初代タイガーマスクの愛弟子・間下隼人が師匠の40周年記念大会で王座陥落!

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 22日、東京都・後楽園ホールにて『ストロングスタイルプロレスVol.10 ~初代タイガーマスク40周年記念大会第1弾~』が行われ、間下隼人が将軍岡本に敗れてUWAアジアパシフィックヘビー級王座から陥落した。

 間下隼人は“初代タイガーマスク”佐山サトルの直弟子であり、現在は唯一のストロングスタイルプロレスの生え抜き選手。タイガーに直伝されたリアルデンジャラスバックドロップや多彩な蹴り技を武器に同団体の切り込み隊長として戦ってきたが、中々王座戦などの大舞台に立つ機会に恵まれずにいた。
 しかし、昨年3月の後楽園ホール大会で実施された3WAY王座戦で直接の決着ではなかったものの因縁ある将軍岡本からUWAアジアパシフィックヘビー級王座を団体に取り戻し、デビュー14年目にして悲願の王座初戴冠を果たしていた。

 横山佳和、高岩竜一との防衛戦を経てさらに成長を重ねた間下は、心残りであった直接勝利を目指し将軍岡本を次期挑戦者に指名。「しっかり将軍岡本選手との闘いを精算したい」と意気込みを語っていた。

 試合はじっくりとしたリストの取り合いやグラウンドでのアームロックの狙い合いと、互いに腕に狙いを定めた攻防を展開。
 場外戦に持ち込んだ岡本のぶちかましをコーナーポストに自爆させた間下は、腕へのミドルキックやサッカーボールキックを連打していき、リアルデンジャラスバックドロップで岡本の巨体を叩きつけるパワーも見せるが、間下のハイキックをガードした岡本がショートレンジラリアットで叩き伏せ、そのままカイケツで叩きつけて3カウント。2度目のUWAアジアパシフィックヘビー級王座戴冠を果たした。


 しかし、試合後も不機嫌な様子の岡本はコミッショナーらの手から荒々しくベルトと王座認定証をひったくると「骨のあるやつ連れてこい!」とだけ叫んで退場していく。
 バックステージに戻っても機嫌は直らず、「なんだろうなあ、アレでチャンピオンなんだろ?このベルトの価値なんてねーじゃねーか。俺がチャンピオンになったってことでよ、誰か骨のあるやつ連れてこいよ。あぁ?……不完全燃焼だよ。こんなベルト獲ったってしょうがねえんだよ。次だ次。次の相手が楽しみです。ハァッ……」と苛立ちを顕にしながら去っていった。

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