【試合詳細】7・30 新日本プロレス後楽園ホール大会 鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvsEVIL&高橋裕二郎&石森太二&エル・ファンタズモ 後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&ロビー・イーグルスvsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&DOUKI 矢野通&棚橋弘至&チェーズ・オーエンズ&外道

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『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』
日程:2021年7月30日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:550人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義/辻陽太/●上村優也
9分11秒 ラリアット→体固め
○小島聡/永田裕志/タイガーマスク

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/●YOH/SHO
10分46秒 ファイブスタークラッチガエシーノ
天山広吉/○田口隆祐/マスター・ワト

▼タッグマッチ 30分1本勝負
矢野通/○棚橋弘至
7分58秒 テキサスクローバーホールド
[BULLET CLUB]チェーズ・オーエンズ/●外道

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]後藤洋央紀/YOSHI-HASHI/石井智宏/○ロビー・イーグルス
16分38秒 ロン・ミラー・スペシャル
[鈴木軍]タイチ/ザック・セイバーJr./鈴木みのる(パンクラスMISSION)/●DOUKI

▼イリミネーションマッチ 時間無制限
[L.I.J]鷹木信悟/内藤哲也/SANADA/○BUSHI
22分37秒  オーバーザトップロープ
[BULLET CLUB]●“キング・オブ・ダークネス”EVIL/高橋裕二郎/石森太二/エル・ファンタズモ
※BUSHIの1人残りでL.I.Jの勝利

EVILが鷹木との前哨戦でBUSHIに不覚!CHAOSと鈴木軍が6人タッグ王座戦を前にバチバチ!田口がファイブスタークラッチガエシーノでYOHから技アリ勝利!

第1試合


 ゴングを待たずに飛び出そうとするヤングライオンたちを真壁が押さえるかと思いきや、真壁が辻をハンマースローし、辻がそのまま小島にスピアーで突っ込む。上村もタイガーにドロップキックを見舞い、見事な奇襲で試合開始。
 真壁&辻が永田をショルダータックルで倒し、辻&上村で小島にダブルのドロップキック。辻は小島にボディスラムからローリングセントーン、ジャンピングボディプレスと連撃し、逆水平チョップを連打。小島もエルボーで反撃し、タイガーにタッチ。
 タイガーはドロップキック2連打からサッカーボールキック。永田にタッチ。
 永田はショルダーアームブリーカー連打から串刺しビッグブート、サッカーボールキック。小島にタッチ。
 小島はショルダーネックブリーカーから連続体固め。タイガーにタッチ。
 タイガーはミドルキックから脇固め。さらにローキック連打からソバット、ロープに飛ぶが辻がカウンターのドロップキック。さらにロープに飛んだタイガーをボディスラムで叩きつけると、両者タッチ。
 真壁と永田の対面となると、エルボー合戦に打ち勝った真壁が串刺しラリアットからテンカウントパンチ。ノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うと永田が振り払うが、真壁がラリアット。さらにラリアットを狙うが、永田がキャッチしてエクスプロイダー。小島にタッチ。
 小島は真壁にマシンガンチョップ、「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶも真壁がすぐにラリアットで妨害。上村にタッチ。
 上村はエルボー連打からフライングフォアアーム、串刺しドロップキック、バックドロップ、さらにかんぬきスープレックスを狙うが小島がコジコジカッターからラリアットを狙う。これを辻がカットし、真壁が永田&タイガーにダブルラリアット。アシストを受けた上村が小島にかんぬきスープレックスを狙うが、小島は振り払ってショートレンジラリアット。さらにサポーターを外してラリアットを発射も上村がキャッチして投げっぱなしかんぬきスープレックス。上村はエルボー猛連打からロープに飛ぶが、小島がカウンターのラリアットを叩き込むと上村は回転しながら吹き飛び、これで3カウントが入った。
 試合後、タイガーはかつてのタッグパートナーでもある上村に激励の言葉をかけて退場していった。

<試合後コメント>
真壁刀義
「俺、なんべんも言ったよな? あの勢いだよ。あの気持ちだよ。序盤から相手を飲み込むあの勢い。あれがねぇと絶対勝てねぇんだ、新日本はな。まあ、とりあえずはあいつらの第一歩、ヤングライオンの第一歩を今日踏みしめたんじゃねぇかなと思っている。いままでのヤングライオンの試合? いい試合? 俺にはどうも浮かばねぇ。今日みたいな是が非でも是が非でも引きずり下ろしてやるって、あの気持ちがねぇとよ。ここはどこだ? 新日本プロレスだよ。これからも見してやるよ」
 
辻陽太
「(※上村に肩を貸しながら現れて)いいか、この3年間、いや新日本に入団して4年以上、俺は上村と一緒に闘ってきた。今日でヤングライオンとしてタッグを組むのは、同じコーナーに立つのは最後かもしれない。ただ、そんなちょっとやそっとの離れ離れの時間や、海を越えるような距離でも俺たちの心はこの4年間を忘れない。俺と上村、必ず将来の新日本を背負って立ってやる(※と言いながら上村の肩をパチパチと叩く)」
上村「(※辻に肩を借りて)絶対、俺たちがプロレスを大爆発させてやる! ありがとうございました」
 

タイガーマスク
「上村と辻が来月海外のほうに武者修行ということで、前回、上村がコメントで自分の名前をいろいろ出してくれたみたいなんですけど、ひとつ残念だなと思うのは、彼と組んでジュニアのタッグに挑戦でもしたかったし、またタッグリーグにも出たかったけどね。ものすごくそれは残念で心残りかなと思うけど、逆に今度彼らが、辻もそうだけどね。辻はもう体も大きくなって、ヘビー級としてしっかりとした強さを持って帰ってきてくれると思っています。で、彼らが何年後に帰ってくるかわからないけど、それまで僕がいればね、いるつもりではいますけど、いればまた彼と当たってみたいしね。上村も辻も当たってみたいし、今日の彼らを見たら絶対に世界でやっていけると思っていますので頑張ってほしいなと思います。あと僕はジュニアタッグ。来月から始まるジュニアのタッグリーグにロビーと組んでしっかりといい形を残して、僕も彼の(IWGP Jr.)ベルトにまだまだ挑戦したいしね。まあ、会社がやらせてくれるかどうか知らないけど、そういう部分ではやりたいし、またジュニアタッグのほうも挑戦したいんで、そこはロビーと組んでどうなるか楽しみです」
 
小島聡
「俺にとって、辻と上村が海外遠征に行く前の最後の試合だったと思う、今日が。これから先、どういうプロレス人生を歩んでいくかわからないけど、きっとたぶんトップスター選手になっていると思う、次会うときは。今日のこと忘れないでほしい。というか、ヤングライオンで過ごした約3年間か? その時間っていうのはプロレスラー生活を続ければ続けるほど、あっという間の時間かもしれないけど、だけど本当にかけがえのない時間だったって、俺は憶えている。27年前のヤングライオンだったときのこと、いまでもまったく忘れたことがないんだよ。それぐらいプロレスラーにとって大きな若手時代を過ごして、これからドンドンドンドン成長していってほしい。そしてその姿をまた見れたときには、俺もあいつらの前に立ちはだかれることがあれば、やっぱりそういうものも頭に入れてプロレスをやっていきたいと思います。頑張ってこい!」

第2試合


 ワトとSHOでゴングが鳴ると、素早いバックの取り合いからSHOがショルダータックルで先制。ワトは追撃をリープフロッグでかわすとカンフーコンビネーションでカウンター。さらに田口とのトレイン攻撃から2人同時の串刺しキック。田口がコーナーに上って尻を突き出し、ワトがハンマースローもSHOは田口の尻にドロップキック。さらにYOHとともに2人でワトにコンビネーションスライディングキック、天山には2人同時のドロップキックを見舞う。SHOはミドルキック連打からYOHにタッチ。
 YOHはチンロックから首4の字固め。これは田口が尻でカット。オカダにタッチ。
 オカダはショルダーネックブリーカー、天山に見せつけるようにしてヘッドドロップ。さらにブレーンバスターからSHOにタッチ。
 SHOが出てくるとワトがエルボー連打からロープに飛ぶが、SHOはカウンターのキチンシンク。SHO&YOHが2人でコーナーに振ろうとするが、ワトはYOHにフランケンシュタイナー、SHOにゼロ戦キックを叩き込んで両者タッチ。
 天山とオカダの対面となると、天山がショルダータックルでなぎ倒して真モンゴリアンチョップを連打。さらにヘッドバッド、ボディスプラッシュからブレーンバスター。さらにアナコンダスラムを狙うがオカダは振り払ってマネークリップ。天山がコーナーに押し込んでブレイクすると、ロープに飛んだオカダをマウンテンボムで叩きつけて田口にタッチ。
 田口は「祭りじゃ祭りじゃ!ケツ祭りじゃい!」とヒップアタックを放っていくが、オカダがすぐにショルダースルーで切り返し祭りは終幕。YOHにタッチ。
 YOHは田口にドロップキック、フォアアームと連撃し、田口のヒップアタックをアトミックドロップで迎撃し、ドロップキックで場外に叩き出してからのプランチャ。YOHはファルコンアローからDIRECT DRIVEを狙い、ワトのカットから全員入り乱れての乱戦に。田口は延髄斬りから前落とし、ギタってからのケツイェを叩き込み、どどんの体勢もYOHが回転エビ固めで切り返し、ファイブスタークラッチの体勢も、YOHがブリッジする寸前にダイヤル固めのように足で転がしながらフォールし3カウント。

<試合後コメント>
田口隆祐&マスター・ワト
ワト「この調子で、明日も、俺たち2人で3カウント獲って、『(SUPER)Jr.TAG LEAGUE』、俺と田口さんで優勝したいと思います」
田口「ちょっともったいなかったわね。うん。(今日の戦法は)リーグ戦にとっておくべきだったわね。まあ、手の内を明かしても、それでも結果は同じになってれば(いい)。アタシたちに課せられた使命は、次、リーグ、優勝することだから。まあ、手の内を明かしたところで、さらにその上に進化していくからね」
ワト「(※両手を使って段差を示し)前回の『SUPER Jr.TAG LEAGUE』、それよりもひとつ上、いや、もっと上のマスター・ワト、そして田口さん、そのもうひとつ上の、いや、ふたつみっつ上のタッグチームにしてやろうと思います」
田口「だからチーム名も変更よ。“ワン・オア・エイト”じゃないわよ、もう。“シックス・オア・ナイン”よ! “シックス・オア・ナイン”よ、チーム名は、今日から。意味は自分たちで考えなさい…」
 
天山広吉
「いやぁ、今日の試合なんか、どこも出れる番がなかったね、うん。俺の力がなくても、しっかりと田口、ワト、2人が頑張って、しっかりタッグチームとしても素晴らしくなってたし。タグっちゃんには笑わしてもらったけど。いや、まあ、あれぐらいの余裕がないと。しっかりと強弱つけて、ちょっとこう柔らかいところもあれば、硬いときもあればっていう、そういう波を作ってね。うん。タグっちゃんはもう言うことないですよ、ハッキリ言って。うん。もうどこでどうしようが、あの人のスタイルっていうのは、もうホントに自分のモノを持ってるからね。素晴らしいと思います。だからワトもね、やっぱりタグっちゃん、ああいうすごくいい見本がいるんやから、しっかりとチームワーク作ってほしいと思いますね。近々、ジュニアのタッグリーグがあるって聞いたんで。ワト、タグっちゃんとホントにね、いいチームにしてほしいし、もちろん結果を出してほしいなって思いました。頼むぞ、田口。そしてワト。カモーン!」
 
オカダ・カズチカ
「オイ、ジェフ! 来ねぇのかよ、この野郎!? あぁ!? こういうときはな、(対戦)カード変更になって、前哨戦、闘っていくのが当たり前なんじゃないの!? 変わんないの!? また決まったね。(9.4)メットライフドーム(のシングルマッチ)。また負けたいんでしょ!? 3カウント獲られるだけじゃ物足りないんでしょ!? しっかりレインメーカー出してやるよ」

ROPPONGI 3K 
YOH「この先にはさ、何があるって!? なんのための『Jr.TAG LEAGUE』!? もう1回、もう1度、返り咲くための、巻き返すための(チャンス)。ここ数戦の俺の敗戦で、時間軸がさ、これじゃあ、逆さまだろって。もうこれ以上ね、パートナーに迷惑かけないから。大丈夫。戻していきます」
SHO「(※YOHの話を横で聞いて力強く何度もうなずき)そう。チームの負けは俺の負けでもある。もちろん今日は俺たちの負けだ。でも、『Jr.TAG LEAGUE』、去年はいろんな事情でできなかった。その前は俺たち3連覇してるから。(※両手でベルトの形を作り)いま俺たちのところになんにもねぇよ。でも、この夏、『Jr.TAG LEAGUE』、そしてそのあとの西武ドーム(メットライフドーム)、すべてを、すべてを取り戻すチャンスなんだ。必ずすべてを取り戻す。そして、すべてを手に入れる」

第3試合


 チェーズがアルコールスプレー噴射で奇襲すると、矢野はコーナーマットを外してチェーズを自爆させる。さらに外道も金具むき出しのコーナーに叩きつけ、2人を相手に矢野無双。棚橋と2人でそれぞれをコーナーに振ろうとするが、振り返されて矢野&棚橋が金具むき出しのコーナーに激突。
チェーズはリング上にマイクを持ち込み、マイクを通して矢野にギブアップを迫る。矢野が拒否するとチェーズはSTFに捕らえながら再びマイクを矢野に突きつけてギブアップを迫る。矢野が拒否すると外道にタッチ。
外道はサミング、顔面踏みつけからチェーズにタッチ。
 チェーズは矢野の喉元にクロスチョップ。矢野のマンハッタンドロップをジャンピングニーで切り返すも、矢野がチェーズの髪を掴んで引き倒し棚橋にタッチ。
 棚橋はエルボー連打からフライングフォアアーム。外道が介入の素振りを見せるとロープ越しのドラゴンスクリューで撃退し、チェーズへサンセットフリップ、スリングブレイドを狙うが、チェーズが振り払ってエルボー連打。棚橋はドラゴン張り手もチェーズがジャンピングニーを叩き込んで外道にタッチ。
 外道はチンクラッシャーからトラースキックを発射。棚橋がこれをキャッチして太陽ブロー連打からスリングブレイドを狙うが、チェーズが場外から足を引いて転ばせ、外道がロープに飛ぶと矢野が場外から足を引く。外道は棚橋のスリングブレイドをキャッチして首固めからトラースキック。さらに外道クラッチを狙うが、棚橋が股抜けで脱出し、リバースドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドで腰を落とすと外道はたまらずタップアウト。

<試合後コメント>
チェーズ・オーエンズ
「聞いたか? ヤノがなんて言ったか聞いたか? あいつは『チェーズ、もうやめてくれ! お前は俺より優れたアスリートでテキサスヘビー級王者で、ミスター・ランボー、そしてミスター・キング・オブ・プロレス! やめてくれ! チェーズ、君こそがナンバーワン。もうやめてくれ! やめてくれ!』と、ヤノはたしかに俺にそう言った!」

棚橋弘至
「いい流れが来ている。(7.25)ドームでは(IWGP王者・鷹木に)敗れましたけど、次にUSヘビー級(王座挑戦)。ただ、ドームのダメージがあっちこっちあっちこっちに(ある)。けど、そういうモンなんだよな、レスラーってな。懐かしい感覚。肉体を精神が超えていく感覚、大事にしていきます」
 
矢野通
「淋しい! 淋しい! 淋しい! よく見ろ、オイ! 父さんが夜なべして作ったこのマイベイビーちゃんを! なんてことするんだ、お前は! ふざけんな、お前! なんてことするんだ、オイ! なんか言ってたな、あいつ? 『アイ・クイット(I quit)』? 『アイ・クイット(I quit)』? やめてくれ! そんなことはな、俺は一言も言ってない。ドームでもこの前の後楽園でも今日の後楽園でも言ってないぞーッ!」

第4試合


 気迫十分な後藤と気だるげなタイチでゴング。ロックアップで組み合うとタイチは脱力しておとなしくロープに押し込まれて後藤を焦らし、後藤の蹴り足をキャッチして喉輪。後藤がショルダータックルでなぎ倒してコーナーに振り串刺し攻撃を放つも、YOSHI-HASHIとザックが飛び込んできて4人で串刺し攻撃を狙い合うも全て空振り。4人でにらみ合いながらクリーンブレイク。
 石井とみのるの対面となると、ゴツゴツとしたエルボー合戦となりみのるが串刺しビッグブートからコーナーエルボー連打。石井は「来いよこの野郎!」とノーダメージをアピールしてお返しのコーナーエルボー連打。みのるが連打からロープに飛んでビッグブート。石井もロープに飛ぶがDOUKIがエプロンからキックを見舞って妨害。ロビーが飛び込んできてDOUKIにフランケンシュタイナーからニールキックを叩き込んで撃退する。ロビーがみのるにエルボー連打もみのるはボディブローで反撃。石井が横から突っ込んできてショルダータックルでみのるを吹き飛ばし、ロープ際のみのるにラリアットを発射も、みのるがぶら下がり式腕十字。全員入り乱れての場外戦へ。
 DOUKIと石井の対面となると、鈴木軍総出で石井の頭を踏みつけ、DOUKIがロープを使ったニーロック。さらにヒザへのドロップキックからタイチにタッチ。
 再び鈴木軍総出で石井を踏みつけ、タイチが喉輪。
 代わるザックはレッグスプレッドで石井を痛めつけ、コーナーエルボー連打からみのるにタッチ。
 またも鈴木軍総出で石井を踏みつけ、再び石井とみのるのエルボー合戦に。みのるがスリーパーホールドに入ると石井がバックドロップで叩きつけ、両者タッチ。
 YOSHI-HASHIはザックに逆水平チョップを連打し、ヘッドバスター。さらに逆水平チョップを発射もザックがキャッチして腕を取り、腕固めでグラウンドに引き倒してからヒジへのフットスタンプ。YOSHI-HASHIは痛む腕で逆水平チョップを連打していくが、ザックはこれをキャッチしてアームロックで絞り上げロープに飛ぶが、後藤が飛び込んできてYOSHI-HASHIと隠し狭間。タイチがカットすると後藤が牛殺しで撃退し、後藤がザックに裏GTRを狙うが、ザックが振り払って脱出。YOSHI-HASHIがラリアットでザックを吹き飛ばし、4人で大の字に。
 先にタッチを受けたロビーがザックにミドルキック連打からから低空レッグラリアート。更に串刺しジャンピングダブルニーから串刺しランニングダブルニー、コーナーに上ってワープ4.5を発射もザックが回避。ロビーはティヘラを狙うがザックが足をキャッチして裏アキレス腱固め。そのまま自軍コーナーに引きずっていってDOUKIにタッチ。
 DOUKIはトラースキック、延髄斬り、サハラウィ・スープレックス。さらにみのるとのトレイン攻撃からDOUKIがデイブレイクからイタリアンストレッチNO.32。カットに来た石井にはみのるがスリーパーホールド、後藤にはタイチが聖帝十字陵、YOSHI-HASHIにはザックが胴絞チキンウイングアームロック。ロビーがブレイクすると、DOUKIがスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、ロビーが振り払うと地獄突きからラリアットを狙うが、ロビーがキャッチしてターボバックパックからワープ4.5、ロン・ミラー・スペシャルでタップを奪った。

<試合後コメント>
石井智宏
「鈴木軍…。鈴木軍…! 鈴木軍!! 鈴木、鈴木軍っていうわりには、ここ最近じゃテメェが1番存在感ねぇな? どうしたんだ!? あぁ!? もっと来いや。もっと暴れてみろよ。もっとメチャクチャにしてみろ、コラ。じゃないとお前の影がだんだん薄くなるぞ!? 鈴木、(8.1後楽園のNEVER 6人タッグ戦で)お前らが負けたら、鈴木軍から“タイチ軍”になれよ」
 
後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ロビー・イーグルス
ロビー「スズキがイスを振り回してたから、ヤバいと思って俺はさっさと逃げてきた。たぶんイシイを狙ってた。2人のバトルにはなるべく関わりたくない。俺は俺でタイトルマッチがあるし。俺は第90代IWGPジュニアヘビー級チャンピオンだ。(※後藤&YOSHI-HASHIが登場)サンキュー、ゴトーさん。YOSHI-HASHI、ゴトー、イシイ、この調子でNEVER 6人タッグベルトの防衛記録を更新し続けてくれ。これからも仲間同士、一緒に闘って、一緒にトレーニングを頑張っていこう。(タイトル戦で)勝つのは絶対に君たち3人だ(※と言って先に立ち去る)」
YOSHI-HASHI「サンキュー」
後藤「最高だね、ロビー。しっかりやってくれた。今日もグッスリ寝られそうだぜ。オイ、今日もグッスリ寝て、明日もしっかり勝利ということで。なあ?YOSHI-HASHI!(※と言って先に立ち去る)」
YOSHI-HASHI「もちろん! NEVERシックスメン(王座)、明後日、必ず防衛する。そして、オイDOUKI。どうした、オイ!? (※2本のNEVER 6人タッグベルトを示し)このベルト、お前、オイ? 『獲ってやる』って言ってたんじゃないのか、オイ!? DOUKI、怖気づいたのかよ、オイ!? オイ、DOUKI。テメェも狙ってんだろ? 狙ってんだったらな、主張しろ」
 
 
鈴木みのる
「完全に火ついたぞ、オイ。石井、この野郎(苦笑)。どこまでいってもムカつく顔しやがって、この野郎。NEVER 6人タッグ、石井のクビ、俺が獲る。そして、NEVERだけじゃねぇ。それ手土産に、俺は…世界獲りいくぞ!」

タイチ&ザック・セイバーJr.
ザック「YOSHI-HASHIのヤツ、今日はやたらと勢いよかったな。驚いた」
タイチ「(※ザックの胸の傷を見て)大事なおっぱいが大変なことになってるよ。ここに頭うずめるの俺なんだからよ、あんまり傷つけないでくれよ」
ザック「チョップ合戦は俺には不利だ。細すぎる。俺は遠慮して2人に任せるよ」
タイチ「勢いはいいんじゃないの? 若手みたいで、YOSHI-HASHI。ホントにでも、お前がこのレベルにいるか、お前、どうなんだ!? お前に、このあいだの札幌、東京ドーム、俺らがやった試合のように、お前、ついてこれるか!? だからタッグの価値は上がってんの。お前が入ってきて、まさか下げるようなマネしないよな、YOSHI-HASHI!? 俺はそれに期待して、今回挑戦させてやるって言ってんだ。お前が『自信がある』っ言うから、それを大事にしてやろうと思ったんだよ。これは必要な物なんだ。大事にしたのはここまでで終りだよ。あと2日。サヨナラ告げとけ。辛いだろ? ずっといる恋人と別れるみたいでな」
ザック「YOSHi-HASHI、今日は気合入ってたな。何年もずっと無能なヤツかと思ってたけど、去年の『G1(CLIMAX)』でも、あいつのチョップで乳首が裂けるかと思った。あいつは一皮剥けて生まれ変わったな。何回ベルトを防衛してきたって!? 7回、8回!? なかなかすごいな。でも俺たち3人には及ばない。なんたって俺たちには鈴木みのるがついてる。BUSHIとかより何倍も力強い。お前らが俺たち3人を上回れるわけがない。YOSHI-HASHI、お前の腕とあのふざけた棒を破壊して、この俺がベルトを奪う。そうすれば、お前にはもう何もないよな!? ベルトがなければ、お前ら3人には何の価値もない。俺もダブルチャンピオンになるのか、楽しみだな。いや、欲を言えばみっつ目も獲りたいな。まぁでも、とりあえずはNEVER 6人タッグに集中して、みっつ目のベルトはそのあとで考えるとするか」
タイチ「昔から最強タッグはベルト2本って決まってんだよ。ベルト2本が最強タッグだよ。いま何時だよ!?(※とマスコミに確認) 後藤、大丈夫か、夜の試合で!?」
ザック「ハハハハハ…!」
タイチ「眠たいんじゃないか、お前!? 寝てたぞ、お前、今日、半分。そんなに眠てぇんだったらよ、明後日、しっかり、俺が、安らかな眠り、入れてやるから。誘ってやるから。しっかりいまのうち寝とけ。どうだ、後藤!? 以上。消灯!!」

第5試合


 鷹木とEVILの対面でゴングが鳴ると、場外から東郷がちょっかいを出そうとしたのに鷹木が気を取られた隙にEVILが突っ込んでいくが、鷹木はショルダータックルで迎撃。さらにロープに飛ぶがEVILがゴロゴロと場外に転がっていって間を取る。
 内藤と裕二郎のNO LIMIT対決となると、裕二郎がエルボー連打からロープに振るが内藤はアームドラッグからマンハッタン。さらにSANADAとの連携で翻弄してからBUSHIにタッチ。
 BUSHIはTシャツで裕二郎の首を絞め、SANADAにタッチ。
 SANADAは裕二郎のヒジにエルボーを落とし、腕を固めながら鷹木にタッチ。
 鷹木は腕へのダブルアックスハンドル、ブレーンバスター、腕を固めながら内藤にタッチ。
 内藤はSANADAとともにロープに振ってダブルのショルダータックルから低空ドロップキック、さらに内藤が腕を固めながらBUSHIにタッチ。
 BUSHIはショルダーネックブリーカーからフィッシャーマンズ・スクリューを狙うが裕二郎が指に噛み付いて脱出し、足払いからスライディングキック。全員入り乱れての場外戦へ。裕二郎はBUSHIをリングに戻すといつの間にかコーナーマットが外れていた金具むき出しのコーナーに叩きつけて石森にタッチ。
 石森はコーナー上から飛び込んで背中ひっかき。
 代わるファンタズモもコーナー上から飛び込んで背中ひっかき。
 代わるEVILも背中ひっかき。連続体固めでスタミナを削ってから裕二郎にタッチ。
 裕二郎はスライディングキック、BUSHIのエルボー連打を耐えて串刺しビッグブート、フィッシャーマン・バスターを狙うがBUSHIがバッククラッカーでやり返し、鷹木にタッチ。
 鷹木は裕二郎にマシンガンエルボー。石森&ファンタズモが飛び込んでくると2人をタックルで蹴散らすが、場外のEVILを牽制したところで裕二郎が背後から組み付いてリバースDDT。さらにフィッシャーマン・バスターで叩きつけてロープに飛ぶが、鷹木は龍魂ラリアットのコンビネーションで叩き伏せ、コーナーに上っていくが裕二郎が突き落としてのOTRを狙う。互いにトップロープを越えた状態でエプロンでやり合い、裕二郎がピンプジュースを狙うが、振り払った鷹木がエプロンデスバレーボム。裕二郎が落下してOTRで失格。

 EVILがリング上にイスを持ち込み、鷹木がエプロン上から抗議した隙にEVILがタックルでぶつかっていき、鷹木がOTRで失格。

 リング上ではSANADAと石森の対面となり、互いに攻撃をかわしあいながら丸め込み合戦。石森の回転エビ固めをパラダイスロックで切り返したSANADAだったが、背後からファンタズモが急襲。ファンタズモも見様見真似でパラダイスロックをかけようとするが、なかなかうまく行かず手間取っている間にSANADAが反撃のパラダイスロック。身動きの取れない2人を並べてSANADAが低空ドロップキックでまとめて吹き飛ばす。SANADAはTKOを狙うが石森がサミングで脱出しファンタズモとともにトレイン攻撃。ファンタズモが肩車した石森をSANADAに投げつけるが、SANADAはこれをキャッチしてOTR狙い。石森とSANADAはトップロープを越えてエプロン上で殴り合い、SANADAがドラゴンスリーパーにとらえてぶら下げると石森は力なく場外に落下。石森がOTRで失格。

 ファンタズモがSANADAに突っ込んでエルボー、ビッグブートを連打し、疑惑の右足でSANADAの足を踏みつけるとSANADAは思わず片足を上げて悲鳴。姿勢が不安定になったSANADAの背中をひっかくとSANADAが落下。SANADAがOTRで失格。

 内藤が飛び込んできてファンタズモをトップロープ越しにエプロンに出し、ロープを使ったチンクラッシャー。ファンタズモは危うく落下しかけるが、場外から石森が支えて事なきを得る。大喜びで両手を突き上げるファンタズモだったが、内藤が水面蹴りからトップロープを越えての振り子式ドロップキックで叩き出し、ファンタズモがOTRで失格。

 内藤がロープをまたいでリングインしようとすると、EVILがロープを蹴り上げての急所攻撃。力なくエプロンに倒れ込みながらもロープに足を引っ掛けて耐える内藤をEVILが蹴落としてOTRさせ内藤が失格。

 BUSHIはEVILにミサイルキック、フィッシャーマンズ・スクリューと連撃しコードブレイカーを発射。EVILにキャッチされると着地してから延髄斬り。場外で東郷がイスを振りかぶるとBUSHIはトップロープ下を抜けてのトペ・スイシーダで撃退。BUSHIは素早くリングに戻り、EVILのラリアットをキャッチしてDDT。EVILは金具むき出しのコーナーにBUSHIを叩きつけてからフィッシャーマン・バスター。フォールに入るもカウント2で自ら引き起こし、ダークネス・フォールズ。さらにEVILを狙うが、BUSHIが丸め込みで粘ってコードブレイカー。フォールに入るも東郷が介入の素振りを見せるとレフェリーがカウントを止めて注意に入る。BUSHIがレフェリーに抗議するとEVILが背後からローブロー。場外で鷹木が東郷へ場外デスバレーボムを狙うとEVILはロープから身を乗り出して抗議。その背後からBUSHIが体当たりしてEVILをOTRさせる。
 EVILが失格となり、BUSHIの1人残りでL.I.Jの勝利となった。

鷹木「おぉ~いEVIL!ざまーみろこの野郎!オイ、お前ら、テメーもだ!いつもナメたことしやがって。メットライフドームの前に潰してやるって言ったけどなあ、気が変わったよ。ドームの借りはきっちりドームで返してやろうじゃねーか。9・5、メットライフドーム、今度は俺がお前に大恥かかせてやるよ!」

<試合後コメント>
BUSHI
「残念だったな、EVIL。勝ったのは俺たちだ。いや、最後に残って勝ったのは俺だ。ヒロムが復帰宣言した以上、俺にも新しい可能性が見えてきたよ。でも、このままじゃダメだ。いまのままではダメなのはわかっている。だからこそいまできる現状を探して、見つけて、答えを出してやるよ」
 
鷹木信悟
「いやあ、最後はスッキリしたなあ。客もフラストレーション溜まってんだよ、俺と同じように。BUSHIはさすがだな。やるときはやる男だよ。もちろん俺もやるときはやる男だ。なあ、EVIL、あいかわらず俺はお前が何をやりたいのか、なぜこのベルトが欲しいのか、伝わってこねぇぞ。俺が持ってると価値がない? オイオイオイオイ! じゃあ、お前はどれだけ価値のあるレスラーなんだ? オカダ、棚橋と続いたこのIWGP世界戦。次はお前だぞ。お前はオカダ、棚橋と同等、いやそれ以上に価値のある闘いができるのか、EVIL? もしかしたらお前、すでにプレッシャーでガチガチなんじゃねぇのか? 心配すんなよ。オイ、俺に任せとけよ。9.5メットライフドーム、お前にプロレスってものを教えてやるよ。そうしたらなあ、改心したら、また黒パンツ穿いて、ヤングライオンからやり直せ」

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