。
「2つじゃ足りないよ。全部で5個あるんだろ?」
――コンプリートしたい?
「コンプリートしたらあれだよ、こういうの(=神龍)が出てきて、あれがもらえるんだよ。ギャルの……そうだろ?」
――漫画の見過ぎじゃないでしょうか?
「現実だよ。漫画に描いてあることはみんな現実だろ?」
――多分あと2個あるはずですよ? 全部で7個じゃないですか?
「いいんだよそういう細かいところは!これ5個しかないって言われてるだろ」
――KO-Dには興味がなくあくまで挑戦権に興味があると
「KO-Dはやっぱ5個ないと挑戦できない」
男色人生
――週プロ加藤記者「そろそろよろしいでしょうか?」
男色「……」
――週プロ加藤記者「起きてください」
男色「……」
――週プロ加藤記者「名古屋でビッグマッチが決まりましたけど、何かコメントはありますか?」
男色「……」
――週プロ加藤記者「質問は聞こえていますか?」
男色「……」
――週プロ加藤記者「今日頭を剃ったのはなぜ剃ったんでしょう?」
男色「……(苦笑)」
――週プロ加藤記者「それはご自身でやられたんですか?」
男色「……」
――週プロ加藤記者「ヒゲはなぜ剃らないんですか?」
男色「……」
――週プロ加藤記者「今日松葉杖で入って来ましたがどちらか怪我されてる?」
男色「……」
第5試合
大日本プロレスの最強タッグ関本&岡林からKO-Dタッグを取り戻すためにチームドリフの石井&入江が挑戦。元アジアタッグ王者同士の対決となった。煽りVの中で「チームの絆では誰にも負けない」という入江に対し、「肉体科学的に証明されていないものは信じません」と答えた関本。さらに「プライベートで一緒に遊ぶことはあるんですか?」と聞かれると「(一緒に行くのは)ゴールドジムぐらいか?」と答えた関本&岡林。
KO-D6人タッグのベルトを持って入場したドリフにDDTファンから至宝奪還への期待の現れとしてもの凄い数の紙テープが投げ込まれた。岡林vs.入江で試合開始。ロックアップからジリジリと入江がロープに押し込んでいくが、まずはクリーンブレイク。岡林もロープに押し込むが、こちらもクリーンブレイク。
腕の取り合いから自軍のコーナーに押し込んだ入江は石井にタッチ。岡林も関本にタッチすると、関本がヘッドロック。しかし石井もヘッドシザースで切り返すと、そこからクルックヘッドシザース。頭を抜いて再びヘッドロックに捉えた関本は、グイグイと絞めあげる。
石井がロープに飛ばそうとしても関本は離さない。どうにかロープに飛ばした石井だが、関本は豪快なショルダータックルで吹っ飛ばすと岡林にタッチ。逆水平チョップを叩き込む岡林に石井も投球フォームからのチョップを返すが、強烈な逆水平チョップでなぎ倒した岡林はボディスラムで叩き付けると、関本にタッチ。王者組はクイックタッチで代わる代わるボディスラムで叩き付けていく。
石井も関本に投球フォームからのチョップを返して顔を歪ませたが、関本はボディスラムからのエルボードロップ。胸を真っ赤にして岡林の逆水平チョップを耐える石井に、関本が豪快なブレーンバスターから逆エビ固め。岡林が入江がカットに入れないようにしたため、石井は自力でロープに脱出。
石井もエルボーで向かっていくが、敢えて受け止めた関本は逆水平チョップ一発でなぎ倒す。しかし石井はラリアットをかわしてドロップキックを返すと入江にタッチ。ショルダータックルで関本をなぎ倒した入江に岡林もショルダータックルでぶつかっていく。相打ちの連続から勢いをつけたショルダータックルでなぎ倒した入江。10分が経過し、関本に串刺しラリアットからテディベア(=ヒップドロップ)を落とした入江。
しかし関本も入江の巨体を軽々とボディスラムで叩き付けると、岡林が逆水平チョップ。だが、倒れない入江はエルボーバットを返していく。エルボーの連打からロープに飛んだ入江だが、岡林はカウンターのスピアーを決めると、豪快なブレーンバスター。
「入江」コールが起こる中、入江がコーナーにホイップすると、エプロンから石井が延髄斬り。さらに入江との合体ブレーンバスターから入江がフライング・ソーセージを投下するがカウントは2。その間に石井は場外に追いやった関本にプランチャ。ラリアットは相打ちとなった岡林と入江。先に入江が石井にタッチすると、go2入江sleepを狙ったが、踏ん張った岡林は石井をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、入江に投げつける。
タッチを受けた関本は石井に串刺し攻撃からアルゼンチン・バックブリーカー。するとカットに入ろうとした入江を岡林がアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる。どうにか脱出した入江が石井を救出したが、王者組はサンドイッチ・ラリアットから合体バックドロップ。
さらに関本がエルボードロップを落とすと、入江がカット。ならばと関本はサソリ固めにトラルが、これも入江がカット。15分が経過し、入江は1人で王者組の2人にエルボーで向かっていくと、さらにヘッドバットを叩き込む。だが、それでも倒れない王者組。岡林が入江のバックを取ると、関本が眉山で投げていく。
関本は石井にラリアットを狙うが、腕を掴んだ石井にニーリフトでカチ上げると、座り込んだ関本にオーバーヘッドキック。関本もジャーマンを狙ってバックを取るが、入江がエプロンから必死に抱き寄せる。関本はラリアットを狙うが、石井がかわすと入江にヒット。
石井はすかさず首固めで丸め込むが、惜しくもカウントは2。ならばと必殺のニールキックを関本の顔面に叩き込んだ石井はカウント2で返されると、間髪入れずダブルアームDDT。カウント3寸前で岡林がカットすると、石井はもう一度ニールキック。しかしキャッチした関本はそのままバックドロップ。そこからラリアットを狙った関本だが、石井はカウンターでフランケンシュタイナー。
だが、関本はそこからぶっこ抜くように持ち上げると、滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスター。石井がカウント2で返すとラリアットで吹っ飛ばした関本は、ぶっこ抜きジャーマン・スープレックスで投げて、粘る石井から3カウントを奪った。
<試合後コメント>
関本大介&岡林裕二
――今回の防衛について
関本「そうっすね、ちょっと石井選手のニールキックがほんとに顔面に入って、パーってなって、今あんまりわかんない状態なんですけど、効きましたね。素晴らしいタッグチームだと思います」
岡林「ほんとに今日の試合で二人の覚悟というのを試合してて感じました。でも、まあ、今日は自分と関本さん、二人の心を折りました。ほんとに、最後までちょっと二人も、入江選手パワーあるし、石井選手も機動力でガンガン来てくれて、最後までわかんなかったですけども、最後は関本さんがジャーマンでやってくれました」
――試合前に二人は自分たちの絆と言っていて、関本選手がそんなことより肉体なんだとおっしゃってましたけど、二人の絆を感じましたか?
関本「タッグチームですからね、やっぱり連携という部分で非常に強い結束は感じました。やっぱり相方が危ない時は助ける。攻めてる時は加勢するというタッグチームの基本的な闘い方ですけど、よく実戦されてるなと思いました。まあ今日は、僕はそういう結束力も大事なんだよというのもあの二人に教えてもらった気がします」
岡林「結束力は負けてないですよ。自分と関本さんもその部分ではどこのチームにも負けません。だからそれで今日勝てたんじゃないですか?」
関本「そうですね」
――今後はこのベルトをどうしていこうと
関本「今後、守り続けたいですね。タッグのチャンピオンとして。あとどこのチームがあるんですかね?」
岡林「どんどん防衛して、全チームを倒します。DDTの全チームを」
石井慧介&入江茂弘
入江「悔しいということ以外何もないですね」
石井「またKO-Dタッグも届かなかったですけど、でも思ったより気持ちが前向きというか、まだ全然諦めてないし、今日の試合で、まあ、下馬評でも悪かったかもしれないですけど、自分らが勝てるという場面もあったと自分の中では思ってるんで。全然諦めてはないです。前向きに自分は考えます」
――王者チームは二人の心を折ったとコメントしてましたが
入江「折れてないですよ」
石井「自分も前向きに、全然心折れてないです」
第6試合
5年半ぶりの対戦となったさいたまスーパーアリーナ大会から、わずか2か月余りで実現することになった飯伏vs.HARASHIMAのリマッチ。両者、両手でガッチリ握手をしてから試合開始。まずはお互いにローキックを一発ずつ入れてから、飯伏がバックを取るが、腕を取って巻き込みグラウンドに引き込んだHARASHIMA。
自ら立ち上がって猪木-アリの体勢からバックを取ったHARASHIMAだが、飯伏は腕を取っていく。だが、足を取ったHARASHIMAはレッグロック。折らんばかりに飯伏の左足を曲げていくHARASHIMAだが、飯伏はポーカーフェイスで我慢すると、うまくスイープして上になる。
側転パスガードからサイドポジションを取った飯伏だが、HARASHIMAは下からオモプラッタでスイープすると腕十字の体勢に。クラッチして堪える飯伏はロープに足を伸ばす。すぐにヘッドロックに捉えたHARASHIMAだが、ロープに振った飯伏は飯伏はショルダータックル。さらにリープフロッグを狙ったが、HARASHIMAはさいたま大会で見せたカンフーキックで迎撃。
さらに飯伏をセカンドコーナーに寝かせてからフットスタンプを落とす。さすがに苦しそうな飯伏の腹部になおもストンピングを落としていったHARASHIMAは、コブラツイストに捕らえる。腰投げで逃れた飯伏は、走り込んできたHARASHIMAをサイドバスターで叩き付ける。
腰をしたたかに打ち付けたHARASHIMAはなかなか立てない。そこに蹴りを入れた飯伏は逆片エビ固めへ。ロープに逃げようとしたHARASHIMAをリング中央に引きずってきた飯伏は珍しくSTF。何とか脱出しようとしたHARASHIMAだが、飯伏はステップオーバートーホールド・ウィズ・キャメルクラッチで切り返す。
HARASHIMAがロープに逃れたところで15分が経過。だが、飯伏はなおもキャメルクラッチに捉えると、ロープに伸ばそうとするHARASHIMAの腕を掴んで極楽固めに移行。何とかロープに逃れたHARASHIMAだが、飯伏は串刺し攻撃を狙う。これを蹴りで迎撃したHARASHIMAはジョン・ウーで吹っ飛ばすと串刺しフロントキック。
飯伏をコーナーに乗せたHARASHIMAは雪崩式ブレーンバスター。そのままダブルニーを落としていったHARASHIMAはトップロープの上に乗せて逆さ吊りにすると、下から蹴り上げてエプロンに寝かせてからスリングショット式レッグドロップ。かわした飯伏が逆にケブラーダを狙ったが、HARASHIMAは場外からローキックで飯伏を倒すと、スリングショット式地獄の断頭台を投下。
場外でのエルボー合戦から飯伏がソバット。すると本部席のあるステージ上に登ってから、テーブルの上に登ってケブラーダを発射。HARASHIMAをリングに戻した飯伏は、蹴りと掌底のコンビネーションからレッグラリアット。さらにその場跳びムーンサルト・ニープレスを落とす。
バックを取った飯伏だが、エルボーで逃れたHARASHIMAはミドルキック。飯伏もミドルキックを返すと、お互いにミドルキックを打ち合う。そこからソバットを叩き込んだHARASHIMAはハイキックで尻餅をつかせると蒼魔刀を発射。だが、ジャンプしてかわした飯伏はそのままフットスタンプを投下。
ラリアットの相打ち2連発からHARASHIMAがショートレンジラリアット。しかし倒れない飯伏は逆にショートレンジラリアットでなぎ倒すとシットダウン・ラストライド。カウント2で返したHARASHIMAにフェニックス・スプラッシュを投下した飯伏。だが、かわして自爆させたHARASHIMAは背後から蒼魔刀を発射。
20分が経過し、ダブルダウン状態からどうにか立ち上がってきた両者は、フラフラになりながらエルボー合戦へ。飯伏がガクッとヒザをついて崩れ落ちると、引き起こしたHARASHIMAが前蹴りを連打。だが、蹴り脚をキャッチした飯伏はストレート掌底を叩き込むと、HARASHIMAをコーナーに追い詰めて掌底と蹴りでボコボコにする。
さらにエプロンに出たHARASHIMAをロープ越しに捕まえた飯伏はボトムロープに上に乗ってロープ越しのジャーマンで投げていく。辛くもカウント2で返したHARASHIMAは、コーナーに登ろうとする飯伏の足を掴むが、顔面を蹴って離した飯伏はコーナーへ。だが、背後から蒼魔刀。そこから雪崩式リバースフランケンを放ったHARASHIMA。
これを着地した飯伏は逆にリバースフランケンで投げると、掟破りの逆蒼魔刀を発射。これをその場跳びの蒼魔刀で迎撃したHARASHIMAは山折りから蒼魔刀を発射。飯伏がカウント2で返すと、HARASHIMAは奥の手のファイアーバードスプラッシュを解禁。これもカウント2で返した飯伏にスワンダイブを狙ったHARASHIMAだが、飯伏は立ち上がってHARASHIMAを抑え付ける。
しかし蹴り飛ばしたHARASHIMAはつるべ落とし(=カナディアンバックブリーカーから前方に落とすフェースバスター)の体勢に。着地した飯伏はハーフダウンのHARASHIMAを下から蹴り上げていくと、そこからフェニックス・プレックス・ホールド(=パワーボムの体勢から相手の頭も抱え込んで後方に投げるスープレックス)を狙う。
だが、必死にもがいたHARASHIMAはヘッドバットを叩き込んで脱出すると、垂直落下式のつるべ落としで飯伏を脳天からマットに突き刺すと、立ち上がろうとする飯伏の側頭部にカウンター気味にスワンダイブ式蒼魔刀を叩き込んで3カウント。
エンディング
飯伏に雪辱したHARASHIMAは晴れやかな笑顔でベルトを掲げると、飯伏に声をかけてその両手を握った。飯伏も顔を下げたまま「ありがとうございました」とだけ言うと、朦朧としながら佐々木の肩に担がれて退場。マイクを持ったHARASHIMAは「勝ちましたー! 悔しい思いもしたけど、今日ベルトが巻けてめちゃくちゃ嬉しいです。飯伏ー! 飯伏、最高だよ。強いよ、最高! また何度でも試合しましょう!」と叫んだ。
そして鶴見亜門GMが「次のタイトルマッチなんですが、5月24日の札幌。その時点でいつでもどこでも挑戦権を守り切っていれば樋口和貞の挑戦を受けてもらうことになります」と言うと、樋口がリングに上がってきて「HARASHIMAさん、そこで(試合を)見ていたんですけど、本当にものすごい試合でした。でもその上で、札幌で! そのベルトを獲るのは俺です! そして! 王者としてこの後楽園に帰ってきます!」と堂々たる態度で言ったみせた。
それを聞いたHARASHIMAは「樋口、キミはすごい脅威の新人だってこと、知ってるよ。すごいよね、キミ。じゃあこのベルト、頑張って(獲ってみなよ)。試合、頑張って。ただやるって言った以上、一切手抜かないから。覚悟しておけよ」と言うと、表情を一変させて睨み合いに。そこにいつどこ権を奪取したKUDOが入ってきて、HARASHIMAに向かって「HARASHIMA、去年の5月、お前にベルト奪われて俺の時計の針は止まったままなんだよ。来月! 5月31日、ここ後楽園ホールで! おめーに挑戦する。そして! 必ずぶっ倒す!」と宣戦布告。
だが、その前にHARASHIMAに挑戦する樋口は、自分なんて眼中にないという感じのKUDOの前に割って入ると、「待って下さい! 兄弟子! 5月31日、兄弟子の挑戦を受けるのはこの俺です!」と一歩も退くことなく言ってみせた。リング上は三つ巴の睨み合いに。そして、まずKUDOがリングを降りると、樋口もHARASHIMAを睨み付けたままリングを降りる。5.24札幌、5.31後楽園と1週間で2回KO-D無差別級のタイトルマッチがお婚割れるが、最後にHARASHIMAが「1週間? 2週続けてのタイトルマッチ? キツイかな? でもね、そんな2週続けてタイトルマッチだってやってやるさー!(観客「なんで〜?」)そして……(樋口に向かって)不満そうだねぇ。そしてもちろん両方勝ってやるさー!(観客「なんで〜?」)そして両国のメインに立ってやるさー!(観客「なんで〜?」)なんでかって? それは鍛えているからだー!」で締めくくった。
<試合後コメント>
HARASHIMA
「ベルト取り返しました。ずっと守ってたベルトをさいたまで飯伏に取られて、ほんとに取られた事、自分の不甲斐なさが悔しかったんだけど、今回無事取替えせて、今めちゃめちゃ幸せです。しかも見てください、綺麗になってるんですよベルトが。自分がね、一回取られたベルトがほんとに磨きがかかって戻ってきたんだなという、ほんとになんか輝いてるんで、嬉しいですね。飯伏が、やっぱりめちゃめちゃ強かったですね。一杯一杯ですねこっちも。でもあの、気をつける技は気をつけて、結果、勝つことはできました。良かったです。次のね、このままスムーズに行けば札幌で樋口。もちろんそれ防衛して次ね、後楽園でKUDOって挑戦の流れができて、チャンピオンなんで休まらない事も知ってるし、やっとね、自分の本来のペースに戻るんだなと思って、これからもガンガン防衛していって、両国のメインに立ちたいと思います」
――これまでタイトルマッチで二回飯伏選手には悔しい思いをさせられてきたと思いますが、それでも三度目というのに今までの悔しさは生きてきましたか?
「悔しさと対策というか、そういう面では。だからこそ喜びがすごいです。キテますよ色んな物が(笑)」
――飯伏選手が蒼魔刀をやるシーンもありましたが、あれは決められるわけにはいかないという思いは?
「そうですね。あの、前回もやられてるんでもしなんかチャンスがあったら来るだろうという頭はあったんで、でもあれはとっさにですね。決まって良かったですこっちも」
――対策はやっぱりフェニックス・プレックスですか?
「そうです、クラッチされちゃうと多分力がすごい強いので難しいと思ったので、ここ行く前に防げればと。フェニックス(スプラッシュ)はもう避ければいいんですけど、あれは固められちゃうとどうしようもないんで。一応そういうとこですね。あといい打撃をもらわないようにと気をつけて。途中でもいい打撃があって危なかったですけど」
飯伏幸太
――結果に関してはいかがでしょう?
「結果に関しては負けてしまったので、悔しいし、自分がそのKO-D巻いてるうちは、ちょっとやっぱり夢を実現させようと思ってたんですけど、それがまた、いいタイミングで、いいタイミングというか僕の中では悪いタイミングですけど、打ち砕かれてというか。でもまた、実現するために、取ればいいと思ってるんで。チャンスがあればまた狙いに行きますよ」
――短い間での再戦でしたが、さいたまとHARASHIMAの違いは感じました?
「一番は気持ちの変化というか。絶対負けないというなんか、気持ちですね。自分も結構あったつもりですけど、追う立場と追われる立場は違うのかなっていうのは感じたし、悔しいですね。あー、ダメージが、ダメージがヤバいですね。気持ちよかったですね。悔しい、悔しいです」
――DDTの中で新たな目標は
「目標ですか?目標はいっぱいあるんで、変わらないです。絶対プロレスを広めようという部分は変わらないんで、頑張りますよ。いやキツかったですね」
――IWGPを奪取出来ず、KO-Dも落としてある意味すっきりしたというか、これから仕切り直していく気持ちはありますか?
「そうですね、その点に関しては自由度が増したというか、正直少しづつ自分の格じゃないですけど上がっていってるし、さらにベルトがない状態なんで、ちょっと、後は今からやりたい放題になるんじゃないですかね。いや、もうやらしてもらいますよ。色々、出来る範囲で」
KUDO
「飯伏HARASHIMA、ほんとにスゲー試合だったよ。でも、あの二人の試合に割って入れるのはDDTの中で俺しかいねーと思ってるから。去年負けて、ちょうど一年。一年間貯めた気持ちをぶつけます。すごい、プロレスラーとしてターニングポイントになる試合だと思うんで、全て出しきって、この一年間俺ら絆深めてきたんで、酒呑童子皆でKO-Dのベルト取りに行きます。以上です」
――1年前と比べて自分の中で変化した部分というのはありますか?
「俺たちはね、勝ったり負けたりだよ。でもね、勝っても負けても酒飲んで、絆深めてんだよ。仲間の強さ、絆の強さでHARASHIMAに絶対勝とうと思います」
――札幌での結果次第では樋口選手に挑戦することになりますが樋口選手に関してはどう感じてますか?
「まあすごいなと思うよ。まだ当たったことないんだけど、試合観てて本当にダイナミックだし、まだ負けてないし、可能性はあると思うけど、でも、HARASHIMA・飯伏、あの闘いにはまだついていけないと思います。あの闘いに割って入れるのは俺しかいないと思っています」
樋口和貞
――率直にあの二人の試合を見てみていかがでした?
「もうすごいの一言だと思います。これがDDTの上の人たちの闘いなんだなと感じました」
――そこに札幌で割り込むわけですが
「はい。でも、ここまで来たらやるしかないなと、そういう気持ちですね」
――その前にDNAでの試合もありますけど、そこでは負ける要素がないと
「いや、そんなこともないんですけど、でもここまで来たらほんとに負けれない立場だと思うので、目線の先にはKO-D見据えて、一試合一試合負けないように本当に頑張ろうと思っています」
――その見据えた先にはKUDO戦というのも控えていますが、KUDO選手に対しての印象は
「KUDOさんに関しては、いや怖いですね正直言って。蹴りとか殺気というか。怖さを感じる選手ですね」
――HARASHIMA選手に関しては、選手としての怖さと人としての怖さどちらを強く感じますか?
「どちらもですよね。選手としても恐ろしい選手ですし、ほんとに獣のような人だと思ってるんで自分が見ていて。おっかないです」
――自分の中でHARASHIMA選手に敵う部分があるとしたらどこだと思っていますか?
「それはやっぱり体格だったりパワーだったり、あと突進力とか、そこらへんですね。あとはやっぱり勢いじゃないですかね」
――改めて地元でチャンピオンシップを行えることに関しての意気込みを。
「せっかく北海道でこうやって挑戦できるので、ほんとにもう、一介の新人とかそういうの関係なく、ほんとにKO-D取ってやろうという気持ちで北海道でHARASHIMAさんにぶつかっていこうと思って頑張ります」
――勝つイメージはありますか?
「今自分が出してる技の中で轟天というのがあるんですけど、それ今のところ決まったら全部とれてるんで、それさえ決まればというのはありますね」
――相撲時代から兄弟子たちの強い当たりに当たってると思いますが、HARASHIMA選手の蒼魔刀をくらっても返せる自信はありますか?
「返せる自信は今の状況ではないですけど、リングに上がってしまえば、たぶん返すことに……いや、でも難しいっすね。たぶん難しいっすね蒼魔刀は。すごい強そう」
――くらう前に倒すと?
「蒼魔刀を出す前に轟天を決めるという感じですね」