女子プロレスの王座戦中に机にめり込む大惨事!「まだやれる!」と叫ぶ挑戦者をドクターストップで担架搬送

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 4日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer』が開催。メインイベントでは林下詩美の持つワールド・オブ・スターダム王座に刀羅ナツコが挑戦した。

 詩美はバラエティ番組などに数多く出演する“ビッグダディ” 林下清志さんの三女であり、2018年にスターダムでデビュー。その直後から数多くの王座を戴冠していく新人離れした破竹の快進撃を見せた。そして昨年11月の仙台大会では、デビュー3年目にして岩谷麻優を撃破し最上位のシングル王座であるワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を戴冠すると、今年1月5日には団体の顔として新日本プロレスの東京ドーム大会に出場し提供試合を行った。
 エディオンアリーナ大阪第1競技場、日本武道館、横浜武道館とスターダムのビッグマッチでの防衛戦を重ねてさらに成長し、先月12日に大田区総合体育館で朱里と行った赤いベルト戦は計43分19秒の大熱闘の末に両者KOという壮絶な結末を迎えた。

 同大会でSTARSとのイリミネーションマッチを制してスターライト・キッドを大江戸隊の“舎弟”として強奪した衝撃の展開によって“大江戸隊”および“STARS”をTwitterトレンド入りさせた刀羅ナツコは「チョーシ乗っちゃうよねぇ~?(笑)そんなあたしからキミに挑戦状。どう?もちろん受けてくれるよね?」と挑戦を表明し、両者の赤いベルト戦が決定。
 事前の会見では詩美が「刀羅ナツコとしょうもない試合なんてしたくない。真っ正面から闘えることを願ってます」とセコンド乱入や凶器攻撃を諌めたのに対し、ナツコは「私は、私が好きでこの道を選んだ。しょうもないなんて思ったことないねえ。リングの上でも、今も。自分の人生だろ。自分が好きなことやって、誇りを持ってやってんだよ。簡単にしょうもないとか言われたくないね。それに、スターダムはビジュアルだけの団体じゃねえんだろ。女子プロレスの団体なんだろ。プロレスしようや」と真っ向から啖呵を切っていた。


 試合が始まると一進一退の攻防となるが、詩美がコーナーに登ったところを小波が突き飛ばして場外に落とすと、大江戸隊が袋叩きにしていく。
 さらに場外に机がセットされると、渡辺桃が詩美を救出しようとするが、ナツコが鉄パイプで殴りつけ排除。詩美を机に寝かせると、バラを咥えながらコーナー上から場外の詩美へのダイビングボディプレスを投下し詩美は机にめりこんでしまう。
 なかなかリングに戻らない詩美へナツコは場外フットスタンプを投下するが、着地した直後からナツコは膝を押さえて仰向けに。
 ここで時間が止められドクターチェックとなり、意識が朦朧としている詩美と、うつ伏せに膝を押さえて悶えるナツコを見てロッシー小川EPもリングサイドへ。
 「やる!やるって言ってんだろ!」と試合続行を要求して強引に立ち上がったナツコだったがすぐに倒れて膝を押さえて悲鳴を上げ、詩美がコーナーになんとか這い上がったのを見て、レフェリーが試合をとめて詩美の勝利を宣言した。

 足を固定される処置をされながらナツコは「詩美!おい、足治ったら、一番最初に挑戦させろよ!だから、それまで!クソみてーなテメーでも!ベルト持ってろ!!お前の腰から、そのベルト剥がすのは!私なんだよ!!」と号泣しながら叫び、タンカに乗せられ運ばれていく。

 それをリング上で見守りながら詩美は「おいナツコ、このマイクちゃんと聞いとけ。私がベルトとられるわけねーんだから、早くその足治してベルト取りに来いよ!ナツコだって今日大一番だったはずなのに、こんなとこで怪我しちゃって、怪我で試合できない悔しさは私には痛いほどわかる。ナツコと防衛戦またするまでは、このベルト絶対守ります!」と宣言した。

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