“過激な仕掛け人”の座を狙う松本都が元UFC戦士に敗北も新間寿とのシングルマッチを熱望!「新間会長はラスボス」

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 26日、無観客試合にて開催のリアルジャパンプロレス『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.6』で松本都がプロデュースする2度目の女子プロレスマッチが行われた。

 松本都は杉本彩が社長を務めるオフィス彩所属のアイドルでありながら2008年にアイスリボンでプロレスラーデビュー。その後事務所を飛び出し、ポニーキャニオン所属のアイドルグループ『ブラックDPG』として活動も行いながら、葛西純とのタッグチームではベルトも奪取しプロレス団体『崖のふちプロレス』旗揚げも行うなどプロレスラーとしても活躍。崖のふちプロレス自体は2016年6月に解散しアイスリボンに出戻りしていた。
 2017年には突如出家し『新興宗教崖のふち教』の設立を唱え、『宗教法人マラヤ』と宗教戦争。戦争が終結すると、今度は「ラッパーになる!」と宣言し、サイプレス上野やノリ・ダ・ファンキーシビレサスを巻き込んだフリースタイルラップバトルをプロデュース。その後プロデュースアイドル『GEKOKU娘 Fromアイスリボン』を誕生させCDデビューを行うなど、活動が多岐にわたっていた。
 昨今ではデスマッチに傾倒し、頭に竹串を突き刺し背中に画鋲が突き刺さった試合画像に世界中のプロレスラーやプロレスファンがSNSなどで反応。昨年7月にはアイスリボンからの独立と起業を宣言し、DDTプロレス&プロレスリングNOAHの社長である高木三四郎が事業譲渡を受ける形で崖のふち女子プロレスが再開。さらにコロナ禍に揺れるプロレス界に於いてYouTubeチャンネルを開設し葛西純とタッグを組んで呂布カルマとラップバトルで対戦、世界初の『無人プロレス』の開催など数々の奇行と伝説を為してきた人間だ。

 こうしたプロデュース能力に長けた都は、初代タイガーマスクこと佐山サトルが旗揚げしたリアルジャパンプロレスが今年3月に行った15周年記念大会で団体史上初の女子プロレスが開催されることになるとプロデューサーに就任。前回3月大会では、朱里&安納サオリvs松本都&彩羽匠という豪華カードを実現させ、大きな話題を呼んでいた。

 さらに都は、試合前の記者会見にてリアルジャパンの会長を務める85歳の“過激な仕掛け人”新間寿とのシングルマッチを要求。「私がもし勝たせていただいたら“過激な仕掛け人”というキャッチフレーズを譲っていただきたいです!」という野望をぶち上げ、その実現に向けた第一歩としてこの日の試合には並々ならぬ覚悟で臨んだ。

 この日は、朱里&尾崎妹加vs松本都&優宇のタッグマッチが行われ、優宇、妹加と業界屈指のパワーファイターが初参戦。
 高校時代ウエイトリフティングで全国大会を3度制覇し日本代表選手としてアジア大会に出場した経験のある妹加と、柔道で国体・インターハイ出場経験も持ち現在は世界を股にかけた活躍を見せる優宇は互いに強く意識しあい、タックルやラリアットでぶつかり合う壮絶肉弾戦を見せる。
 一方、都は元UFCファイターという確かな実力を持つ朱里の鋭い蹴りや変幻自在の関節技に苦しめられるが、リアルジャパン参戦に向けて練習してきたタイガースピンなどトリッキーな動きを見せ、リバースタイガードライバー、シャイニング崖ザードと畳み掛けていくものの、トドメを狙ったところにカウンターで朱里のハイキックが側頭部に突き刺さり、最後は朱里がバズソーキックで都を沈めた。

 都は悔しさに顔を歪めて奇声を発しながらコメント会場に現れると、「ちょっと新間会長は?!新間会長ちょっと見てました?!(※このとき新間会長はリング上で挨拶を行っている)試合前に言われたの。『僕にかかってくるならこれくらいトレーニングしてるから同じくらい鍛えてこい』って言われたの!届いてるのよ!新間会長はラスボスですよ!その前に藤田選手とかカシン様とかちょっといい人いっぱいいるので青田刈りをしたいと思いますのでね!」と新間寿に向けた熱い思いを叫んだ。

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