【会見全文】東京ドーム大会に向け内藤&飯伏がジェイと対峙!ヒロムはファンタズモ風の男とニアミス!デスペラードがワトへ公開説教!辻は1・5の勝者をジェイと予想!

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 23日、東京都・明治記念館にて新日本プロレスが『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』についての記者会見を実施。

 新日本プロレスでは、例年年間最大のビッグマッチとして「1・4(イッテンヨン)」こと1月4日の東京ドーム大会を行ってきたが、昨年は史上初の4日&5日の2DAYSの東京ドーム大会を開催。そして今年も4日&5日の東京ドーム大会が決定し、6日にはTDCホール大会も実施することが決まった。

 まずは菅林直樹会長によって全対戦カードと試合順が発表され、その後挨拶を行った。


菅林直樹会長
「本日行われます後楽園ホール大会をもって2020年開催の全興行が終了となります。7月11日に有観客大会を再開してから、国内にて本日含め78大会、のべ約10万人のお客様に 来場いただき、これまで会場での新型コロナ感染の報告は引き続きゼロの状況でございます。観戦マナーを遵守いただいたファンの皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。2021年も新日本プロレスは、例年通り東京ドーム大会からスタートしてまいります。今後も時勢に応じた感染対策を講じていき、お客様に安心してご観戦いただける環境を用意し選手・スタッフ一同、各会場にてお迎えいたします。本日はありがとうございました」

1月4日 第1試合


▼『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝者 vs 『SUPER J-CUP 2020』優勝者スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
[BOSJ27優勝者/L.I.J]高橋ヒロム
vs
[SJC2020優勝者]エル・ファンタズモ

 ファンタズモは入国後の待機期間中であるため今会見は欠席。会場には高橋ヒロムのみ姿を見せた。

高橋ヒロム
「みなさんこんにちは。高橋ヒロムです。……いえ、BEST OF THE SUPER Jr. 27優勝者、高橋ヒロムです。……ふぅ~っ、ファンタズモはいないんですか。本当にいないんですか? 来ませんか?やっぱり、対戦相手がいないと、なんか心の底からノれない。いつものヒロムちゃんじゃない……なんかそんな自分がすごい嫌だけど、まあコメントは残して帰ります。 言いたいことはただ1つ。1月4日、エル・ファンタズモを倒し、1月5日、石森の持つIWGPジュニアヘビー級チャンピオンいただきます。それだけは言っておきたい。ホントはファンタズモがいれば、色々とお話をしたかったけれど、彼がいないなら仕方ない。ところで何試合目でしたっけ?」

――第1試合です
ヒロム「知ってるよ!第1試合!最高じゃないか!新日本プロレス、1月4日の東京ドーム第1試合の意味!それを教えてやるよ。みんな第1試合のすごさ見せてやるから楽しみにしといてくれ。それからファンタズモ!(※ヒロムが急に振り向き虚空を警戒し始める)……おいおいおい、来るんじゃねえだろうなぁ?おうおうおう、どっからでも来い。俺はいるぞ!ほらいるぞ!来るか?……んにゃ、そりゃ来ませんよね。来ちゃいけないアレですもんもんね?仕方ない。仕方ないけど納得いかねぇよな?まあ、仕方ない。いいでしょう。帰ります。……はぁ~あ!」


 ヒロムが不満げに会場から姿を消すと、まるで入れ替わるようにファンタズモそっくりの顔をしたハーフパンツ一丁の選手が会見場に現れ、まるでファンタズモのような仕草で床を転げ回って踊り狂い過剰なアピール。そしてファンタズモとしてコメントを開始した。

ファンタズモ?「ハロォ~!アイ・アム・ファンタズモ!ミスター・ヒロム・イズ・ナンバーワン!アイ・キャント・ビート・ヒム・100%。バット・アイム・エキサイテッド!ミスター・ヒロム・アイラビュー!(皆さんこんにちは。エル・ファンタズモです。ヒロムさんがナンバーワン!100%僕は勝つ自信がありません。でもとてもエキサイトしてます。ヒロムさん、愛してます!)」

 ファンタズモ?が退場していくと、まるで入れ替わるようにヒロムが大慌てで会見会場に戻ってくる。


ヒロム「おいおいおい!来たのかエル・ファンタズモ!先言えよォッ!来たのか?!おう、言えよ!面白いことしてくれんじゃね―かファンタズモ!来ないとみせかけて来たんですかぁ?!そしてコメントしたんですかぁ?!やっぱりスゲー奴だなエル・ファンタズモ! 楽しみで仕方なぁい!1月4日が楽しみで仕方がないよぉ!楽しみで仕方がなぁい!ヤッター!ヤッタヤッタ!ヤッター!やったぜぇ!やったぜぇ~!(※会場の外からも歓喜の雄叫びは響き、距離が離れるとともにフェードアウト)」

1月4日 第2試合


▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/鈴木軍】タイチ/ザック・セイバーJr.
vs
【挑戦者組/WTL優勝/BULLET CLUB/G.o.D】タマ・トンガ/タンガ・ロア

 先に挑戦者組であるタマ&ロアが登場。後からタイチ&ザックが登場するも、G.o.Dの2人は上から遮って王者組を壇上に登らせず睨み合いを展開。
 両組は激しく口論し、ザックが物を投げタイチがタマの胸ぐらをつかむなど一触即発の空気となるも、東京ドームが決着の舞台と矛を収め、タイチは「グチャグチャにしてやる。ぶち殺してやる」と低い声で吐き捨て、ザックは2人を睨みつけながら投げキッス。王者組は壇上に上がらぬまま去っていった。


タンガ・ロア
「G.o.Dは使命を全うするためにここにやってきた。WTLを優勝し、1・4では俺たちを追跡してきたあの二人と対戦することになるが、もちろん結果は俺たちが7回目のIWGPタッグのチャンピオンに輝くということだけは分かっている」

タマ・トンガ
「4年間という長きに渡りこの二人でタッグチームを率いてきた。4年間であのベルトを6回も獲得した。G.o.Dがなにを成し遂げてきたのか。それを分かっていれば、我々がこの会社を、この団体を代表するタッグチームであることは皆にも周知の事実だと思う。間違いなく1月4日、俺たちは IWGPタッグ、ヘビー級の7回目の獲得をすることになるだろう」

1月4日 第3試合


▼IWGPUSヘビー級王座挑戦権利証争奪戦 60分1本勝負
[挑戦権利証保持者/BULLET CLUB]KENTA
vs
ジュース・ロビンソン

 ジュースが左目の負傷で検査のため会見を欠席。1人のみの出席となったKENTAは不機嫌な様子で姿を見せる。

KENTA
「いやもうこれ散々言われて、やっと『じゃあやってやる』って言って……ロビンソンもいない。ジョンモクもいない。これ、なに?どういう類のプレイですかこれは?なんで俺ここに1人でいるの?俺は一人二役とかやらないからね俺は。どういうことこれは。怪我で……なに?なんでいないの?ロビンソン。どんだけヤワなんだよ。 来いって!ふざけんなよお前。俺がせっかく『やってやる』って言ってんのにどういうこと?これ。俺1人でなにこれ?おかしいだろこれ。なにしに来たんだよ俺。もうこれ以上言うことないよもう。なにこのプレイ。やめてよ。……無いよもう!なに?あと、他なんもないだろ。おしまい!もう何もない!もっとしっかりやって来いって!やる気あんのかアイツ。アイツが『やりたい』って言うから、『やらせろ』って言うから俺が『あぁ、じゃあしょうがねえ。やってやる』ってなってるのになにこれ?どういうこと?ふざけんなって。終わり!」

1月4日 第4試合


▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
棚橋弘至
vs
[THE EMPIRE]グレート-O-カーン

グレート-O-カーン
「ひれ伏せ!愚民ども!頭が高い。他の奴らがグダグダと選挙活動中の政治家のように理由や思想を語るが、理由じゃねーんだよ。勝ちてぇから戦うんだよ。だが!敵を討ち取った褒美は欲しいなぁ?歴史の問題だよ。負けた国がどうなるか知ってるか?すべてを奪われ!奴隷になるんだよ!付き人がどうとかほざいてくれたなぁ?棚橋。ならば、貴様が負けた暁には、THE EMPIREに入って犬にでもなってもらおうか!なぜ余が貴様のヒザを再三に渡り壊したか、分かるか?ヒザが痛くて立てねえんだろ?良かったじゃねーか。今後は四つん這いで過ごせるぞぉ?負け犬でも、マスコットキャラぐらいにはなれんだろぉ?棚橋ごときを支持している愚民どもも覚悟しておけ!発情期のメス犬のようにベェロベロと!余の靴を舐めさせてやるよ!ひれ伏せ愚民……!」

棚橋弘至
「100年に1人の逸材、 棚橋弘至です!2008年かな?9年かな?……9年か。武藤選手に勝ったとき、『俺は新日本プロレスのエースだ』とエース宣言をして、早12年。干支が 1周しました。エースという肩書は残っていますが、コンディション的にもあまり良くない。東京ドームでの試合順も、どんどん下がっていっている。悔しい。もちろん悔しいですけど、2020年、大変な年になって、プロレスを始め色んなエンターテイメントが苦戦しているこういう状況で、奮起しなければ何がエースだよと。逆境でこそ燃えます!なので、僕がもう1度新日本プロレスを建て直すために、2021年、もう1度新日本プロレスの希望になります。ただ、ここ数年、凱旋帰国してきた選手のジャンプ台……踏み台どころかジャンプ台になってますんで、まあ、2匹目のドジョウではないですけど『2匹目の棚橋はもういませんよ』と。東京ドーム、最高のスタートを切って2021年の希望になります」

1月4日 第5試合


▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ
vs
[THE EMPIRE]ウィル・オスプレイ

ウィル・オスプレイ
「みんなよく聞け!今現在、 世界中で最も影響力のあるプロレスラー、それがウィルオスプレイ。どこへ行ってもウィル・オスプレイの名前が挙がってくる。しかし、本物の、リアルのウィル・オスプレイは今現在ここにいる。この男こそが本物のウィル・オスプレイだ。そして、今回相手するIWGP ヘビー級、元チャンピオン、オカダ。 俺のことをかつては下に見ていたかもしれないが、そのときはもう終わった。オカダ、お前のことは今度の東京ドームで俺が終わらせてやる。かつてのビッグスター、しかし今お前が担ってきたものはすべて俺の肩にかかってくることになるだろう。そして俺の名前、“THE EMPIRE”をよく目に焼き付けるといい!」

オカダ・カズチカ
「まあ、試合が決まってですね。こういう生意気な後輩が出てくることはすごい新日本プロレスにも良いことなんじゃないかなと思います。まあ、かつての僕もそうでした。散々生意気を……本当に今の先輩方には大変失礼なこともたくさん言ったなと思うんですけれども、それは新日本プロレスにとって、ホントに会社が大きくなるという意味ではすごい良いことかなとも思うんですけども、オカダ・カズチカというレスラーにとってはすごく良いことではなく、やっぱり僕が常にトップで戦わないとダメだと思いますので。まあ正直、かつてのビッグスターでも、なんとでも言って下さいよというような感じで。僕もそのなようなことを色んな先輩に言ってきましたし。でもまあ、リング上でしっかりと僕の強さ、カッコよさ、そういうのをオスプレイに見せ付けたいなと思います。あと1つ。まあ、僕とオスプレイが試合をしますので、IWGPの闘いと比べて下さい」

1月4日 第6試合


▼IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合 60分1本勝負
【IWGPヘビー級&IWGP IC王者】内藤哲也
vs
【G1 CLIMAX 30優勝者】飯伏幸太

飯伏幸太
「まあ、僕は挑戦者側なんで、特に言うことはないんですけど、内藤哲也というのは、僕の中では少し特別な存在なんで。東京ドームで、二冠戦。内藤哲也と。……これ、思いっきり楽しみましょうよ。そして、僕は1・4勝って、1・5も恨みのある、ジェイ。ここにも勝ちたいと思います」

内藤哲也
「『1・4内藤に勝って、1・5ジェイに勝って俺は神になる』って言って欲しかったなぁ。今『神様』って言ってくれるって思ったんだけどなぁ。2021年1月4日、 東京ドームで、内藤哲也vs飯伏幸太が決定してから、もう1ヶ月以上が経ちました。飯伏との前哨戦が続いていますが、やはり飯伏とのプロレスはメチャメチャ楽しいっすね。自分が指名し、そして実現する東京ドームでの飯伏幸太とのタイトルマッチ。ここまでは良く言えば期待通り、悪く言えば想定範囲内って感じですかね。1月4日、飯伏に勝利した場合、1月5日はジェイ・ホワイトとのタイトルマッチがあるわけで。2日連続でのタイトルマッチ、もちろんリスクがあるのは分かってますよ。でも、新日本プロレスにとって東京ドーム大会っていうのは年間最大のビッグイベントなわけで、2日連続で、しかもメインイベントで試合ができるかもしれない。そう考えた場合……リスクなんて頭に大して浮かばなかったっすね。むしろメリットの方がはるかに大きいんじゃないんですか?その点、1月5日しか、1日しか試合をしないジェイ・ホワイトはレスラーとして俺は損をしているとしか俺は思えないっすね。 まあでも、これは、ジェイ・ホワイト自身が望んだ形なわけで、ジェイ・ホワイトには4日リラックスして、いつも以上にリラックスして睡眠時間をとって、そして万全な状態で1月5 日東京ドームのリングに上がって欲しいですね。来年の東京ドーム大会では、皆様と一緒に大合唱することはできませんが、勝てば……メインイベントで勝った場合、花道を反対方 向に歩いて帰れる。これはメインイベントに出場し、そして勝利したレスラーのみが味わえる特権なわけで、来年はそれを味わいたいなと。 今年の東京ドームでもね、味わえるはずだったんですが、KENTA選手に邪魔をされてしまい、そして花道を反対方向に歩くことなく、東京ドームを去ってしまったんで。来年の東京ドームは花道を反対方向に歩く。それをしかも2日間体験し、そして東京ドーム大会を終えたいなと思ってます。一体どんな感じなんですかねぇ。反対方向に歩いたことあります?皆さん?もちろん無いでしょう?俺も無いよ。飯伏も無いからね。ほとんどのレスラーが経験したことないことですから。一体どういう風に見えるのかなぁ?反対方向に歩く花道って。それを想像し、楽しみながら、1月4日、1月5日を迎えたいと思います」

 両者がコメントを終え、記念撮影の準備をしようとしたところで突如会場入口からジェイ・ホワイトが現れ、記者のように挙手をしながら「質問がある」と2人の前に進み出る。

ジェイ「“スイッチブレード”ジェイ・ホワイトと申します。質問があります。1つ目は内藤選手へ。もし1・4で勝利を挙げることになったら、1月5日にジェイ・ホワイト選手と試合をします。勝利に向けての内藤選手、自信のほどをお聞かせ下さい」


内藤「……あれ?今日質疑応答無しって聞いてますけど。いやいや、そう聞いてたんでね。やっぱ……なんだろう。ジェイ・ホワイトってやっぱ特別扱いなのかな?彼の質問は真っ先に通訳を通して質問が展開される。やっぱこの特別扱い。うん、新日本プロレスはよほどジェイ・ホワイトに期待しているんでしょうね。なんかそこを感じますよね。で、質問はなんでしたっけ?(※通訳から再びジェイの質問が伝えられる)
う~ん、1月5日?ジェイ・ホワイトへの勝利への自信?いや、無きゃここにいないでしょ。しかも無ければ『4日、飯伏とやりたいです』『2日連続でタイトルマッチをやりたいです』って俺、自分で言わないっすよ?むしろあなた、1日休んでおいて、 2日連続で試合をする選手に負けたときのリスク、考えているんですか?いや、プロレス界においてさぁ、『試合をやる前から負けること考える馬鹿いるかよ』って話あるけど、俺は考えるからね?俺は負けたときのこと考えるよ。そうなったら嫌だからこそ頑張れる。リスクはもちろん考えますからね。だから、ジェイ・ホワイトは負けたときのリスクを考えているのかどうか、 逆にちょっと質問を彼に投げかけたいと思います。どうですか?」

ジェイ「通訳する時間がもったいない。2つ目の質問を飯伏選手に。2日目に勝ち上がったとしてジェイ・ホワイト選手に勝てると思いますか?」
飯伏「いや、長いよ長いよ。長い。話が長い。勝つ勝つ。勝つ」

ジェイ「(※食い気味に)センキューセンキュー、ネクストクエスチョン。内藤選手、後楽園ホールでジェイ・ホワイト選手があなたになにをしたか覚えていますか?そして、いかがでしたか?」
内藤「忘れた」
ジェイ「辻陽太と上村優也のどっちが強いと思いますか?」
内藤「うーん、辻」
ジェイ「同じ質問を飯伏選手お願いします」
飯伏「上村」
ジェイ「飯伏選手、ジェイ・ホワイト選手に何回連続で負けていますか?」
飯伏「いや、お前なにしに来たんだよ」
ジェイ「(※飯伏を無視して)史上初、権利証を奪われた選手ということで恥じているのでしょうか?そして、後悔などあるのでしょうか?」
飯伏「恥ずかしくもないし、後悔もありません」
ジェイ「これは2人に質問です。どうしてあなたたち2人はそんなにダサイんですか?そしてジェイ・ホワイトはどうしてこんなにイケてるんでしょうか」(ジェイは質問するだけして答えを聞かずに去っていった)

1月5日 第2試合


▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/鈴木軍】エル・デスペラード/金丸義信
vs
田口隆祐/マスター・ワト
※王者組は2度目の防衛戦


マスター・ワト
「1月5日、東京ドームで鈴木軍の2人から3カウントを獲って、決着をちゃんと付けてからこのIWGPジュニアタッグのベルトを足がかりに、このベルトを足がかりにさらなる頂点を目指したいと思います」

田口隆祐
「こう仕切られた所で、こう並んでると、なんか一蘭でラーメンを食べてるような感じですね。どうも、田口隆祐です。こう4人並んで、一蘭でラーメンを食べている感じで、まあ話をしてるわけですけども、まあ、我々、私たちはチャンピオンチームにですね、タッグリーグで勝っておりますのでね。これはすごい我々の自信になってます。で、BOSJでそれぞれデスペラード選手にシングルで勝ってますし、昨日、一昨日もですね、6人タッグでしたけども、それぞれが金丸選手から3カウントしっかり獲ってますんで。自信をですね、さらに深めてタイトルマッチに臨めるかなと思ってます。そうですねー、自信しかないですねー、ハイ。ちょっと何回シミュレーションしてもですね、私たちが勝つシーンしか思い浮かばないというのが正直なところです。……えー、ただちょっと、さっき内藤選手が『やる前から負けることを考える馬鹿がいるか』と言ってましたけども、1つ気になる点があるとすれば、 私が最近趣味でやっておりますタロット占いでですね、何回やってもこのまま私たちが勝つというカードが出てこないというところですね。これが唯一気になっているところではあります。ですので、勝てばワト選手のグランドマスターへの道の第1歩となりますし、万 が一負けることがあれば、これは『当たるタロット占い』ということで、タロットマスターとしての第1歩が開かれるかなと思っております。もし負けた場合は、今色々時間がありますんで、有料鑑定でタロット占いをやって、ちょっと副業としてね。色々苦しいところがありますんで。少し副業としてやっていこうかなと。どっちに転んでも、勝っても負けても、グランドマスター、それからタロットマスター……まあ、どっちに転んでもいいかなというふうに、私は考えておりますけども。まあ今後の第1歩、ファンの皆様には『どうなるのか』と、私たちの今後をね、占う意味でも大事な一戦になると思いますんで。まあ、タロットだけに、今後を占うというね、ことになりますんで、この試合はね。しっかりやっていきたいと思います。ありがとうございました」

エル・デスペラード
「一蘭でラーメンを食ったことがないから、俺こういうスタイルが一蘭かどうかっていうのは、俺は残念ながら分からないんだけどぉ」

田口「こういうスタイルなんですよ。これ、お店の側から見てる感じで、皆さんが見ていただいてますねえ、ええ」
デスペラード「これどっからラーメンが出てくんの?」
田口「ここ、向こう側から出て、こう、のれんがあって」
デスペラード「おう」
田口「(机上に置かれた)ベルトのあたりから、こう、すーっとラーメンが差し出されんですね。これが一蘭のスタイルでございます」
デスペラード「分かった。分かった。よし。まぁ、田口はいいやこれで。ワト、俺はお前のことが正直、大ッ嫌いだ。対戦相手として相性がどうとかこうとかじゃなくて、お前のセリフには1個も感情を感じない。『ヤらせろ!ヤらせろ!』つって盛りのついた中学生みたいなことばっかり言ってるけど、お前ホントに『ヤらせろ』なんて思ってねえだろ?」
ワト「やる気しかねえよ(小声で)」
デスペラード「ああ?!」
ワト「やる気しか、ねえんだよ」
デスペラード「……な?ほら、どこにも感情が乗ってないだろ?俺はウソツキ大っ嫌いなんだよ」
ワト「一言も嘘なんかついてねえ」
デスペラード「あー」
ワト「やる気しか」
デスペラード「あぁ、分かった分かった。じゃあ、100歩譲って、今ここでお前にはやる気しかないのかもしれないけど、俺たちが昨日リングに上がる前に、お前がリング上から言ってた言葉、自分で覚えてるか?まぁ、多分興奮して頭ん中まっかっかになってるだろうから、 覚えてないかもしれない。だけど、俺はちょっとムカついたから覚えてんだけど『今すぐやらせろ。ここでやらせろ』つってたんだよ。それに関してはお前、絶対嘘だよな?だって、東京ドームで試合ができる、タイトルマッチができるっていうチャンスを棒に振って、後楽園で『今すぐやらせろ』って。6人いるのに『タッグのチャンピオンシップやらせろ』って。後先考えない奴がその場のノリだけで感情も乗せないで喋ってるとこういうことになるんだよ。後楽園のお客は喜ぶだろうよ。そう言われてさ。『あ、ここでタイトルマッチが見れるかもしれない』って。そのオチはどにに付けるんだよ。見れないんだぞ?考えて喋れや。 な?お前が馬鹿なのかどうかっつうのは俺は分からないし、仮に馬鹿だったとして、馬鹿に馬鹿である責任を取れというのは不可能なので、俺はそこは追及しない。まあ、お前が馬鹿 なのか馬鹿じゃないのかは知らないし、これからのお前次第だとは思うが。だから、しゃべるんだったら、考えてから喋ってくれ。オーケィ?……質問されたら返事くらいしろよ」

ワト「…………。」

デスペラード「はぁ~。はい、OK。よし。えーと、あとね、もう1個頭に来てんのはね、このベルトをを獲って『第1歩』とか『足掛かり』とか、そういうことを言ったけど、ベルトである以上、チャンピオンシップのタイトルホルダーなんだよ、俺たちは。な?このタイトルを、『足掛かり』とかそういう位置づけにするな。獲れてもいない奴が。そういう部分ぜぇ~んぶ引っくるめて、俺はお前のことが大ッ嫌いだ。それ~にっ?2021年に関して言えば、俺はホントは将来のこととか未来的なこと、展望を言うのはホントは得意じゃないし、言うべきじゃないとも思っているんだが、もう俺はスーパージュニアのことも見てるし、シングルのタイトルのことも見てる。これから続くであろう俺とノブさんのタッグの防衛戦、2回、3回、4回、 5回……何回防衛できるか。その記録自体伸ばす気しかないんだよ。な?だから、テメーらなんぞにかまけてる暇、ホントは無いんだが、他の挑戦チームが大したものがなく、声も上がってこない。しょうがないからお前らとやってやるんだ。そうじゃないと俺たちが東京ドームっていうでっかいところで試合をするチャンスを棒に振ることになる。ただそれだけのために選ばれた。それだけなんだ、お前たちは。 (※田口が心に染みたような表情で大げさに何度もうなずくのを見て)やりにくいなお前。これぐらい議虚になれお前。挑戦者だろうが」

ワト「まあ、すべては東京ドームで結果を出してやるよ」
デスペラード「ノブさんが喋ってねぇんだよ締めんなよ」


(※ここで田口がワトに耳打ちし、ワトがその通りに喋り始める)
ワト「ありがとうございます」
デスペラード「耳打ちされたことそのまま言うなよお前……。ノブさん喋りづらいだろ、お前よ」
ワト「以後、気をつけます」
デスペラード「……俺はいいよ、もう」

金丸義信
「後楽園で、この間負けて。まあ、アイツらに負けようが勝とうが俺から言ったらどうでもいい話で。おう、それよりよ、おい。占いがどうのこうの言ってるけどよ、おい田口。お前にはよ、また違った感情があんだよ。お前なんだよ、昨日のアレ(※前日の試合での田口の金的蹴りからの丸め込み勝利)。お前、1 個どっかいっちゃったじゃねぇかよ」

デスペラード「えっ?!マジっすか?!」
金丸「お前オイ。お前次、覚えとけよオイ」

田口「今日、後楽園で試合あるんで探しときます!ハイ!もし見つけた方がいらっしゃいましたら、お近くの交番・警察に届けて下さい。よろしくお願いします!ハイ!もしくは近くの係員の方に、今日後楽園にいらっしゃるお客様がいらっしゃいましたらね、近くの係員の方にお渡し下さい。私が最終的には責任を持って金丸様にお戻し致しますのでよろしくお願いいたします」
金丸「どうでもいいこと喋りすぎだよ」
田口「ちゃんとコロナ対策でしっかりして、アルコールで消毒してお返し致します。責任を持ってやらせていただこうと思っておりますので。大切な……ね?モノですから……」
金丸「もういいんだよお前」
田口「もういいですか?!」
金丸「もういいよ。ふふっ(笑) それとタイトルマッチ、オイ。奥の青髪)。お前次第だからな?しっかりしろぉ?」
ワト「まあ、俺たちタッグチーム、お前ら2人には勝ってるからな。余裕をもって3カウント獲りに行かせていただきますよ

1月5日 第3試合


▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者/L.I.J】鷹木信悟
vs
【挑戦者/THE EMPIRE】ジェフ・コブ
※鷹木は初防衛戦

ジェフ・コブ
「たくさんの人に、THE EMPIRE加入直後には、『なぜこのような決断をしたのか』ということを、たくさん何度も聞かれた。しかし、今日はまだ誰にも聞かれていない。なにが起こったのか、鷹木信悟の前で、そしてみんなの前で、話をしたいと思う。あの今までずっと笑顔だった“ゴキゲン・ジェフ・コブ”はどこに行ったのか、なにをしているのか。そして、あのジェフ・コブは俺になにをしてくれたのか。……いや、なにもしてくれなかったんだ。2年という長きに渡り、俺はずっと苦しい思いをして、そして、どこにも行けない悲しみを抱えていた。本来だったらそのベルトをマディソン・スクエア・ガーデンで獲りたかったけれども、それも叶うことはなかった。そういった中、以前のジェフ・コブは友人にも裏切られ、利用され、底辺に落ちていった。G1でもいい試合をした。しかし自分がどれだけなにをしても、話題に挙がるのは鷹木信悟ばかり。底辺から弾けて、そして俺は生まれ変わったんだ。家族も、友人も、大切にしていた人も、すべてを捨てて、俺は新しいジェフ・コブに生まれ変わった。かつて俺が涙を流しているのを見た人がいるならば、それは悲しみの涙ではなく、怒りと苛立ちによって流された涙だ。今の俺を見てくれ。そして鷹木信悟、お前のその涙というのは、俺に対する恐れではないのかな?なぜなら1月5日はお前のすべてが終わる日になるからだ。お前は死ぬ覚悟ができているのか?」

鷹木信悟
「ジェフ、THE EMPIREに入るとどいつもこいつも話がなげーな!こういうのはな、短く簡潔に話すんだよ。俺が見本を見せてやるからよく見とけよ。おい、通約してやれ(※コブに通訳が為され、鷹木が再び話し始める)まず初めに、俺が新日本に上がり出して2年3ヶ月。シングルの王者として初めて東京ドームの花道を歩けることを、素直に嬉しく思う。まあ隣にいるジェフ・コブに関しては……まあ、色々思うことあるよ、うん。俺は彼に対してはコンプレックスもたくさんあるし。身長は変わらなくても力も桁外れだしな。まあ彼とは偶然にも同い年で、まあハッキリ言えることは同世代の中では間違いなく、ジェフはナンバーワ のモンスター、怪物だろう。俺はね、こいつにはね、いいとこなんにもねえんだよ。初対決したロスでも相手にされてなかったし、去年のG1でも負けた。今年のG1でも負けた。タッグリーグでも負けた。武道館でも恥をかき、昨日の後楽園でも恥をかいた。このまま年を越すのはな、俺は腹が立って仕方がねえんだよ。だが、すべては1・5東京ドームで晴らしたいと思う。こいつには中途半端な技やパワーは通用しないと思う。すべての魂を、俺はこいつにぶつけたいと思う。『1・5スープレックス・パーティー in東京ドーム』。俺は敢えてジェフ・コブの土俵に上がる!そしてランペイジ・ドラゴンのごとく暴れ狂って、必ずこのNEVERのベルトを守ってみせる。最終的には俺が勝って、このベルトを手にドームのてっぺんをめがけて拳を上げてやろう。いいかジェフ!コメントってのはこれぐらい短く簡潔に話すんだ!」

1月5日 第4試合


▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
[L.I.J]SANADA
vs
[BULLET CLUB]EVIL

EVIL
「SANADAァ、オメーみてえな邪魔者はよ、徹底的に漬してやるよ。東京ドームでなァ……」

SANADA
「そもそも、今年のG1で完壁に3カウントを獲っているんですけど、どうも彼は納得してないようなので、ここは敢えて東京ドームという大きな舞台で『何度やっても一緒だよ』と いうのを分からせてやります。あと、腐ってもEVILは元二冠チャンピオンなので、元二冠チャンピオンに連勝すれば、タイトル挑戦の資格は生まれると思うので、結果、残します」

 両者がコメントを終え、2人横に並んで記念撮影を行おうとするが、ここで突如会場にデック東郷が駆け込んできてSANADAに首を背後からスポイラーズチョーカーで絞め上げる。
 不意を突かれたSANADAがグロッキー状態となると、EVILはその様子をニヤニヤしながら見守り、東郷とウルフパックを合わせて去っていった。

1月5日 第5試合


▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/BULLET CLUB】石森太二
vs
【挑戦者】X(1月4日に行われる高橋ヒロムvsエル・ファンタズモ戦の勝者)

石森太二
「1・4は、BOSJ優勝者とSJC優勝者……つまり!今年のジュニアの覇者が決まる。そして!1・5で、この俺のベルトに挑んでくる。『俺は誰が相手でもこのベルトを絶対!守ってみせるっ!』……なんて、ありきたりなこと考えてねーよ。ヒロムファンには悪いが、1・4は、俺のパートナー、ファンタズモが勝つよ。間違いなく。それで1・5は俺とファンタズモでBULLET Jr.スペシャルマッチだ!ジェイやその他のメンバーもやってくれるだろうし。来年の東京ドームは、BULLET CLUBのお祭りだなぁっ!……確か、今年のドームはロスインゴのファンが最後『ハ・ポン!』って言えなくて、怒り狂って帰っていったなぁ!ワッハハハ!(笑)来年も新年早々、怒らせてわり~なぁ!(笑)。それとも、こうやってた手が(内藤の目を見開くポーズ)、こぉ~やって(ウルフパックポーズ)帰ってるかもな!フハハハ!(笑)東京ドーム、楽しみにしてるよ!」

1月5日 第6試合


▼IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合 60分1本勝負
【IWGPヘビー級&IWGP IC王者】X(1月4日の内藤哲也vs飯伏幸太戦の勝者)
vs
【挑戦者/挑戦権利証保持者/BULLET CLUB】ジェイ・ホワイト

 先程の内藤vs飯伏戦の会見に乱入したジェイだが、自身の試合に向けて再登場。現れるなり入り口で控えていたヤングライオンの辻陽太を呼びつける。

ジェイ「みんな、ご無沙汰しておりました。おい、辻!」
辻「!? はいっ!」
ジェイ「こっちに来い」
辻「はい……」
ジェイ「俺だけここに1人で座ってるのも変な話だからな。(※会場スタッフへ)オイ!彼にも椅子を持ってきてくれ!」
(※辻が恐縮しながら隣に着席)
ジェイ「一つ忘れていたから言っておきたいことがある。権利証のブリーフケースだが、無事に新しい自分専用のものを手に入れることができた。ここで1つ要求がある。俺の東京ドームの試合では、レフリーはレッドシューズ海野に裁かせるのはやめろ。みんな分かると思うが、大阪の俺の試合でレフリーをやった背の低い男(マーティー浅見)にレフリーをやってほしい。なぜなら、レッドシューズには毎回嫌な思いをさせられているからな。後楽園のときにも5カウントくらいしていたはずなのに、それを見ていなかったようなフリをした。レフリーに関してはよろしくな。そして、俺の試合は1・5、すなわち『WRESTLE KINGDOM』の2日目に控えているが、このIWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルWタイトルマッチは、俺にみんなが向かってくるという試合のはずなのに、なぜか1夜目の内藤vs飯伏の方が注目されている気がする。なにかあの2人の1戦が大切なものであるというようなフリをするのはもうやめてくれないか。どっちにしろ、アイツらは勝ち上がってきたって翌日俺に負けるんだから、あの2人の試合が大切であるという誤魔化しをするのはもうやめろ。日本語の通訳が入ると思うが、もし内藤がスペイン語の方がいいって言うならスペイン語の通訳を付けるなりしてしっかりとあの2人に理解させろ。今日は質疑応答がないのはさっき聞いたが、ありがちな『よくある質問』ってやつにちょっと自分で答えてみよう」

(※ジェイがボソボソと何度もどもりながら質問するよくいる記者役をやってから自分で答える自問自答を開始)

――ジェイ「内藤選手と飯伏選手の勝者があなたと対戦することになりますが、自信のほどは」
ジェイ「どっちだっていいさ。俺は飯伏に3回も勝っている。内藤にだって何度も勝ってる。だから本当に心の底からどっちが対戦相手だろうと関係ないよ」

――ジェイ「2人の 1・4の試合結果は想定内でしょうか?」
ジェイ「あの2人が闘ってどっちが勝とうが負けようが関係ないよ。なぜなら1・5で2つのベルトを獲るのはこの俺なんだから」

――ジェイ「あなたが挑戦権利証を獲得したいきさつをあまりよろしくないと言ってるファンがたくさんいますが、それについてはどう思いますか」
ジェイ「レフリーが3カウントを叩いたんだから俺の勝ち。その事実に何ら変わりはない。ファンの声がどうであろうと、リングの中で起こったことがすべての事実だ。だから俺の勝利だし、ファンがどう思おうが関係ない。じゃあ、辻に聞いてみよう」


(※ジェイがインタビュワー役で辻にマイクを向ける)
――ジェイ「飯伏と内藤のどっちが勝つと思う?仮に飯伏が勝ったとして、勝つのは俺と飯伏のどっちだと思う?」
辻「……ジェイ・ホワイトです」
ジェイ「Yeah!グッジョブ、辻!(笑)」

――ジェイ「じゃあ内藤が勝ち上がったとして、勝つのは俺と内藤のどっちだ?」
辻「……ジェイ・ホワイト」
ジェイ「Yeah!グッジョブグッジョ~ブ!辻ぃ~!(笑)」

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