勝俣瞬馬がMAOとのサウナ部同門対決制しEXTREAME級王座初V!3・14後楽園でクリス・ブルックスが挑戦

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 2月28日、後楽園でのメインイベントで、DDT EXTREAME級王者の勝俣瞬馬が挑戦者MAOとのサウナ部同門対決を制して、同王座初Vに成功した。

 勝俣は同7日、熊本城天然温泉城の湯(無観客路上プロレス)で王者・高木三四郎、ばってん×ぶらぶらとの3WAY戦を勝ち抜いて、同王座を戴冠し、初防衛戦の対戦相手にMAOを指名。ルールは「キッズルームデスマッチ・37(サウナ)カウントエディション」で、決着は3カウントフォールか、1カウントまたは2カウントの場合、取ったフォールの数を加算し、トータル「37カウント」を先取すると勝ちになる。ロープエスケープは無効で、レフェリーが特に危険とみなしたもの以外、すべての凶器の使用が認められるハードコア戦となった。

 リング上にはさまざまなオモチャが設置されたが、勝俣がブロック玩具をばらまいたため、受け身を取るだけで激痛が走る無法地帯状態に。目が離せない激しい闘いとなったが、両者とも3カウントは許さない状態が続いた。MAOが雪崩式みちのくドライバーⅡを繰り出すと、勝俣はカウント2で返すも、これで「36カウント」になり崖っぷちに立たされた。MAOはブロック玩具付きバットでフルスイング、さらに掌底で攻め込むも、勝俣はいずれもカウント0でキックアウト。勝俣がアスタラビスタでオモチャの家に叩き付けるもカウント2。これでMAOは「35カウント」になる。勝負を決めにいった勝俣はリング下から取り出した輪状の有刺鉄線を身にまとって、トップロープからととのえスプラッシュを見舞うも自爆。MAOが丸め込むも、カウント前に返した勝俣が丸め込みで返すとカウント2を奪取し、「37カウント」に到達。勝俣はMAOからシングル初勝利を挙げ、王座初防衛に成功した。

 試合後、クリス・ブルックスが現れ、「カツマタさん、試合素晴らしい。すごい。本当におめでとうございます」と祝福すると、「僕はそのベルトに挑戦したい。お願いします。正々堂々と」と“クリーンファイト”での挑戦をアピール。勝俣は「あなたを信じて正々堂々闘うということで、このEXTREMEのベルトを懸けてやりましょう」と受諾。今林久弥GM(アシスタントプロデューサーから復職)が3月14日、後楽園でのタイトル戦を決定した。

 ここで勝俣が握手を求めると、クリスは急所を蹴って、「カツマタ、バカヤロー! それは冗談ですよ。カツマタ大嫌い! だから3月14日、後楽園ホール、EXTREMEタイトルマッチ、カツマタシュンマをぶっ壊すじゃない! ぶっ殺す!」と挑発し、プレイングマンティスボムにいこうとするも、勝俣はトラースキックで迎撃した。勝俣は「さっきのキャンセルでお願いします」と申し出るも、今林GMは「もう決定したんで」と却下した。

 バックステージで勝俣は「(クリスと)やりたくないって言ったんだよ、リング上で。なんとなくわかったから。信じてたのに、結局ああいう男だなって思ったんだよね。すごく気持ちが落ちましたけど、がんばります」とコメント。試合形式は王者が決めることができるが、勝俣は「次、(大日本プロレスの)『一騎当千』もあるし、これのことも考えていたので、今は何も考えられてないけど、がんばって考えます」と話した。

 一方、まんまと王座挑戦を認めさせたクリスは「DDTに来たときから、ずっとカツマタのことは大嫌いだった。カツマタがチャンピオンになったことで、やっとカツマタからモノを奪うことができる。かつて彼が俺からTwitterを奪ったように、カツマタからベルトを奪って同じ気持ちを味わわせてやる。復しゅう以外のなにものでもない。(パートナーの)タカナシさん(高梨将弘)もこのベルトを持っていたので、それも欲しい理由の一つ。だけど9割方はカツマタへの復しゅうだ。リング上だとTwitterが凍結される心配がないので」と語った。ルールについては、「痛いのは嫌いなので本当はコミカルが好きだけど、対カツマタにおいては、痛めつけることができるのでハードなルールを望む」と述べた。

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