【試合詳細】9・12 FMWE鶴見青果市場大会 大仁田厚vsミスター・ポーゴ 木髙イサミ&鈴季すずvsアブドーラ小林&世羅りさ ミス・モンゴルvs杏ちゃむ 保坂秀樹追悼バトルロイヤル

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FMWE第3戦「バトル・ロワイヤル」
日程:2021年9月12日(日)
開始:13:00
会場:神奈川県・鶴見青果市場
観衆:400人(超満員)

▼6人タッグマッチ
○佐野直(フリー)/櫻井匠(A-TEAM)/谷口裕一(大日本)
8分7秒 雁之助クラッチ
モンスターレザー/Mr.アトミック(伊勢崎マット)/●瓦井寿也(フリー)

▼保坂秀樹追悼セレモニー

▼保坂秀樹追悼試合 ストリートファイトバトルロイヤル 全9選手参加
○雷神矢口(浅草)
6分16秒 パンディータの上にHASEGAWAをブレーンバスター→ダブル体固め
●HASEGAWA(A-TEAM)、●パンディータ

<退場順>
大仁田厚→佐野直(フリー)→リッキー・フジ(2AW)→江野澤和樹→マンモス佐々木(FREEDOMS)→谷口裕一(大日本)

▼女子電流爆破プリンセス・トーナメント1回戦第1試合
○ミス・モンゴル(世界プロレス協会)
14分1秒 電流爆破バット→体固め
●杏ちゃむ(信州ガールズ)
※モンゴルがトーナメント2回戦進出

▼デンジャラス鬼棒電流爆破ミックスドタッグマッチ
木高イサミ(BASARA)/●鈴季すず(アイスリボン)
13分11秒 デンジャラス鬼棒→体固め
アブドーラ小林(大日本)/○世羅りさ(アイスリボン)

▼地獄のデスマッチIII
○大仁田厚
13分45秒 脳天への電流爆破バット→体固め
●ミスター・ポーゴ

大仁田厚がミスター・ポーゴとの地獄のデスマッチを実施し電流地雷で大爆破!ポーゴ&アブ小がタッグ結成で大仁田と決着戦へ!女子電流爆破トーナメントで杏ちゃむが爆散!すずが大仁田に反旗を翻し「後悔させてやる!」

第1試合


 レザーたちが急襲し場外乱闘で試合開始。
 リングに櫻井とレザーが戻り、レザーがキャメルクラッチからサミング。さらに頭頂部にエルボーからストンピングを落とし、アトミックのヒザに叩き込むとアトミックにタッチ。

 レザーはストンピング連打からエルボーで倒しストンピング。さらにサミングからチョップを打ち込む。チョップの打ち合いから櫻井がフロントネックで捕らえ、投げようとするが着地したアトミックが背中にエルボーからロープに飛ぶが、櫻井はカウンターのボディスラムからライオンサルト。フォールも瓦井がカット。
 櫻井はロープに飛ぶが、アトミックがラリアットを避けてバックを取ると、急所攻撃からコーナーに叩きつけレザーにタッチ。

 レザーは急所へのニードロップから瓦井にタッチ。

 瓦井は首投げからスリーパー。櫻井はロープに足を伸ばしブレイク。瓦井はアトミックにタッチ。

 アトミックはボディスラムから顔面にフットスタンプ。さらにロープで顔面をこすりつけ、再度こすりつけるとレザーにタッチ。

 レザーはドロップキックからボディスラム。コーナーに登り、ムーンサルトを投下するが、櫻井は避けると谷口にタッチ。レザーもアトミックにタッチ。

 谷口はコーナーに振って串刺しバックエルボーから串刺しクロスチョップ。エプロンのレザーにもランニングクロスチョップからアトミックにノーザンライトスープレックスホールドも2。
 ランニングエルボーからフォールも2。谷口は佐野にタッチ。

 佐野と谷口はアトミックをロープに振ってダブルチョップから佐野がジャーマンを狙うが、アトミックがバックキックの急所蹴りからレザーにタッチ。

 レザーは佐野にサミングからロープで顔面を擦りつけ瓦井にタッチ。

 瓦井はランニングバックフリップからフォールも2。
 瓦井はスピアーからフォールも2。
 瓦井とレザーは佐野をコーナに振り、レザーが串刺しエルボーから瓦井が串刺しラリアット。瓦井はブレーンバスターで叩きつけ、ロープに飛ぶとラリアット。佐野がコレを巻き込んで雁之助クラッチで3カウント。

 試合後に加治木英隆FMWE代表の挨拶。
加治木氏「FMWE第3戦バトルロワイヤルへようこそ!7月4日に、ここで旗揚げ戦やらせていただきまして、8月大阪大会をはさんで第3戦、この地に戻ってまいりました。FMWEエクスプロージョン。大仁田厚が作りあげた独自性のあるエンターテイメント。コロナ禍でプロレスエンタテイメントを持ってプロレスの火を絶やすこと無くアフターコロナを見据えてやっていこうという思いで旗揚げしました。FMWE旗揚げから因縁が発生しましたポーゴとの因縁をメインに。女子電流爆破プリンセストーナメント、世界初となる女子のトーナメントを開催させていただきます。大仁田がFMWを苦しい時も良い時も苦楽をともにしたという形で申しておりました保坂秀樹選手。追悼試合をということで組ませていただきました。FMWEが、プロレスエンターテイメントが、これからも皆様方になにか一つでも感動を与えられればと思っております。今日はライブ配信ではなくて映像を編集しまして配信でお届けしております。ご覧になっていただける方も多いと思いますけど、そういった思いも汲んでご覧いただければと思っております。まだまだ未熟な部分が多々あります。運営面のまずいところも多々あったと思いますけど、大仁田厚の掲げるそういった思いを汲んでいただき、今日一日楽しんでいただければと思う次第でございます。本日は最後までFMWEプロレスエンターテイメントの世界を楽しんでいただけましたらという思いとともに挨拶と変えさせていただきます。ありがとうございました」

第2試合


 まずは8月2日にがんのため逝去した保坂秀樹さんの追悼10カウントゴングが行われた。

 続いて縁のある選手たちによるバトルロイヤルへ。
 場外乱闘から始まり、矢口がリングに上がり有刺鉄線バットを持つと、エプロンに上がった大仁田の顔面に押し付けていく。
 リングに上がった大仁田はガットショットからDDTで突き刺し、ナックル連発でコーナーに押し込むも矢口がサミングで切り返し、パンディータが出てくるが大仁田が丸め込むもパンディータが切り返し、そこを矢口と谷口が押さえつけフォール。大仁田失格。

 リッキーが佐野をブレーンバスターで叩きつけフォールし3カウント。佐野失格。

 リッキーが江野澤をカミカゼで叩きつけるが、矢口がリッキーをサンダーストラックで叩きつけフォールし3カウント。リッキー失格。

 マンモスにHASEGAWAとトレイン攻撃も、マンモスがHASEGAWAを江野澤に叩きつけフォールされると3カウント。江野澤失格。

 谷口がマンモスを前方回転エビ固めで3カウント。パンディータと矢口が回転させてそのまま谷口をフォールさせると3カウント。マンモスと谷口失格。

 HASEGAWAとパンディータが矢口にガットショットから太鼓の乱れ打ち。さらにロープに振るが、矢口はダブルラリアットでなぎ倒し、HASEGAWAとパンディータをコーナーに振ると二人まとめて串刺しラリアット。
 矢口はパンディータを投げようとするが、パンディータはバックキックの急所蹴りから投げようとする。HASEGAWAとともに矢口をDDTで突き刺し、HASEGAWAがコーナーに登るもレザーが場外からイスを投げつけカット。

 パンディータが矢口に走り込むが、矢口はラリアットで迎撃し、HASEGAWAをブレーンバスターでパンディータに叩きつけ二人まとめてフォール。パンディータとHASEGAWAは失格。

 矢口の1人残りで勝利となった。

大仁田「矢口、矢口、矢口。おめでとう。ほんとにおめでとう。なあレフェリー、おめでとうだよな?勝ったんだよな?勝ったんだよな?おい、おい、保坂に、ご祝儀は?お前払うんだよ。もらうんじゃないんだよ。おい、リングアナウンサー、普通、今回は、賞金もらうんじゃないよな?賞金払うんだよ。出せよ」
矢口「この、試合後の、マイクも4年ぶり。そして闘うも4年ぶり、大仁田さん、あんたやっぱり20何年来俺とやってた大仁田厚だよ!今日嬉しかったです」
大仁田「4年ぶりとかそんなの関係ないから。出せよ。そうだろ?4年ぶりとか関係ないから、出せ早く。出せ」
矢口「ちょっとシビアなとこだけ変わったかもしれないな。でも邪道はいいんじゃないですかそれで」
大仁田「両親来てるし。お父さんお母さんどうも、糸魚川からご苦労様です。お父さんお母さんどこですか?お父さんお母さんご苦労さまです。すいません、矢口からお父さんとお母さんに渡しますから。矢口ほんとに、おめでと。ほんとよかったよほんとに。お前と4年ぶりに久しぶりに会ってよかった。ありがとう。どうも、ありがとうございました」

第3試合


 杏ちゃむがエルボー連打からロープに飛んでドロップキック。さらにロープに飛んでドロップキック連発。モンゴルがコーナーに振って串刺し攻撃も、杏ちゃむが避けると串刺しドロップキック。
 杏ちゃむはコーナーでスイッチを押し、電流爆破バットを持つが、モンゴルは場外に降りてなかなか上がらない。エプロンに上がると、スイッチを押して電流をカットする。

 モンゴルがリングに上がり、杏ちゃむがガットショットからコーナーに振ろうとするが、モンゴルが髪を掴んで引き倒し、ロープに振ってロープの反動で倒す。
 モンゴルは顔面を蹴りつけ、コーナーに叩きつけるとチョーク攻撃。
 モンゴルはコーナーで顔面を踏みつけ、串刺しブロンコバスターからブレーンバスター。フォールも2。

 モンゴルは尻を叩いていき、尻へのエルボーからチェーンを持ち出しチェーンに顔面を叩き込んでいく。これで杏ちゃむは顔面から流血。
 杏ちゃむは場外に転がり降りて泣き始めるが、モンゴルが場外に降りると髪を掴んで鉄柱に叩きつけていく。

 リングに戻り、有刺鉄線バットで杏ちゃむの流血した顔面をこすっていき、さらにリング中央に引きずるとキャメルクラッチから有刺鉄線バットでフェイスロック。
 悲鳴をあげる杏ちゃむをボディスラムで叩きつけエルボードロップ。フォールも2。

 モンゴルは杏ちゃむの顔面を有刺鉄線バットに押し付け、悶絶した杏ちゃむは場外に降りて逃れる。
 エプロンに戻った杏ちゃむの髪を掴んだモンゴルは、リングに投げ入れ首投げからドラゴンスリーパー。これを離すと逆エビ固めも、杏ちゃむはロープを掴みブレイク。

 モンゴルは担ぐが、暴れた杏ちゃむが胴締めスリーパーで絞り上げる。モンゴルはそのままコーナーに下がり逃れるが、これにレフェリーも巻き込まれてレフェリーが失神。
 モンゴルが杏ちゃむの首にチェーンを巻きつけ場外に投げて絞首刑にするが、レフェリーが復活してこれはカット。

 モンゴルはボディスラムからチェーンを杏ちゃむの上に乗せてセントーン。フォールも2。

 モンゴルは担ぐも杏ちゃむが丸め込むも2。

 モンゴルはショートレンジラリアットからチェーンナックルを狙うが、ガードした杏ちゃむがDDT。
 モンゴルが杏ちゃむをロープに振るが、杏ちゃむはクロスボディアタックで倒しフォールも2。

 杏ちゃむはコーナーに登りダイビングクロスボディアタックからフォールも2。

 杏ちゃむはスイッチを押して電流爆破バットを手に持つと、モンゴルへ殴りかかるがモンゴルがガットショットからバットを奪いフルスイング。避けた杏ちゃむがハイキックからローキックで膝をつかせ蒼魔刀からフォールも2。

 杏ちゃむが電流爆破バットを手に持ち、モンゴルへフルスイングも避けたモンゴルがバックドロップ。
 モンゴルは担ぐが、着地した杏ちゃむが左右のハイキックから右ハイキック。モンゴルは倒れず、杏ちゃむは再度顔面へのミドルキックからロープに飛んで走りこむと、モンゴルが有刺鉄線バットを持ってボディへフルスイング。続けてモンゴルが杏ちゃむのボディへ電流爆破バットをフルスイングして爆破。のたうちまわる杏ちゃむをモンゴルがフォールし3カウント。

テクラ挨拶


 藤田あかねが濃厚接触の疑いにより欠場になったことで、不戦勝になったテクラがリングへ。

テクラ「(声でアラート音を真似、エア電流爆破バットをスイング)オオニタサーン!ザンネンザンネン、ザンネーン、ダイ4シアイ、フジタアカネvsテクラ~~~~!ザンネーンナガラ、アカネ、ハ、キョウ、イナイ!ザンネンナガラ!アカネセンパイ、コロナのせいで無くなったこの試合、ザンネンダケドアイスリボンを代表してテクラハゼッタイFMWEニモドッテキマス」

第5試合


 すずとイサミが急襲し試合開始。
 リングにすずと世羅が戻り、世羅が有刺鉄線竹刀を振り回すが、すずがキャッチするも有刺鉄線で痛がる。
 世羅はフルスイングするが、避けたすずがドロップキックで場外に叩き出す。

 入れ代わりで小林とイサミがリングに上がり、イサミがエルボーを打ち込むと小林は脳天に杭打ちチョップ。小林の杭打ちチョップとイサミのチョップの打ち合いから、イサミがロープに振ろうとするが小林が地獄突き連発からロープに飛んでジャンピングエルボー。避けたイサミが小林の脳天にギタークラッシュ。
 ロープにもたれかかる小林に、イサミは竹刀をフルスイング。
 流血した小林がフラフラと場外に降りると、イサミは竹刀攻撃も小林は本部席にイサミの顔面を叩き込む。
 小林は扇風機でイサミを殴るが、さすがにイサミがこれはキャッチし逃れる。
 世羅が有刺鉄線竹刀ですずの顔面を流血させる。

 リングにイサミと小林が戻り、イサミは有刺鉄線バットで小林の額をグリグリと押し付けていく。
 小林がバットを奪うとイサミに殴りかかるが、イサミが避けるとロープへ誤爆しその反動で自分の顔面にバットを誤爆。
 イサミは再度小林の顔面に有刺鉄線バットを押しつけていくが、小林がこれを奪うとイサミに殴りかかるも、やはりイサミが避けてロープに誤爆し自分の顔面にバットを誤爆。

 小林は場外に降りるが、そこへふらつきながら近づいてきたすずの顔面へ小林がフォークを突き刺し、リングに投げ入れると再度フォークを刺そうとするが、切り返したすずがハサミを小林の顔面に突き刺していく。
 場外ではイサミの顔面に世羅が有刺鉄線竹刀で面を叩き込んでいき、リングに戻ると二刀流で殴りかかるが、イサミがこれをキャッスルが有刺鉄線が刺さりこれを離すと、世羅は改めて振りかぶり殴りつける。

 世羅はイサミを有刺鉄線バットへブレーンバスターで叩きつけ、小林がすずへDDO。
 小林はサンダーファイヤーを狙うが、これはイサミがカット。
 イサミがロープに飛ぶが、小林はウェスタンラリアットで迎撃し、走り込んできたすずも地獄突きで迎撃。
 小林はコーナーに登ると、世羅がスイッチを押し電流爆破バットを小林に渡そうとするが、イサミがスイッチを押して電流を切る。
 イサミは小林を雪崩式フランケンで投げ捨て、すずが小林にドロップキック。
 世羅はイサミを投げようとするが、耐えたイサミがロープに飛ぶも、世羅はカウンターで担ぎ上げるとアティテュード・アジャストメント。
 世羅はアルミバケツを持って殴りかかるが、イサミが奪って世羅の顔面をバケツで往復ビンタ。さらにボディスラムから顔面にバケツをかぶせるとコーナーに登るが、世羅が起き上がりバケツでイサミの顔面を叩きつける。
 世羅はリングにバケツをセットし、イサミをデッドリードライブで叩き込む。

 すずが世羅へミサイルキックからバックを取るが、バックエルボーで耐えた世羅が延髄斬りも避けてコーナーへのパワーボム。さらに串刺しダブルニーから羅紗鋏を狙うが、すずが丸め込んでから延髄斬り。さらに投げ捨てジャーマンから電流爆破バットを手に持ちスイッチを入れると、世羅へ殴りかかるが小林がスイッチを切る。

 すずとイサミは小林がエルボーからロープに振るが、小林は二人まとめて地獄突きで迎撃すると。二人まとめてバカチンガーエルボー。
 世羅がスイッチを入れて電流爆破バットを持って、小林が羽交い絞めにするとイサミとすずにフルスイング。小林ごと爆破した世羅がすずをフォールし3カウント。

<試合後コメント>

木髙イサミ&鈴季すず
すず「すみません……」
イサミ「すみませんとかはもういいよ、そういうの。お前とはデスマッチでも闘ったけど、イヤミな勝ち方して、ムカつくかもしれないけど、この試合に関して言えば俺とお前はライバルだよ。一緒に並ばないと勝てるものも勝てなくなっちゃうから」
すず「クソォ!」
イサミ「負けたときこそ吼えろ!」
すず「クソォーーーッッ!!」
(※イサミは先に退席)

すず「クソ……クソ……今日はアブドーラ小林にも、世羅りさにも、木髙イサミにも!誰の足元にも及ばなかった!クソ!あのハゲオヤジ!ナメんじゃねーぞ!そして、今日は初めて電流爆破やりましたけど、なんなんだよ大仁田厚!ふざけてんのかよ!ナメてんのかよ?!自分勝手すぎるだろ。もうな、お前にはな、“後継者”とも言われたくないし、“令和の邪道娘”?そんなことも言われたくねーよ!鈴季すずナメんなよ?!電流爆破のトーナメントで絶対優勝して、大仁田厚を、あの大仁田厚を後悔させてやります!」


アブドーラ小林&世羅りさ
アブ小「とりあえず勝ったな!世羅さん、女子トーナメント、良い景気づけになっただろう?!」
世羅「景気づけになりましたね」
アブ小「今日正直怒ってるぞ!今日正直怒ってるぞ!なんだあの今日のカードは?!勝手に記者会見でカード変わったんだろう?!」
世羅「変わりました、ハイ」
アブ小「知らなかったぞ?!最初は、俺と宇藤で!」
世羅「宇藤じゃないです!」
アブ小「アッ、世羅かァ!俺と世羅で!大仁田&すずって聞いてたぞ!それでなんだ!それで急にXになって!気付いたらイサミ!俺みたいになあ!地べた這いずり回ってるレスラー!26年苦労してたら我慢できるよ!けど、町長の娘だぞ?!いいとこの出だぞ!?ショックだっただろう、正直!」
世羅「(苦笑)」
アブ小「アイスリボンの社長!IT企業の社長だぞ?!ショックだろう?!なによりお客さんだよ!俺らに期待してる!いつまでも時代は大仁田じゃねえんだよ!大仁田!好き勝手やりやがって!気付いたらカード変更でセミファイナル!地べた這いずり回ってる俺なら我慢できるけど、出てきたのイサミじゃねーかよ?!地べたの地べたの地べたのイサミだぞ?!下(げ)の下の下のイサミが来やがって!今日は勝って当たり前だよ!今日は勝って当たり前だ!なあ?!」
世羅「はい」
アブ小「いつまでも大仁田の時代じゃないってのを俺たちが見せなきゃな!」
(※世羅がうなずくと、アブ小が世羅を称えるように指差す)
アブ小「令和の新人類レスラーだぞ!ビジュアルが違うだろう!?あんな涙のカリスマと!ビジュアルから違うんだよ、俺たちは!こんなスマートなレスラーいねーぞ?!令和の時代に合った電流爆破、これから見せていこう!そのために優勝だぞ!そのために優勝だぞ!?」
世羅「優勝します」

第6試合


 大仁田がジャケットを投げつけ殴りかかり試合開始。
 ナックルの打ち合いから大仁田がエルボー連打。さらにヘッドバッド連発から地雷に落とそうとするが、耐えたポーゴがボディブローから大仁田を地雷に落とそうとするが、大仁田はエプロンでロープを掴んで耐える。
 ポーゴはナックル連発。大仁田もナックル連発も、ポーゴは有刺鉄線ロープに投げ込もうとするが大仁田は耐える。

 ポーゴのエルボーに大仁田はヘッドバッド連発。さらに有刺鉄線ロープに叩き込もうとするが、お互い耐えるとポーゴがガットショットからロープ下を転がして場外に落とす。

 場外戦では大仁田が鉄柱に叩き込み、イス攻撃。ポーゴもやり返し、リングに戻るとフォールも2。

 ポーゴはヘッドバッド。大仁田が返そうとするとポーゴは毒霧を噴射し、セコンドのアトミックがリングに鎖鎌を投げ入れるとこれを受け取り背中に突き刺しグリグリとえぐっていく。
 さらに鎖鎌でチョーク攻撃から背中に鎌を突き刺していくが、大仁田は立ち上がるとヘッドバッド連発から有刺鉄線ロープに投げ込もうとするが、ポーゴが押し込むも爆発はせず不発。

 ポーゴはナックル連発からストンピング連打でエプロンに押し出し、レフェリーが引き剥がすと大仁田が立ち上がりボディブローからエルボー連打。
 ポーゴが切り返して有刺鉄線ロープに押し込むが、やはり爆破せず。

 アトミックがスイッチを押し、ポーゴが電流爆破バットを持つと大仁田にフルスイング。大仁田は爆破されるが、ロープから手は離さずに地雷には落ちず。


 アトミックがリングに上がり、ポーゴとともに大仁田を蹴り出すと場外に落下。これで地雷が爆発し、強烈な破裂音とともに会場が白煙に包まれる。

 有刺鉄線地雷ボードが消火され、大仁田がなんとかリングに戻るとポーゴがフォールも2。

 ポーゴは爆破イスを持ち出し「邪道だろ立てこの野郎!」と挑発。四つん這いの大仁田の脳天に爆破イスを叩き込み爆破。フォールも2。

 アトミックがスイッチを押し、ポーゴが電流爆破バットを手に持つが、大仁田が毒霧からバットを奪い脳天にバットを振り下ろし爆破。
 大の字に倒れたポーゴを大仁田がフォールし3カウント。

 試合後、大仁田とポーゴは握手。
大仁田「世の中には、くだらないと言われるような事がたくさんあります。くだらないと言われるうような事がたくさんあります。だけど、そこに一生懸命やっている人間がいるということを忘れないでください。自分の好きなものを×4、胸いっぱいやろうじゃねーか!すいません、すいません、何十年、30年以上前に、30年以上前にFMWという団体をつくりました。そしてまた、この令和の時代にバカ野郎が大仁田のバカ野郎が、FMWEというものをつくりました。馬鹿野郎です。だけど!バカなら!バカなりに!一生懸命!バカになろうと思います!そして、FMWE、今、絶対潰さん!すいません、すいませんこのコロナ禍にこれだけのお客さんが来てくれてありがとうございます(小林がリングへ)」
小林「今回メインのカード勝手に変えやがってお前は!自分の好きな事ってお前は自分勝手だ!」
大仁田「勝手の何が悪い」
小林「何が悪い?勝手の何が悪い!俺は我慢できねーぞ。アイスリボンの社長、大日本プロレスファン、お前のファンだけじゃねーんだよ。大日本ファンやアイスリボンファンもいるんだよ!いつまでも自分勝手やってんじゃねーよお前は!勝手にカード変えやがって」
大仁田「お前が正論吐くと思わなかったよ」
小林「いつまでもお前の時代じゃね―んだよ」


 小林がコーナーに大仁田を叩きつけ、有刺鉄線バットで大仁田をフェイスロック。
 ポーゴが大仁田を助けに入るかと思いきや、大仁田の背中にビッグファイア。
 小林とポーゴは大仁田を踏み潰す。
小林「何だお前は」
ポーゴ「うっせぇこの野郎。お前どこの団体だ」
小林「お前こそどこの団体だ」
ポーゴ「元大日本だよ」
小林「(※バツが悪そうに目を背けて)“続く”だな!続くだ!続くだ!こんなんじゃ終われねーからな!」
 小林はリングから去る。ポーゴも去る。

 大仁田「すいません、ブッチャーの言ったのはほんとのことです。俺は勝手です。ただ、短い人生どこまで生きるかわからないけど、自分勝手に生きるのを皆さん許しください。ありがとうございます。ありがとよ!」
 大仁田がエプロンに移動。
大仁田「すいませんこんな事しかできません。すいませんの許してください。電流爆破、有刺鉄線電流爆破が爆発しませんでした。大仁田からお詫び申し上げます。どうも申し訳ございませんでした。どうも申し訳ございませんでした。皆さん、皆さん、皆さん、火が熱いです。はい。誰かが書き込んでました、熱くないだろうと。熱いに決まってるじゃないですか!みなさん今日は、今日っは、コロナの中、ありがとうよ!それでは皆さんご起立よろしくお願いします×3!おい!元気ないよ。コロナに負けるぞ。おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!コロナに巻けるな!1,2,3ファイヤー!ありがとよ!」

<試合後コメント>

大仁田厚
「今日はメインをやる前から水が飛びすぎて、やる前から水浸しになってて漏電したみたいで、電流が……。試合とかああいうのは、違う配線なもんですから、電流爆破に関しては。発表なんですけど、きたる10月31日。アトランティックシティ、ニュージャージーで、この間AEWが、その前にCZWがやったときに、あまりにも電流爆破以下のやつをやって、こないだのAEWのも顰蹙買った。それで僕の名前が挙がった。10月31日、アトランティックシティ、ニュージャージー、ヤンキースなんかも元やった球場で、日本の電流爆破を持っていくことになりました。現地時間の10月31日、アメリカで、FMWEと向こうの団体H2Oの共同開催になります。今日は折角楽しみに来てくれた皆さんに電流爆破をお見せできなかったのは本当に悔やみですね。ハッキリ言って、日本の電流爆破をアメリカに。これは30年来の自分の夢でした。正式に場所が発表できるようになったらお知らせしたいと思います。まあ、コロナ禍に於いて全米でPPVを行います。詳しいことは後で発表しますけど、現地時間10月31日に全米電流爆破が行われるってこと。それも、メイドインジャパンの本当の電流爆破が行われます。
今日、ポーゴの性格ってのは、シャドウはポーゴに育てられたからああいう性格だったのはよく分かったんですけど、やっぱり手を差し伸べられると手を差し伸べたくなって。甘かったですね。僕はいつでも甘いんですよ。甘い人間なんですよ。ああいう人間だってのがよくわかりました。まあ、大日本にずっといましたからね、あの男は。なんとなく、ブッチャー(アブ小)と手を組んだようなニュアンスってのが、是非ああいうふうなやり方をしたんだったら、ブッチャーとタッグで、10月24日、ブッチャーとポーゴのタッグチームに、僕がそれなりの人間を用意しますんで。試合形式に関しては未定ですけど、今週中……今日は日曜日だから来週か。後日、来週中には発表しますよ。また新しい、爆破に特化したのを用意しよう。コロナ禍で皆さんがこうやってFMWEを見てくれるってのはありがたいことだ」

――スタジアム級の大会を全米に中継することになったと
「テレビ局がバックアップして、チケットもテレビ局の方で売るみたい。色んな所が電流爆破に失敗してくれて俺の評価が上がったってことだ。そういう感じになってる。場所は全米では発表されてるみたい。俺がわかんないだけだ。発表したみたいだ、H2Oが(※「日本での発表はまだ待って欲しい」とアナウンス)なんだよぉ~、ダメだなぁ~(笑)」

――女子の電流爆破トーナメントも始まりました
「藤田あかね選手には申し訳ないけど、アイスリボンが(試合に)出してないのにウチが出すわけには行かないじゃないですか。それじゃお客さんを馬鹿にしてることになるから。万が一のことを考えて、陰性で濃厚接触じゃないということになったということですけど、やっぱそれはね、アイスリボンが欠場させてるのにウチが出すわけには行かないし。そういうことだからね」

――保坂秀樹さんの追悼試合が行われましたが、改めて保坂さんへの思いは
「いや、弟みたいな男ですよ。ホントに、俺の悪いところも良いところも全部、自分の中で消化してくれて、最期までついてきてくれた男ですから。ホント、感謝しか無いですよ。ご両親が来られてたんですよ。まあ、沢山の人が追悼してくれてありがたいですね。コロナ禍で、ちゃんとお客さんが入ってくれるってのはありがたいことだからね。毎回毎回、今の所満員ですからね。来年はね、でっかいところでやりたいと思ってるんですけどね、それまで保つかだよね。そういうことで。まあ、このポーゴとブッチャーに関しては、この借りはタッグで返すって言っといてください。今日、タッグ組んでくる人に要請します。それは他団体です」

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