【会見全文】初代タイガーマスク40周年記念大会に向け“ストロングスタイルvs王道”の王座戦が勃発!初代タイガーマスクが「コーナーポストに登った姿を見せる」と気炎!

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 23日、都内某所にて4月22日に後楽園ホールにて開催される『ストロングスタイルプロレスVol.10 ~初代タイガーマスク40周年記念大会第1弾~』についての記者会見が行われた。

 会見に出席したのは、新間寿会長、初代タイガーマスクこと佐山サトル、平井丈雅代表、スーパー・タイガー、河野真幸、間下隼人。


 まずは平井代表により大会の概要が説明され、その後は新間会長、初代タイガーマスクが挨拶を行った。

新間寿
「皆さんお久しぶりでございます。まあ、コロナの休みで本当に本を読みました。まあ、藤沢周平から、吉川英治、それから池波正太郎、それから今は山本一力、青春時代を思い、そして非常に忙しい、『こんなときによく本を読めるな』ってくらい合間を縫って読むほど私は本が好きでございます。今は山本一力にまた戻ってはまっておりまして。彼の小説を読みながら1人涙を流し、そして吉川英治の宮本武蔵を読み、あぁ、この最後の文章を暗記したときには自分は柔道三段だったなと、そんなひとときを噛み締めておりました。私が梶原先生と相談してこの世に送り出した、タイガーマスク。その人のことを思い、その活躍を思い、その人のビデオを見て、そしてアントニオ猪木とストロング小林戦を思い、私の中で最高試合の1つだったストロング小林さんとの試合。今月には小林さんの自宅に私は久しぶりに挨拶に出向きたいと思っております。早いもので今年でタイガーマスクが誕生して40年。私は4月23日、彼がリングへ登場したその瞬間も、今は全く自分が考えていたことではない登場でございました。私はカッコよく、あのつたない筆で書いたマントを受け取って、彼がリングに上って最上段のロープから右手を上げたのかなと思っていたら、この間平井が『会長、佐山先生はあのリングでは最上段に上がって手は挙げていませんよ』と。『えっ!』と。40年経った思い出というのは遥か彼方に自分の幻とともに行ってしまっていたなと。東京スポーツは今何を書いているんだろうか。スポーツ報知はなにをネットに発信してくれているか。私は未だにスマホは使えません。孫が一生懸命になって、『じいじ、出ているよ。タイガーさんだよ』と伝えてくれる年になりました。しかし今年は、タイガーマスクの40周年。そして藤波辰爾が50周年。アントニオ猪木さんが何年になったのか。今年の秋には、こないだから佐山タイガーと相談しております、京王プラザにおいて古き良き時代の新日本プロレスの人達が集まって、そして多くのファンの人々、関係者をお呼びして、リングを組んでタイガーマスクの、藤波辰爾の、アントニオ猪木の、元気だった。そして坂口さんも飛び蹴りは出来ないけれど……東京スポーツが、坂口さんがアフリカへ行ったときに初めて『坂口征二の飛び蹴り!』というのを一面に出したことを思い出しました。坂口さんに聞いたら、『アレは飛び蹴りでもなく、ロープを握りながら相手を蹴ったんだ』と言っていましたが、非常にうまいカメラワークでございました。コロナが収束に向かってこのまま行くのか、タイガーマスクが6m40のリングの中に入ってリングで挨拶するのが間近なのか、どっちが早いのかと、そんなことを思いながら山本一力を読み、藤沢周平を読み、こないだは、NHKの『たそがれ清兵衛』を見て、あぁ、とうとう藤沢周平もたそがれ清兵衛と言いながらも何冊かの自分の物語が合作された映画というのはこのように上手く映画に映すことができるのかと。プロレスというのも一工夫すれば、今一度、ゴールデン番組、8時に戻ることができるだろうかと。私が願うのは、東京スポーツが1日でも多く一面にプロレスを取り上げることによって、プロレスというのはまた新しいファンが増えてくるんではないか。スターがいない。タイガーマスクはもう出ないのか。タイガーマスクらしい人たちは何人か出てきておりました。しかし、アントニオ猪木vsストロング小林戦のような、本当に真剣に戦う試合というのは、私はアントニオ猪木によって、自分自身がプロレスこそ青春であるということを、今私は『月刊Hanada』に連載させていただいております。今日このあとも、その連載の続きを、Hanadaとまた相談しながら、その他の問題についても、プロレスを取り上げてもらえるということですから、協力していきたい。マスコミの人たちの顔ぶれも変わりました。パキスタンに行ったときに、パキスタンの州統領と会談をするときに、こういう席でアントニオ猪木がここへ座り、州統領がここに座り、そして通訳がちょっと離れた位置に座る席が、正面にしつらえてありました。そして州統領が入ってきてここに座ったときに、私どもと一緒に行ったある新聞社の記者およびカメラマンが、カメラを人に預けて、自分がトコトコと行って州統領の傍に座って話しかけて握手をしてその写真を撮ってもらった。そういうようなことも覚えております。あの頃のマスコミの人っていうのは、まず写真を、記事を、というのは、その国の礼儀作法にかなわなくても『あぁ、日本スタイルをこの人はこういう点をもって見せてるんだな』と。それくらい元気な記者が東京スポーツでありました。今日はコロナ明けで、今年40周年記念、さっき行ったように、秋には京王プラザで大きなパーティをやりたい。タイガーがそのときに、私の出版パーティーに出たときには、藤波辰爾とエキシビジョンをやってくれました。今更もう1度藤波さんと佐山ちゃんに『リングでやってくれ』という頼みを私はしたいなと私は心のなかで思っております。しかし私が本当に心のなかで願っているのは、マスコミの人たちがタイツを履いて『よーし、俺たちも格闘技の記者である!』と、それを今年の秋に、15人の人達がリングに上ってバトルロイヤルを平井に言って組んでもらうことであります。皆さん、自分たちの青春は二度と来ませんよ!青春の思い出を作るために、私が梶原先生と作ったタイガーマスクと、そして藤波辰爾がレフェリーをマスコミ対抗バトルロイヤルを私は多くのファンの前で提供したい!リアルジャパンの代表には平井を出します。女子プロの代表には、ここで皆さんに私とタイガーの願いというのは、東北大震災のときに、ついこの間も東京で震度3という結構長い地震がありました。東北大震災のときにタイガーマスクを筆頭に何人かの人と何回も東北に見舞いに行き、そして東北の子どもたちに元気をということで、岩手県の宮古市から子供を5人、そして父兄の人、視聴を始め、私とタイガーと私の友人の3人で下関に招待致しました。そのときに女の子が1人来るって言うんで、小学校6年か中学1年の子宝、体調が、女の子だと具合が悪かろうということで、一度断りました。しかしその子はタイガーマスクが大好きで、格闘技、柔道をやりたいという思いでおかあさんといっしょに下関まで来てくれました。それで市長の歓迎会、色んな所に出て、彼女は自分の夢を実現するために、それから柔道をはじめました。高校を卒業して、彼女は女子プロレスラーになりました。その子が、ある女子プロの団体に所属しております。その子をぜひ、タイガーマスクの40周年記念を願って、平井社長と、向こうの団体の方とお話して、9月の京王プラザでやるおめでたい席に、10年経って『タイガーさんのおかげで自分はこういうことになりました』と6m40のリングの中で自分の成長した姿を見せてもらいたいし、彼女を成長した姿を私とタイガーは見たく思っております。そういうことを企画しながら、私は3ヶ月の間本を読んで読んで読み尽くして、そして心臓を手術してから10年。有名な先生が私を手術してくれて、そのとき先生が言った言葉ってのが『新間さん、私は10年間は保証してあげるよ』と。10年経ったらあとは私の努力だと言われました。10年経ちました、今年で。私の努力、そしたらタイガーが私の病気を背負ってタイガーが今調子悪くなっている。病気はタイガーに任せて、私はこれからも平井と一緒に第一線で頑張り続けたいと思います。皆さんご協力お願いします。ありがとうございました。長々とすみませんでした」

初代タイガーマスク
「お越しいただきまして誠にありがとうございます。4月22日の大会は、私がデビューして40周年記念ということで。先程、新間さんが言った『僕が最上段に上がっていない』というのは、平井さんの最もきつい冗談で、コーナーマットではなくコーナーポストの上に登ったんですね。テレビではカットされてますけど。22日は是非、今日はちょっと体の調子悪いんですけど、ぜひコーナーマットの上に登って、この指を立てて、全国の皆様に勇姿を見せたいと思います。ファンの皆さんが喜ぶ姿、そしてなにより新間さんの喜ぶ姿を僕は見てみたいです。必ずやりますので、皆さん楽しみにしていて下さい。よろしくお願いします」

 続いて、4月22日大会で行われるUWAアジアパシフィックヘビー級王座戦に臨む間下隼人が登場し、その意気込みを語った。


間下隼人
「ストロングスタイルプロレスの間下隼人です。今回、40周年記念興行というところに参戦できるというのは非常に光栄です。今はUWAアジアパシフィックヘビー級のベルトを任せていただいておりますが、巻いてから1年になります。そのときは(王座戦の3WAYマッチで当時の王者であった将軍岡本から)直接勝ってないので、将軍岡本選手を指名させていただきます。これでしっかり40周年記念興行というものに華を添えて、さらに上に、さらに向こう側に進んでいこうと思います。以上です。よろしくお願いします」

――今回逆指名ということですが、岡本選手と戦おうと思ったのはいつ頃でしょうか
間下「先月、高岩さんに最後の最後までやられちゃったんですけど、ギリギリ勝てたので、2回防衛させていただいて1年経って、それが終わった後にしっかり将軍岡本選手との闘いを精算というか、しっかり払っておかないとなと思ったので、平井代表に相談させていただいて、考慮していただいて、このカードを組んでいただきました」

――今回、将軍岡本選手ということでスーパーヘビー級を相手にする対策は
間下「とにかくデカくて強いというイメージがあるので、体重だと40kgほど差があると思います。前回の高岩さんのときもそうでしたけど、どうしてもパワー負けはしてしまうと思います。蹴って蹴って蹴りまくるしか無いと思ってます。倒れるまで蹴り倒してやりたいと思います」

 続いて、メインイベントでレジェンド選手権試合を行うスーパー・タイガーと河野真幸が登壇。試合に向けての意気込みを語った。


河野真幸
「前回のタッグマッチでスーパー・タイガー選手と戦ってみて、チャンピオンの心に引っかかったのかなと思っています。ストロングスタイルプロレスとしては記念すべき周年記念日の前日の興行になるので、僕がベルトを獲って目立とうかなと思っています」

スーパー・タイガー
「前回の3月3日、河野選手と戦ってみて、河野選手とはどうしても当たる回数、時間が少なかったんですが、あの少ない時間でもすごくダイナミックなレスリングというものを私自身闘いの中で感じました。この40周年の記念大会に向けてより厳しい対戦相手と戦って、それに打ち勝つ。そういった姿勢をお客様に、そして初代タイガーマスク・佐山先生にそのファイトを見せて、少しでも元気を与えられればと思っております!」

初代タイガー「この試合は個人的にすごく興味のあ試合で、スーパー・タイガーにとってはいかに評価されるかという試合だと思ってます。勝つ・負けるは絶対に必要なことですけども、それ以上に河野選手のいいところ、スーパー・タイガーのいいところを引き出しあって、素晴らしい試合ができると思います。2人とも相当練習できているようなので、体調も良さそうなので、この試合にかける意気込みは、あるいはファンの人達もこの試合に注目してほしいということを切に願う次第であります。いい試合を願っていますので、頑張ってください」

――河野選手、スーパー・タイガー選手が河野選手を初めて見たのは全日本の若手時代だったとお聞きしています。改めてベルトをかけてスーパー選手と闘うことへの思いは
河野「僕のイメージとしては、スーパー・タイガーさんのもう1つの顔……総合格闘技の会場でよくお会いしていたというイメージが強くて。僕も総合格闘技をやっているときに、六本木のジムで、スーパー・タイガーさんも練習で付けていると思うんですけど、呼吸しづらいマスクがあるんですよ。そういうところでも、同じジムに通って共通の練習をしているというのがあるので、純粋に僕は楽しみというか、桜木が……じゃねえや(笑)スーパー・タイガーさんと純粋にやってみたいなと。なおかつこれにおまけでベルトが付いてくるとなれば、ベルトの歴代王者を見たら錚々たるベルトなので。僕は今フリーなんで、そのベルトを頂いて、多分この後楽園のあとくらいには、僕は個人的には天龍プロジェクトがあったりとか、新潟プロレスとかもあるんで、そのベルトを振り回して色んな所に行きたいと思います」

――河野選手は武藤全日本の選手というイメージが強いのですが、“ストロングスタイル”のベルトに挑むことについてはどう思われますか
河野「佐山さんが、初代タイガーマスクが作ったベルトっていうのはあるんですけど、でも、歴代の王者を聞いたら、僕が全日本に入ったころにお世話になっている長井さんであったり、船木さんだったり、同い年の関本くんだったり、色々と僕に近しい人達で巻いたチャンピオンがいるので、ぜひ僕もそこに名前を入れていただきたいと思うので、獲ろうかなと思います」

――先日ニコプロで大会の解説を務めていました。改めて試合を見てみてどのように思いましたか
スーパー「私自身の試合も含めてですけど、いつもは準備でいっぱいいっぱいで見られない第1試合、第2試合……と、そういった試合も改めて勉強になりましたし、自分自身も『ここが足りない』『ここをもう少し』『ここはいい状態だな』っていう長所・短所、自分の次に繋げるものが見えましたし、映像を見ながらですけど、対戦をして感じたことが、その対戦相手の後ろに戦いを通してその選手の物語を感じるような、そういう色気を持つ選手になりたいと思いましたし、河野選手に対しては、王道であって、馬場さん、そして鶴田さん、天龍さん、武藤さんまで引き継いだ部分が、河野選手の後ろに感じるものがあるので、僕自身も闘いの中で、後ろに初代タイガーマスク、アントニオ猪木会長がついている。そういった雰囲気を出せる試合を見せられるよう、しっかりトレーニングを積んでいきたいと思っています」

――4月11日に北千住で間下選手とタッグでベルトに挑みますが、それについては
スーパー「4月のタッグの対策の前に、今週末に靖国奉納プロレスでタッグで戦わなければならないので、対策どころの話ではないです。間下のことも攻略しないといけない。それが終わってから対策を考えるし、それと同時に河野戦も考えないといけないので、いっぱいいっぱいです」

――ストロングスタイルプロレスのメインイベントにカムバックすることについて
スーパー「私自身、このタイトルマッチがメインイベント、そしてそれを誇れる試合にならなければいけない。そういった思いをしっかりもって今回の試合には挑んでいきたいと思います」


『ストロングスタイルプロレスVol.10 ~初代タイガーマスク40周年記念大会第1弾~』
日程:2021年4月22日(木)
開始:18:00
会場:東京都・後楽園ホール

▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】スーパー・タイガー
vs
【挑戦者】河野真幸(フリー)

▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】間下隼人
vs
【挑戦者】将軍岡本(フリー)

※他対戦カードは後日発表

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