【試合詳細】1・2 全日本プロレス後楽園ホール大会 【アジアタッグ】T-Hawk&エル・リンダマンvs大森北斗&児玉裕輔 本田竜輝&土肥こうじ&羆嵐vsアブドーラ・小林&伊東竜二&関本大介 諏訪魔&芦野祥太郎&佐藤光留vs宮原健斗&青柳優馬&青柳亮生 田村男児vs井上凌

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『2022 NEW YEAR WARS』
日程:2022年1月2日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:720人

▼井上凌デビュー戦 シングルマッチ 20分1本勝負
○田村男児
6分24秒 逆エビ固め
●井上凌

▼タッグマッチ 30分1本勝負
石川修司/○斎藤ジュン
9分45秒 逆エビ固め
●斉藤レイ/ライジングHAYATO

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[ヨシタツ・キングダム]ヨシタツ/●立花誠吾(フリー)/植木嵩行(フリー)/バリヤンアッキ(フリー)/今井来夢(HEAT-UP)
7分15秒 アックスボンバー→片エビ固め
渕正信/○大森隆男/ブラックめんそーれ/TAMURA(HEAT-UP)/アンディ・ウー(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○スペル・クレイジー(フリー)/TAJIRI/CIMA(GLEAT)
10分1秒 パワーボム→エビ固め
イザナギ/●SUGI(フリー)/MUSASHI(みちのく)

▼新春バトルロイヤル
○ライジングHAYATO
7分54秒 オーバー・ザ・トップロープ
●立花誠吾
●デビル紫

<退場順>
入江茂弘→今井来夢→井上凌→大森隆男→田村男児&TAMURA→斎藤ジュン&斉藤レイ→アンディ・ウー&ブラックめんそーれ→石川修司→ヨシタツ→バリヤンアッキ→植木嵩行

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
諏訪魔/●芦野祥太郎/佐藤光留(パンクラスMISSION)
11分44秒 スピンキック→片エビ固め
[NEXTREME]宮原健斗/○青柳優馬/青柳亮生

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[TOTAL ECLIPSE]本田竜輝/土肥こうじ/●羆嵐
9分19秒 ダイビングバカチンガーエルボードロップ→体固め
○アブドーラ・小林(大日本)/伊東竜二(大日本)/関本大介(大日本)

▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/#STRONGHEARTS】T-Hawk(GLEAT)/●エル・リンダマン(GLEAT)
14分40秒 無想一閃→片エビ固め
【挑戦者組/TOTAL ECLIPSE/2021 Jr. TAG BATTLE OF GLORY TOURNAMENT優勝】○大森北斗/児玉裕輔(フリー)
※第111代王者組が3度目の防衛に失敗。北斗&児玉が第112代王者組へ

北斗&児玉がT-Hawk&リンダマンを破りアジアタッグ王座戴冠!芦野、HAYATOが全日本へ入団!三冠戦消滅のアブ小が「暫定王者としてジェイクを待つ」

オープニング


 所属選手がリングに登場。福田剛紀社長が代表して挨拶へ。
福田社長「プロレスファンの皆様、あけましておめでとうございます。今年はいよいよ全日本プロレス創立50周年の年となりました。ここまで来られたのもファンの皆様一人ひとりのおかげだと改めて実感しております。どうもありがとうございます。思いを新たにスタート致します今年、新たに入団する選手がおりますのでここで紹介させていただきます」

 呼び込まれてリングに現れたのは、愛媛プロレスのライジングHAYATO。

HAYATO「今年より、全日本プロレスと愛媛プロレスの二団体所属にさせていただきますライジングHAYATOです。全日本プロレス史上初の二団体所属ということで、自分にしかできないやり方で50周年を盛り上げて、全日本プロレスジュニアの顔と呼ばれるような選手となりますので応援よろしくお願いします!」

福田社長「そして、もう一人おります。どうぞ」

 続いて芦野祥太郎がリングへ。

芦野「全日本プロレスファンの皆様、あけましておめでとうございます。2022年1月1日より全日本プロレス所属となりました芦野祥太郎です。今年は50周年、全日本プロレス50周年ということで、所属になったばかりですが、ここは大きく、俺が50周年を盛り上げたいと思ってますので皆様どうぞご期待ください。ありがとうございました」

諏訪魔「みなさん新年あけましておめでとうございます。ここで皆さんに紹介したい人物がいます。来年度全日本プロレスに入門することになった安西勇馬くん、リングに来てくれ。一言挨拶お願いします」

安西「来年度より入門させていただきます、中央大学レスリング部安西勇馬です。全日本プロレスの名に恥じぬよう頑張ります。よろしくお願いします」

諏訪間「安西くん一人前のプロレスラーになってください。皆さんよろしくお願いします!」

福田社長「今年このようなメンバーでやってまいります。1日1日がどうぞご期待いただきご支援をよろしくお願い致します。今年も頑張ります。よろしくお願いします!・・・すいませんすっかり忘れておりました。実は50周年記念大会を行うことが決まりました。ビジョンご紹介しますどうぞ」

 9月18日に18年ぶりに日本武道館大会を行う事が発表される。

福田社長「申し訳ありませんでした。もう一度宣誓します。このメンバーで一年間頑張ってまいります。ご支援をどうぞよろしくお願いします」

<バックステージコメント>

芦野祥太郎
――所属になることを決めた最大の理由を教えてください。
芦野「そうですね。このコロナ渦で前にいた団体が活動休止になって、そこでプロレスラーとしての活動をしていくのかしていかないのかという(葛藤が)自分の中にもあったんですけど、全日本プロレスさんに声をかけていただいて、そこで参戦というかたちで1年半くらいですかね、やってきて。ここでより結果を残したいなっていう気持ちが強くなったというのがありますね。そこでちょうどこの契約のお話をいただいたので。ここで全日本プロレスの所属になって、やはり三冠でですね。これを狙いに行きたいなっていう。プロレスラーとして、全日本プロレス所属のレスラーとしてこれは絶対に目指していかなきゃいけないものだと思っています。そういう風に全日本プロレスでトップを取りたいという気持ちから、所属というのを決めました。

――さきほど発表もありましたが、今年は50周年ということで日本武道館大会も決定しました。そこに向けて燃える気持ちもあると思いますが?
芦野「そうですね。日本武道館では試合をしたことがないので楽しみですね。メインを務めたいですね。そこに行けるように必死でやっていきます。」


諏訪魔&安斉勇馬
諏訪魔「このたび、来年度に全日本プロレスに入団する事になった安斉勇馬くんです。」
安斉「中央大学レスリング部の安斉勇馬です。よろしくお願いします。」
諏訪魔「自分が中央大学レスリング部ということで、そういう縁もあって全日本プロレスの門を叩いてもらうことになりました。見ての通り背も高いし、顔も俺なんかより全然いいからね(苦笑)。一人前のプロレスラーになってもらいたいと思います。」

――きょう挨拶のためにリングに立ち、お客さんを前にしてどういう気持ちになりましたか?
安斉「今まではお客さんの立場で見に来ていたのにいざリングに立って緊張もしましたし、やっぱり憧れの場に立って喜びが大きいですね。」

――いま総合格闘技や他団体といった選択肢がたくさんある中で、素材から言ってもさまざまな選択肢があると思うのですが、その中で全日本プロレスを選んだことについてをお伺いしたいのですが?
安斉「諏訪魔さんが中央大学出身ということもあり、諏訪魔さんと話しをさせていただく機会もあり、そこで諏訪魔さんの人柄に惚れてとか、お話させていただいて全日本プロレスはかっこいいなと思って決めさせていただきました。」

――9月には武道館大会が発表されましたが、そこでのデビューを目指すことになるのでしょうか?
安斉「そうですね。一日でも早くデビューできるように頑張りたいと思います。」
諏訪魔「それはもうやってみないとわからない話なんで。武道館デビューになるかもしれないし、その前かもしれないし。まだ見えない部分であるので、そこはお楽しみにしてもらえたらなと思います。」

――ファン目線での思い出の試合があれば教えていただけますか?
安斉「初めて見に行かせてもらった試合で、大田区総合体育館の三つ巴戦。ジェイク・リーさんと宮原さんと青柳さんの。あの試合はかっこいいなと思いました。」
諏訪魔「あの試合は俺がコロナにかからなかったらなかった試合だからね(笑)。」

――目標というか目指すレスラー像はどのような・・・
安斉「目標とするのはやっぱり諏訪魔選手のような大きくて男らしい、かっこいいレスラーになりたいと思っています。」

――最終的な目標としては・・・
安斉「三冠ヘビーを巻きたいと思います。」

――得意な技というか持ち味などありましたら教えてください。
安斉「大学4年間を厳しい練習で過ごしたと思っているので、耐え抜くことが自分の持ち味だと思っています。」

福田剛紀社長
「50周年記念大会をどこでやろうかということについては社内でもいろいろな案が出ましたし、このコロナの時代が2年も続いているのでリスクということを考えますと、安全にという意見もあったのですが、ここは50周年という大きな節目と言うこともあり、決断をいたしました。本当にプロレスに神さまがいると思って、ご縁だと思っているんですけど、日本武道館を設計した山田先生はわたしの会社で一時期仕事をお任せしていたというご縁がありまして。日本武道館で試合を行うというのは個人的にも自分の夢でございました。これがかなうと決まった時は本当にうれしくてですね、神さまに感謝してご縁だなと思いました。まだまだ他団体のように年に2回も3回もというわけにはいかないのですが、私どもにとっては大きな前進の一歩だと思っています。」

第1試合


 井上がタックルも男児がこれを切り、男児のタックルのフェイントに付き合わず井上がタックルからバックを取る。これを潰した男児がバックを取るが、井上がリストを取って切り返しリストの取り合いへ。男児がヘッドロックからグラウンドに持ち込むが井上がヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 ロックアップから男児がヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒す。ロープに飛ぶが井上はドロップキックで迎撃し、ストンピング連打からボディスラムを狙うが、耐えた男児が逆にボディスラム。
 男児はストンピング連打からフォールも2。

 男児はコーナーに押し込み背中にエルボー連打。そのまま背中を踏みつけ、レフェリーに注意されるとこれを離す。
 井上がエルボー連打も受けきった男児がバックブリーカー。フォールも2。

 男児は逆エビ固めで捕らえるが井上はロープを掴みブレイク。

 男児はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした井上がミサイルキック。
 井上は串刺しジャンピングバックエルボーも、受けきった男児が前に出てエルボーの打ち合いへ。
 男児がロープに飛ぶが、ドロップキックで迎撃した井上がフォールも2。

 井上はボディスラムで叩きつけフォールも2。

 井上は投げようとするが、耐えた男児がボディブロー連発からエルボー。エルボーの打ち合いから井上がエルボー連打。ロープに飛ぶが、男児はバックエルボーで迎撃しブレーンバスター。フォールも2。

 男児は逆エビ固めで捕らえギブアップを奪った。

<試合後コメント>

井上凌
――デビュー戦を終えた感想からお願いします。
井上「昨年の4月1日に入門して、プロレス以外のことでもできないことがいっぱいあって、このまま自分はプロレスラーとしてデビューできるのかが心配だったんですけど、なんとかこの日まで続けることができて本当に良かったと思います。」

――自分の力は出せましたか?
井上「まだまだです。これから練習を重ねて、しっかり鍛錬を積んでもっともっと強くなれればいいなと思います。」

――目標とするレスらーはいますか?
井上「僕は入門テストの時にも言ったんですけど、僕は川田利明選手のようなレスラーになれたらいいなと思っています。あと技術とかもけっこうチェーンレスリングとかがうまい選手になりたいと思っているので、他の選手で言えば小川良成選手のようなテクニックの上手なレスラーになりたいと思います。」

――当面の目標は初勝利かと思いますが。
井上「はい、そうですね。自分は今日デビューして先輩方とはすごい差があると思うんですけどまた1から練習を行って先輩たちに老追いつけるように努力していきたいと思います。」

――コスチュームは紫という珍しい色ですが、その色を選んだ理由を教えていただけますか。
井上「自分は他のレスラーにはない珍しい色で戦いたかったので紫色にしました。」

第2試合


 先発はレイと石川。ロックアップから石川がロープに押し込み「殴るぞ!」と言いながらクリーンブレイク。
 ロックアップからレイがヘッドロックで捕らえショルダータックル。ショルダータックルの打ち合いとなり、石川が追走ニーからロープに飛ぶが、レイがショルダータックルで倒す。両者タッチ。

 ロックアップからジュンがヘッドロックで捕らえショルダータックル。すぐに起き上がったHAYATOを蹴りつけロープに飛んだジュンをHAYATOはドロップキックで迎撃。だが受けきったジュンがロープに振るも、HAYATOはブーメランドロップキック。これも受けきったジュンがショルダータックルで吹っ飛ばす。
 ジュンは自軍コーナーに叩きつけ石川にタッチ。

 石川はフェイスロックからボディスラム。石川はジュンにタッチ。
 ジュンはボディスラムから石川にタッチ。
 石川はボディスラムからジュンにタッチ。
 ジュンはボディスラムから石川にタッチ。
 石川はチョークで引き起こし、コーナーに振ると串刺しラリアット。さらにバックドロップからフォールも2。
 石川はファイヤーサンダーを狙うが、着地したHAYATOがチョップ連打。石川がニーリフトからロープに飛ぶが、HAYATOは追走ゼロ戦キック。タッチしようとするが石川がストンピングでカットする。
 石川がコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットしたHAYATOがスワンダイブミサイルキック。HAYATOはレイにタッチ。

 レイはつっぱりでふっ飛ばし串刺しボディスプラッシュ。さらにボディスラムからボディプレス。フォールも2。
 レイは投げようとするが、耐えた石川の背中にエルボー連打からロープに飛ぶも、石川はニーリフトで迎撃しジュンにタッチ。

 ジュンはつっぱリ連発からチョップ。ロープに振ってジャンピングニーからフォールも2。
 レイがロープに振ってバックエルボー。HAYATOが出てきてコーナーに振ると、串刺しジャンピングエルボーからレイも串刺しボディスプラッシュ。レイはボディスラムで叩きつけ、さらにHAYATOをボディスラムでジュンに叩きつけフォールも石川がカット。
 石川はHAYATOを場外に投げ捨てこれを追おうとするが、HAYATOはリングに滑り込みエプロンの石川へドロップキックで場外に落としプランチャを投下。
 リングではジュンとレイがチョップの打ち合い。ジュンがチョップ連発からレイがビンタ。ジュンもビンタで返し、ビンタの打ち合いからジュンがビンタ連発。レイはヘッドバッドからブレーンバスターを狙うが、ジュンが逆にブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
 ジュンは逆エビ固めで捕らえ、これでレイがギブアップした。

<試合後コメント>

斎藤ジュン
「あの野郎。弟とやるのはこれで二回目なんですけど、急に張ってきやがったから、よっぽど勝ちたかったんだと思うんですけど、やっぱり負けるわけにはいかないですね。何度来ても叩きつぶしてやろうと思っていますよ。・・・アメリカにこれから行きますけど残りの試合にも勝って勢いをつけたいと思います。ありがとうございました。」

ライジングHAYATO
「いやぁ所属の1試合目、黒星スタートになってしまいました。今回全日本プロレスに入団させてもらった気持ちというのはね、いつもタイトルマッチとかを全日本プロレスで見ている。自分自身が所属じゃないから。NEXTREAMというチームに入れてもらっているけど所属はしていない。同じチームだけど仲間なのかもわからない宙ぶらりんな状態。その中でともかく50周年だから仲間として盛り上げたい。仲間になって盛り上げたい。そんな気持ちで今回ダブル所属を決めました。出足はくじかれたけどまだ終わりじゃないんで。ここからどんどん全日本プロレスを盛り上げていきます。」

第3試合


 先発はアンディとアッキ。アンディが足を刈って倒し、旋風脚も避けたアッキを水面蹴りで倒す。
 アンデイはロープに飛ぶが、アッキがルーテーズプレスで迎撃しようとするも倒れないアンディをハイキックからコブラツイスト。カットに来ためんそーれも一緒にコブラツイストで捕らえる。
 アンディとめんそーれはこれを逃れるとアッキをロープに振ってダブルドロップキックで場外に落とすと、トペをするかに見せてリング中央に戻りポーズを決める。両者タッチ。

 今井と田村になり、今井が足を刈って倒すがロープに飛んだ今井を田村がアームホイップ。お互い足を刈って倒してのフォール合戦から今井がスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。今井はソバットも田村がロープに振るが、ラリアットを避けた今井がランニングエルボーで倒し顔面に低空ドロップキック。今井は立花にタッチ。田村は渕にタッチ。

 立花は「おいジジイ!ボコボコにしてやるから覚悟しろよ!」とヤンキー座りで挑発するが、渕はケンカキックでふっ飛ばし、げんこつで頭をグリグリしてからヘッドロックで捕らえナックル。渕はボディスラムを狙うが、エプロンから植木が銃をつきつけ「動くな!」と挑発する。だが渕はかまわずに近づいていくと、植木の銃をはたき落としてヘッドロックからナックル。さらにボディスラムで叩きつける。
 カットに来たヨシタツが渕を羽交い締めにして立花が走り込みランニングエルボーも、渕が避けてヨシタツに誤爆させると立花をヘッドロックで捕らえナックル。
 渕は立花をボディスラムで叩きつけ、カットに来た今井にもボディスラム。渕は大森にタッチ。

 大森は立花にビッグブーツからニールキック。
 さらにアックスボンバーを狙うが、植木が場外から足を掴んで倒し、立花が顔面にケンカキック。
 ヨシタツキングダムで大森にトレイン攻撃からヨシタツがコードブレイカーも、大森が立花を盾にして誤爆させる。ふらつく立花に大森がアックスボンバーを叩き込み3カウントを奪った。

第4試合


 先発はTAJIRIとMUSASHI。ロックアップからバックの取り合い。TAJIRIがグラウンドに持ち込むがMUSASHIがヘッドロックから首投げで倒しアームロック。切り返したTAJIRIが巻投げるがMUSASHIは腕を取り直していく。TAJIRIはシーソーホイップで投げ飛ばし、手4つを求めるがMUSASHIが足を刈って倒しロープに飛ぶも、TAJIRIは避けるがMUSASHIがガットショット。コーナーに振ろうとするが、逆にTAJIRIが振って走り込むが、MUSASHIは飛び越えるもお互い足の刈りあいからMUSASHIが巻き投げて距離を取る。
 TAJIRIは握手を求めるが、MUSASHIが握ろうとするとスカしてクレイジーにタッチ。
 MUSASHIもSUGIにタッチ。

 SUGIはロープに飛ぶとクレイジーが避けていくが、クレイジーがロープに振るとSUGIはコルバタで場外に投げ捨てる。
 リングに戻り、クレイジーはCIMAにタッチ。SUGIもイザナギにタッチ。

 イザナギは「ルチャリブレ」コールを起こすと、ロックアップからリストの取り合い。CIMAが足を刈って倒しインディアンデスロックもイザナギが腕をとるがCIMAはリバースインディアンデスロック。イザナギは常に声を上げながら腕を取り返しCIMAはロープに足をかけてブレイク。
 イザナギはガットショットからコーナーに振るが、CIMAが飛び越えるとバックの取り合いからCIMAが羽交い締めに。 TAJIRIがチョップもイザナギが避けてCIMAに誤爆。CIMAとTAJIRIが仲間割れを起こすが、クレイジーが仲介に入りこれをいさめると、CIMAとTAJIRIがイザナギにストンピングからロープに振ってダブルのバックエルボー。再度ロープに振ってダブルのミドルキック。CIMAとTAJIRIは抱き合ってTAJIRIがCIMAの腕を上げる。
 CIMAはストンピングからリストを捻りTAJIRIにタッチ。

 TAJIRIは腕へのエルボーからクレイジーにタッチ。

 クレイジーは腕へのハンマーブローから首投げで倒し丸め込むも2。
 クレイジーは変形のスクールボーイも2。再度変形のスクールボーイも2。
 クレイジーはロコモーションロメロスペシャルからカベルナリア。これはMUSASHIがカット。
 クレイジーはエルボードロップも、避けたイザナギがSUGIにタッチ。

 SUGIは次々ドロップキックも、CIMAが避けてTAJIRIとともにロープに振るが、SUGIはCIMAとTAJIRIを同士討ちさせるとTAJIRIにサムソンクラッチからCIMAに飛びつきDDT。TAJIRIにトラースキックから741を打ち込み、クレイジーに千本桜。
 SUGIがクレイジーに、MUSASHIがCIMAに、イザナギがTAJIRIにトラースキックを叩き込み場外に落とすと、イザナギがプランチャ、MUSASHIがトペ・スイシーダ、SUGIがケブラーダを発射。
 リングに戻り、SUGIがコーナー上に登るが、CIMAがビーナスからのアイコノクラズム。TAJIRIがSUGIをセットし、クレイジーがムーンサルトを投下しフォールもMUSASHIがカット。
 クレイジーはクレイジー・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

TAJIRI&スペル・クレイジー&CIMA
CIMA(クレイジーのコメントを訳して)「明日のカンペオナート(タイトルマッチ)では応援してくれと。TAJIRIさん、ありがとうございます。初の絡みじゃないですか?」
TAJIRI「よく考えたら1回ナウパルカンでメヒコ・コントラ・ハポンで1回だけ組んでました。」
クレイジー(日本語で)「アシタ、アシタモヨロシクオネガイシマス!」
CIMA「これで2022年、また全日本プロレス出たし、今日はメインイベントでアジアタッグがあるんで。また#STRONG HEARTS,GLEAT,全日本プロレス。22年もよろしくお願いしますよ。」
TAJIRI「このベルトを明日クレイジーが防衛したらうちらで回して1回やりましょう。戦ったことないんだから。」
CIMA「インテルナショナルでカンペオナート。」
クレイジー「ヨシ!ヨロシク!」

――SUGI選手はミニCIMAでデビューしていたこともあって、CIMA選手との対戦は注目されていました。これでも対戦されていたことはあったのでしょうか?
CIMA「そうですね。今日はやっぱり明日のタイトルマッチがありますんで、ほんのさわりだったということと、あとはこっちも手前味噌の話になっちゃうんですけど、年末のGLEATでカズ選手とMUSASHI選手と対戦して、カズ・ハヤシがケガをして、今日はMUSASHI選手が変わりに出たというのも運命めいているんで。これがまた善意本プロレスで行われているということに意味があると思いますんで。続きは全日本プロレスなのか、みちのくプロレスなのか、GLEATなのか。SUGIの場合はやってるONLY WEの大会なのかわかりませんけど(SUGIは12月6日付で脱退を公表済)。絶対1月2hいからこんな試合してるんですから、みんなも夢見てイに来てくれてるんですから、やっぱり夢の続きはガンガン行きたいです。今年は年始からGLEAT、#STRONG HEARTS、CIMA。仕掛けますんで注目していてください。」

第5試合


 全18選手によるバトルロイヤルへ。
 乱戦になるが、入江がコーナーでアピールしているところを今井が突き飛ばしてOTRさせる。入江失格。

 今井もコーナーに乗ってアピールするが、田村が突き飛ばしてOTR。今井失格。

 レイが井上をボディスラムからジュン、大森、石川が次々ボディスラムからフォールし3カウント。井上失格。

 大森とジュンがエルボーの打ち合いから大森が投げようとするが、ジュンが逆にブレーンバスターで叩きつけ、そこを男児がフォールし上から全員で押さえつけ3カウント。大森失格。

 田村がレイを、男児がジュンをエルボーからロープに飛ぶが、ジュンとレイはショルダータックルでそれぞれ迎撃しフォールし3カウント。男児と田村は失格。

 ジュンがめんそーれに、レイがアンディにエルボーから中央に振り同士討ちさせると、サンドイッチボディスプラッシュを狙うが、避けためんそーれとアンディがそれぞれにスクールボーイで3カウント。ジュンとレイは失格。

 植木と立花がめんそーれとアンディをロープに振り、アンディとめんそーれは丸め込もうとするがこれを潰した立花と植木が3カウント奪う。めんそーれとアンディは失格。

 植木と立花は石川を投げようとするが、石川は2人まとめてブレーンバスターから走り込む。だが植木と立花はロープをたるませエプロンに落とすと、アッキが脳天唐竹割りから立花が植木ロケットを発射し石川が場外へ落下。OTRで石川失格。

 リングにはヨシタツキングダムとHAYATOと紫に。
 だがアッキと、植木、立花がヨシタツに反旗を翻して太鼓の乱れ打ちから合体パワーボムで叩きつけ3カウント。ヨシタツ失格。

 3人はHAYATOに集中砲火しトレイン攻撃も、HAYATOが避けてアッキに延髄斬りから立花にドラゴンスクリュー。植木がガットショットもHAYATOはブレーンバスターで投げ捨て、走り込んできたアッキにドロップキック。
 だが立花と植木がHAYATOにダブルバックドロップ。立花は紫にヘッドバッドから羽交い締めに。植木がHAYATOも羽交い締めにし、そこへアッキがダイビングクロスボディを狙うが、紫が突撃しアッキを落としOTR。アッキ失格。

 HAYATOが植木を丸め込み3カウント。植木失格。

 立花が紫にエルボー連打。紫はアイアンクローでロープに押し込みロープに飛ぶが、立花はロープをたるませてエプロンに落とすと走り込む。だが紫はアイアンクローで立花をエプロンに落とし、そこへHAYATOが走り込みダブルドロップキックで場外に落としOTR。紫と立花は失格。

 これでHAYATOが一人残りで優勝となった。

<試合後コメント>

立花誠吾&植木嵩行&バリヤンアッキ
植木「おい、どうなってるんだよ?」
立花「今日やってやったろう、さんざん俺たちがやられてきたことを。」
アッキ「びっくりしたんですよ。マジで。わたしがキングダムに入った頃と全然違うじゃないですか。話が変わってるじゃないですか。」
立花「あの時は確かにまだ。アッキが入ってもう1年以上前だろう。」
アッキ「1年前だし、一緒に頑張ろうって言われて大事な仲間ですよって言われて。今日の態度はなんなんだよ。」
立花「大事な試合だって言われて今日のバトルロイヤルの1個前、最後トレインを仲間で攻撃して。俺が大森隆男に振られ返されて。あそこは止められたろう。GF、あんなの故意だろう。バトルロイヤルもそうだ。GFがちゃんとやっていれば負けることはなかったし。GFがちゃんとやっていれば負けることはなかったんだ。愛がないんだ、愛が。あの野郎。一年半、GFと過ごしてきたけどよぉ、愛がねぇんだよぉ。付いていこうと思えないんだよ。」
植木「愛がなければついていけないんだよ!」
アッキ「口だけだと思ったけど、やり方も汚くなってきたよ。それはもう、つきあってらんねぇな。」
植木「つきあってらんねぇ。こうなったもう俺が王になるしかねぇんじゃねぇか。俺が王にお前らがその配下になって、俺が愛情をいっぱい育んでやるから。そしたらヨシタツ・キングダムよりウエキングダムの方が絶対いい王国になる。なると思うぞ。」
立花「確かに植木とGFだったらついていくとかじゃないけど、植木の味方をするよ。」
植木「一緒になって敵を倒していこう。ヨシタツを倒していこう。反乱軍を立ち上げるぞ!」
立花「ヨシタツ、見ておけ!こうなったらヨシタツ・キングダムの王、ウエキングダムの王。一騎打ちと行こうじゃねぇか。」
植木「ベルトを持っているな。シングルのベルト。コロナのなんとかかんとか。俺がそれに挑戦してやる。いいか次のシングルマッチが決まったら、いや決めろ。ヨシタツ、シングルマッチでベルトをかけろ。そして負けた方は王国を解散させろ。それが俺の要求だ。全日本プロレスに革命を起こす。以上。」

ライジングHAYATO
「やったやったやった。今まで全日本プロレスで目に見えた優勝とか勝ちとかなかったけど、これが一番最初のでっかい勲章かもしれない。100万円です。プロレスでこんなでっかい金、稼いだことないですよ。プロレスには夢がありますね。早くこの金で全然恩返ししていない父ちゃんと母ちゃんに恩返ししたいと思います。
せっかく全日本ジュニアで所属になってやる以上は、世界ジュニアニのベルトという大きい壁は避けては通れないと思っているので。必ず世界ジュニアに挑戦します。」

ヨシタツ
「おう、上等だよ。なんなんだ。言いたいんだったら俺に面と向かって言えばいいじゃねぇか。愛情がねぇだ?愛がほしいんだったら棚橋弘至についていけ。俺はもともとひとりのつもりでひとりでやっていこうと思っていたんだ。それを慕ってついてきたから入れてやったんで、俺はもともとひとりでという感覚だから。ベルト?ベルトの名前もちゃんと言えないヤツが挑戦する資格なんかねぇよ。まぁどうしてもやりたいならやってやるよ。そんなに期待していなかったけど、がっかり・・・がっかりもしないよね。そもそもそんな期待もしていないし、俺は昔の古いやり方しか知らないから。でも厳しく先輩方にしてもらってここまで成長してきたから。あいつら甘いんだよ。世代が違うとかなんとか言ってるかもしれないけど、知らねぇよ。なんたら世代、なんたら世代。知らねぇっつうの。プロレスはプロレスだよ、俺のやり方に合わねぇんだったらとっとと出てけ。俺は何も変えねぇよ。俺は何も間違ってねぇ。以上、WE CAN DO IT!・・・違うな、I CAN DO IT!」

第6試合


 先発は宮原と諏訪魔。ロックアップから宮原がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップから宮原がヘッドロックで捕らえショルダータックル連発。受けきった諏訪魔がロープに飛ぶも、避けた宮原を巻き投げるが宮原は距離を取る。
 宮原がタックルからバックをとるが、諏訪魔はそのまま下がり光留が諏訪魔の背中にタッチ。宮原は優馬にタッチ。

 バックの取り合いからリストの取り合い。亮生が低空ドロップキックからスライディングキックを顔面に叩き込みフォールしようとするが光留が腕ひしぎで捕らえる。これを離すとリストを取ってコーナに振ろうとするが、側転して着地した亮生が走りこんできた光留を避けてドロップキックでコーナーに叩き込む。
 亮生、優馬、宮原でトレイン攻撃から、亮生がフォールも2。
 亮生はエルボーを打ち込んでいき、ロープに振ろうとするが光留が逆に振るとハンドスプリングした亮生をキャッチし背中にエルボー。諏訪魔が出てきて光留の延髄斬りと諏訪魔のラリアットのサンドイッチ。
 芦野が出てきて光留とダブルのバックエルボーからダブルのアキレス腱固め。これは優馬がカット。
 光留がストンピングから芦野にタッチ。

 芦野は俵投げからフォールも2。
 芦野はフロントネックで捕らえながら諏訪魔にタッチ。

 諏訪魔は蹴りつけると起き上がりこぼし式のショートレンジラリアットからフォールも2。
 諏訪魔はバックドロップからフォールも2。
 亮生はエルボー連打も、諏訪魔はダブルチョップでなぎ倒しフロントスープレックス。フォールも2。
 諏訪魔はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、亮生は足を伸ばしてカットしミサイルキック。だが諏訪魔はすぐに立ち上がりストンピングから足を掴むが、亮生は延髄斬りから宮原にタッチ。

 宮原はビッグブーツも諏訪魔がエルボー。エルボーの打ち合いから諏訪魔がダブルチョップを叩き込みロープに振るとラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックから側頭部にドロップキック。
 宮原は串刺しエルボーも、諏訪魔がエルボー連打で返すが宮原がガットショットからロープに振りビッグブーツ。避けた諏訪魔がジャンピングショルダータックルを叩き込み光留にタッチ。

 光留はミドルキック連打からコーナーに振り串刺しミドル。さらに水車落としを狙うが、耐えた宮原にガットショットからロープに飛ぶが、宮原はビッグブーツで迎撃し優馬にタッチ。

 優馬はぐったりする宮原に「2人で行くぞ」と強引にリングに上げると、光留はそれぞれにボディにエルボーを叩き込み延髄斬り。光留は芦野にタッチ。

 芦野は交互にエルボースマッシュ連打も優馬がガットショットから宮原とともにロープに振るが、芦野が宮原を突き飛ばして優馬にぶつけると、宮原を投げ捨てジャーマンから優馬とエルボー合戦。
 芦野がエルボースマッシュ連発からロープに飛んでスライディングエルボースマッシュ。フォールに2。
 諏訪魔と芦野がウルトラスーパーボムを狙うが宮原がカット。
 亮生が宮原もろとも諏訪魔と芦野をスワンダイブミサイルキック。
 リングに残った芦野と優馬が串刺しエルボーの打ち合いからエルボーの打ち合い。
 芦野がラリアットも、避けた優馬が投げ捨てジャーマン。芦野もすぐさま投げ捨てジャーマン。
 芦野はラリアットも、ガードした優馬がエルボーからスピンキックを叩き込み3カウントを奪った。

 試合後も諏訪魔と宮原が乱闘を続け、エプロンで宮原が諏訪魔をパイルドライバーで突き刺し、優馬が光留と芦野を場外に投げ捨て挑発した。

優馬「へいへいへいへい、おい芦野、芦野、芦野太郎、芦野太郎、入団おめでとう!今日から全日本プロレスということは、お前は全日本プロレス太郎だこの野郎。まったく、全日本プロレスは、いつから、ゴミ拾いするようになったんだオラ、まあ良い今日はめでたい日だ。太郎に皆拍手してやってくれ。今拍手したやつ皆性格わりーぞ。良いか今日はこれぐらいにしといてやるよ。明日覚悟しとけ」

宮原「おい、俺もちょっと喋らせろよ。まずは!あけましておめでとうございます。オイ全日本プロレス50周年イヤーだ。これが終わると60周年イヤーだ。宮原健斗は皆さん御存知の通りスーパースターだ。ご存知でしょう!?スーパースター。スーパースターの条件を一つ教えよう。こういう記念すべき年に、中心に行く男のことを言うんだよ。オイプロレスファンよ、全日本プロレス50周年イヤー、この俺が中心に行く。以上だ」

<試合後コメント>

諏訪魔&芦野祥太郎&佐藤光留
諏訪魔「いやぁ申し訳ない。新年早々申し訳ないね。せっかくさぁ。祥太郎が所属1戦目だというのに。ごめんね。明日だから、勝負は。小生意気だなぁ。」
芦野「絶対許さないです。」
殺到「気にすることないよ。」
芦野「明日は明日で絶対にこうしてくるヤツはいるんで。リングでわからせてやるよ。」
佐藤「青柳なんて万年前哨戦太郎じゃねぇか。あっちにチャンピオンをどうこう言う資格なんかないんだよ。2021年の話なんて忘れたよ。今チャンピオンなんだよ!諏訪魔と芦野が世界タッグチャンピオンなんだよ。よく聞いてろ前哨戦太郎、この野郎。」
諏訪魔「心強いな。」
佐藤「当たり前だよ。Evolutionだよ!明日だ明日!」

亮生「あけましておめでとうございま~す!青柳亮生、4周年目が始まりました。(デビューから)3年経ちまして今日から4周年目が始まりました。全日本50周年、青柳亮生4周年。おもしろくなりますよ。」
宮原「よーし!世界タッグ、ついに明日だ。今日を見てわかるだろう?今日見てわかる通りだ。世の中はおれらを求めてる。そしてリング上で言った通り50周年イヤーは個人的にど真ん中にいなくちゃいけないんだ。宮原健斗が50周年のど真ん中に、明日から行くぞ。それが第一歩だ。」
青柳「芦野太郎、入団おめでとう。」

第7試合


 トータル・イクリプスが入場するなり急襲し試合開始。
 小林にストンピング連打から、羆嵐が伊東を、土肥が関本をアルゼンチンで担ぎバックフリップ。
 小林に本田がエルボー連打からコーナーに押し込み土肥にタッチ。

 土肥がナックルからガットショット連発。土肥は羆嵐にタッチ。

 羆嵐はナックルからガットショット。さらにロープを使ったアンクルホールド。これを離すと首投げから腹に乗って潰していく。その背中に土肥も飛び乗り、二人分の体重で潰す。レフェリーが注意しブレイク。
 羆嵐は本田にタッチ。

 本田はエルボー連打からコーナーに振り、串刺し攻撃を狙うが小林が足を伸ばしてカットし河津落とし。さらにDDOから伊東にタッチ。

 伊東は竹刀攻撃を次々叩き込み、本田をコーナーに振っていくが走り込んできた伊東を本田はスピアーで迎撃し土肥にタッチ。

 土肥はショルダータックルからコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらにショルダータックルからフォールも2。
 土肥はブレーンバスターを狙うが、耐えた伊東を見てロープに飛ぶも伊東はイスを投げつけ迎撃。伊東は関本にタッチ。

 関本はコーナーに叩きつけようとするが、逆に振った土肥が走り込むも関本は足を伸ばしてカットしロープに飛ぶとラリアットの相打ち。
 土肥のチョップと関本のエルボーの打ち合いから、土肥がガットショットを叩き込みロープに飛ぶと関本がバックエルボーで迎撃。関本が投げようとするが土肥がブレーンバスターで投げ捨て、ロープに飛ぶとラリアットの相打ち。
 再度土肥がロープに飛ぶが、関本はラリアットでなぎ倒しロープに飛ぶ。だが土肥はラリアットを撃ち落とし、ショートレンジラリアットでなぎ倒す。両者タッチ。

 羆嵐と小林がショルダータックルの相打ちから小林が地獄突きも、羆嵐はラリアットでなぎ倒しセントーン。
 羆嵐と土肥はダブルのショルダータックルから土肥のエルボードロップと羆嵐のセントーンの同時投下。起き上がらせると本田のエルボーから羆嵐がセントーンを投下しフォールも伊東と関本がカット。
 羆嵐は小林を担ぐとバックフリップで叩きつけ踏みつけて乗り越えるとコーナーに登る。だが関本が足を掴んで動きを止め、伊東が竹刀攻撃から正面に登ると、関本は伊東ごと雪崩式パワーボム。そこへ小林がバカチンガーエルボーを投下しフォールも土肥がカット。
 関本が羆嵐にジャーマンスープレックスから伊東がフロッグスプラッシュ。さらに小林がダイビングバカチンガーエルボードロップを投下し3カウントを奪った。

小林「ここは盛り上がらないとダメでしょ。今日三冠戦楽しみにしてた人?満場一致?ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。ちょっと冷静になって考えてください。去年の夏にオリンピックありました。1位の選手がアクシデントでいなくなったとします。金メダルは誰に行きますか?2位の選手ですよね?ということは、ということは、ということは、俺が、三冠暫定王者でよろしいでしょうか?まさに満場一致だな。よしこの勢いで行こう。俺のこれ知ってるね、ではいきます、後楽園ホールにお越しのみなさーん、あい(本田が走り込みラリアットでなぎ倒すと、ストンピングを落としリングを降りる)・・・今のは、トータル・エクスプレスの皆様?お前らは、やりっぱなしでまた俺にマイクを預けるか・・・座ったままですいません。ではいきます、もう誰も来ないな?ではいきます、後楽園ホールにお越しの皆様、愛して、まーす」

<試合後コメント>

TOTAL ECLIPSE
本田「俺は変わったぞ。いつまでもあんな姿じゃいられないんだよ。それと小林、なんだ?今日の三冠戦がなくなったから不満なのか?俺がジェイクさんのいないトータル・エクリプスを守っていくよ。」
羆嵐「どうしたの、あいつ?」
土肥「完全にまくられたなぁ。」
羆嵐「まくられたよ!」
土肥「俺らは便利屋じゃないからな、全日本プロレス。貸し5だよ。それよりよぉ!世界タッグ王座戦はいつだ?土肥熊の?俺らチャンピオンチームに勝ってるんだよ、唯一なぁ。珍しく行儀よく列に並んで待ってるんだから。必ず組めよ。羆嵐も飲んでいる時にいつも言ってるよ。俺の社員(契約)はいつだ?って。羆嵐はサインしたがってるんだよ。」
羆嵐「俺たちを大事にしろって、全日本。これから先、何度でも救ってやるよ。いっぱい貸し作っておくからよ。」
土肥「世界タッグ王座戦な、羆嵐がサインできる場を用意しろ。今日が仕事始めだからな、仕事始めの後は姫始め、行ってきます。」

アブドーラ・小林
「なんだよ!トータル・エクスプレスだろう。本田か、本田と本田のほかにも誰かいたな。ジェイクをケガさせたのは本田なのか?本田は疫病神か?新年早々すごい空気にしたな。あんな空気、俺にとっては26年インディーを渡っていたら4試合に2回くらいはあんな空気になるから。地方では。全然こわくもなんともねぇぞ。くぐってきた修羅場が違うんだよ。くぐってきた修羅場が違うからこんなのでも大したことねぇぞ。俺としてはほっとしてるんだよ。こんな1週間の連戦で三冠戦組まれてみろ。今日は特にダブルヘッダーだぞ。体が何個あっても足りないよ。でも口じゃ負けないぞ、口じゃ。口じゃ負けないということで普通に考えろ。オリンピックで金メダルがいる、例えば俺の子供のころだとベン・ジョンソンがドーピングでいなくなっただろう。そしたら繰り上がりだろう、2位が。冷静に考えろ。チャンピオンのジェイク・リーがいなくなった。チャレンジャーの俺が繰り上がりだろう?言ってること間違っているか?間違ってねぇだろ?俺は暫定王者じゃないか、どう考えても。どう考えてもだよ。常識的に考えてだ、オリンピックを引き合いに出した。オリンピックは権威があるだろう?世界的に権威がある。三冠王座もプロレス界、日本プロレス界いち、権威のあるベルトだろう?その権威を壊したくないだろう。俺が取るとその権威が壊れるのか?この三か月の全日本プロレスを見てみろ。わかるだろう?毎日来ているお前、わかるだろう。たまに来ているお前もわかるだろう。俺は巻くべき男だぞ。なんで俺の手元にはこれ(カウベル付きのロープ)しかないんだ。俺のカバンの中に三冠ベルトは入れちゃいけないのか。あと2,3か月は言うぞ。どこのリングでも言うぞ。そんな感じだよ。」

――三冠戦の中止が発表された時に小林選手は「待つ」とおっしゃっていましたが、それは王者として待つということだったのでしょうか?
「当たり前でしょう(笑)。普通に考えてくれという話なんですよ。あの時点で俺がチャンピオンだと思ってますから。返上って俺に返上してくれると思っていたんですから。いつまで経っても来ないですけどね。うちの住所を教えた方がいいのか?「チャンピオンとして待つ」ですよ。言ってること間違ってるかな。言葉足らずだったかな。「チャンピオンとして待つ」です。そんな感じです。」

第8試合


 先発はリンダマンと児玉。バックの取り合いから児玉がヘッドロック。リンダマンがロープに振ろうとするが、児玉が髪を掴んで耐える。今度は児玉がロープに振ろうとするが、リンダマンが髪を掴んで耐える。
 リンダマンがロープに振ると、うつぶせに倒れたリンダマンの顔面を児玉が蹴りつける。児玉がロープに振ると、うつ伏せになった児玉の顔面をお返しとばかりにリンダマンが蹴りつけ、髪の掴み合いからお互いの手を噛み合う。レフェリーが注意しこれはブレイク。
 リンダマンがガットショットからロープに振るも、児玉はラリアットを避けてコルバタで投げ捨てグラウンドに持ち込むがリンダマンがこれを抜けて距離をとる。両者タッチ。

 ショルダータックルのぶつかり合いから北斗のエルボーとT-Hawkのチョップの打ち合い。
 北斗がコーナーに振って走りこむが、T-Hawkが低空ドロップキックで迎撃しリンダマンにタッチ。

 ダブルでコーナーに振り走り込むが、北斗がリンダマンを避けてT-Hawkにエルボーからリンダマンに串刺しドロップキック。
 場外に降りたT-Hawkを追った北斗がエルボーの打ち合いから鉄柱に叩きつける。だがリンダマンとT-Hawkは同士討ちさせて迎撃するとリングに戻り、リンダマンが北斗をフォールも2。
 リンダマンはコーナーでボディヘショルダータックル連発からジャンピングエルボードロップ。
 リンダマンは髪を掴んでいき、これを離すとロープに飛ぶが北斗はカウンターのボディスラム。
 T-Hawkが走り込むと北斗はカウンターのボディスラムを狙うが、耐えたT-Hawkがチョップからコーナーに振り、足を伸ばしてカットしようとした北斗の足をキャッチしナックル。カットに来た児玉にもナックル。
 リンダマンは顔面を蹴りつけ、立ち上がった北斗がエルボー連打。さらにローリングエルボーも、リンダマンは背中にエルボーから後頭部にドロップキック。
 リンダマンはロープに飛んでビッグブーツも、キャッチした北斗がネックブリーカードロップから児玉にタッチ。リンダマンもT-Hawkにタッチ。

 児玉がエルボー連打からロープに振りドロップキック。リンダマンが児玉にガットショットからロープに飛ぶが、児玉はハンドスプリングエルボーで迎撃し、T-Hawkへ串刺し攻撃を狙うが、避けたT-Hawkが走り込むも、児玉はエプロンに降り延髄斬りからダイビングフォアアーム。フォールも2。
 児玉はトラースキックも、キャッチしたT-Hawkがチョップ。だが児玉がロープに振るが、T-Hawkはカウンターのネックハンギングボムで迎撃する。
 児玉はヘッドロックも、これを抜けたT-Hawkがチョップからローリングチョップ。児玉はエルボーも、T-Hawkはナックルからロープに飛ぶが、児玉はドロップキック。だがT-Hawkはすぐに立ち上がり後頭部にケルベロス。両者タッチ。

 北斗のラリアットを避けたリンダマンがガットショットからコーナーに振り串刺しバックエルボー。再度串刺し攻撃を狙うが、北斗が追走串刺しエルボーからエルボー合戦へ。北斗が左右のエルボーからロープに飛ぶが、リンダマンはカウンターのスピアーからそのまま担いで水車落とし。
 リンダマンはバックエルボーからロープに飛ぶが、北斗はローリングエルボーで迎撃しコンプリートショットからトラースキック。フォールも2。
 北斗はコーナーに振り児玉とともに串刺しサンドイッチ攻撃。
 児玉が担いで北斗と合体RKO。フォールもT-Hawkがカット。
 北斗は児玉にチョップから北斗にエルボー連打。児玉がサミングから北斗がエルボーを叩き込み、ロープに振るもT-Hawkは北斗にビッグビーツから児玉を場外に落とす。北斗にチョップも北斗はローリングエルボーから投げようとするが、T-Hawkが逆にブレーンバスターで叩きつけそこへリンダマンがダイビングボディプレスを投下。フォールも2。
 リンダマンはジャーマンを狙うが、耐えた北斗がバックエルボー連打からロープに飛ぶも、リンダマンがエルボーからT-Hawkが投げ捨てリンダマンがジャーマンスープレックスホルドも2。
 リンダマンは場外の児玉にノータッチ・トペコンヒーロからT-Hawkが北斗を肩車。リンダマンがコーナーに登るが、着地した北斗がT-Hawkを突き飛ばしリンダマンにぶつける。

 T-Hawkがガットショットからロープに飛んで走り込むが、北斗がカウンターのアルゼンチンコースターから児玉がリンダマンに雪崩式スパニッシュフライ。
 北斗はリンダマンにぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドも2。
 北斗は再度ぶっこ抜きジャーマンを狙うが、耐えたリンダマンをドラゴンスープレックスホールドも2。
 北斗は無想一閃で叩きつけ3カウント。

北斗「どうよ?後楽園、グレートの2人を倒してベルトを巻いてる俺達の姿はよ?新年早々、良いもの見たなお前ら。ジェイクさんには、ちょっと申し訳ないけど、プロレスの神様は、きっと、俺と、児玉さんのこの姿をメインで、見せたかったんだと思うんだ。神様はきっと、俺のファンなんだろうな。まあもちろん、この世で大森北斗のことを一番好きなのは、この俺、大森北斗だ。まあちょっと、話は変わって、今、全日本ジュニア、ちょっと面白くないね。明日、世界ジュニアのタイトルマッチがあるっていうのに、まったく、盛り上がってない。正直、俺と児玉さんのアジアタッグのほうが100倍盛り上がってる。全日本ジュニア、このままで大丈夫かって、みんなちょっと、思ってるかも知れないけど、それは絶対大丈夫!なぜなら全日本ジュニアには、俺がいるからだ!今、どん底にいるこの全日本ジュニアを、50周年のお当日までに、日本で一番のジュニアにしてやるよ俺が。俺のことを好きな人も嫌いな人も、全員俺が満足させてやるから見とけ」

<試合後コメント>

T-Hawk&エル・リンダマン
Hawk「おい!2022年の1発目。リン!ベルトどこだベルト!俺らのベルト!」
リンダマン「なんで今までの挑戦者で一番弱いヤツに負けてるんだ。」
Hawk「おい!寅年だから今日はわざわざ虎のコスチュームで来てるのに。どうしてくれるんだよ。」
リンダマン「林より大森、木が一本多い。その差が完全に出ましたわ。正月ボケとふつか酔いどころか10日酔い。年末のダメージとすべてが重なった2022年、最悪のスタート。ちくしょう!」
Hawk「こうなったらどうする?こうなったら!」
リンダマン「こうなったらどうするってわかるだろう。こうなったらの答えはひとつしかない。GLEATするかしないか?もちろん!22年もGLEATしようぜ!」
Hawk「しようぜ!・・・帰るぞ!おまえ油断するなよ・・・。」

大森北斗&児玉裕輔
大森「見ただろう?GLEATのトップチームから俺と児玉さんがこのベルトを譲り受けたんだ。正直、あんな他団体のふたりなんか好きでもなんでもないけど、むしろめっちゃ嫌いだけど、世界ジュニアのベルトと違ってベルトの価値を落とさず、むしろここまで上げてくれたのはあのふたりだから。そこだけはちょっと感謝しようかなって思いますよ。そして俺がリング上で言ったこと。俺がこの全日本ジュニアの中心になって盛り上げていくから。まず佐藤光留、お前は全日本ジュニア全日本ジュニアというくせに自分の自主興行のことばっか考えて全然全日本ジュニアの中心に来ないな、その相方のアホは挙句の果てに稲作か。NEXTREAMのアホひとりも他団体の準レギュラーなんて言ってさぁ。言っておくけどお前が準レギュラーになろうとしている団体のトップを俺は倒したんだ。そんな多少他団体に出たくらいで、そんなものに価値はないぞ。その相方の金髪はなんもしてこなかったくせに優遇されて2団体所属になれてよかったな。他に名前が出なかったヤツは論外だ。いいか!テメェら全員な、今の俺には絶対に勝てないぞ。いいか、断言する。今の俺は最高に強い。まぁお前らクソだけど、俺が盛り上げてやっから安心しろ。」
児玉「飲もう?とりあえず」
 *用意されたビールで乾杯
児玉「2022年も頑張りましょう!」
大森「やっちゃいましょう。100回防衛100回防衛。100回防衛してやる!」

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