「俺は全日本ジュニアの顔になる」と意気込むライジングHAYATOがSUGIを大流血に追い込むも世界ジュニア王座奪取ならず!

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 23日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 NEW YEAR WARS』が開催され、ライジングHAYATOが世界ジュニア王座の奪取に失敗した。

 ライジングHAYATOは弱冠22歳にして愛媛県のローカル団体である愛媛プロレスのエースとして君臨。
 2020年1月から全日本プロレスにレギュラー参戦し、宮原健斗率いる“NEXTREME”の一員として活躍。2度のアジアタッグ王座挑戦を果たすなど全日本内でも存在感を発揮する選手となっていき、2020年10月にはベストボディ・ジャパンコンテストのプロスポーツ部門に出場して優勝を果たすなど、全日本の大型選手と戦っていくための肉体改造にも成果を出してきている期待の星だ。
 また、ホームの愛媛プロレスでも精力的な活動を続けており、昨年11月21日には愛媛プロレスがギネス世界記録に挑戦。21時間44分34秒の試合をしたことで“世界で最長のレスリングワンマッチ”の記録を更新し、この話題は全国的に報道されるなど大きな話題に。まだ世の中がコロナ禍で揺れる中、プロレスを通して地元・愛媛に明るい話題を届け続けてきたヒーロー的存在となっている。

 そして、今年1月2日にはHAYATOが全日本プロレスにも入団し、愛媛プロレスとのダブル所属に。翌3日にはスペル・クレイジーを破って世界ジュニア王座に返り咲いたSUGIの前に現れ 「今までは他団体の選手がすごい試合をしてるのを見てるだけだったけど、今は違う。全日本プロレス所属として、あんたを倒す!あんたというでっかい壁をぶち破って、俺は全日本ジュニアの顔になる」と全日本所属としてジュニアの至宝を奪還すべく王座挑戦表明。
 その際にはSUGIから「ベルトに挑戦するというのは早すぎるんじゃないか?」と苦言を呈されてしまったものの、今月21日には定期参戦中のベストボディ・ジャパンプロレスでタッグ王座を戴冠するなど上り調子であり、大金星が期待されていた。


 新コスチュームで登場したHAYATOはゴングとともにドロップキックで突っ込んで先制攻撃に成功するものの、勝利への焦りからか技の失敗が目立ち、冷静に体制を立て直したSUGIが反転攻勢しノータッチ・トペ・コンヒーロやリバーススプラッシュ式エルボードロップなど華麗な空中殺法で一気に流れを取り戻す。
 しかし、HAYATOも折れること無く食い下がり、多彩なドロップキックで反撃し741をキャッチしてエプロンから奈落式ファルコンアロー。さらに場外で倒れたままのSUGIへスワントーンボムを投下するという荒業を見せる。
 顔面から大流血するSUGIに対し、HAYATOは必殺のしまなみドライバーを決めるもカウント2。ならばと雪崩式ファルコンアローを狙うが、SUGIは宙返りして着地し雪崩式ブレーンバスター。さらに千本桜、ウルトラ・ウラカン・ラナ、スワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュと畳み掛けてカウント3を奪った。

 SUGIの手にベルトが戻るやいなや、青柳亮生がリングに上ってきて「今、全日本プロレスは50周年。大事な年です。そんなときに全日本ジュニアの選手がベルトを巻いてないなんてありえない!だから次、俺に挑戦させてください!」と挑戦表明。
 しかし、かつてWRESTLE-1のクルーザー級王座戦線を席巻していたアンディ・ウーもリングに上がってくると「SUGIさん、俺とやったほうがおもろいですよ?」と挑戦表明。
 亮生は「今の流れは完全に俺でしょうが?!SUGIさん、分かりますよね?どっちとやるか今決めてください!」と迫るが、SUGIは「いつもこういう展開だなあ。じゃあ、アンディで」とアンディを挑戦者に指名して去っていった。

 バックステージに戻ったSUGIは「もうちょっと難なく防衛できると思ったんですが、結構追い詰められてしまって、ギリギリ勝つことが出来た感じになっちゃって。また次から次へと挑戦者が出てくるので。もうちょっと間隔を空けてもらって……。ずっとタイトルマッチしてる感じになっちゃってるので、できればもうちょっと間隔を空けてほしい。ただ、最多防衛記録を狙っているので、間髪入れずに防衛回数を重ねられたら良いとは思います。頑張ります」と複雑な心境を語った。

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