ガンプロ1年10カ月ぶりの後楽園大会のメインで“熱き男”今成夢人が敗北も、パートナー大谷晋二郎がエール送った!

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 DDTグループのガンバレ☆プロレスが6日、1年10カ月ぶり3度目となる、“聖地”東京・後楽園ホールでの大会「コロブロック presents BAD COMMUNICATION 2020」を開催。メインイベントでは、“熱き男”今成夢人が大谷晋二郎(ZERO1)とのホットジャパンで出陣も、元アジアタッグ王者でチームドリフの石井慧介、入江茂弘(ストロングハーツ)組に敗退。それでも、大谷は今成にエールを送り、タッグ継続を口にした。

 今成と大谷は7月5日、ZERO1の東京・新木場1stRINGで行われた「第17回天下一ジュニアトーナメント2020」1回戦で対戦。20分時間切れとなった後の延長戦(2カウントフォールルール)で今成が大谷を下す大金星を挙げた。

 闘いを通して、今成を認めた大谷は8月2日の後楽園大会(ZERO1)で8人タッグながら初めて組んで、試合後にはタッグ結成をアピール。同27日の新木場大会では、初の純粋タッグを組み、岩崎永遠、佐藤嗣崇組が保持するNWAインターコンチネンタルタッグ王座に挑むも敗れている。

 それ以来、2度目の純粋タッグが今成のホームであるガンプロの後楽園大会のメインで実現。対戦相手の石井、入江は実績があるだけに、厳しい闘いとなったが、今成は必死のエルボー、テーズプレス、バックドロップなどで食い下がった。25分過ぎ、今成はデスバレーボム、ヒザ蹴りで石井を追い込むもカウントは2。入江が強烈なラリアットを今成に見舞うと、石井がタイガースープレックス、ハイキック、ニールキックをたたき込んで3カウントを奪取。ホットジャパンは後楽園のメインを白星で飾ることはできなかった。

 大谷は「夢人! 一生懸命やって、何回倒されても、何回も立ち向かって、『情けない』と思ってるのか? オマエの試合で勇気を持った人がたくさんいるんだ。立ち上がるオマエを見て、『明日からがんばろう』。そう思った人がたくさんいる。プロレスは立ち上がることで勇気を与えるんだ。俺はやられても立ち上がる夢人を誇りに思う。負けて負けて、負け続けたヤツがトップを取る。俺が証明してやる」とエールを送った。

 今成は「自分が弱いことで、いろんな人に甘えて。もっと立ち上がります。晋さんとタッグを組んでメインをやって、自分に何が足りないのかいっぱいあると思う。僕に終わりはないので、何度でも立ち上がらせてください。こんなコロナの状況でガンプロの興行に来てくれてありがとうございます」と涙のマイク。

 バックステージで大谷は「何、下向いてるんだ。弱いことは財産だろ。もっと強くなれるんだから。未熟なことは財産だ。もっと強くなれる。俺がそばに付いてるんだから。コイツと付き合っていくと思います。やるぞ、夢人! ウチの団体でもチャンスつくるから。こんな熱いところに連れてきてもらって、オマエが嫌がってもまた来るからな」と今成とのタッグ継続を明言。

 負けた悔しさから、何度も「クソー!」と叫んだ今成は「今日が一番情けない。かっこ悪いところ見せて。ゼロから始めます。悔しいですね。今まで何を取り組んできたのか、わからない。ドン底に落ちました。這い上がれるのか。大谷さんに甘えずにいけるのか。自分が奮起するのか。自分次第」とやり直しを誓っていた。

 一方、勝った入江は「結果として当たり前。二人が組んで。あのチーム、大谷晋二郎だけ。夢人は、大谷にかわいがられて上がってきただけ。後楽園のメインには上がれない。どこかメインに立ちたいんだったら、ただ泣いてよだれ垂らすだけじゃなく、もっと経験して、強くなって、僕たちの前に立ってほしい」と辛らつ発言。

 石井は「今成さんも、そろそろ周りの期待してる人たちの気持ちに応えてほしい。がんばってるだけじゃダメだと思うんで。大谷さんと闘えたことは、すごくよかった。ここ最近、自分のなかでモヤモヤしたものがあったんですけど、久々に試合してみて、お客さんの前に立つという部分ではハッピーな気持ちです」とコメントした。

 また、セミファイナルではガンプロのエース、大家健が元ZERO1の日高郁人(ショーンキャプチャー)と対戦。奮闘した大家だが、日高の野良犬ハイキック連打で、惜しくも敗退。試合後に大家は「悔しい。勝ちたい。絶対やめんじゃねぇ。俺も絶対やめない。テメエを倒すまで、絶対リングを降りない!」とアピール。日高は「ガンプロのリングで闘い続ける」と応じていた。

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