ローマン・レインズがPPV「クラウン・ジュエル」でのブロック・レスナー戦を前に想いを語る「破壊、身体能力、強度、そしてエネルギーレベル、最高峰の2人が対峙することで人々を興奮させることができる」

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ユニバーサル王者ローマン・レインズがサウジアラビアで開催されるPPV「クラウン・ジュエル」に向けてインタビューに答えた。

――ブロック・レスナーとのライバル関係からファンが期待できること…
「最も明白なことは2人の立場がどう逆転したか、そしてそれがどれだけダイナミックに180度シフトしたかということだ。ポール・ヘイマンとの関係性などそれぞれの個性がどこにあって、どこに向かっているのか。俺とレスナーに関してはすべての状況が変わった。過去のタイトル保持において、レスナーはおそらく最も権威のあるユニバーサル王者だった。しかし、それは俺が過去1年半で達成できたことと比較すると見劣りする。フルタイムのスーパースターとして毎週のスマックダウンで、そして4大大会からすべての主要なPPV、時には毎月、そして時にはそれ以上に王座防衛したことは俺たち2人の立場に大きな違いをもたらした。多くのことが変わったが、変わっていないことの1つは俺たちの身体能力。数年前のレスナーは俺に対してうまく対応していたが、最近は俺の方が多くの点で優勢だ」

――PPV「グレイテスト・ロイヤルランブル」でケージごと突き破ったスピアー弾…
「あの夜、俺は勝利を奪われたような気分だっだ。スチールケージの檻から抜け出すことが目的で、俺は勝つためにすべての手を尽くした。もしポール・ヘイマンが俺のコーナーにいてテープを見直すことになっていたら、リプレイ結果をよく見ることができたはずだ。この出来事は二度と勝利を奪われないようにするため、ヘイマンのような男と協力するようになった理由だ。サウジアラビアでスチールケージを突き破るスピアーをレスナーに叩き込むも俺が王座奪取できなかったのはWWEの歴史において汚点の1つだと思う。それにもかかわらず、その衝撃的な結末は観客に受け入れられたが、それは俺とレスナーが作り出すことができる1つの瞬間にすぎない。破壊、身体能力、強度、そしてエネルギーレベル、最高峰の2人が対峙することで人々を興奮させることができる」

――ポール・ヘイマンについて…
「ヘイマンはとても幅広いスキルを持っており、彼は詳細の確認など舞台裏で大いに活躍する。人々は彼がスーパースターのために行っていることを垣間見ることができないが、それは現在は俺にあってレスナーには欠けているものだ。そのおかげでたくさんの責任やタスクをもはや心配をする必要はなく、俺が集中しなければならないのは対戦プランだけ。カーテンから出てユニバーサル王座をどうやって防衛するか。ヘイマンが他のすべてをカバーしてくれる。俺はただ登場してリングアナウンサーが試合の終わりに「防衛」と言っていることを確認するだけだが、レスナーはもはや同じ状況になく、すべてが彼にのしかかることになる」

――観客の前でパフォーマンスすることについて…
「サンダードームとライブファンがいるWWEを比較するとそこには大きな違いがある。俺たちは状況に応じて最善を尽くしてファンに最高の体験を提供し続けるが、ライブの観客の前にいることほど素晴らしいことはない。誰もいないところで試合をするのはつまらないんだ。それは俺たちが対応しなければならなかったことだが、それは辛くて気分が良くないものだった。ソールドアウトのアリーナや興奮した人々で満員のスタジアムではそのエネルギーとポジティブな雰囲気でスーパーマンにでもなった気持ちになる。例えば食中毒で気分が悪い中で入場曲が流れ出し、入場口のカーテンにたどり着くまでもがいていたとしても、そこを通り抜けて観客の生の反応を感じるとすべての苦痛は消え去るんだ。腕を骨折しているとしても、観客の前に出れば問題なくパフォーマンスができるように感じるだろう。それがライブの観客がもたらすエネルギーと興奮であり、サウジアラビアも例外ではない。俺たちは年に数回行くだけで前回からパンデミックにより時間も経っているから、そこで観客の興奮したもの凄いエネルギーがあることを期待している」

――レインズがスマックダウンで直面する新たな課題について…
「一族の長である俺は特にレスナーのような奴が現れるととても忙しい立場になる。常にターゲットにされていて、これはユニバーサル王者であるだけでなくWWEの顔だからだ。多くの人がトップのスーパースターたちについて話をしているが、もしトップスーパースターたちを集めて誰がトップかと尋ねればそれは俺になるだろう。俺は山の頂上の旗みたいなもので自分のことに集中してそれをやり続け、他のすべてのスーパースターをリードしていかなくてはならない。俺はヘイマンとレスナーの間でいろいろ混乱が起こってWWEドラフトに対して十分な時間を取って結果を見ることができなかったが、特にパンデミックの間に勢いを増したビックスターでロウを長く牽引してきた誰もが注目すべき男はドリュー・マッキンタイアだ。フィジカルや経験、所属期間、称賛をこれだけすばやく積み上げてスマックダウンに移籍した奴はいない。彼はタイトルに飢えているし、みんながトップと呼べるスーパースターの1人だが、実際はトップではなくその状況に苦しんでいるだろう。彼が2番でいることが好きでないと知っているが、それが現実なんだと彼に言ったことがある。彼や他のスーパースターは俺が健康で息をし続ける限り2番のために戦うことになる」

レインズ vs. レスナーのユニバーサル王座戦が行われるPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月22日にWWEネットワークで配信される。

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