新型コロナからプロレスを守ったベルトをママさんレスラーが防衛!

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 28日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『不思議の国のアイス2021』が開催され、星ハム子がトトロさつきを破ってIW19王座の2度目の防衛に成功した。

 IW19王座(Internet Wrestling 19王座)とは、2010年にアイスリボンの姉妹団体として誕生した『19時女子プロレス』のベルト。当時はUSTREAM配信での無観客興行を中心に、クラウドファンディングもまだ主流でなかった時代に個人協賛を集めて王座戦を行うなど画期的な試みを数多く行っていたベルト。
 2013年に同団体の活動休止とともに長らく封印されてきたが、新型コロナウイルスの影響で有観客試合が行えなくなった時期に“配信のある大会でのみで王座戦が実施出来る”というルールを持つこのベルトが注目され約7年ぶりに復活。プロレスの大会が軒並み中止となる中、無観客試合の配信シリーズで約1ヶ月に渡る王者決定トーナメントを行った。
 IW19は、昨年春の新型コロナに対する明確な対抗策も無く「もうプロレスの大会は出来なくなるのではないか」という不安に包まれた時期にプロレスの火を灯し続けた希望の象徴たるベルトとなっていった。

 この日、IW19王者として防衛戦を行った星ハム子は、アイスリボンで13年のキャリアを積むベテランであり、実の娘である星いぶきもアイスリボンに所属していることから業界唯一の現役親娘レスラーとして知られるママさんレスラー。
 この日は、ハム子にトライアングルリボン王座(※3WAY王座)のトトロさつきが挑戦。ハム子は大柄なトトロに『体重が武器になるんだよ』と助言し自身の得意とするラリアットを伝授したという間柄であり、シングル王者同士の対決かつ師弟対決という様相を呈した。

 トトロはハム子に教わったラリアットでの決着にこだわり、序盤からあらゆる体勢からラリアットで押していく。さらにボディプレスやハム子の背中にどっしりと腰を落としながら変形ボー・バックブリーカーと“体重が武器になる”ということをハム子に示す猛攻。
 ハム子はトトロの攻撃をすべて受け止めた上でシャイニング腹ザードで吹き飛ばし、本家本元のラリアットで対抗。トトロはラリアットの猛連打で意地を見せるが、これが仇となり、ハム子の女の執念(※腕を巻き込んでの丸め込み)で3カウントを聞いた。

 王座を防衛したハム子がベルトを巻いて大喜びしていると、その背後からIW19復活直後から同王座戦線でしのぎを削っている春輝つくしがドロップキックで奇襲。つくしが次回の9月18日の後楽園ホールでのIW19戦を要求すると、満身創痍のハム子は息も絶え絶えの中でこれを了承した。

 試合後、ハム子は「ホントに人が良すぎるから。なんかトトロのことは分かっちゃうっていうか。あの子は最後ラリアットで決めてくるなって読んでたので、そこは私は女の執念で返そうって決めてて、まさに今日は読みが当たりましたね。もっと裏をかいてきたらあの子ももっと強くなれるんじゃないかなって思います」と笑顔でトトロにアドバイス。
 そして、「私も今このベルトがあるおかげでまだまだ頑張らなきゃ、もっともっと下の子に憧れられる存在にならなきゃって思ってる。このベルトは私とつくしだけのベルトじゃないんですよ、元々。他の人にも挑戦してきてほしいと思うので、次の後楽園ホールでも必ず防衛します!」と意気込みを語った。

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