【試合詳細】10・21 OSW新木場大会 ミラクルマン&越中詩郎vsくいしんぼう仮面&入江茂弘 【OSW認定覆面世界一選手権】田中稔vs歌のお兄さん 宇宙銀河アンドロスvs三ツ木マウスvsがばいじいちゃん

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『OSW&BERSERKER Trevian Night』
日程:2020年10月21日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:98人

▼BERSERKER シングルマッチ 30分1本勝負
○井上雅央(フリー)
9分15秒 サムソンクラッチ
●洞口義浩(フリー)

▼BERSERKER タッグマッチ 30分1本勝負
政宗(フリー)/○CHANGO(フリー)
12分36秒 トラースキック→片エビ固め
クワイエット・ストーム(フリー)/●後藤恵介(フリー)

▼BERSERKER シングルマッチ 30分1本勝負
○鈴木鼓太郎(フリー)
10分49秒 ブルーディスティニー→体固め
●瀧澤晃頼(フリー)

▼OSW認定覆面世界一王座次期挑戦者決定3WAYマッチ 時間無制限1本勝負
▲宇宙銀河アンドロス
5分5秒 三者リングアウト
▲三ツ木マウス、▲がばいじいちゃん

▼再試合
○がばいじいちゃん
9分55秒 2人まとめて首固め
●宇宙銀河アンドロス、●三ツ木マウス
※がばいじいちゃんが覆面世界一選手権次期挑戦者となる。

▼OSW認定覆面世界一選手権試合 時間無制限1本勝負
【第5代王者】○田中稔(フリー)
14分56秒 グラウンドコブラ
【挑戦者】●歌のお兄さん
※第5代王者・田中稔が初防衛に成功。

▼オッサンスタイルvsオオサカスタイル スペシャルタッグマッチ 時間無制限1本勝負
ミラクルマン/○越中詩郎(フリー)
11分22秒 ダイビング・ヒップアタック→体固め
●くいしんぼう仮面(フリー)/入江茂弘(フリー)

ミラクルマンvsくいしんぼう仮面の世界観に越中詩郎が感化?!正体不明ナゾの覆面レスラー・田中稔が歌のおにいさん相手に王座防衛!がばいじいちゃんが壮絶死闘を制して王座当選券獲得!

オープニング

OSW秋のビッグマッチが新木場で開催。若手を中心としたブランドBERSERKER3試合、OSW3試合がおこなわれた。
吉野恵悟レフェリーの前説中に恒例のミラクルマンが徘徊からリングイン。次回11.18新木場大会の告知をおこなっていると、ミラクルマンが客席にいたマリ卍&勝愛実を発見。2人は先日PURE-Jを退団しフリーとなり、プライベートで観戦に来ていた。ミラクルマンが「こっちおいで」とリング上に呼び込み2人が挨拶。ミラクルマンは「来月の18日ヒマ? 」「11月18日、ちょっと時間ある? 」「ヒマなら出たらよろしい」と街頭スカウトのように勧誘。2人はスケジュールは開いてるとのことで、主催のヴィーナス・トウキョウ佐藤社長が許可。11.18新木場の参戦が決定した。

第1試合


序盤、雅央がスリーパーで洞口を締め上げる。洞口は振り払ってタックルにいくも、再びカウンターのスリーパーで捕獲しスタミナを奪っていく。雅央はコーナーに連れていくと顔かきむしり。対角に振り、串刺しラリアットを狙うが、洞口はフロントキックからロープに走って「マサオ!」と叫びフロント・ハイキック。雅央のラリアットをかわしてソバットからジョン・ウー、串刺しフロント・ハイキック、ブレーンバスターと畳み掛ける。しかし洞口の攻撃をしのいだ雅央はオリャーラリアットからミリオンダラーバスターへ。ブレーンバスターを狙うところを洞口はスモールパッケージで丸め込み、延髄斬りから得意のジャーマンを狙うが、雅央は待ってましたとばかりにがサムソンクラッチで丸め込んだ。

第2試合


TTT10.10新木場大会で誤爆から仲間割れをおこし若手に金星を与えてしまった政宗&CHANGO 。チームワークに不安を残す両者はストームとBERERESKER・後藤のヘビー級コンビと対戦。
政宗と後藤が先発。ヘッドロックからヘッドシザースと基本的な攻防を見せる。お互いストームとCHANGOにタッチ。CHANGOはタックルを連発するも、ストームはびくともしない。CHANGOは「よく倒れなかったな!今日のところは引き分けだ!」と政宗にタッチをしようとするが、ストームは髪を引っ張りタッチを阻止してタックルからデボィースラム。代った後藤もボディースラムからエルボードロップ、スリーパー。しかし、CHANGOは指をかんで脱出し政宗にタッチ。
政宗はCHANGOに後藤をロープ側に倒すよう指示するがCHANGOはリング中央に後藤をセット。政宗は「ここだよ」と自分でロープ側にセットし直してトペ・アトミコ。しかしその後はタッチワークを駆使して後頭の腕に狙いを絞る。
CHANGOからタッチを受けた政宗はコーナーに上って腕への攻撃を狙うが、CHANGOは無視してリング中央に後藤を投げる。CHANGOが「合体ラリアットいきましょう」と後藤をロープに振るが今度は政宗が無視して1人でドロップキック。2人が揉め始めると後藤はタックルで2人を吹き飛ばしストームにタッチする。
ストームは2人をタックル、コーナースプラッシュで叩きつけ、政宗&CHANGOを2人まとめてブレーンバスターで投げ捨てる。終盤、CHANGOがエプロンから後藤を背後から捕まえると政宗に攻撃を促す。しかしストームが排除。後藤が背中のCHANGOをリング内に引き摺り込み、コーナーに振り後藤が串刺しエルボー、ストームが串刺しラリアットへ。そして後藤がトドメのラリアットを見舞う。政宗がなんとかカットに入る。後藤とストームがサンドイッチラリアットを狙うが、CHANGOが回避して誤爆。政宗がストームをドロップキックで排除し、後藤を捕まえるとCHANGOがトラースキックを見舞う。政宗がバックを取りCHANGOに攻撃を促す。突進を交わす後藤。するとなぜかCHANGOは政宗に前方回転エビ固めをしかける。しかし、そのまま反動で戻される形となった政宗は後藤をすくい投げのような形で後方に投げ捨てるとCHANGOが再びトラースキック。そのまま覆いかぶさり3カウント。チームワークが良いのか悪いのか…しかし最後は流れるようなコンビネーションで勝利を掴んだ。

第3試合


鼓太郎はGHCジュニアのベルトを巻いて入場。瀧澤がコルバタを決めると鼓太郎はリング外にエスケープ。鼓太郎はリングに戻ると、ボディーへのエルボーからキチンシンク、ボディーシザースと腹部へ攻撃を集中する。瀧澤はエルボー合戦を試みるもボディーエルボー、腹部へのニードロップ、セントーンと執ようにボディーを攻められる。
瀧澤はドロップキックでようやく反撃へ。バイシクルキックを打ち込む。鼓太郎はロープに振られるもハンドスプリング・エルボー、コーナーに振り串刺しジャンピング・ニーからファンネル。ブルーデスティニーの体勢に入るが、体を揺さぶり回避した瀧澤は低空延髄斬りからスワンダイブ攻撃を狙う。しかしボディはのエルボーで迎撃した鼓太郎は再びカウンターのキチンシンク。
瀧澤は丸めこみで反撃を狙うが、鼓太郎は抱えあげてのストマックブロックからエルボー。カウント2で返す瀧澤だったが、最後はブルーデスティニーで3カウント。鼓太郎は倒れている瀧澤の手をとり握手をして無言で退場していった。

第4試合


三ツ木マウスがOSW(オリエンタルランド・スタイル・レスリング)、宇宙銀河戦士アンドロスのOSW(オッサン・スタイル・レスリング)、がばいじいちゃんのOSW(オジイチャン・スタイル・レスリング)、どのOSWが一番強いのか?そして勝利した者が覆面世界一王座の次期挑戦者だ、と提唱し当初の3WAYマッチが次期挑戦者決定戦になることになった。
3人ともあまりにも入場が長すぎ(約10分)、吉野レフェリーが「長いわ!」と突っ込む。そこに追い討ちをかけるようにアンドロスは「みんなに大事な話がある」といつものタメになる話を始める。今回のテーマは納豆菌。延々と納豆菌について語り続ける中、がばいじいちゃんは場内を徘徊し、マリ卍、勝愛実の隣に座り込み、三ツ木マウスは観客とあっち向いてホイを繰り広げる。アンドロスが約5分喋り続け、ようやく試合開始。
三ツ木マウスとアンドロスが謎のロープワークを繰り返す中、がばいじいちゃんがリング中央をゆっくりと歩き続ける。三ツ木マウスとアンドロスががばいじいちゃんをコーナーに固定し串刺し攻撃を狙うも、杖で迎撃。杖は身体の一部として認められている。がばいじいちゃんがアンドロスの手をとりロープ渡り。しかし三ツ木マウスに杖を取り上げられ落下し股間を痛打。股間をさすりながら花道奥に歩いていく。
アンドロスが三ツ木マウスにトペを狙うが、恒例のロープに跳ね返されて失敗し反対側まで転げ落ちる。三ツ木マウスは再び観客とあっち向いてホイを繰り返し、リング上に誰もおらずレフェリーがカウントを数える。すると花道とリングの間の隙間に3選手ともハマってしまい抜け出せなくなり3者リングアウト。
吉野レフェリーが「次期挑戦者決定戦だからやり直し。もう1回!」と再試合に。

<再試合>
再び三ツ木マウスとアンドロスがロープワークする中、がばいじいちゃんがゆっくりと歩き続ける。がばいじいちゃんが杖で足を引っ掛ける。アンドロスと三ツ木マウスがロープに振ると、がばいじいちゃんが突然、高速ロープワークからドロップキック。長いアピールの後、パワーボムを狙うが腰を痛めて倒れる。三ツ木マウスがイスを持ち出す。アンドロスと奪い合いになるが、それを阻止した吉野レフェリーに誤爆。三ツ木マウスはイスをアンドロスに手渡すと、殴られたフリをして自らロープに引っかかり逆さ吊りに。がばいじいちゃんはコーナーでトップロープに杖をセットし首を引っ掛け首吊りの状態に。それを見たアンドロスはイスを顔の上に置いてダウン。吉野レフェリーが目覚めると、3選手の体勢を見て驚く。3選手はそれぞれ自分が被害者だとばかりに相手の反則を主張するも、リプレイ検証がおこなわれることに。
リング上での出来事を3選手によるスローリプレイにより再現され、イス取りゲームがおこなわれていたことになるも、全員の自演が発覚。最後はがばいじいちゃんが2人に杖を投げ渡し、フライングメイヤーとヘッドシザースの要領で2人同時に丸め込んで3カウントを奪った。覆面世界一選手権への次期挑戦者はがばいじいちゃんに決定した。

第5試合


OSW登場後、無敗の快進撃を続ける歌のお兄さん(以下、歌おに)。試合中にマスクを脱いだり、歌ったり、対戦相手にも歌わせたりと自由奔放な闘いで相手を翻弄している。田中は「正体不明ナゾの覆面レスラー・田中稔」として、赤と黒のマスクを着用し正真正銘のマスクマンとして登場。
歌おにはかっこいい覆面姿の田中を見ると、「とても勝ち目がない」「歌の力があれば田中以上の力が発揮でき」「普通にやると5秒で終わる」と楽曲の使用を認めてくれるようマイクアピール。田中がうなずいたため、歌おにのみ楽曲使用が可能な特別ルールでおこなわれることに。
歌おにが田中に挨拶パフォーマンスをさせようとすると、「恥ずかしいことさせるんじゃねえ!」と鋭いローキック。歌おには意外にも田中とルチャの攻防をみせる。続いてグーチョキパーの歌を利用し「グー」でダブルナックルを狙うが田中がガード。続いて「チョキ」のダブルサミングを狙うが、田中はこれもガード。ならばと「パー」で首を絞める。レフェリーに注意されていると田中はセカンドロープに登りドロップキックからお返しの首絞め。田中が片逆エビ固めで絞り上げると、場内に「負けないで」が流れだし、歌おには歌の力を利用してロープエスケープ。田中がブレーンバスターを狙うが歌おには歌の力で踏ん張る。逆にリバースで投げ返そうとするが、田中は踏ん張り高速ブレーンバスターで投げる。すると瞬間に音楽が止まった。
田中がロープに走ると歌おにはフライング・クロスチョップを放つ。今度は「スカイハイ」が流れ、歌おに華麗なフライング・クロスチョップから、ダイビング・ボディーアタック。調子に乗った歌おには「次の曲!」と音楽を要求するが音楽が流れない。「なんでもいいから!」と慌てる歌おに。すると流れ出したのは「ミラクルマン」の入場曲だった。動揺した歌おにはカンチョー攻撃を狙うがかわされ音楽も止まってしまう。
田中は「鈴木!」と叫びながらダブル・フットスタンプ。歌おには自らマスクを脱いで田中に投げ渡すと、驚いた田中に丸めこみから「お兄さんパンチ」、「お兄さんバスター」と叫びながら技を繰り出す。そしてコーナー最上段からのスプラッシュを発射。かわした田中はジャンピング・ハイキック。そしてセカンドロープからのダイビング・ダブルフットスタンプ。田中はフィニッシュを狙ってコーナートップに登ると、歌おには「待ってください!」とマイクを要求。「オレはもう虫の息だ。マイクしか持てねえ。だからオレの男として、いやマスクマンとしてのお願いを聞いてください。オレをマスクマン、歌のお兄さんとして負けさせてください。お願いします!」と要求。
暗転の中「たしかなこと」が流れ、田中は歌おにマスクをかぶせるとスプラッシュを狙う。しかし、歌おにはかわしてスモールパッケージ、逆さ押さえ込みと丸めこみを連発。しかし田中がグラウンドコブラで捕獲し3カウント。

第6試合


ミラクルマンのオッサン・スタイル・レスリングvsくいしんぼう仮面のオオサカ・スタイル・レスリングのどっちが楽しいかを決めるエンドレスな抗争。くいしんぼう仮面のパートナー公募に反応したのは子供の頃、大阪プロレスが主催するプロレス教室に通っていた#STRONGHEARTSの入江茂弘。ミラクルマンは昨年11月にシングルで対戦した越中詩郎に参戦を直談判し、快諾を得た。果たしてどんな楽しい試合が繰り広げられるのか?
くいしんぼうとミラクルマンが先発。白、緑、赤を基調としたニューコスチュームに身を包んだミラクルマンは「メキシコに行きたい」と語り出す。くいしんぼう仮面は「メキシコに行くならルチャができないと。ルチャリブレいくぞ!」と手拍子をあおり、ルチャの攻防を見せる。
続いて入江と越中。入江がタックルも、越中がカウンターのジャンピング・ヒップアタックからチンロックへ。入江はバックエルボーからロープの反動使ってスプラッシュを見舞う。
ミラクルマンとくいしんぼう仮面はチョップの打ち合いから、ミラクルマンが足を踏みつけてカンチョー攻撃。スリーパーを決め、くいしんぼう仮面は危うく落とされかける。
くいしんぼう仮面は「心折れへんぞ! かかってこいやー! 来い!」とボディーにエルボーを打ち込むポージング、魅惑のエルボーだ。さらに、くいしんぼう仮面はローキックを受けるとバービックポーズ。ミラクルマンもくいしんぼう仮面にローキックされバービック。入江もミラクルマンに蹴られバービッグ。バービックが伝染する中、3人が越中の方を向く。くいしんぼう仮面が手招きし観客の手拍子を受けて越中がリングイン。くいしんぼう仮面がローキックをするも、越中はノーリアクション。するとくいしんぼう仮面は手本を見せるかのように吉野レフェリーへローキックを見舞うと吉野レフェリーもバービック。くいしんぼう仮面が再び越中にローキック。ようやく越中もかなり控えめなバービックに大きな拍手が巻き起こる。
ミラクルマンと入江がチョップ合戦。ミラクルマンが足を踏み入江が後ろを向くとカンチョー攻撃。ロープに走ったミラクルマンに入江はブラックホールスラム。ヒップドロップは寸前でミラクルマンが回避。ケツにダメージを負った入江にミラクルマンはカニ挟みからカンチョー攻撃。ミラクルマンがセカンドロープからムーンサルトを発射。しかし入江はかわして強烈なキャノンボールを放つ。カバーするが越中がカット。入江がロープに走ると越中はカウンターのヒップアタック。くいしんぼう仮面が助けに入るがカウンターのヒップアタックで蹴散らす。パワーボムで持ち上げようとするがをくいしんぼう仮面は堪える。そこにミラクルマンのカンチョーでアシスト。越中はロープに走りジャンピング・ヒップアタックからコーナーに登ってダイビングヒップアタック3カウントを奪い、オッサン・スタイルが勝利した。
先に退場しようとする越中を、入江とくいしんぼう仮面が花道で奇襲しイスに座らせ、「神輿」状態に。わけのわからない越中を担ぎ上げ「神輿やないねんから〜」とくいしんぼう仮面が叫びながらバックステージへと消えていった。

試合後、入江は次回11.18新木場は全日本プロレスの最強タッグが開幕するので参戦は不可能だが、今後の継続参戦を熱望した。
くいしんぼう仮面は11.18新木場に新たなオオサカプロレスからの刺客投入を予告。
ミラクルマンのオッサン・スタイル・レスリングvsくいしんぼう仮面のオオサカ・スタイル・レスリングのどっちが楽しいかを決める抗争はまだまだ続く。

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