ジャガー横田がWWE行きを控える愛弟子・Sareeeと対戦し笑顔!「私を狙ってほしかった」

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 17日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.8』が行われ、ジャガー横田が愛弟子・Sareeeと対戦しエールを贈った。

 Sareeeは24歳という若さでWWE入団が決定し、今年2月29日をもって所属団体であったワールド女子プロレスディアナを退団。そのまま渡米を予定していたが、新型コロナウイルスの蔓延により渡航禁止に。WWEとの契約上日本で試合をすることもできずに半年以上の時が過ぎ、異例の措置で日本での試合出場が可能となっている。
 そしてSareeeは初代タイガーマスクのストロングスタイルの魂、そして初代タイガーマスクのチャリティーにかける思いに賛同し、「初代タイガーマスクの魂を受け継いでアメリカで広めたい」と請願し、先月9日の神田明神ホール大会にて佐山サトルからその精神の伝承を示す虎のマスクを授与される。そして先月27日のSEAdLINNNG新木場大会では世志琥とのタッグ“鬼に金棒”でSEAdLINNNG BEYOND THE SEA TAG TEAM 王座を戴冠するなど、渡米前に国内で着実に実績を重ねている。

 この日はSareee&世志琥vsジャガー横田&山下りなのタッグマッチで対戦。このカードが決まった際にSareeeは「人間としてもプロレスラーとしても尊敬するジャガーさんに女子プロレスの“今”を見せる」と意気込んでおり、これを受けたジャガーは自信と愛情の両方の気持ちを込めて「私から3カウント獲るべきだと思います」と語るなど、国内ではラストとなるかもしれない師弟対決に注目が集まっていた。

 女子プロ界屈指のパワーファイターである世志琥と山下が真っ向からショルダータックルやラリアットでぶつかり合っていく中、ジャガーはSareeeをパイルドライバーで脳天から突き刺し、エプロンから場外へ飛ぶウルトラタイガードロップや、大一番にしか見せない雪崩式フランケンシュタイナーも解禁して攻め立てていく。
 Sareeeも意地を見せてフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドやウラカン・ラナで反撃していき、得意のジャーマン・スープレックスも披露。アシストを受けた世志琥が奮闘し、最後はトップロープからのダイビングセントーンで山下から3カウント。

 試合を終えたジャガーは「やっぱり勢いがあるから何も怖くないでしょ、彼女たちは。そこは自分を思い起こして『そういう時期があったな』と。何でも可能にしてしまうんですよ。その勢いってものを今日対戦して感じたし、その2人と闘えたことを本当に幸せ思います。いい記念になったと思います。(雪崩式フランケンシュタイナーは)滅多に出さないんですけど、気持ちが引いちゃったら勝てないので。旬な相手でもあるので、勝ちを意識したいなと思ったので、出た技だと思います。でも、通用しないんですね。勢いのある人には通用しなかった。勢いでは敵わないからそれ以外の引き出しっていうものが私の強みだと思ってるから。彼女たちが戦いを通してちょっとでも間とか、感覚とか、そういうものを感じ取ってくれたらそれはそれで嬉しい」と笑顔。
 そして最後は「私を狙ってほしかったですけどね(笑)」と語り、次回の師弟対決への期待をもたせた。

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