【試合詳細】1・21 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 【BBW無差別級】なべやかんvs島谷常寛 【BBWタッグ】ライジングHAYATO&イマバリタオル・マスカラスvs大和ヒロシ&諸橋晴也 谷口智一&高尾蒼馬vs鈴木悟&山中絵里奈

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『ベストボディ・ジャパンプロレス~2022年 開幕戦~』
日程:2022年1月21日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:353人(札止め)

▼SEXY BODY JAPAN ~セクシーボディの美女コンテスト~
第1ラウンド 規定ポーズ審査
第2ラウンド パフォーマンス審査

▼タッグマッチ
遠藤哲哉(DDT)/○政宗(フリー)
10分0秒 技切風車
石井慧介(ガン☆プロ)/●前口太尊(飯伏プロレス研究所)

▼新春バトルロイヤル
○赤井沙希(DDT)
19分48秒 新人賞→体固め
●伊橋剛太(DDT)

<退場順>
バキュームけーすけ→アントニオ小猪木(西口)→男色ディーノ(DDT)→大鷲透(フリー)→唐澤志陽→チェリー(フリー)

▼タッグマッチ
谷口智一/高尾蒼馬(DDT)
8分46秒 無効試合
[ダンカンプロレス軍団]鈴木悟(フリー)/山中絵里奈

▼BBWタッグ選手権 王座決定戦
【挑戦者組/ダンカンプロレス軍団】●諸橋晴也(フリー)/大和ヒロシ(フリー)
12分23秒 バリタニック→エビ固め
【挑戦者組】ライジングHAYATO(愛媛/全日本)/○イマバリタオル・マスカラス(愛媛)
※HAYATO&タオルが第6代王者となる

▼BBW無差別級選手権試合
【第2代王者】●なべやかん
21分33秒 フィッシャーマンズ・ドライバー→片エビ固め
【挑戦者】○島谷常寛(フリー)
※やかんが2度目の防衛に失敗。島谷が第3代王者となる

島谷常寛がなべやかんとの盟友対決を制し初のシングル王座戴冠!HAYATO&タオルの愛媛タッグがBBWタッグ王座戴冠!初開催のセクシーボディコンテストは大盛況!

第1試合


 今大会より“プロレスとコンテストの融合”をテーマに掲げたコンテストマッチ。
 今回行われたセクシーボディコンテストでは、(写真左より)寺岡優美さん、小沢いくみさん、中埜由衣さん、成瀬ダーナさんの4名が出場。吉田和彦審査委員長、バキュームけーすけ、唐澤志陽がポーズの審査を務め、第2ラウンドのパフォーマンス審査は第3試合のバトルロイヤル中に行われることが発表された。

第2試合


 遠藤と大尊でゴングが鳴ると、堅実なグラウンド戦からリストロックの応酬を展開しクリーンブレイクから両者タッチ。
 政宗と石井もじっくりとしたグラウンド戦を見せるが、先に政宗が仕掛け、ドロップキックを発射。これをかわして自爆させた石井がダブルニードロップで先制し大尊にタッチ。

 大尊は政宗をコーナーに詰めてローキックの乱れ打ち。政宗がヒザから崩れ落ちると石井がスリーパーホールドでスタミナを削っていき、政宗がブレイクすると大尊がフロントハイキックで追撃。石井がニーリフト連打で畳み掛けるが、政宗はチンクラッシャー→ココナツクラッシュ→河津掛けと得意のコンボで反撃し遠藤にタッチ。

 遠藤はハンドスプリングエルボーからその場飛びムーンサルトプレス。さらにトーチャーラック・ボムを狙うが、石井がフランケンシュタイナーで切り返し、大尊にタッチ。
 大尊はミドルキック連打からランニングニー。さらにハイキックからソバットを発射も、これをかわした遠藤が組み付いてドラゴンバックブリーカー。政宗にタッチ。

 政宗はスイングネックブリーカーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにコウモリ吊り落としを狙うが、大尊が首相撲に捕らえてニーリフトを連打。政宗がこれを振り払うと石井がニールキックを叩き込んでアシストし、大尊がブレーンバスターからハイキック。さらにロープに飛ぶが、政宗が追走エルボーを見舞い、大尊の足をロープに絡めてのドラゴンスクリュー。さらにコウモリ吊り落としから技切風車(※ロコモーション式ラ・マヒストラル。読:わざきりかざぐるま)でカウント3。

第3試合


 全9選手参加予定の新春バトルロイヤル。
 まず小猪木が入場すると、10人目の謎の透明人間が既にリングインしており、小猪木が透明人間を相手に奮闘。弓引くナックルアロー連打からコブラツイストに捕らえるも腰投げで切り返されてしまい、ストンピングの雨あられを受ける。

 そんな中、第2入場者としてバキュームけーすけがリングイン。けーすけは「俺は8ヶ月ぶりに戻ってきたんや。BBJはバキュームけーすけ無しではなんも回らんへんっちゅう話や!ねえ、ブル中野さん?」と解説席のブル中野さんに同意を求めるが、ブル中野さんは「そんなことないです」と一刀両断。しかしけーすけは折れずに「このBBJの体たらく!ビックリしたわ!え?ビックリしたぁ~?ビックリし過ぎて脳みそ丸見え~♪」と一発ギャグを披露も、新年初ドすべり。

 会場が愛想笑いに包まれる中、第3入場者として男色ディーノが登場し、小猪木&けーすけを重ねて2人まとめて男色ナイトメアから寝バックで掘り始めると会場は阿鼻叫喚。

 そこへ第4入場者として吉田和彦が登場し、2人を救出してディーノにサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロック。
 さらに第5入場者として登場した伊橋剛太が吉田にエルボーを見舞うと、吉田が倒れてディーノの足に大ダメージ。
 小猪木&けーすけ&吉田は結託して伊橋に集中攻撃をかけ、けーすけ&吉田が伊橋の手をそれぞれリストロックで捕らえた上で小猪木がストマッククロー。豊満な腹肉をたぷたぷと揺らされ続けた伊橋は、「あんちゃぁ~ん!助けて!あんちゃぁ~ん!」と泣き叫ぶ。

 すると、伊橋のあんちゃんこと大鷲透が第6入場者としてたっぷりと時間をかけてリングインし、3人をそれぞれビッグブートで蹴散らし、ディーノ&伊橋とともにけーすけに肉弾カーニバル。ふっとばされたけーすけはトップロープを超えて場外に落下したかと思われたが、ロープに捕まってなんとか耐える。
 しかし、続けて肉弾カーニバルの餌食となった小猪木が吹っ飛んでけーすけにぶつかったことでけーすけがOTRして失格。

 その直後に小猪木がディーノのリップロックで落とされてしまい失格。

 第7入場者としてチェリーが登場し、リング上で艶やかにポーズを決めるが、その隙にぽっちゃり軍が腹太鼓を打ち鳴らしながらチェリーを取り囲んでおり、チェリーにも肉弾カーニバルを狙う。チェリーは悲鳴を上げながらこれを回避し、ディーノに熟女でドーン!を叩き込んで3カウントを奪取。ディーノが失格。

 ここで第8入場者として赤井沙希がリングインすると、男性陣を全員ビッグブートでふっとばしていき、バタリと倒れ込んだ吉田をディーノが寝バックで掘り始める。

 そして、最終入場者として唐澤志陽が登場するが、唐澤はコンテスト出場者4名を引き連れ陽気に踊りながらリングイン。さらに小沢さんと中埜さんが花道でセクシーポーズを決めると男性陣の目はそちらに釘付けになり、ロープから身を乗り出してガン見していた大鷲を赤井がビッグブートで場外に蹴り出したため大鷲がOTRで失格。

 吉田はコンテスト出場者が登場すると、吉田は掘られながらも律儀に審査用のマークシートを取り出して審査を試みるが、なんらかの限界を感じたのかギブアップ。吉田が失格。

 唐澤はディーノにゼロ戦キック、伊橋にハイキックを叩き込んでダウンさせると、伊橋を羽交い締めに。ここで突如次なる審査として“張り手コンテスト”の開始がアナウンスされ、コンテスト出場者たちが次々に伊橋へビンタ。しかし、最後に放たれた小沢さんのビンタが唐澤に誤爆してしまい、その隙に伊橋がスクールボーイ。唐澤が失格。

 唐澤とコンテスト出場者たちが去っていくと、ディーノは「茶番は終わりだ。そして今から新しい茶番が始まる。今から私はアナルを晒す」とコーナーの上で尻を出して地獄門を開門。伊橋がチェリーの顔面をディーノのアナルへ埋めると、チェリーがたまらずギブアップし失格。
 伊橋は赤井も顔面からディーノの尻に突っ込ませようとするが、赤井がビッグブートをディーノのアナルにめり込ませ、場外に落下したディーノが失格。


 美女たちからビンタを受けて大興奮の伊橋は、最後に残った赤井へ「僕のセクシーボディナンバーワンは赤井沙希!イェイカモーン!」と赤井に襲いかかるが、赤井は悲鳴を上げて逃げ回りながらもハイキック。伊橋は倒れず耐えてラリアットで叩き伏せるという暴力的な愛を見せ、「僕の想いを伝えるには、この技を出すしか無いようだね!イェイカモーン!」と叫んでコーナートップからムーンサルトプレスを発射。赤井がこれを回避して自爆させ、顔面に新人賞を叩き込んでカウント3を奪った。

 その後、セクシーボディコンテストの最終審査結果発表のため4人が再びリングイン。審査員たちの厳正な審査によって小沢さんの優勝が決まり、バトルロイヤル優勝者の赤井を中心に記念撮影を行った。

第4試合


 谷口が入場してファンに向けてポーズを決めると、背後からエリナ様がムチで奇襲しドロップキックを連打。しかし谷口は倒れず耐え、「せっかく日本チャンピオンになったのに!」とエリナ様の功績を讃えつつ悪に染まったその性根を叩き直すべく強烈なボディスラム。両者タッチ。

 鈴木は高尾へローキック連打も、高尾は低空ドロップキックでヒザを打ち抜きロープへ飛ぶ。しかし、場外からエリナ様が足を引いて場外戦へと持ち込みムチで幾度も殴打。激怒した高尾は「このブス!」とエリナ様の髪を引っ張るが、エリナ様は高笑いとともにXファクター。
 代わる鈴木がコーナーに詰めてボディブローを連打も、高尾がこれを振り払って延髄斬りからミサイルキックを見舞って谷口にタッチ。
 谷口と鈴木は幾度もショルダータックルでぶつかり合い、鈴木のラリアットをかわした谷口がショルダータックルで吹き飛ばす。続けて逆水平チョップの撃ち合いとなるも、谷口が優勢になると鈴木が「いってーなぁ!」とブチ切れて強烈なミドルキックを叩き込み、エリナ様にタッチ。
 エリナ様はライダーキックからブロンコバスター。さらに鈴木の河津掛け+エリナ様のスタンディング・シャイニング・ウィザードの合体攻撃を狙うが、高尾が必死のカットを見せ鈴木に延髄斬りを叩き込んで排除し、エリナ様にトラースキック。

 谷口はエリナ様へボディスラムからラリアットを叩き込み、必殺のアティテュード・アジャストメントを狙うが、ここで突如会場が暗転。
 非常事態に観衆からざわめきが起きるが、会場に明かりが戻るとそこには大和ヒロシの姿が。谷口が大和に気を取られている間に謎のマスクマンが襲来。
 その正体は、2020年8月になべやかんに敗れてBBW無差別級王座を明け渡して以来姿を消していたベストボディ・ベイダー。ベイダーはDPGから追放されて正規軍入りしたはずであったが、スワンダイブ式ラリアットで谷口を襲撃し、高尾をトラースキックで排除してから谷口にファイナルカットからスワントーンボム。DPGがそのまま谷口をリンチし始めると、レフェリーが無効試合を宣言し試合は終わった。

大和「はぁい、皆さん。あけましておめでとうございます~!改めまして、DPG……ダンカンプロレス軍団です!」
エリナ様「拍手!」
大和「谷口会長、帰っちゃうのかい?今日よ、アンタにお年玉を持ってきたんだぜ?新ベストボディ・ベイダーだ!このベストボディ・ベイダーは前に出てきたあのポンコツベイダーとはわけが違うぞ?すげーぞ。なんでもできるぞ。しかもな、さっき見たとおりメチャクチャ飛ぶんだ。いいか、ベストボディ・ジャパンプロレス!これからこの新ベストボディ・ベイダーがなあ、空中殺法でお前らをきりきり舞いにしたるからな!覚悟しとけ!そして今日お集まりの皆さん、この2022年は俺たちダンカンプロレス軍団がベストボディ・ジャパンプロレスをシッチャカメッチャカにしてやるからよ、楽しみにしとけ!ワーッハッハッハ!」

 大和によって以前のベイダーとは別人であることが明かされた新・ベイダーがこれからBBJでどのような暴れぶりを魅せるのか、要注目だ。

第5試合


 本来であれば、ゴージャス松野&吉田和彦の持つBBWタッグ王座に大和ヒロシ&諸橋晴也、ライジングHAYATO&イマバリタオル・マスカラスが挑む3WAY王座戦が行われる予定であったが、松野が大会当日に発熱があり急遽欠場。王座は返上となり、残る2組で新王者決定戦を行うことになった。

 初の王座戴冠に向けて燃えるタオルがHAYATOを下げて先発で出ていき、「タ・オ・ル!タ・オ・ル!」と元気よくコールを煽っていくが、背後から諸橋が殴りかかり、大和と2人がかりの攻撃を受けることに。
 しかしタオルは諸橋の追撃をかわしてドロップキックを見舞い、大和にはフランケンシュタイナーからドロップキック。さらにロープに飛ぶが、早速DPGのセコンドに付いていたベイダーがタオルを場外に引きずり出しDPG総出でリンチ。大和と諸橋は軽快にタッチを回しながらタオルをいたぶっていき、大和のフライングクロスチョップがクリーンヒット。大和は上機嫌にカミカゼを宣言して担ぎ上げるが、タオルが着地しコーナーに飛び乗ってミサイルキック。なんとか生還してHAYATOに繋ぐ。

 HAYATOは大和にドロップキックを見舞い、カットに来た諸橋にはブーメランアタック式ミサイルキック。さらにHAYATOがフェイスクラッシャーからファルコンアローを狙うが、大和が顔面かきむしりで脱出してスピアーを突き刺し、諸橋にタッチ。
 諸橋は串刺しラリアットを狙うが、HAYATOがこれを回避してコーナーに飛び乗りミサイルキック。タオルにタッチ。

 タオルは諸橋のクォーラルボンバーを側転でかわしてドロップキック。さらにジャーマン・スープレックスを狙っていくが、諸橋がレフェリーの虚を突いた急所蹴りで脱出。諸橋は垂直落下式ブレーンバスターから投げっぱなしパワーボムと強烈な連撃も、タオルは意地のキックアウト。
 タオルがふらふらと起き上がると、諸橋はタオルをレフェリーに向かって放り投げ、直撃を受けたレフェリーが昏倒。DPGの面々が総出でタオルに襲いかかって場外に排除し、ベイダーがプランチャを投下もタオルがギリギリで回避したためDPG同士で潰し合う結果に。


 タオルはコーナートップからフライングタオルアタックを決め、必殺のバリタニックの体勢へ。諸橋が暴れて脱出するとタオルは逆打ちで叩きつけるが、大和が必死のカットを見せ、諸橋がクォーラルボンバー。諸橋は続けてジャーマン・スープレックスを狙うが、タオルはカサドーラ式フェイスクラッシャーで切り返し、HAYATOがトラースキックで援護射撃。最後はタオルがバリタニックで諸橋を沈め、嬉しい王座戴冠を成した。

第6試合


 BBJ正規軍の仲間であり、かつてBBWタッグ王座を戴冠した相棒であり、現在ともにBBW6人タッグ王座のベルトを巻くやかんと島谷の盟友対決。
 しっかり両手で握り合う握手から試合が始まると、ともに歩んできた歴史を確かめ合うかのような丁寧なグラウンド戦が展開され、やかんがアームドラッグからのフランケンシュタイナーで先制。さらにセントーンからエルボードロップを発射も島谷がこれを回避して自爆させ、場外戦へと持ち込む。

 島谷は客席のど真ん中にやかんを連れ込んでドロップキック。さらに花道でのボディスラムとラフファイトを展開し、「どうしたやかん!そんなもんか!」と一喝し、ブレーンバスターからの逆エビ固め。
 やかんはなんとかブレイクすると鬼の形相でチョップを連打し、ハリケーンラナ。場外に逃れた島谷をプランチャで追撃し、すぐにリングに放り込んで顔面へスライディングキックを見舞うスピードファイトを展開。
やかんは瞬間沸騰(※ピープルズ・エルボー)を叩き込むも、これがまさかのカウント2。ならばと得意のアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、島谷は持ち上げられず耐え、コーナー際まで連れ込んでターンバックル・コンプリートショットからミサイルキック。さらにキャメルクラッチ式クロスフェイスで絞り上げる。
 島谷はトドメのフィッシャーマンズ・ドライバーを狙うが、やかんは首固め、サムソンクラッチ、ロコモーション式スクールボーイと粘りを見せ、慌てて起き上がった島谷へ延髄斬り。さらにアルゼンチン・バックブリーカーも、ダメージが深く保持できず。しかしやかんはバックフリップのように背後へ倒れ込んで叩きつける機転を見せる。


 両者額を突き合わせ、雄叫びを上げながらゴツゴツとしたエルボー合戦を展開。これを制したやかんがブレーンバスターからバックドロップ。しかし島谷も即座に起き上がってラリアットを叩き込み、フィッシャーマンズ・ドライバーの体勢へ。やかんはこれを奥の手であるやかん式ラ・マヒストラル(※ミスティカ式ラ・マヒストラル)で切り返すが、島谷はこれを根性のキックアウト。やかんがロープへ飛ぶと島谷がカウンターのドロップキックを顔面にぶち込み、フィッシャーマン・バスターからのフィッシャーマンズ・ドライバーと連撃してカウント3を奪った。

エンディング


 やかんは「敗者に語ることはない」とばかりにすぐに退場しようとするが、その背中に島谷が呼びかけリングにいざなう。

島谷「やかんさんとのシングルのベルトをかけた試合、私が勝ちました!あなた、いくつだよ?」
やかん「51歳!」
島谷「51歳?!私は来月26歳になりますよ。51歳、バケモンじゃねーかよ!」
やかん「島谷選手とはずっと一緒で、タッグベルトを巻いたり、6人タッグのベルトを取ったり……どれもこれも、島谷選手の活躍があったから勝てました!僕にとってはダンカン軍よりも一番怖い相手でした。まさに最強のチャレンジャー、そして最強のチャンピオンです!彼がこのベストボディ・ジャパンプロレスを今後引っ張っていきます!」
島谷「ちょっと待ってちょっと待って!(笑)僕もあなたもこれからでしょう!」
やかん「まだ僕たちには6人タッグが残ってるから、一緒に力を合わせて闘いながら弱点を見つけてそのベルトにもう一回挑戦する!」
島谷「そうそうその気持よ!僕もあなたもまだ先がある。このコロナ禍で先が見えない状況だけど、俺達は小さくてもプロレスラー!前を向いて、今日来てくれた人たちに笑顔になって帰ってもらう。それが我々プロレスラーでしょう!ねえやかんさん!」
やかん「改めて人が巻いてるのを見たらそのベルト欲しくなりました」
島谷「早いねえ、切り替え?!(笑)」
やかん「うらやましいです!」
島谷「今日は新年、ベストボディ・ジャパンプロレス一発目だけど、来月も再来月も、いや、2022年も俺たちが盛り上げていってやるからなオイ!」
やかん「どうですか!お客さん!また応援に来てくれますか?!(※観衆が喝采)」
島谷「メッチャ元気だなオイ!そういうことで、今日はこのコロナ禍の中、会場に集まりいただいた皆さん、本当にありがとうございましたァ~!」

<大会後コメント>

島谷常寛
――盟友のやかん選手との激闘に勝利し、見事王座を戴冠されました
「51歳って言ってましたよね?素直に……バケモノ過ぎでしょ……。声カラッカラですよ。初めてプロレスの試合で――まだ25、6のペーペーですけど――初めてプロレスの試合で声カラカラで水分が足らないくらいの熱い熱い試合がやかんさんと出来たなって思いました。俺はやかんさんみたいな51歳になれるようもっともっと頑張らないといけないと思いました。今日このベルト取れて本当に本当に嬉しく思います。けど、ゴールはここじゃないから。俺はフリーランスでいろんな団体上がらせてもらってるけど、やっぱりいろんな団体のトップに上がって、こういうタイトルを取れるまで上がっていってやるから。これがゴールじゃないから。もっと上がっていきますよ!」

――ご自身初のシングル王座だと思うのですが、シングル王者となってみていかがですか
「初めてっすね。ホント初めて!いろんな団体上がらせてもらってるけど、自分が今までできなかった貴重な体験……シングルでメインとか、貴重な経験をさせてもらって本当にありがたく思っています」

――BBJの二冠王となって、団体を引っ張る立場になっていると思いますが、2022年のBBJで何を成していきたいですか
「組織をもっと大きくしていきたいなって。今ベルトを2本持ってますから。まだあるでしょ?タッグのベルトとか。もっとそういうのを視野に入れて、俺もデカくなるし、やかんさんもBBJ所属のみんなも一緒に大きくなって、俺は所属じゃないけど、ベルトを持っているからには組織を大きくしていきたい。そう思ってます!」

ライジングHAYATO&イマバリタオル・マスカラス
HAYATO「おっしゃ!勝ったぞぉ~!」
タオル「勝ったぁぁあ~!」
HAYATO「カメラに一言!」
タオル「初戴冠でぇ~す!やりましたぁ~!」
HAYATO「今回、我々愛媛プロレスがチャンピオンになって、それもビッグなニュースだけど、何より一番ビッグなニュースは、このイマバリタオル・マスカラスが、諸橋選手から3を獲った!これが一番のビッグニュースですよ!」
タオル「勝ったとき……チョー気持ちよかったです!最高でしたァ~!イエ~イ♪」
HAYATO「カメラの前のお母さんに一言」
タオル「カーチャン、やったよ!見てくれてありがとう!」

――見事BBJのタッグ王者になったわけですが、防衛戦の相手に考えている選手はいますか
HAYATO「タオル、いる?」
タオル「僕はなべやかんさんとやってみたいですね!愛媛プロレスに1回上がっていただいたときに対戦させていただいたんですけど、BBJのリングではやったことがないので、やかんさんとやってみたいですね」
HAYATO「僕は島谷選手ですね。今日チャンピオンにもなってるし、年も近いし、昔DNAに参戦してたときに、確か島谷選手がデビューして一番最初に勝った相手が確か自分なんですよ。そこの因縁も浅からずあるから、今シングルの王者ってこともあるし、是非挑戦してもらいたいです」

――HAYATO選手は、明後日の全日本プロレス後楽園ホール大会で世界ジュニア戦が控えていますが、良い弾みになりましたか
HAYATO「今日ベルトを取れたってことは、なんらかのいい流れが来てると思うんで、この調子で世界ジュニアのチャンピオンになって、愛媛にベルトを持って帰ります!」
タオル「おぉ!待ってますよ、HAYATOさん!」

<大会総括>

谷口智一CEO
――今大会からセクシーボディコンテストという新しい試みが始まりましたが、終えてみていかがですか
「ベストボディ・ジャパンプロレスの母体となっているベストボディ・コンテストはもう10年やってるんですけど、コンテストとプロレスをもっと融合させて、従来のプロレスとは違った演出をしていきたいなと思っています。エンターテイメントの一環として、セクシーボディコンテストを“第1試合”という形で大会に組み込んでみたんですけど、今回はそれがいい刺激になって大会全体に刺激があったと思います。これからも継続していきたいですね」

――次回大会も今回のようなコンテストマッチを行う予定ですか?
「そうですね。また同じセクシーボディコンテストなのか、また違った角度のコンテストなのかはまだ決めていないですけど、ベストボディ・コンテストのように何百人・何千人といったエントリーがあるわけではないんですけど、コロナも最近また流行ってきていて応募をためらったという方も多かったと思うんですけども、今回も約1ヶ月前と直前の募集だったにも関わらず沢山の方にご応募いただけました。その中から11名を選ばせていただきました。ただ、選考を始めた年明けからまたコロナの情勢が変わってきて、7名の方が『県またぎの移動を避けたい』『いま有観客イベントに出場するのは怖い』といった理由で仕方なく出場を辞退されまして、今回は4名というやや寂しいスタートになってしまったんですけど、コロナが落ち着き次第またコンテストマッチの拡大を考えていきたいと思います。本当にコロナの状況次第ではあるんですけど、2022年は攻める年にしていきたいと思います」

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