【試合詳細】4・20 新日本プロレス後楽園ホール大会 【NEVER6人タッグ】YOSHI-HASHI&後藤洋央紀&石井智宏vsKENTA&高橋裕二郎&石森太二 鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ&ジェフ・コブ 矢野通&棚橋弘至vsEVIL&外道

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『Road to レスリングどんたく 2021』
日程:2021年4月19日(月)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:366人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
YOH/●SHO/本間朋晃
10分38秒 エビ固め
[鈴木軍]エル・デスペラード/金丸義信/鈴木みのる(パンクラスMISSION)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[鈴木軍]タイチ/●ザック・セイバーJr./DOUKI
12分33秒 エイプシット→片エビ固め
[BULLET CLUB]タマ・トンガ/○タンガ・ロア/邪道

▼タッグマッチ 20分1本勝負
矢野通/○棚橋弘至
6分34秒 反則
[BULLET CLUB]“キング・オブ・ダークネス”EVIL/●外道

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]鷹木信悟/内藤哲也/SANADA/●BUSHI
14分41秒 エリミネーター→片エビ固め
[UNITED EMPIRE]ウィル・オスプレイ/○グレート-O-カーン/アーロン・ヘナーレ/ジェフ・コブ

▼NEVER6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CHAOS】YOSHI-HASHI/○後藤洋央紀/石井智宏
20分14秒 GTR→片エビ固め
【挑戦者/BULLET CLUB】KENTA/高橋裕二郎/●石森太二
※王者組が4度目の防衛に成功

YOSHI-HASHIがNEVER6人タッグ王座を防衛の上で棒を完全奪還もKENTAは我に返って棒と交際終了宣言!EVILが矢野のKOPWトロフィーをダークネスカラーに染め上げる!

第1試合


 デスペラードとYOHの対面でゴングが鳴ると、デスペラードがガットショットから顔面かきむしり。さらにロープへ振っていくがYOHがエルボー連打からフォアアームでなぎ倒してお返し。さらにコーナーエルボーからスワンダイブ式の攻撃を狙うが、場外から金丸が足を引いて妨害し、そのまま全員入り乱れた場外戦へと突入。
 戦いの場がリング上にもどると、デスペラードが左膝へのニークラッシャー、金丸が低空ドロップキックで左膝を打ち抜き、デスペラードが早速ヌメロ・ドスにとらえて試合を決めに行くが、これはSHOがカット。
 金丸に代わると、左膝へのストンピング連打からロープに振って左膝への低空ドロップキック。みのるにタッチ。
 みのるはYOHの左足をスタンド式のアキレス腱固めで痛めつけたあとにグラウンド式へ移行。みのるがロープへ飛んでいくがYOHは低空ドロップキックでカウンターし本間にタッチ。
 本間はみのるに逆水平チョップを連打し、串刺しバックエルボーからフェイスクラッシャー、さらに小こけしを発射もみのるが回避。両者は正面からエルボーで打ち合っていき、そのまま顔面への張り手の打ち合いに。クリーンヒットをもらって本間がふらついた隙を見逃さず、みのるが足を刈ってアキレス腱固めを狙うも、本間は腕十字での切り返しを狙う。しかしサブミッションにはみのるに一日の長があり、みのるが即座に膝十字固めで切り返す。ブレイクした本間をみのるが引き起こすが、本間はこけしロケット2連発を見舞って反撃。両者タッチ。
 SHOと金丸の対面となると、珍しく金丸が雄叫びを上げてエルボー連打も、SHOはショルダータックルで反撃。さらに串刺しラリアットから腕取りミドルキックを連打していき、ランニングミドル。さらにショルダーアームブリーカーを狙うが金丸が髪を掴んで脱出し、ここでデスペラードが加勢に入ってカット。デスペラードのバックドロップに金丸のドロップキックを合わせる連携攻撃を狙うが、SHOが暴れて脱出。ここにYOHが飛び込んできてコンビネーショントラースキックを見せ、3Kが金丸へ合体フェイスバスター。さらにSHOのバッククラッカー、YOHのドロップキックと決め、3Kがマットを踏み鳴らして合体技3Kを宣言も、金丸が組み付いて回転エビ固め。SHOはキックアウトしてラリアットからショックアローの体勢も、下から組み付いてサムソンクラッチで3カウント。

<試合後コメント>
エル・デスペラード&金丸義信
金丸「毎回毎回、もう話すことなんかねぇぞ、オイ! いつもと一緒だよ! オイ、どっちがチャンピオンか分かんねぇだろ! しっかりしてくれよ!」
デスペラード「本当です。チャンピオンは、勝って、(※両手を挙げて)『俺たちがチャンピオンだぜ!』って」
金丸「ほら、二人とも話すことねぇんだよ! そうそうそう(※と、先に控室へ)」
デスペラード「帰っちゃった(笑)。だから、そういう像を見せてくれっての。オマエらは、流れがキレイなタッグワークとか、何だっけ……3Kか。あと、モーターシティ・マシンガンズのをそのままやってるヤツとか、ああいうの、たどたどしいんだよ、見てて。だから、得意なことだけやりゃあいいんじゃない? 不得意なことを得意に見せなくていいよ。(※控室に向かいながら)俺たち、得意なことしかやってないから、上手に、見え……いや、上手なんです」

YOH&SHO
※インタビュースペースに着くと、YOHはヒザを少し曲げたまましばらく無言。その横でSHOは「すみません……」とつぶやく。
YOH「いろいろプレッシャーをかけられてきてるけど……分かるよ、言ってること。それを全部受け止めて、全部吸収して、キャリア史上最悪のピンチから、キャリア史上最高のチャンス。プロレスはさぁ、逆境のスポーツだろ。結果出してやるよ。それが、証明になるからね(※先に控室へ)」
SHO「今日の負けはたまたまなんかじゃないぞ。今日のところはな。さすが、チャレンジャー。さすが、エル・デスペラード、金丸義信。さすがだよ。たまたまなんかじゃない。負けはしっかり認める。今日の前哨戦は、オマエたちの勝利だ。だけど、この前の後楽園の前哨戦の勝ちも俺たちのたまたまの勝利なのか? そうは言わせねぇぞ。もちろん鹿児島でしっかり(※手にしていたIWGPジュニアタッグのベルトを叩いて)全部、全部を守ってやる。このベルトがかかってることはもちろん、俺たちには、俺たちには、俺とYOHさんには、このベルト、それから、もっともっとすげぇもん、かかってんだ。これからどんどん戦っていくしかない」

第2試合


 BULLET CLUBの奇襲から乱闘となる中で試合が始まり、リング上では竹刀を持った邪道と鉄パイプを持ったDOUKIのちゃんばらからDOUKIが鉄パイプで首を絞めていくが、タマが救出。DOUKIはタマをロープを踏み台にしたアームドラッグで蹴散らし、ロアにはダイビングクロスボディを発射も、ロアがキャッチしてスイング式のロックボトム。再び全員入り乱れての場外戦へ。
 場外では邪道がホームラン予告からDOUKIに竹刀をフルスイングし、リング上でロアがDOUKIをフルネルソンで固める中で邪道が逆水平チョップを連打。
 タマに代わるとハンマーパンチ連打からロープに振ってバックエルボー。さらにロアにタッチした後ブレーンバスターで叩きつけ、ロアがスワンダイブ式でのローリングセントーン。
 ロアはDOUKIのエルボーを半笑いで受けきってエルボーでなぎ倒しタマにタッチ。
 タマは串刺しバックエルボーを発射もDOUKIが回避しスイングDDTを狙う。これをタマが着地するとDOUKIがロープに飛ぶが、タマはホップアップ式のスパインバスターで迎撃。しかしDOUKIもバンプの際に膝を立ててコードブレイカーのような一撃を入れて一矢報いており、タイチへとタッチ。
 タイチはタマに「図に乗るな!」とステップキックから「死ねコラ!」と串刺しラリアットから聖帝十字陵を狙う。これはロアがカットするとロアにアックスボンバーで撃退。タイチはタマに喉輪、カットに来た邪道にも喉輪から上手投げ。タマは「ゴメンナサーイ!」と手を合わせて命乞いも、タイチのバズソーキックをキャッチしてドラゴンスクリュー。タマは串刺しバックエルボーからタイチのアックスボンバーをキャッチしてトンガンツイスト。タマはガン・スタンを狙うが、タイチが振り払ってジャンピングハイキックを見舞い痛み分け。両者タッチ。
 ロアとザックの対面となると、両者エルボーで打ち合っていき、ザックが飛びついてスタンド式の胴絞フロントネックロック。ロアがこれを振り払うとザックがオーバーヘッドキックからヒザを踏みつけ、スピニングエルボーホールド。ザックがロープに飛ぶが、タマが飛び込んできてボディブローを見舞い、邪道も入ってきて顔面蹴り。続けてロアのバックドロップからG.o.Dがマジックキラーの体勢も、ザックが振り払うとすぐにフォーメーションを組み換え合体トンガンツイスト。タイチが飛び込んできてザックを救出し、ロアへフロントハイキックを連打していくが、その背後からタマがIWGPタッグのベルトでタイチの顔面を殴打。DOUKIは竹刀を持った邪道を低空ドロップキックで場外に蹴り出してプランチャで追撃してアシスト。ザックはフロントハイキックを連打してからオクトパスホールドも、ロアが強引に担ぎ上げてそのままエイプシットで突き刺し3カウント。

 試合後、邪道が鈴木軍の3人を竹刀で叩き回す中でロアがマイクを取る。

ロア「ザック、ここ数週間ずっとお前と闘ってきたが、そんなに俺たちのベルトが欲しいのか?ならそれに対する答えをやろう。お前が俺をシングルマッチで倒すことが出来たならお前ら2人にタッグベルトへ挑戦させてやる。しかし、お前が負けたらもう絶対に、絶対に、ぜぇ~ったいにお前たちには俺たちのベルトには挑戦させてやらない!」

 高笑いするロアにタイチが襲いかかるも、タマ&ロアがタイチにマジックキラーを見舞ってKO。倒れ伏すDANGEROUS TEKKERSにベルトを見せつけながら退場していった。

<試合後コメント>
タマ・トンガ&タンガ・ロア
タンガ「ザック・セイバーJr.、俺のマイクはちゃんと聞いてたか? 毎日毎日ベルトに挑戦させろってうるさいから、返事してやったぞ。俺に潰されてリングで大の字になってたからマイクを聞く余裕がなかったか? じゃ、後でちゃんとチェックするんだな。万が一お前がシングルでこの俺に勝ったら、お前とタイチにベルトに挑戦させてやる。だがもちろん俺はお前を倒し、もう2度とこのベルトに挑戦できなくしてやる!」
※タマはタンガのコメントを聞き終わると、頷きながら控室へ

第3試合


 当然の権利のように東郷もリングインしてBULLET CLUBの3人がToo Sweetポーズを決めている中で棚橋と矢野が奇襲してゴング。棚橋&矢野がEVILをロープに振ってダブルのショルダータックルから一緒にポーズを決め、4人全員で場外に散っていく。
 EVILは矢野が持ち込んだ赤いイスで首を絞めあげ、リングに放り込んで東郷との合体コブラツイスト。外道にタッチ。
 外道は矢野をハンマーロックで組み伏せていくが、矢野は外道をコーナーに振って「見とけよお前ら~っ!」とあっという間にコーナーマットを外してみせ、金具むき出しのコーナーに外道を叩きつけ、カットに来たEVILの髪を掴んで引き倒し棚橋にタッチ。
 棚橋はEVILにドロップキック2連発から外道へロープ越しのドラゴンスクリュー。さらに太陽ブローの連打からフライングフォアアーム、サンセットフリップと畳み掛ける。さらに棚橋はエースランナーの体勢も、EVILがカット。EVILは棚橋の足をレフェリーに持たせて股間へのトラースキックを発射も、棚橋はこれをキャッチしドラゴンスクリュー。カットに来た外道のサミングを避けてドラゴンスクリュー。さらにテキサスクローバーホールドに捕らえるが、EVILが顔面かきむしりでカットし金具むき出しのコーナーに叩きつける。さらにここへスポイラーズチョーカーを持った東郷がリングに上がろうとし、レフェリーがそちらに気を取られている間に外道がメリケンサックを装着して棚橋に殴りかかる。
 矢野は東郷に黒頭巾を被せて場外に蹴落とすと、棚橋は命乞いをする外道に拳を振り上げながらジリジリと迫っていく。しかしその背後からEVILが迫り、棚橋の股間にローブロー。救出に来た矢野にもローブローを見舞い、外道がレフェリーの眼前で見せつけるように棚橋の顔面にメリケンサックでパンチを見舞うとレフェリーが外道の反則負けをコール。

 試合後も乱闘は続き、東郷が矢野に黒頭巾を被せる中でEVILが黒のラッカースプレーでKOPW2021のトロフィーをダークネスカラーに染め上げ、倒れ伏す矢野の横にそっと置いて去っていった。上村に黒頭巾を外された矢野は、変わり果てた姿になってしまった我が子を見て「なんてことを……なんてことを……」と哀しみにむせび泣きながら退場していった。

<試合後コメント>
矢野通
「(※号泣しながら階段を降りてきて)ああ~っ! あぁ……、あぁ~! 何てことをするんだ! ああ~っ! (※黒く染まったトロフィーを示して)トロフィーに、何てことを! 何てことをするんだ~っ! どうなってんだ! 何てことをするんだ~っ! あぁ~!(※号泣しながらそのまま控室へ)」

棚橋弘至
「外道相手にこんな勝ち方をしてるようじゃ、ジェイ・ホワイトは、遠い。それは過去何度も戦ってきた俺の感覚。(※自分に言い聞かせるように)大丈夫、油断してない。大丈夫」

外道
「棚橋! 棚橋! 棚橋、分かったかオイ! ジェイ・ホワイトが出るまでもねぇな、あぁ!? 俺がよぉ、毎晩テメェをぶちのめしてよぉ、博多まで、ジェイを、待っててやるよ!」

EVIL
「(※東郷を従え、持参したイスに座って)オイ矢野、次はテメェがああなるってことだよ。つまり、テメェはもう死んでるってことだ。よく、覚えとけ! (※東郷に)行くぞ!」

第4試合


 L.I.Jが拳を合わせるポーズを取ろうとした瞬間にUNITED EMPIREが奇襲し、全員入り乱れての場外戦となる中でゴング。
 コブとBUSHIがリングに戻ると、コブをロープに振ろうとするBUSHIの背後からオーカーンがモンゴリアンチョップ。2人でBUSHIをロープに振ってダブルのショルダータックル、続けてオスプレイ&ヘナーレがサンドイッチサッカーボールキックを見舞う。コブはスイングベアハッグから自軍コーナーに叩きつけてオスプレイにタッチ
 オスプレイはBUSHIをフラップジャックでコブに投げつけ、BUSHIがそのままコブへのフランケンシュタイナーを狙うがダメージの影響からか失敗。オスプレイが迫るがBUSHIは二段式延髄斬りで一矢報いて鷹木にタッチ。
 鷹木はオスプレイとオーカーンをダブルラリアットでなぎ倒し、オスプレイにブレーンバスター、コーナーでのチョップ&ナックルを連打。オスプレイはピッピーチェリオで反撃しヘナーレにタッチ。
 ヘナーレは鷹木に好きなように打撃を打たせ、受け止めた上でミドルキックを連打。さらにランニングミドルを放つが鷹木がキャッチしてドラゴンスクリュー。SANADAにタッチ。
 SANADAはヘナーレの串刺しラリアットをかわしてバックドロップで叩きつけ、場外に逃れたヘナーレへプランチャ。SANADAはTKOを狙うが、これを着地したヘナーレがニーリフト連打で倒してサッカーボールキック。さらにぶっこ抜いてのブレーンバスターからランペイジを狙うが、SANADAはこれをキャッチしてマジックスクリュー。両者タッチ。
 内藤とオーカーンの対面となると、エルボーの打ち合いからオーカーンがロープに飛ぶが、内藤が追走式のドロップキック。さらにロープに振っていき、BUSHIの回転エビ固めから内藤が低空ドロップキックを合わせる連携が決まり、内藤がニーロックに捕らえるがオスプレイがカット。内藤はオーカーンの辮髪を掴んでスキップしながら引き回していくが、オーカーンは辮締旋風大車輪で内藤を引き寄せて変形スパインバスター。さらに一本背負いからの肩固め、さらに裏投げを狙うが内藤が振り払って延髄斬りからヒザへの低空ドロップキック。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはミサイルキックからウインドミルで起き上がり、DDTからフィッシャーマンズ・スクリューを狙うが、オーカーンは振り払って王統流二段蹴りから大空スバル式羊殺し、続けてエリミネーターを狙うがBUSHIが着地してロープへプッシュ。そこへ鷹木が飛び込んできてオーカーンにパンピングボンバー、その鷹木へオスプレイが延髄斬りからサイレントウィスパー、ヘナーレの突進をSANADAがかわして旋回式サイドバスター、内藤がヘナーレを低空ドロップキックで蹴散らし、コブが内藤のスイングDDTをキャッチしてアスレチックプレックス、BUSHIへのラリアットを見舞う。そしてコブがオーカーンへBUSHIをハンマースローし、オーカーンがBUSHIへのアイアンクロー、内藤に「よく見ておけ!」と叫んでからのエリミネーターでBUSHIを沈めた。

オーカーン「ひれ伏せ!後楽園の愚民ども!何度だって言ってやる!これがジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン、そしてIWGP世界ヘビー級チャンピオン、ウィル・オスプレイ!そう、UNITED EMPIREの力ァ!」

<試合後コメント>
ウィル・オスプレイ
「ナイトーの奴、今日はオーカーンのTシャツ着て現れたな。あいつ連日のように観客の何人がロスインゴのTシャツかUEのTシャツどっちを着てるかってうるさいんだよ。いい加減にしろよ、この野郎。でもお前は俺たちより随分前から新日本リングに上がってるくせに、人気が出たのはここ数年のことだ。俺たちは出来てまだ6ヶ月そこらのユニットだけど、もう1番の宝(IWGP世界ヘビー級王座)を手に入れた。だからあまり調子に乗るな。どうせお前はヒロシマでオーカーンに始末されるんだから。タカギ、今日は随分マシだった。昨日のお前たちの動きはひどかったからな。目の周りをドラゴンみたいなメイクでカバーしてるけど、疲れは隠せてないぞ。お前がどう足掻いたって27歳のウィル・オスプレイの動きにはついてこれない。まぁ正確にはあと3日で28歳だ。2年後には俺も30歳か。でもこの若さで既に新日本のトップに上り詰めた。俺はキングピン、アサシン、BILLY GOAT、その全部だ。俺はニュージャパンのナンバーワン、いや、世界ナンバーワンだ。何一つ疑うことなく自分をナンバーワンと呼ぶぞ。世界を見渡しても俺ほどの実力を持ったレスラーは誰一人としていない。ウィル・オスプレイは唯一無二で、レベルが違う」

アーロン・ヘナーレ
「オスプレイが言うように、俺たちはレベルが違う。SANADA、今シリーズは連日お前ら俺たちにやられっぱなしじゃないか。ちなみに俺が着けてるこのサングラスは安物じゃないぞ。欲しけりゃ5万で売ってやる。ヒロシマが楽しみだ。この勢いのままヒロシマで俺がSANADAを倒し、オーカーンがオカダを片付けてくれる。そしてフクオカでオスプレイがタカギをぶっ潰してくれることだろう。俺たちが歩むのは血と金と栄光で覆われた道だ。KILL THEM ALL!」

グレート-O-カーン
「(※持参した折りたたみ椅子に座ると)はぁ……。内藤、貴様本当にバカだったんだな。リーダーがいないと言いながら結局いるんじゃねーかよ。今は鷹木がリーダー。ああ、あんなオスプレイの引き立て役なんかどーだっていいんだよ。余が貴様の言葉を借りるならば“広島で負けたら2度と先頭走るな”ってことだ。日替わりだろうがシリーズごとだろうがどうだっていいよ。結局いるんだろ? だったら今後、ずっと2番手として生きろ。“ニホンゴ、ワカリマスカァ?”、それとバカついでに言うが……7連敗だこれで、ロスインゴは。都合のいいことは忘れる。鳥あたまか。なぜ、自分たちが負けてることは言葉にしない。貴様の言う、貴様の大事なお客様は負け惜しみでこう言ってたよ。“ロスインゴは、内藤さんはまだ本気出してないだけ”だってなあ。ああ、舐められてんぞおまえ。内藤は、前哨戦、タッグマッチ、自分がフォール取られなければ、問題ない、別にどうだっていいって。あ? 舐められてんだよ。まあそれが本当かどうか、どうだっていいんだよ。それもリングで示せ。ああ、ああ……。そういうことは何も言わず、リングでどんどんどんどん熱くなるもんだとばかり思ってたよ。だから余も、こうやってけしかけてんのに、熱くなるのはTシャツの売上だけか? まあこんなつまんない男だとは思わなかったよ。本当に残念だ。まあいいやもう。貴様のホームの広島、楽しみだよ。貴様のホームなんだろ? 貴様目的に、会場が満員になって、ロスインゴのTシャツを全員が着て、声に出せなくても余にブーイングを送ってくれるんだろ? 最高のステージを届けてくれるんだろ? なあ、今日の、なあこのシリーズ、お客様が入ってないのは貴様が本気出してないからだよなあ? 楽しみにしとくよ。逆転してくれよ」

鷹木信悟
「UNITED EMPIRE、調子に乗るの、大概にしろコノヤロー。俺たちも! こんなもんじゃねーからな。結果的にな、このシリーズ終わったら、広島も、福岡も、俺達が全勝してみせる。それからオスプレイ……なんだと! 言ってくれるじゃねーか!! “おまえに、本気で獲る自信があるか?”、あるから行動移してるんだろ!! オイ、じゃなかったらオイ、4.4両国のメイン後、あんな行動起こさねえよ。なあ、空気読まずにメイン後出てったんだよ。ええ? それ相当の覚悟がなければ、あんなことできるわけねーだろ。まだ俺の本気がアイツに伝わらないっていうんだっったら、なあ、5.4までまだ時間あるんだ、たっぷり! 身をもって体感さしてやるよ! それから、あいつの言うように俺は確かに、大事なところで毎回負けてる。『BEST OF THE SUPER Jr.』のファイナル、そして先の『NEW JAPAN CUP』ファイナル……。ああ、2連敗中だ。次が3度目の正直だ、3度目の正直。2度ある事は3度あるじゃねえ。3度目の正直は、俺が勝ってみせる」

内藤哲也
「(※試合中着ていたオーカーンTシャツを手に持ち)昨日も一昨日も、新発売のオーカーンTシャツを着たお客様が会場にぜんぜんいないからさ、なんかUNITED EMPIREの広報さんが可哀想になっちゃって、しょうがないから、今日、俺がオーカーンTシャツを着て、試合したよ。オーカーンみたいに、自分で自慢できるほどの知名度も、自分で自慢できるほどの学力もないけど、こうしてオーカーンTシャツを着て、わざわざリングに上がってやったんだ。オーカーンは俺に感謝したほうがいいよ。(※オーカーンTシャツを捨て蹴飛ばし)てか、俺コンプレックスの塊じゃないから。それ、鷹木の間違いだろ? 昨日、バックステージで鷹木が、“自分はコンプレックスの塊だー”って言ってたけど、残念ながら俺はコンプレックスの塊じゃないから。俺は自分の過去を否定しない。そりゃかっこ悪い過去も沢山あったよ。でも今となってはそんな過去すら、まあいい経験だなあって、思える。それが俺の今の一番の強みかな。逆に、コンプレックスも、挫折も経験してないオーカーン。もしかしたら、今のオーカーンにとって一番の欠点であり、一番の弱点が、それかもしれないね。まあでもオーカーン、安心しろよ、これからこのプロレス界で嫌というほど、挫折を味あわせてやるぜ。じゃあ、次は明後日、大阪の会場でまたお会いしましょう。……あ、そういえば昨日記者席にあったパソコンをイジってみたんだけどさ、ムイ・ディフィシル(Muy dificil=凄い難しい)、むちゃくちゃ操作が難しかったぜ、カブロン!」

第5試合


 BULLET CLUBは、王座に挑戦する3人が中央の棒にToo Sweetを合わせる4人でのポーズを決める。YOSHI-HASHIが「KENTA来いコノヤロー」と挑発すると、KENTAは先に自らが先に場外に降りてから棒をエスコートした後に再びのリングイン。
 YOSHI-HASHIとKENTAでゴングが鳴ると、KENTAはすぐに場外に降りて棒と熱いキス。そのままYOSHI-HASHIと触れ合うことなく石森にタッチ。YOSHI-HASHIも後頭にタッチ。
 後藤は前日の雪辱を果たすべく石森にエルボーを連打も、石森が髪を掴んでコントロール。後藤はショルダータックルからロープへ飛ぶが、エプロンからKENTAがキックで妨害。石森がロープへ飛ぶとYOSHI-HASHIがエプロンからキックを見舞って妨害。ここに石井も飛び込んできて石森へ3人で同時のサッカーボールキック。さらに太鼓の乱れ打ちの体勢に入るも、これはKENTAがカット。全員入り乱れての場外戦となる。
 リングに戻った石森は後藤の顔面をかきむしり、自軍コーナーに叩きつけて逆水平チョップを連打。KENTAにタッチ。
 KENTAは石森&裕二郎を呼び込んでCHAOSの十八番である太鼓の乱れ打ち。さらにエルボードロップからいつの間にかパッドが外されていた金具むき出しの自軍コーナーにたたきつけて裕二郎にタッチ。
 裕二郎はスライディングキックを見舞ってから金具むき出しのコーナーに叩きつけ、顔面をかきむしり。KENTAにタッチ。
 KENTAは後藤をロープへ振ってバックエルボーで倒し、金具むき出しのコーナーにたたきつけて石森にタッチ。
 石森はネックツイストから金具むき出しのコーナーにたたきつけて裕二郎にタッチ。
 裕二郎は挑発的に後藤の顔面を踏みつけていくが、後藤は意地のエルボー連打。裕二郎は顔面へのビッグブート連打も、後藤はラリアットで反撃し石井にタッチ。
 石井はカットに来た石森のドロップキックにもビクともせずショルダータックルでなぎ倒し、突っ込んでくるKENTAのフロントハイキックをいなして裕二郎にヒットさせた上で石森に串刺しラリアット、KENTAへショルダータックル、裕二郎へパワースラムと大暴れ。そのまま一気に垂直落下式ブレーンバスターで決めようとするが、裕二郎が指に噛み付いて脱出。リバースDDTで切り返してラリアットを狙うが、石井がガードして左右のエルボーを連打。石井がラリアットを狙うが、裕二郎がカウンターのラリアットでなぎ倒しフィッシャーマンバスター。さらにインカレスラムを狙うが石井が着地してエルボー連打からジャーマンスープレックス。両者タッチ。
 YOSHI-HASHIとKENTAの対面となると、KENTAのフロントハイキックを受けきったYOSHI-HASHIが逆水平チョップからヘッドハンター。ソバットからのスイングネックブリーカーを決め、パワーボムの体勢に入るもKENTAがナックル連打で脱出しキチンシンク。後藤が飛び込んできてカットに入るが石森も飛び込んできて後藤にエルボー。KENTAと石森が2人で後藤をロープに振るとフロントハイキックで挟み撃ち。続けて裕二郎のバックドロップに石森がネックブリーカーを合わせる連携からKENTAがダイビングフットスタンプと畳み掛け、KENTAがgo 2 sleepの体勢も、YOSHI-HASHIが着地。KENTAはYOSHI-HASHIの追撃をかわして後頭部へのランニングニー。ここに後藤が突っ込んできてYOSHI-HASHIを救出すると、後藤&YOSHI-HASHIの激烈一閃から石井のスライディングラリアット、YOSHI-HASHIのランニングダブルニーからラリアットと猛攻。YOSHI-HASHIがカルマを狙うがKENTAがこれをDDTで切り返し、石森にタッチ。
 石森はYOSHI-HASHIにランニングニーからサイファーウタキ、コーナーに上ってファイヤーバードスプラッシュを狙うがYOSHI-HASHIが回避。着地した石森にスピンキックを叩き込んだYOSHI-HASHIが後藤にタッチ。
 後藤は石森にラリアットから村正、ブルドッギング・ヘッドロック、続けて牛殺しを狙うが石森が顔面かきむしりで脱出しハンドスプリング式オーバーヘッドキック。BULLET CLUBの3人で後藤にトレイン攻撃からKENTA&裕二郎がダブル攻撃を狙うが、後藤がダブルラリアットでなぎ倒し、再び激烈一閃を狙うがKENTAがカット。さらに裕二郎が後藤にロープを使ったチンクラッシャーを見舞ってからレフェリーの気を引きつける。
 KENTAが棒を持ち込んでキスを交わしてから石井、後藤を殴り倒し、石森が後藤へスクールボーイ。これをYOSHI-HASHIがカットすると、レフェリーがKENTAの棒に気付いて没収しようと揉め始める。そこへYOSHI-HASHIがソバットを見舞い、KENTAが取り落した棒を奪還。ステッキで殴りかかってくる裕二郎を棒で殴り倒すと、続く石森のみぞおちにも棒で刺突。YOSHI-HASHIとKENTAの棒の奪い合いとなると、後藤のアシストを得てYOSHI-HASHIがKENTAを棒で殴り倒す。その隙に石森がロープに足をかけてのスクールボーイもカウント2。後藤はGTRを狙うが石森がバックスライドで切り返し、これを石井がカットし邪魔しに来た裕二郎にバックドロップ。石森が石井をラリアットで撃退すると、後藤へのジャンピングニーからブラディサンデーを狙うが、後藤が振り払うとミスティカを狙うが後藤が耐えてヘッドバッド。ここからGTW、GTRと畳み掛けて3カウントを奪った。

 敗れて傷心のKENTAが棒に抱きついて慰めてもらっていると、その背後からYOSHI-HASHIが棒を奪い取ってその手に取り戻すと、YOSHI-HASHIがKENTAに見せつけるように棒にキス。KENTAは悔しそうに顔を歪めながらYOSHI-HASHIを睨みつけて退場していった。

後藤「YOSHI-HASHIの棒が帰ってきました!おめでとう、YOSHI-HASHI。そして無事にベルトを防衛しました!ありがとうございます!コロナコロナでこんな時代になってしまいましたが、また超満員の後楽園ホールを見るまでは、俺達は負けません!また大歓声をもう一度聞くまでは、プロレスは負けません!以前の日常を取り戻すまで、生きて、生きて、生き抜こうぜ!以上ッ!」

 大会終了後、観衆の規制退場のアナウンスが行われるが、これを高橋ヒロムが務めるというサプライズ。欠場中にも関わらず数々のサプライズを仕込んで観衆を楽しませるヒロムはエンターテイナーとしての魂を見せつけた。

<試合後コメント>
KENTA
「ちょ、座らせて。(※と、インタビュースペースの床に座る)何アレ? 見た? 最後の。ブスとキスしてんの! マジ気持ち悪い! 何アレ? 我に返ったよ! 我に返った、アレで! マジ、どうしてたの、俺? え、ちょっと待って、俺、昨日、人前で棒のこと『愛してる』って言った? 俺、言っちゃった?(※ビデオカメラ、うなずく)おかしいよ! どうかしてんじゃん! マジ、完全にイカレてるヤツの行動じゃん、それ! マジかよ! どうなってんだよ! まぁ別に、そもそも、俺もあの棒の束縛キツくて、別れようと思ってたからちょうどいいよ、マジで。マジ、キツ! ほんで、何か、俺がたまたまTVで陸上の棒高跳び見てただけなのに、それでもうジェラシー感じちゃって、何か嫉妬されて当たってくるし。そんで俺が洗濯物干してたら、物干し竿にまで何か焼き餅焼いちゃって、おかげで俺ずっと部屋干し。どうなってんの? せいせいするわ! マジ怖い! ツイッターを見返すのが怖いよ! 連日俺、棒の話ばっかり。俺、どうかしてんじゃん、完全に! この1ヵ月ぐらい、どうしてたの、俺? マジ怖いよ、自分が! どうかしてた! 完全に目が覚めた! いや、怖っ! (※立ち上がりながら)結局俺が、何が言いたいかっていうと、結果、結果この、約1ヵ月……」
(※CHAOS勢がインタビュースペースに到着し、YOSHI-HASHIがKENTAに詰め寄る)
YOSHI-HASHI「オイ! 取り返したぞ! ベルトも、棒も、取り返したからな、コノヤロー!」
KENTA「冷めたわ! そんなんどうでもいいわ! テメェとコレのキス見て、寒気がしたよ! 吐きそうだから、マジで!」
YOSHI-HASHI「オイオイオイオイ!」
KENTA「目ぇ覚めたわ!」
YOSHI-HASHI「覚めてくれてよかったよ」
KENTA「何言ってんの?」
YOSHI-HASHI「オマエにとっちゃただの棒かもしれないけど……」
KENTA「棒だよ。誰にとってもただの棒だよ!」
YOSHI-HASHI「俺は帰国してからな、この棒と一緒に……」
KENTA「棒って言ってんじゃん!」
YOSHI-HASHI「棒って最初から言ってるよバカヤロー!」
KENTA「棒だろ?」
YOSHI-HASHI「棒だよ!」
KENTA「俺が棒ちゃんって言ったら『俺は違う』って言ったじゃん!」
※ここで石井が「もう下がれ、コノヤロー!」とKENTAに襲いかかり、ともにもみ合いながら控室へ

YOSHI-HASHI「(※棒を持って)ただの棒だけどよ、俺は帰国して、どんな時もこの棒を持って入ってきたんだ。アイツは女とか言ってたけど、俺にとってはそんなことどうでもいいんだよ! 帰国した時、前の棒は、もっと違う形してたけど、この棒で殴ったり、投げたりしてたよ。でもなぁ、オイ、帰ってきてから苦楽を共にした俺の戦友だからな。やすやすと持ってくんじゃない。しかもアイツ、人のことを殴りすぎて、曲がっちまったじゃねぇか。見とけよ! (※ビデオカメラに示しながら)撮っとけよ、コレ、オイ! アイツが殴るから曲がっちまったじゃねぇか! 弁償しろ、コノヤロー! 言ってんだろ、棒が帰って来る時も一瞬だ。俺がなぁ、オイ、『物事が変わるのは一瞬』(と言ってるのは)、そりゃあいいことだけじゃないよ。悪いことだって、一瞬で悪夢を見た時もあったよ。でもな、そんな時でも、歩みを止めないで、何かしら積み上げてきたから、今俺はこうしてここにいるんだよ。何もなければな、今ここに、こうして立ってねぇよ。オイKENTA、ヨソから来てなぁ、たやすくなぁ、俺のことを口にすんじゃねぇ、バカヤロー。ふざけんじゃねぇ。俺は、テメェがなぁ、思ってる以上の、思ってる以上の、どんな時でも、歩いてきたんだ。そんななぁ、たやすいもんじゃねぇんだコノヤロー。ふざけんな、バカヤロー」

後藤洋央紀
「棒がどうのこうの、そんなことはどうでもいいんだ。勝ったのは、(※肩にかけていたベルトを叩いて)俺たちという事実。そこが大事なんだよ。まぁこんな時代だよ。今日の試合を見たお客さんがね、明日への活力になってくれる、そんな試合だったと、一人でも思ってくれれば、俺は幸いだよ」

石森太二
「(※インタビュースペースの床に座り込んで、首の後ろを冷やしながら)クソッ! やられたよ……。穴があったら入りたいのは、俺の方だよ。やられたけどよぉ、俺はこれから立ち止まる気は毛頭ない。ジュニアのベルトはもちろんだけど、これから先、石森太二の対ヘビー、対無差別級への扉は、開いたと思ってるよ」

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